5分で分かる「花燃ゆ」 第7回「放たれる寅」 2015.02.16


(梅太郎)これは?
(寅次郎)私が書きました。
「福堂策」です。
獄の中の寅次郎は牢獄を罪人の更生施設へと変える画期的な策をまとめます。
しかし…。
(文)これをどなたかに託されるんですか?いや。
これはこのまま我が家に留め置く。
罪人が政に意見するなど許されんからじゃ。
文は寅次郎のために行動を起こします。
兄上が記しました。
よろしければご意見をお聞かせ下さい。
(桂)志ある者たちの登用はこれからの日本のためでござる。
何とぞ水戸のご老公からのお口添えを。
何とぞ!
(敬親)水戸が?
(周布)吉田寅次郎の処分が重すぎるのではないかと。
毛利家はご公儀に対し何か含むところがあるのかと。
何を申すか。
国禁を犯した者をそのままにしては家中に示しがつかん。
そう思い決断したまでの事。
(伊之助)寅次郎を獄から出す…?
(椋梨)このようなものが出回り獄から出すのはますます難しゅうなった。
この策に託された考えこそ広く日本に向け我が長州の名を知らしめす力足りえるものと信じるものにございます。
(椋梨)ならば教えよう。
己の望みを成し遂げるにはさまざまな手だてがある。
強き者につくもその一つ。
伊之助は苦渋の選択を迫られます。
そして梅太郎が城に呼び出されます。
殿!殿様の御用とは何だったんですか?「寅次郎を獄から出す」と。
アハハ!アハハ!ところが寅次郎は…。
私はこのままで構いません。
私がここを出てしまっては肝心の論がただの絵空事になってしまう。
私はここで紙の上の文字ではない生きた言葉と人を学びました。
これからもそれを全うしとうございます。
一方伊之助は…。
このたびは兄寅次郎の出獄について格別のご配慮を賜りまことに…。
(椋梨)堅苦しい挨拶などよい。
お主はこれから鞘になれ。
吉田寅次郎という刀のな。
寅次郎を見張れ。
出獄を拒み続ける寅次郎。
その様子を見ていた獄囚たちは句会を計画します。
(井上)「見送ればなほ陰寒し梅もどき」。
(弘中)「一とせの夢か別れの寒さかな」。
(吉村)もうお分かりであろう。
本日はそれぞれが別れの句を作り申した。
しかし私はここを出ていくつもりはありませぬ。
あなたは大切な事をお忘れじゃ。
(大深)獄囚が真に更生したかどうかは獄を出らんにゃ分からんという事じゃ。
後の事は我々が。
方々…。
寅次郎は野山獄から去る決心をします。
これからどうする?本も読みたい。
意見も述べたい。
魂はどこへでも行ける。
蟄居なんぞ何の妨げにもならん。
たった今獄から出たというのに。
いややる。
私はやる。
21回やる。
21回?猛々しい事をか。
すでに3つなしたからあと18回じゃ。
二十一回猛士か。
どこまでも行くがよい。
誰か!
(靖)はっきりと申し上げたらよかろう。
罪人の塾で学ぶ事などないと。
お前にはかなわん。
高杉晋作と申す。
小田村寝返ったっちゅう事か!?斬られる!斬られる!止めて下さい!出てこい!吉田寅次郎!やめて!2015/02/16(月) 00:50〜00:57
NHK総合1・神戸
5分で分かる「花燃ゆ」 第7回「放たれる寅」[字]

寅次郎(伊勢谷友介)の働きかけで、囚人たちは希望を取り戻し、野山獄の雰囲気は変わりつつあった。一方で文(井上真央)は兄を獄から救い出したいと考え、奔走する。

詳細情報
番組内容
寅次郎(伊勢谷友介)が学びの場を作ったことで、囚人たちは希望を取り戻し、野山獄の雰囲気は変わりつつあった。一方で文(井上真央)は、兄を獄から救い出したいと考えていた。しかしその術を知らない文は、女囚の高須久子(井川遥)に相談し、助言をもらうと、あるものを伊之助(大沢たかお)に託す。文の思いと寅次郎の存在の大きさを改めて知った伊之助は、寅次郎の赦免のために奔走する。しかしそれは大きな波紋を呼んで…。
出演者
【出演】井上真央,大沢たかお,伊勢谷友介,原田泰造,優香,檀ふみ,長塚京三,井川遥,本田博太郎,田中要次,内藤剛志,石丸幹二,北大路欣也,久保田磨希,若村麻由美,津田寛治,奥田瑛二,【語り】池田秀一
原作・脚本
【脚本】宮村優子

ジャンル :
ドラマ – 時代劇
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz

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