関西ニュース

【判決】大阪市入れ墨調査訴訟 2件目も原告勝訴

2/16 19:17

大阪市の入れ墨調査を拒否し、戒告処分を受けた看護師が処分の取り消しを求めた裁判で、大阪地裁は、調査は違法とし、処分取り消しを命じました。

十三市民病院の看護師・森厚子さん(58)は、大阪市が3年前に実施した入れ墨調査の回答を拒否し、戒告処分を受けました。森さんは、処分は不当だとして取り消しなどを求め裁判を起こしていました。16日の判決で大阪地裁は、入れ墨調査について、「『差別の原因になりうる個人情報は集めない』とする市の条例に違反し違法」と認定。市に対し、戒告処分の取り消しを命じました。原告の森厚子さんは、「(入れ墨調査は)絶対おかしいと思った。協力できないと思った。(調査が)おかしいと認められてよかった」と話しています。司法が入れ墨調査の違法性を認めたのは2件目です。大阪市は、「判決の詳細を見た上で対応を検討する」とコメントしています。

前のニュース