ひるブラ「ようこそ!マッサン☆モデルの舞台へ〜北海道・余市町〜」 2015.02.11


生字幕放送でお伝えします♪〜
ここは、古い石造りのお城…ではなくて北海道余市町にあるウイスキーの蒸留所なんです。
放送中の連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなっている竹鶴政孝さんがスコットランドで学んだ技術を生かして取り入れて昭和9年に造ったウイスキーの蒸留所です。
まるで物語の世界に入り込んだ気分になりますね。
スタジオの塚地さん。
いかがですか?
すごい!なんか分かんないけどおいしそうですね。
ケーキに見えてきた。
石造りの建物が並んでいますこちら、ウイスキーの蒸留所。
この建物の9棟は国の文化財に登録されているという非常に歴史的価値の高い場所なんです。
8棟じゃなく9棟が。
きょうの主役を足立さん紹介しましょうか。
今回はこちら竹鶴政孝さんとリタさん夫婦ゆかりの蒸留所から夫婦の貴重な品々やエピソードをご紹介しながらお二人の素顔を浮き彫りにしていきたいと思います。
ドラマのモデルとなったこの2人が暮らしていた自宅がこの敷地内に保存されています。
ふだんは入ることができない場所なんですがカメラと一緒にご紹介していきますのでどうぞ、お楽しみに。
そもそも、竹鶴さんが、なぜこの地、余市町にウイスキーの蒸留所を造ったのかなんですがこの余市がウイスキー造りに適した場所だったからなんですね。
札幌から車で1時間半ほどのところにあります北海道余市町です。
寒冷な北海道にありながら冬は比較的、温暖でまた、夏は涼しく適度な湿度もあるということで非常にウイスキー造りに適しているんだそうです。
豊富な余市川の水もあります。
また、さらに竹鶴さんがこの地域に豊富なあるものに目をつけたからこの場所にウイスキーの蒸留所を造ったんです。
そのあるものというのが…。
ピートと呼ばれるものなんです。
湿地帯などで長い年月植物が堆積して作られたものなんですね。
これ、植物が泥の炭化したもので泥炭化したものなんです。
こちらウイスキーの原料となる麦芽をピートでいぶすことで香りをつけていくんですよ。
これ、またおいしそうですね。
黒糖みたい。
食べ物ではないんですよ。
食べ物に見えますが、これで麦芽をいぶすことでウイスキー独特の風味がつくということなんです。
ウイスキー造りには欠かせないものなんですね。
その作業が、われわれのすぐ横にありますこの建物でふだん行われるそうです。
今、この時期は行われていないんですが建物の上、赤い三角屋根の部分が煙突になってまして今、お見せしたピートでいぶされた煙がここから出てくるんだそうです。
昭和9年に造られた蒸留所が現在も稼働中ということなんです。
ここでウイスキー造りが行われています。
また、きょうは祝日ということもあってたくさんの観光客の皆さんがいらっしゃってます。
まず向かうのがウイスキーのもととなる液体を作る蒸留棟といわれるところでウイスキー造りのいわば心臓部っていう感じの大事な場所に潜入したいと思います。
中に入っていくとまず見えてくるのがこちら、ひょうたんの形をしてるんですがポットスチルと呼ばれるものでこれ、蒸留釜なんですね。
高さは4mほどで7基、並んでいます。
この中で蒸留をしてウイスキーのもととなる原酒を造るんです。
燃料を入れる場所がこの下の、この穴です。
燃料は何を使うかというと石炭なんです。
世界中にウイスキーの蒸留所あるんですが石炭だけで蒸留を行ってるのはほとんどここだけだということです。
ごはんのおこげにも似た独特の風合いがつくんですって石炭を使うと。
ここでとっておきのもの…。
蒸留所から興味深いものをお預かりしてきました。
これ、竹鶴政孝さんがスコットランドで記したノートのレプリカなんですけど中を見てみますと、直筆でイラスト入りで細かく説明が書かれているんですね。
これ、マッサンが書いてるんですか?
