ニュース 2015.02.16


こんにちは。
正午のニュースです。
去年10月から12月までのGDP・国内総生産は、個人消費で消費増税の影響が一巡しつつあることなどから、前の3か月間と比べ、実質でプラス0.6%、年率に換算してプラス2.2%となり、3期ぶりのプラスとなりました。
内閣府が発表した去年10月から12月までのGDPの伸び率の速報値は、物価の変動を除いた実質で、前の3か月と比べてプラス0.6%と、3期ぶりのプラスとなりました。
これを年率に換算しますと、プラス2.2%となり、消費増税の影響で、マイナス2.3%だった前の期から回復に転じた形となりました。
主な項目では、個人消費が消費増税前の駆け込み需要の反動減が一巡しつつあることから、0.3%のプラスとなりました。
設備投資も、企業業績の改善を背景に、プラス0.1%と、3期ぶりのプラスとなりましたが、住宅投資は消費増税の影響が続いているため、マイナス1.2%と、3期連続のマイナスとなりました。
一方、外需は円安などの影響でアメリカやアジア向けの輸出が増えたことから、GDPを0.2%押し上げました。
この結果、去年1年間のGDPの伸び率は、実質でプラス0.04%となり、3年連続でプラスとなりました。
また物価の動きを示す去年1年間のGDPデフレーターは、消費税率を8%に引き上げた影響で、前の年と比べて、1.6%のプラスとなり、消費税率が5%に引き上げられた平成9年以来、17年ぶりのプラスとなりました。
去年10月から12月までのGDPの伸び率が、3期ぶりのプラスとなったことについて、甘利経済再生担当大臣は。
3期ぶりのプラスとなった今回のGDP。
そのおよそ6割を占める個人消費が2期連続で増加し、日本経済が消費増税の影響から立ち直り始めていることをうかがわせる内容となりました。
大きな要因は、円安と原油の値下がりです。
輸出関連を中心に大手企業で好調な決算が相次ぎ、雇用やボーナスの改善につながりました。
しかし個人消費の勢いはまだ弱く、その水準も消費増税前には戻っていません。
さらに景気の回復も、地方や中小企業にまで行き渡っていないうえ、円安なども業種によっては重い負担となっています。
日本経済が力強さを取り戻すには、企業が競争力を高めるとともに、賃上げの動きが一段と広まって、経済の好循環を実現させることが不可欠で、これから本格化する春闘で、大きな正念場を迎えることになります。
デンマークで表現の自由を訴える集会などが、武装した男に相次いで襲撃され、2人が死亡した事件で、射殺された容疑者の男は、デンマーク生まれの22歳で、地元メディアは、容疑者が過去に凶器で人を刺した罪で刑務所に服役し、2週間前に出所したばかりだったと伝えています。
デンマークの首都コペンハーゲンでは、14日、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いた画家が参加していた、表現の自由を訴える集会が武装した男に襲撃されたのに続いて、15日、ユダヤ教の礼拝所が銃撃され、2つの事件で男性2人が死亡し、警察官5人がけがをしました。
警察は、15日早朝、監視カメラに映っていた犯人と特徴が似た男をコペンハーゲン市内で発見し、銃撃戦の末、射殺しました。
この男は、過去に暴行や武器の不法所持などの犯罪歴があるデンマーク生まれの22歳で、警察は、2つの事件の容疑者だとしています。
警察は容疑者の名前を明らかにしていませんが、デンマークの国営放送は、弁護士の話として、容疑者の名前は、オマル・フセインで、おととし、19歳の男性をナイフで刺した罪で刑務所に服役し、2週間前に出所したばかりだったと伝えました。
容疑者を巡っては、15日に記者会見した情報機関のトップが、イラクやシリアなど、紛争地に渡航したという情報は今のところないが、今後の捜査の中心となると述べていて、イスラム過激派組織との接点がなかったかなどを調べる方針です。
菅官房長官は次のように述べました。
その上で、外務省はこの事案が発生して速やかに、海外安全ホームページ上で渡航情報を出すとともに、デンマークの日本大使館から在留邦人に対して、メールを出して注意喚起に努めていると述べました。
ここで今入ってきたニュースです。
警視庁や東京消防庁によりますと、きょう午前11時過ぎ、東京・江戸川区の首都高速道路7号小松川線で、塗装工事中の足場から火が出ました。
NHKのヘリコプターからの映像では、高速道路の高架の側面から煙が上がり、黒くこげているような様子が見えます。
さらにその奥には、一部に炎も見ることができました。
現在、消火活動が行われていますが、これまでに逃げ遅れた作業員2人が救助されましたが、やけどをしていて病院に運ばれました。
