伊達直人:素顔で子どもの前に 高崎で卒業祝福
毎日新聞 2015年02月17日 15時00分(最終更新 02月17日 16時39分)
「伊達直人」の名で児童養護施設に善意のランドセルなどを届ける「タイガーマスク運動」の先駆けとなった40代男性が、群馬県内の施設を巣立つ子どもたちの前に素顔で登場し「生まれてきてくれてありがとう。元気に育ってくれてありがとう」と激励した。大勢の子どもたちに素顔で話したのは初めてという。【尾崎修二】
同県高崎市の新島学園短大で15日開かれた「エールを贈るコンサート」。県内の児童養護施設全8カ所の子どもや関係者計約130人が集まり、高校卒業と同時に施設から巣立つ16人を祝福した。
司会者に「伊達直人さんです」と紹介されて登壇した男性は「この先、寂しい思い、悲しい思い、つらい思いをすることがあると思う。でも、施設で出会った先生やスタッフが一生懸命、思ってくれていることを忘れないで」と呼びかけた。
普段、大勢の前では素顔を見せないが、今回は子どもたちに「施設を出ても独りぼっちではない」と直接伝えたかったという。
男性は2010年12月25日、前橋市の中央児童相談所にこっそりランドセル10個を届け、「タイガーマスク運動」の火付け役となった。現在、初代タイガーマスクの佐山聡さんと共に、施設の子どもたちを支援する「初代タイガーマスク基金」で活動している。