スコットランドに留学中に…。
製造方法から。
クイズを出したいと思います。
この本場の技術に学んで造られた蒸留所なんですけど実はスコットランドにはない特徴があるんですね。
ここの蒸留所だけの特徴が見えている映像の中にあります。
ここにしかないっていうことですよね…。
スコットランドと同じ技術で造られてるんですがここにしかないもの今、見えてる中にあります。
しめ縄。
上のところにある…。
当てちゃいましたね。
これで日本の心をちゃんと入れているという。
説明いらないですね。
実際、答えはしめ縄で正解なんですが、神聖な気持ちで酒造りに打ち込むという広島にある政孝さんのご実家の酒造りの伝統を受け継いでしめ縄をつけているんです。
造り酒屋の息子さんですもんね。
そういう特徴があるんですね。
本場の技術を持ち込みながら竹鶴さん独自のアイデアも豊富に取り込んだそういう蒸留所であるということなんですね。
たくさんきょうもいらっしゃってます。
ドラマ「マッサン」の人気も手伝って去年のこちらの来場者が46万人。
前の年の1.6倍に増えたそうです。
ことしに入って、ドラマの舞台がここ余市になりましたのでもっと人気が出て、ことしは増えるんじゃないかといわれてますよ。
これから、われわれが向かうのは竹鶴さんの人となり人柄がしのばれる場所ということで。
昭和51年まで事務所として使われていた建物なんですが竹鶴さんが会長を退くまで会長室として使われていた建物。
一般の方はふだんこの中に入ることはできないんですがきょうは特別に、われわれ許可をいただいてますので中、ご紹介していきましょう。
ここは応接セットがあってここで商談なんかもしたんでしょう。
まず目につくのがこの暖炉。
その上には竹鶴さんの肖像写真が掲げられているんですが。
ちょっと3Dっぽく見えるんですけど立派なひげがあって貫禄のある表情。
なんか、社員一人一人に大きな声で気さくに語りかけて社員を家族のように大切にする方だったといわれてるんです。
非常に声の大きいちょっと豪快なキャラだったそうです。
この竹鶴さんがこの部屋のどこにいつもいたかというと…。
実際に使われていた会長の机なんですが引き出しを失礼させていただきます。
こちらに、見てください。
囲碁の本が出てきました。
竹鶴政孝さんは囲碁を打つのが趣味だったんですって。
余市町といいますと宇宙飛行士の毛利衛さんの出身地として知られていますが毛利さんのお父さんとお友達でよく一緒に囲碁を打っていたそうです。
また、スポーツもよく楽しんでいたそうなんです。
こちら、見てください。
テニスコートでの集合写真なんですけど。
工場の敷地内にテニスコートを造って社員とゲームを楽しむこともあったんです。
非常にテニスがお好きで工場の皆さんと一緒にプレーしていたそうです。
豪快な写真もう一枚、ご紹介しましょう。
ひぐまを撃っちゃった。
熊撃ちの写真です。
それは、熊自体も倒れてるというか生きてはないですよね?
