佐久間茂
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階段を登り、部屋に入る。1月のままのカレンダー。苦笑してめくる。びりびりびり。コンビニのおでんを食べながら、ふと豆袋を手に取る。節分。最後にしたのはいつなのか?うーん。指を折るも止まらない。部屋の中を見る。うーん。ひょっとして鬼達はここにいるのかもなあ。苦笑しながらベランダを開ける。冷たい風。思えばこの窓を開けたのはいつだったろうか。袋を破ると外に豆を投げる)おにはーそと!ふくはーうち!(投げ終えてふと口元に笑いを浮かべる。この年で節分か。まったくどうかしている。ただ、どこか張りつめていた空気が、緩んだ気がする。寒い冬もあと少しだ。春が来る。そんな事すら忙しい毎日の中で塗りつぶされていた気がして) (2/17 22:12:03)