このうち1人は意識がはっきりしているということです。
さらに作業員2人が逃げ遅れているという情報もあり、東京消防庁で確認を急いでいます。
この火事で首都高速道路7号小松川線は、現場付近で上下線が通行止めとなっています。
次です。
北海道の女満別空港では、暴風雪のため、乗客など170人が足止めされて一夜を明かしましたが、きょう午前、航空会社が手配した飛行機で多くの人が羽田に向かい、18時間余りに及んだ足止めは解消されました。
北海道の女満別空港ではきのう、暴風雪の影響で、羽田行きの便が欠航になったうえ、空港周辺の道路が通行止めになったため、乗客やビルの職員などおよそ170人が移動できなくなり、ロビーなどで一夜を過ごしました。
乗客の多くは、午前10時前、日本航空が緊急に手配した飛行機で羽田に向かいました。
その後、空港周辺の道路の通行止めも解除されたため、足止めは18時間余りで解消されました。
北海道東部を中心に、夕方にかけて風の強い状態が続く見通しです。
地元の気象台は、吹雪や吹きだまりによる交通への影響などに注意するよう呼びかけています。
きょう未明、豪雪地帯として知られる、新潟県津南町の山すそにある旅館の裏手で雪崩が起き、旅館に流れ込みました。
宿泊客2人と従業員3人にけがはなく、警察や消防が状況を確認しています。
きょう午前1時半ごろ、新潟県津南町の山すそにある旅館、渓泉荘の従業員から、裏山で雪崩が起きたと消防に連絡が入りました。
当時、旅館には東京から来た夫婦2人と、従業員3人がいましたが、いずれもけがはありませんでした。
警察の調べによりますと、雪崩は高さおよそ50メートル、幅十数メートルにわたって起きたと見られ、木造2階建ての渓泉荘の1階の調理室付近に流れ込み、壁の一部が壊れ、窓が割れていたということです。
津南町は豪雪地帯として知られ、新潟地方気象台によりますと、きょう午前1時の積雪は、3メートル41センチと、平年のおよそ1.5倍に達していました。
警察と消防では、裏山などを調べて雪崩が起きた状況を確認しています。
各地で積雪が平年を上回っています。
気象庁によりますと、この冬は上空の寒気や冬型の気圧配置の影響で、日本海側を中心に雪の日が多く、北日本や関東甲信、北陸、それに中国地方などでは、山沿いなど、標高の高い地域を中心に、積雪が平年のおよそ1.5倍から3倍近くになっています。
これから春先にかけて、気温の変化が大きくなるため、気象庁は、雪崩や屋根からの落雪などに十分注意するよう呼びかけています。
テニスの錦織圭選手が、アメリカで開かれたツアー大会で3連覇を果たし、今シーズン初勝利を挙げました。
世界5位の錦織。
すべて逆転勝ちと苦しみながら、決勝に進みました。
世界15位のアンダーソンは、強力なサーブで押してきます。
しかし錦織は、序盤から試合に入れたと、得意のリターンで対抗。
今大会初めて第1セットを奪います。
第2セットは錦織のペース。
錦織らしい多彩なショットがさえます。
錦織は大会3連覇でツアー通算8勝目です。
オウム真理教の元信者、高橋克也被告の裁判員裁判で、地下鉄サリン事件に関わった死刑囚の尋問がきょうから始まり、実行役の一人、広瀬健一死刑囚が事件の2日前、教団幹部から尊師の指示だとして、サリンを地下鉄にまくよう言われたと証言しました。
高橋克也被告は、地下鉄サリン事件で、実行役を駅まで車で送り迎えしたとして、殺人などの罪に問われていますが、サリンをまくとは知らなかったと無罪を主張しています。
裁判はきょうから、地下鉄サリン事件に関わった死刑囚の尋問が始まり、丸の内線の車内にサリンをまいた広瀬健一死刑囚が証言しました。
遮蔽板が設けられた法廷の中で、広瀬死刑囚は、事件の2日前、教団幹部から、地下鉄でサリンをまく。
強制捜査の矛先をそらす。
それが尊師の指示だと言われたと話し、麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚の指示による犯行だったと証言しました。
さらに指示を受けて実行役などが集まり、地下鉄の路線図を見ながらサリンをまく路線を決め、役割分担はあみだくじで決めたと証言しました。
裁判では、サリンの製造や散布に関わった6人の死刑囚の尋問がきょう以降、連日行われる予定です。
生字幕放送でお伝えします2015/02/16(月) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
ニュース[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合

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