こんにちは。
きょうのラインナップです。
デンマークで起きた連続銃撃事件です。
警察に射殺された容疑者の男について、地元メディアは１５日、アラブ系の名前で、２週間前に刑務所から出所したばかりと報じています。
首都コペンハーゲンでは、表現の自由を巡る集会の会場や、ユダヤ教の礼拝所の前で銃撃事件が相次ぎ、２人が死亡しました。
最初に銃撃を受けた集会には、イスラム教の預言者の風刺画を描いた漫画家も出席していました。
警察は１５日、射殺された容疑者の男は、２２歳のデンマーク生まれで、武器の不法所持などの犯罪歴があったことを明らかにしました。
この男について、地元メディアは、オマル・エルフセインというアラブ系の名前だと特定して報じていますが、男がイスラム過激派組織と関係があるかなどについては、明らかになっていません。
また男は２年前に、地下鉄でナイフで男性を刺し、２週間ほど前に出所したばかりだったということです。
警察は男がフランスの連続テロ事件に触発された可能性があると見て、男の動機や背後に組織や協力者の存在がなかったかなどについて捜査しています。
この事件を受けて日本政府は、デンマークに滞在する人に対し、テロの標的となりやすい政府や軍、警察の施設、宗教施設などは可能なかぎり避けるなど、安全確保に注意するよう呼びかけています。
治安情勢が悪化しています。
イスラム教シーア派系の武装勢力が政権の掌握を宣言し、混乱が拡大している中東のイエメンで１５日、日本大使館が一時的に閉鎖されました。
イエメンでは去年からイスラム教シーア派系の武装勢力が、首都サヌアで実効支配を強め、今月６日には、政権掌握を宣言。
ハディ大統領が辞任する事態となりました。
さらにスンニ派勢力や国際テロ組織アルカイダ系のグループも、活動を活発化させるなど、混乱が拡大しています。
こうした中、現地の日本大使館は１５日、大使を含む５人の職員が国外退避し、大使館は一時的に閉鎖されました。
今後、当面はカタールの日本大使館で業務を続けるということです。
イエメンでは、すでにアメリカなど欧米や中東の国々も大使館を閉鎖しています。
去年１０月から１２月の実質のＧＤＰ・国内総生産です。
成長率は年率換算でプラス２．２％となりました。
３期ぶりのプラスです。
内閣府によりますと、去年１０月から１２月のＧＤＰ成長率は、実質で前の３か月と比べて、０．６％のプラス。
年率に換算すると２．２％のプラスでした。
実質ＧＤＰは、消費税増税の影響を受け、前の期まで２期連続でマイナスでしたが、今回は３期ぶりのプラスとなりました。
しかし内訳を見ると、個人消費は０．３％プラス。
企業の設備投資も０．１％のプラスにとどまるなど、事前の民間の予測ほどの伸びはありませんでした。
消費マインドもかなり上がってきているようでありますから、将来に向けては期待が持てるんではないかと思っております。
甘利大臣はこのように述べ、ことしの春闘での賃上げが重要との認識を示しました。
国会ではきょう午後の衆議院本会議から、安倍総理大臣の施政方針演説に対する与野党の代表質問が始まります。
中継です。
中村さん。
民主党の岡田代表は、先月の代表就任後、初めてとなる安倍総理との直接対決で、格差問題などを追及する方針です。
主に格差問題、財政健全化に対して、また外交・安全保障政策等について、正面から安倍総理にただすことになっております。
民主党の岡田代表は、安倍政権が掲げる経済政策・アベノミクスの下で、格差が拡大しているとして、格差是正に向けた政府の取り組みを追及することにしています。
岡田氏周辺はなんといっても格差論争だ。
一丁目一番地だと意気込んでいます。
このほか、集団的自衛権の限定的な行使を可能とする安全保障法制や、戦後７０年にあたり、この夏に発表される談話について、総理の姿勢をただす考えです。
一方、維新の党の江田代表は、安倍総理が大改革と位置づける農協改革を、小手先の改革だなどと批判し、より抜本的な改革が必要だと訴えることにしています。
また、国会議員が率先して身を切る改革を行うべきだとして、歳費の３割カットなどを呼びかける方針です。
中継でした。
去年５月、福岡県北九州市で、歯科医師の男性が刃物で刺され、重傷を負った事件で、警察は、特定危険指定暴力団工藤会系の組幹部ら３人を逮捕し、さらにほかの６人も逮捕する方針です。
この事件は去年５月、北九州市小倉北区の駐車場で、歯科医師の男性が車から降りたところ、何者かに腹などを刃物で刺され、重傷を負ったものです。
この歯科医師の父親は、当時、地元漁協の組合長選挙の有力候補で、父親のもとには家族に危害を加える趣旨の脅迫状が届いていました。
警察は、港湾事業への介入を狙った工藤会の組織的な関与が強まったとして、きのう、組幹部ら３人を組織的な殺人未遂の疑いで逮捕するとともに、ほかの幹部ら６人についても、逮捕する方針です。
イスラム過激派組織イスラム国系のウェブサイトに１５日、リビアでエジプト人２１人を殺害したとする新たな映像が公開されました。
映像では、オレンジ色の服を着せられた男性たちが浜辺を歩かされたあと、黒い覆面の男たちに殺害される様子が映っています。
ロイター通信によりますと、男性たちはキリスト教徒の２１人のエジプト人で、場所はリビアの首都トリポリということです。
イスラム国がリビアで外国人を殺害する映像を公開したのは初めてと見られ、シリアやイラクに続き、リビアでも攻勢を強めつつあることをアピールするねらいがあるものと見られます。
一方、エジプトのシシ大統領は１５日、われわれには報復する権利があると述べ、報復攻撃の可能性を示唆しました。
停戦が発効したウクライナ東部では、依然として、一部の地域で予断を許さない状況が続いていますが、４か国の首脳は１５日、電話会談し、改めて全面的な停戦が必要との認識で一致しました。
ウクライナ東部の交通の要衝、デバリツェボでは、親ロシア派がおよそ６０００人の政府軍を包囲していると主張しています。
これに対し、ウクライナ政府側は支配地域を守るとしたうえで、ロシアが今も親ロシア派を支援していると批判しています。
こうした中、ウクライナ大統領府によりますと、ロシア、ウクライナ、フランス、ドイツの４か国の首脳が１５日、電話会談し、全面的な停戦が必要との認識で一致しました。
2015/02/16(月) 11:30〜11:45
読売テレビ１
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