あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県釜石市 石戸谷武志さん」 2015.02.16


(テーマ音楽)岩手県釜石市で医薬品卸売会社の支店長をしていた…震災発生後市内の病院に薬を供給するため奔走しました。
あの日盛岡市の支店で激しい揺れに襲われた石戸谷さん。
家族や従業員の安否を確かめようと急いで釜石へ向かいます。
夜海から5キロほど内陸にある自宅に到着すると幸い家族は無事でした。
翌朝石戸谷さんが撮影した映像です。
海沿いの市街地に行くと町並みは一変していました。
港にあった支店は津波で全壊していました。
従業員は全員避難して無事でしたが支店にあった医薬品は津波に流されていました。
真っ先に心配したのがけが人や病気の人が大勢いる病院の事でした。
医薬品を納めている病院の様子を見に行くと被災しながらも診察を続けていました。
しかし薬不足は深刻でした。
中でも糖尿病患者に欠かせないインシュリンは底をつき危機的な状況でした。
インシュリンは温度が上がると使えなくなるため2度から8度程度に保つ必要があります。
薬局などにあった在庫は停電で温度管理ができず使えなくなっていたのです。
石戸谷さんは盛岡など内陸の支店を通して薬を手配します。
頭を悩ませたのは被災地への輸送でした。
盛岡市内のガソリンスタンドには燃料を求め客が殺到。
順番待ちの長い列が出来ていました。
更に沿岸には救急車や消防車以外通れない通行止め区間も多くありました。
そこで燃料を優先的に入手でき通行止め区間も通れる緊急通行車両の許可証を警察に申請しました。
こうして最初の薬が釜石に届いたのは3日後。
その後も石戸谷さんたちは必要な薬を病院に配り続けました。
平成24年10月。
石戸谷さんの支店は高台に再建されました。
温度管理が必要な医薬品をいつでも供給できるよう自家発電も備えました。
2015/02/16(月) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県釜石市 石戸谷武志さん」[字]

東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県釜石市で医療品卸売会社の支店長をしていた石戸谷武志さんは、店を津波で流されたが、市内の病院に薬を供給するために奔走した。

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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県釜石市で医療品卸売会社の支店長をしていた石戸谷武志さんは、店を津波で流されたが、市内の病院に薬を供給するために奔走した。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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