これは竹鶴さんが撃った熊の写真です。
今、襲いかかられてるわけじゃなくてね。
そういう決定的瞬間ではないです。
大丈夫ですよ。
本当に豪快な気質をお持ちだったということが、しのばれます。
そんな竹鶴さんなんですが妻・リタさんと竹鶴さんは日本とスコットランドの文化交流のきっかけにもなっています。
ご紹介しましょう。
余市パイピングソサエティの皆さんです。
皆さんは、リタさんの出身の町と余市町が姉妹都市提携をしたときに昭和63年、それを記念して♪〜結成されました。
町のイベントなどで演奏活動しています。
きょうは生で演奏してくださるということで一曲、お願いします。
♪〜
いかがですか、塚地さん。
すごい。
本当にスコットランドに来たような気持ちになりますよ。
スコットランドの音色ですよね。
肺活量がいる感じでしたね。
ふって一気にいってましたから。
おっしゃるとおりです。
結構ね、これ息を使うみたいですね。
余市パイピングソサエティの皆さんありがとうございます。
塚地さん。
こちら、私がこれから向かうのはご夫婦の深い絆を感じさせる場所なんですがこちらをご覧ください。
こちらに見えるのがご夫婦が実際に余市町内で暮らしていた住宅がこの敷地内に移築されて大切に保存されているんですね。
和洋折衷のデザインになっていてこちらも国の文化財に登録されている夫婦の絆が詰まったものってなっているんですが歩いていくと見えるのがアーチ形の玄関のデザインなんですね。
こちら、実はスコットランドにあったリタさんのご実家のデザインをモデルに建設されて政孝さんがリタさんが寂しい思いをしないようにということで実家からモデルにこういうふうにして造ったんですよ。
見たら故郷を思い出すようにとマッサンが。
格好いいな、マッサン。
そういう男性に憧れます。
実際に中に入ってみますと玄関はすごい和の要素があるんですが中に入ってみますとちょっと洋風になるんですよ。
天井も高くてその先に見えるのがステンドグラスなんですよ。
おしゃれですよね。
実際、今のここはホールとして展示スペースになってるんですけど。
和洋折衷の玄関ホールということで一般のお客様もここまでは見学ができるんですがきょうは、さらにこの奥のふだんは一般公開してないところにお邪魔させていただきます。
扉の向こう。
この先に2人の居住スペース居間があるということで…。
いってきます。
中は暖房がついていませんので失礼ながら上着を着たままお伝えさせていただきますが。
リビングです。
天井も高くて広いんですよ。
リタさんが170cmぐらいの身長があったということでここもゆっくりと使えそうな。
当時の建物としてはかなり天井が高いですよね。
リビング応接セットがありますがこの中にも竹鶴さんの専用席があったということで映っている、このソファーがそうなんです。
お写真もあります。
こういう感じで。
威厳のある…。
いちいち、写真に存在感が強いです。
政孝さんは、ここでゆっくりとのんびりとされてリタさんのほうはこちらでピアノを弾いていたんです。
リタさんの写真なんですけど表情がすごいやわらかくてご夫婦のゆっくりした時間が流れていたんだなって分かりますよね。
誰が撮ったんでしょう。
マッサンが撮ったのかな?
どうなんですかね。
誰が撮ったんでしょう。
ここにいるスタッフには分からないようです。
すいません。
確認ができたら…。
そして、こちら楽譜があるんですけどこちらは、スコットランドの民謡「オールド・ラング・サイン」という曲で日本名でいうと「蛍の光」なんです。
ドラマ「マッサン」の中でもたびたび登場してますね。
スコットランドの民謡なんですけどこれでリタさんはピアノを弾いていたということなのでちょっと私も特別に許可を得てるのでピアノを弾いてみたいと思います。
♪〜
(「蛍の光」)♪〜
(「蛍の光」)
緊張しました。
リタさんがそのようにピアノを弾く横で竹鶴さんがウイスキーグラスを傾けながらくつろいでいるっていう図もあったでしょうね。
竹鶴さん、ウイスキー大好きで一日に、ひと瓶空けていたそうです。
そんなくつろぎの空間だったわけです。
さらに、この奥にももう一部屋ありましてそちらにも竹鶴さんとリタさんの絆を示すものがあるということなのでご紹介しましょう。
リタさんは、ずいぶん当時苦労も多かったようですね。
