先ほど、ドイツのベルリン大聖堂で行われたミサの様子です。
先月31日、94歳で亡くなったドイツのワイツゼッカー元大統領の国葬が行われました。
つえを持っているのは、ポーランドのワレサ元大統領です。
そして同じ列には、オランダのベアトリクス前女王の姿があります。
イギリスのメージャー元首相の顔も見えます。
同じ時代を生きた、国内外の指導者などおよそ1400人が参列しました。
ドイツの大統領は政治的に中立。
実務的な権限は首相にありますが、ワイツゼッカー氏は、戦後の政治家の中でも、そのことばの力で世界に影響を与えた人物として知られています。
最も高く評価されているのが、この演説です。
第2次世界大戦終結40年に合わせ、議会で行われた荒れ野の40年という演説。
ユダヤ人の大量虐殺など、ナチスの過去の罪を直視し、被害を与えた国々との和解を進めるよう呼びかけました。
この考えは、歴史問題を巡るドイツ政府の指針ともなり、ポーランドなど周辺国との和解を進めるのに貢献しました。
国の進むべき道筋を、演説で伝えたのでした。
父親がナチス政権下の外交官で、みずからも第2次世界大戦に従軍した、ワイツゼッカー元大統領。
戦後、父親がユダヤ人の強制送還に関わったとして、裁判で罪に問われると、大学を休学し、弁護を助けました。
このとき、戦争中に何が行われていたのか知ったのです。
その後、西ベルリン市長などを経て、1984年、当時の西ドイツの大統領に就任しました。
1989年、ベルリンの壁が崩壊。
翌年にドイツが東西統一を果たすと、統一ドイツの初めての大統領に就任しました。
統一が成功するかどうかは、国民一人一人が心を開き、互いに助け合うことにかかっていると訴え、国民の融和を呼びかけました。
ドイツの良心を代表する存在として、国内外から尊敬を集めたワイツゼッカー氏。
若い世代に向けて、このようなメッセージも残していました。
こんばんは。
過去を直視すると、人間は戦争の凶器に染まってしまいやすい存在であることに気付く。
だからこそワイツゼッカー氏は、これからを担う人たちに、敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにと訴えたのではないでしょうか。
そのワイツゼッカー元大統領に、今の世界は、どのように映っていたでしょうか。
今、そのことばを、重く受け止めなくてはならない現実があります。
ウクライナ東部で激しい戦闘が続いています。
ウクライナとロシア、それにドイツとフランスの4か国が、停戦の実現を目指し、日本時間の今夜遅くにも、首脳会談を行うことになりました。
首脳会談にこぎ着けたこと自体は進展と言えますが、大国の思惑が複雑に絡み合い、停戦が実現するかどうかは依然、予断を許さない状況です。
ウクライナ情勢を巡り、ベラルーシの首都ミンスクで、10日夜に始まった協議。
ウクライナ政府と親ロシア派、それにロシアと、OSCE・ヨーロッパ安全保障協力機構の代表が出席しました。
この中で親ロシア派は、停戦に向けた独自の案を、ウクライナ政府側に提示して、協議は中断しました。
会場を後にする、ウクライナのクチマ元大統領と、ウクライナに駐在するロシアの大使。
別れ際、握手と抱擁を交わしましたが。
親ロシア派の幹部は。
こうした中、ロシア大統領府は11日、プーチン大統領がミンスクを訪れて、ウクライナと調停役のドイツとフランスの首脳と会談を行うと発表。
しかし、事前協議は中断したままで、停戦の実現に向けて合意できるか、予断を許さない状況です。
去年9月に、いったん停戦に合意した、ウクライナと親ロシア派。
その合意は守られないまま、ウクライナ東部では戦闘が続いています。
町に鳴り響く砲撃音。
住宅は、めちゃくちゃに壊されています。
10日、クラマトルスクでは政府軍の前線本部がロケット弾で攻撃され、地元行政府によりますと、市民を含む12人が死亡し、26人がけがをしました。
攻勢を強めることで、支配地域の拡大を図り、交渉を有利に進めたい構えの親ロシア派。
これに対して、ウクライナのポロシェンコ大統領は。
事態打開に向けて、政治的な解決を目指そうと、調停役に乗り出したのが、EUの大国ドイツとフランス。
ドイツのメルケル首相と、フランスのオランド大統領は5日、ウクライナを訪れて、ポロシェンコ大統領と会談。
その翌日には、親ロシア派の後ろ盾になっているロシアを訪れて、プーチン大統領と会談しました。
