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小さく「さよなら」 来月引退の711系電車にマーク

(02/18 07:00)

近文駅に進入する「さよなら」マークを付けた711系列車=17日午前

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 【旭川】1969年秋の旧国鉄函館線の電化以来、印象的な赤い車体で旭川市民らに親しまれた711系電車。来月13日の引退が近づき、最後の活躍の場となったJR函館線では17日から小さく「さよなら」マークが掲げられている。

 711系は国鉄が初の北海道専用電車として設計、製造。70年代にはディーゼル特急より速い急行「さちかぜ」として旭川―札幌間を結び、現在同区間を走る特急「スーパーカムイ」を含め、JR北海道のすべての電車の礎となった。

 旭川へのさよならマーク付き列車を、出勤前に近文駅ホームから撮影していた鉄道ファン(46)は、「小さいころからこの駅で眺めていた車両。引退は残念ですが、しっかりと記録し、お疲れさまと送り出したい」と話していた。

 旭川駅発着の711系はいずれも岩見沢駅とを結ぶ午前8時3分着、同8分発など普通列車6本。来月14日には旭川駅などでさよなら記念入場券(170円)が発売される。(伊丹恒)

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