戦時中に特高にスパイと間違えられるスパイ疑惑をかけられて監視がついていたりとかあったんですよね。
こちら、やってきたのは竹鶴さんとリタさんが寝室として使っていたお部屋。
今、テーブルが置いてあります。
ここで、2人の絆を示すものが。
こちら、たくさん英語の本がずらっと並んでいるんですがリタさんは読書好きだったんです。
リタさんの心を癒やした品物というのがこの英語で書かれた本なんですけど政孝さんからプレゼントされたんですよ。
見てほしいものがありまして一冊、手に取らせていただくんですけどこのページに「ToMyOwnEverLovingWifeRITA…」永遠の愛を誓った最愛の妻・リタへと政孝さんの手書きのメッセージが添えられているんですよ。
なかなかできないよ。
当時の日本人男性ですよしかも。
本当に、これがリタさんの心の支えになったんだろうなって感じがしますよね。
毎年、お誕生日のたびに一冊ずつメッセージを添えて贈っていたそうです。
さらに、2人ゆかりのものがこちらにはそろっています。
例えば、こちら。
竹鶴さんとリタさんがこの大きな旅行かばんに物を一式入れて余市へ、やってきたわけです。
当時使っていた旅行かばん。
トランクスーツです。
コロコロなんてついてないですよね。
ついてないですよ。
ここに、マサタカ・タケツルのイニシャルが入ってます。
僕も一緒ですよ。
一緒ですよ、これ。
そこで盛り上げる必要はなかったですね。
さらに、もう一つ、ご紹介します。
クローゼットがありまして中を開けると当時お二人が着てらっしゃったお洋服がそのまま保存されているんです。
本物?
ええ、本物です。
リタさんの着ていた毛皮ですとか竹鶴さんの着ていらっしゃったジャケット。
仕立て屋さんに作ってもらっていたそうです。
リタさんは下ですがご自身の瞳が青かったので、お洋服も青のコーディネートを好んでいたそうです。
このように2人の暮らしぶりをしのばせるものがたくさん、こちらに。
こういうものも残ってるというのがすごいですよね。
特別に中入らせていただきましたが。
そのように当時の竹鶴さんとリタさんの絆がいろいろしのばれるんですが実は、リタさんの心の支えになっていたのは竹鶴さんの思いだけではなくほかにも支えとなる人たちがいたというのが最近、地元の大学の研究で分かってきました。
こちらの写真をご覧ください。
戦後まもなく撮影されたりんご狩りの様子なんですが、小樽や札幌で暮らしていた外国人女性の友達との写真なんです。
今でいうところの女子会といわれるものをされていた。
一番下の女性の頭の上にあるのは、りんごなの?
手に持ってるのがのってるように見えるわけです。
でも、女性ならではの男性の前では見せないようなリタさんの笑顔とかも見れた。
きっと似たような境遇でもしかしたら愚痴なんかも言っていたのかもしれません。
女子会といいますと、塚地さん欠かせないのがスイーツじゃないですか。
ということでリタさんのレパートリーの一つプディングケーキを再現してもらいました。
ピートかと思った!
今度はプディングケーキです。
リタさんが作っていたのと同じものです。
ブランデーをかけて。
そして、これに火をつけてアルコールを飛ばして…。
見えるかな、うっすらと青い炎が。
ついてますか?
お味を、お味を。
食べちゃいますね。
(美晴)やってみようかな離婚相談室。
ドラマ10「全力離婚相談」いよいよ後半戦へ
2015/02/11(水) 12:15〜12:40
NHK総合1・神戸
ひるブラ「ようこそ!マッサン☆モデルの舞台へ〜北海道・余市町〜」[字]

北海道余市はドラマ「マッサン」のモデルになった竹鶴夫妻が暮らした町。スコットランドの実家に似せて建てたという2人の家を特別にご紹介。当時の貴重なお宝を発見する!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】足立梨花,【コメンテーター】塚地武雅,【アナウンサー】高市佳明 〜北海道・余市町から中継〜
出演者
【ゲスト】足立梨花,【コメンテーター】塚地武雅,【アナウンサー】高市佳明

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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