そして11日に、ベラルーシのミンスクで、4首脳による会談を開催することで合意し、実現を目指してきました。
4か国の首脳会談を前に、ロシアをけん制しているのがアメリカです。
オバマ大統領は9日、4か国の首脳会談で、停戦に向けた具体的な成果が得られなかった場合、制裁の強化など、ロシアへの圧力を強める方針を示しています。
10日、オバマ大統領とプーチン大統領は、電話で会談。
ロシア大統領府は、ウクライナ東部の状況を巡るロシアの立場と、停戦に向けたロシア側の提案を説明したとしたうえで、両国の立場を近づけるため、さまざまなレベルでの接触を図ることで合意したとしています。
一方、オバマ大統領は、親ロシア派を支援するため、軍の部隊や武器などを送り続けるなら、その代償は高くなるだろうと警告しました。
ウクライナの停戦は実現するのか。
国連によりますと、東部の戦闘による死者は、去年4月以降、5300人を超え、犠牲者は増え続けています。
過激派組織イスラム国が、またもさまざまな脅威を振りまいています。
関連が疑われるサイバー攻撃などが発生しています。
こうした中、アメリカのオバマ大統領は、イスラム国に拘束されていたと見られるアメリカ人女性が死亡したことを確認し、強く非難しました。
私はイスラム国。
アメリカの週刊誌、ニューズウィークのツイッターです。
10日、イスラム国との関連を主張する組織におよそ14分間、乗っ取られました。
さらに、アラーの許可の下、国防総省に対し、サイバーのジハードを続けるなどという書き込みが。
ミシェル・オバマ大統領夫人を脅迫する文言も記されていたということです。
オーストラリアでは、テロを計画したとして、20代の男2人が警察に逮捕されました。
アメリカ政府は、イスラム国などに参加するためにシリアに渡航した外国人戦闘員は、90以上の国から2万人を超すと分析。
強い懸念を示しています。
そのイスラム国が拘束していたと見られるアメリカ人女性、ケイラ・ミューラーさん。
オバマ大統領は10日、声明を発表し、ミューラーさんが死亡したことを確認し、哀悼の意を示しました。
イスラム国は、ヨルダン軍がシリアで実施した空爆で、ミューラーさんが死亡したと主張していました。
一方、アメリカは、死亡原因や日時について、結論は得られなかったとしています。
アメリカ市民の間には、怒りと悲しみが広がっています。
ミューラーさんが拘束される前に投稿したと見られる動画です。
シリアに向かったミューラーさんの思いについて、アメリカのメディアは。
トルコとシリアとの国境沿いで、厳しい状況に置かれた難民たちの人道支援活動に当たってたというミューラーさん。
おととし8月、シリア北部のアレッポで、国際的なNGO国境なき医師団の病院を出たあと、イスラム国に拘束され、安否が分からなくなったということです。
死亡の知らせを受けて、ミューラーさんの家族は声明を発表。
ミューラーさんは思いやりがあり、人道支援活動に献身的だったとしています。
ミューラーさんの親族は会見で。
アメリカ政府は、ミューラーさんの両親が数日前、イスラム国から受け取ったメッセージを分析した結果、ミューラーさんが死亡したと結論づけました。
オバマ大統領は、イスラム国は、ミューラーさんのような人々の精神とは、全く対照的な行動を取る憎むべきテロ組織だと、強く非難。
どんなに長くかかっても、アメリカはテロリストを見つけ出し、裁きにかけると強調しました。
きょう、葬儀が執り行われたドイツのワイツゼッカー元大統領。
その1985年の演説では、…かぎり、真実を直視しようではありませんかと訴えました。
今、ウクライナ東部の戦闘、そして、イスラム国のテロ行為などによって、罪のない人々の命が失われ続けている現実があります。
怒りと憎悪の感情の中で、報復を至上命題に掲げるあまり、その現実を軽んじることが絶対にあってはなかったと、ワイツゼッカー氏の発言が今も警鐘を鳴らしているように思えます。
次です。
東日本大震災のあと、現地はたくさんのボランティアであふれました。
その数、最初の1年間で延べ100万人を超えていました。
ところが、最新のデータでは、1年間でおよそ9万人となっています。
この9万人の多くが、何回も繰り返し訪れているいわゆるリピーターといわれる人たちです。
震災後、いても立ってもいられずに、駆けつけた人たちですが、何度も訪れるうちに、その場所を第2のふるさとと感じるようになったという人は少なくないんです。
