「自主自立」
北海道は、国の出先機関ではありません。国にお伺いを立てて、国の顔色を見ながら、国の姿勢に則って行うのは 地方自治ではないと私は常に考えております。ましてや、陳情する時代はもう終わったと考えているのです。国からの天下り官僚は、「国とのパイプ、国とのパイプ」と、まずその言葉を口にします。しかし、私は北海道の各市町村を回って、首長の皆様と語ってきてわかったことでありますが、国とのパイプはもうないということであります。国とのパイプがあるという事は、国にとって便利なパイプがあると言う事で有り、 北海道にとって良いパイプではないと、私は確信しております。
これは道内の首長の皆様方の考えもまったく同じ考えであります。北海道は原料供給基地、観光も安く買い叩かれ、東京(中央)に吸い取られている。それが国からの天下り官僚が言う「国とのパイプ」なんです。私は、地方自治、地方政府を意識して、この北海道の政策に取り組んでおります。 国の政策をアレンジすることが北海道の仕事ではありません。
この自治には、道民皆さんが協力することが必要であります。北海道の子どもたちのために、頑張っている若い人たちのために、そしてみんなの夢を実現するためにです。道民一人一人が自分の事として心をひとつにし、北海道づくりのことを共に考えましょう。
北海道には179の市町村があります。広域自治体である北海道庁がリーダーですが、大事なことはこの179市町村と、いかに心をひとつにしてタッグを組み、北海道の政策を進めていくべきだと思います。北海道を豊かに、いきいきとした場所につくりあげる為には、この179市町村の首長さんをはじめ、市民、町民、村民の皆さんと一緒に 頑張る事だと思います。
本当の自治は自主自立、ここにこの柱を常に意識した政策を、これから作って参ります。
「企画力」と「実行力」、プラス「腕力」
企画力はいろんな分野で必要だと思います。例えばひとつの分野で言いますと、北海道の観光客は皆さん「増えている、増えている」と実感しているかのようでありますが、現職の知事が就任した2003年からの11年間で、観光客が増えたのは50万人足らずであります。外国からの観光客は86万人増えましたが、道外(国内)からの観光客は36万人減っています。差し引きすると、50万人の増加です。
11年間と言う非常に長い期間を考えると、ほとんど横ばいであると言っていいでしょう。果たしてこの11年間、北海道は観光に力を入れてきたと言えるでしょうか? 私のプランは、観光客を4年で100万人増やすこと。そうすると、北海道の観光客の消費額は1000億円になります。(国内観光客の消費単価@70.000円・外国観光客の消費単価@122.000円で計算)
現在の観光予算は約6億5000万円しか使って来ていません。この6億5000万円だけではやはり足りないと感じています。予算を3倍程度(約20億円)に増額しようと考えております。この20億円の捻出については、「観光振興税」で増やします。1000億円の観光消費額ができるならば、20億円のお金をかけたとしても、消費額に対してたった2%相当です。
ではどうやって4年間で100万人の観光客を増やすか? 国内の旅行者に関しては、私が直接46都府県に赴き、観光宣伝マンとして北海道の魅力をPRして歩きます。すべての県に行き、多くの街を訪ね、北海道の魅力をアピールしてまいります。このままですと、国内の観光客は北海道にやってくるでしょうか。これが企画力、実行力です。
プラス腕力、これは霞ヶ関や中央官僚との話し合い、闘いであります。東京に行き、官僚などと話しをしていると、会った人間の多くが、「北海道は情けない」と言っています。「いつまで北海道はこの姿を続けるんだ」と、こういうこと聞かされ、私はまた奮い立ちました。北海道はこう生きるんだ。北海道はこのプランをやるんだ。国の政策をアレンジするのではないのです。北海道は、北海道独自のプランをやる、それに国が協力をしろと。やるなと言ったらケンカをする。このぐらいの気概がなくては北海道を豊かにすることはできないし、北海道を守ることはできないと思います。
私は命をかけてやります。企画力、実行力、腕力が、この11年間北海道にまったくと言っていいほどなかったものだと思っています。この三つの力がこれから必要になってきます。
「脱中央依存」
北海道の皆さんの、暮らしを守る、命を守る、そして未来をつくる。これは子どもたちの将来のためであります。命を守るということは、原発に依存しないというエネルギーの問題。そして、気がかりな幌延の高レベル放射性廃棄物処分場の問題。これは道条例で処分場にはしないと言うことになってますが、国はいま地方が手を挙げないならば、いろんな条件を勘案して、処分場のプランを出すと言っています。私はこの国の方針が、やがて幌延に最終処分場と言う事にならないか、心配であります。
私は幌延を最終処分場にするのは反対です。そう言う意味で命を守る、脱原発と考えておりますが、暮らしを守るということと、相反することになるかもしれないという部分が原発の再稼働の問題であります。
再稼働については、非常に悩ましい。つまり、北海道電力が会社の内部の工夫もせずに、再値上げという形をとり、そして再稼働をしないならば再々値上げということも言っております。再稼働したら、電気料金を下げると言っていますが、本当に下げられるのか?という心配もあります。処分まで含めた原発コストは決して安くないんだということは、皆さんいろんなデータでよくお分かりだと思いますけれども、本当に再稼働すると電気料金を下げることができるのか? 私は大変その辺についても疑念をいだいております。
電気料金の再値上げによって、どれほど私たち道民の暮らし、そして企業の皆さんが苦しんでいるか。その実態もよく私はわかっております。原発の再稼働については非常に悩ましいところでありまして、いろんな方々からいろんなアドバイスを受けております。企業家の皆さんからもいろんな話を聞いております。それらの様々な事柄を考え、私は再稼働については、国から再稼働を求められた場合は、道民の皆さんの意見をきちんと聞く。その方法として、道民投票を行う。そして、道民の代表である道議会議員の皆さんが、道民投票をもとに、真剣に議論をして決める。つまり、再稼働については道民の皆さんが決める。そういう形で望んでいきたいと思っております。
中央に依存しない、独自の北海道スタイルを作る。独自のスタイルは、民間の様な発想を取り入れ、「株式会社北海道」と言う概念を持ち合わせた運営を行う。道庁職員は大変優秀であります。私の知っている道庁職員の皆さんも大変に力のある、優秀な方です。優秀な行政マン、そこに民間の経営マンが加わることで、「株式会社北海道」は利益を生む地域になります。常にビジネスを考える北海道であります。北海道独自のスタイル、北海道スタンダードを作り上げたいと考えおります。