トップページBusinessニュース通貨スワップ終了 “背景に日韓関係悪化も”
ニュース詳細

通貨スワップ終了 “背景に日韓関係悪化も”
2月16日 18時25分

通貨スワップ終了 “背景に日韓関係悪化も”

日本と韓国が通貨スワップの協定を今月23日で終了することについて、韓国政府は経済の状況だけで決まったと説明していますが、多くの韓国メディアは、このところの日韓関係の悪化も背景にあるという見方を伝えています。

韓国の企画財政省の担当者は、記者団に対し「わが国の外貨準備は3600億ドルを超えるなど十分だ。通貨スワップ協定を延長するための交渉を積極的に行えば、逆に市場に不安を与える可能性もある」などと説明しています。
そのうえで「経済や金融の状況だけを踏まえて日本と協議した。政治的な要因は考慮していない」としています。
しかし、KBSテレビは「日本との関係が悪化して以降、通貨スワップは協定の期限が来ても延長しない形で規模を縮小してきた」と伝えています。
また、通信社の連合ニュースも「両国間の政治・外交面での対立が今回の決定の背景にある」としたうえで、「通貨スワップは安全装置であり、今、必要ではなくても、万が一に備えて規模が大きければ大きいほどよい。政治や外交の論理で終了するのは残念だと指摘する意見もある」と伝えています。

関連ニュース

このページの先頭へ