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【東京五輪】馬術メーン会場、「馬事公苑」活用の方向 会場計画見直しで

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【東京五輪】
馬術メーン会場、「馬事公苑」活用の方向 会場計画見直しで

 国際オリンピック委員会(IOC)と2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が第3回事務折衝を終えた5日、組織委は馬術競技のメーン会場について、当初計画された仮設の「夢の島競技場」(江東区)から変更し、既存の馬事公苑(世田谷区)を活用する方向で検討することを明らかにした。

 既存施設の活用を最優先に掲げるIOCの意向に沿い、組織委が計画の見直しを進めていた。馬事公苑は1964年東京五輪でも馬場馬術の競技会場となった。2020年五輪では馬場馬術と障害馬術を実施する予定。

 組織委の森喜朗会長は会見で「歴史を持つ馬事公苑は、大事な日本のレガシーでもある。東京都や関係者と協議した上で、手続きを進めたい」と述べた。

 また、組織委は自転車競技の会場についても静岡県伊豆市の「伊豆ベロドローム」を活用する方向で検討する。当初は仮設の「有明ベロドローム」(江東区)で行う予定だった。体操会場となる仮設の「有明体操競技場」(江東区)は予定通りに建設し、大会後の有効活用について具体策を検討する。

 IOC調整委員会のコーツ委員長は今月の理事会で一部の会場計画が承認され、残りの会場計画についても4月の理事会で承認されるとの見通しを示した。

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