震災からきょうで3年11か月。
ボランティアにも町にも変化が起きています。
震災で、特産品のかきの養殖が大きな被害を受けた、宮城県南三陸町です。
今、生産量は8割近くまで戻ってきています。
最盛期を迎えている出荷作業で、大きな戦力になっているのが黄色いビブスをつけたボランティア。
多くが、いわゆるリピーターで、地元の人たちの大切な仲間になっています。
ボランティア活動を続ける中で、南三陸町が第二の地元になったという人がいます。
生田久也さん52歳です。
東京で造園業を営んでいます。
これまでボランティア活動をしたことがなかった生田さん。
震災の年の5月の大型連休中、テレビを見て、ボランティアが足りないことを知りました。
想像を超えた被害を目の当たりにし、大きな衝撃を受けました。
そして、復興のために、人手が必要なことを、身をもって知ったのです。
ここからずっと南三陸、週末はずっと南三陸。
最初の半年は、毎週末、通いました。
ありがとうございますみたいなことですよね。
大変な状況に置かれている住民から、感謝の手紙をもらうなど、思いがけないこともありました。
今も毎月1度は南三陸町を訪れている生田さん。
これまでなら知り合わないような、年の離れた仲間も出来ました。
南三陸町に通うようになり、生田さんは変わったと、家族は言います。
南三陸町には、生田さんが仲間と出かける行きつけの店も出来ました。
とりあえず生。
生で。
生田さんは、ボランティアどうしで自主的に町の物産展を企画したこともあります。
知り合いになった地元の漁師が取る特産品を、みずから全国でPRするようになったのです。
震災後、人口が2割減った南三陸町。
リピーターの力を町づくりに生かそうと考えるようになりました。
この4年近く、ボランティア活動に来たのは、延べ14万人余り。
その人たちとつながりを持ち続け、長期的に力を貸してもらおうというのです。
災害ボランティアセンターの猪又隆弘センター長です。
地元の漁師と協力して、継続的に足を運び続けてもらう仕組みを作ってきました。
特産品のファンになってもらおうと、丁寧に説明します。
ボランティアからの指摘がきっかけで、始めた取り組みもあります。
作業のあとのお楽しみの時間。
かきの殻についている貝は、ふだんその多くを捨てていました。
しかし、ある日、ボランティアに出したところ、想像以上に喜んでもらえました。
おいしい、めっちゃおいしいです。
生田さんにとっても、初めて知る味でした。
喜んでいる姿を見て、毎回食べてもらうようにしたのです。
震災をきっかけに生まれた新しい関係。
時を重ねる中で、築いてきた強い結び付きが、町づくりを後押ししています。
私も震災の年の暮れに、ボランティアに参加して、取材をしました。
ボランティアの方にお話を伺いますと、被災された方たちのためと思って来たのに、むしろ力をもらっていますと答えた方が、多かったのが印象に残っています。
そうなんですよね。
私もね、被災地に取材に行くと、不謹慎な言い方かもしれないんですが、また行きたくなるという、その連続で、今日に至りました。
観光にしても、そして新しい産業にしても、最大の資源は人だと思うんです。
その意味では、土地柄もあるんでしょうけど、もう一度、お会いしたいと思う人が、被災地には本当に多いんです。
つまり、ヒトという資源は無尽蔵にあります。
そこに引き付けられる外からの人たちと共に、できることはまだまだたくさんあると信じています。
さて、いわゆる不登校の子どもに対する支援の一つとしてフリースクールということばを、最近、よく耳にするようになりました。
そのフリースクールをテーマに、井上キャスターがインタビューをしてきました。
学習指導などを行う民間の施設をフリースクールというんですが、10年以上前に、このフリースクールを、1人の男性が立ち上げるまでの、苦難の道のりを描いた映画が、今月、公開されます。
現在の教育の枠に入ることができない子どもを救うために、何が必要なのか。
きょう、映画のモデルにもなったフリースクールの理事長に話を伺いました。
高校の教師を突如、退職し、学校に行けない子どものために、代わりの場所を提供する。
映画は不登校の子どもや親と同じ目線で向き合い、フリースクールを作った、実在する男性を描いています。
映画のモデルになった、フリースクールの理事長、長岡秀貴さんです。
27歳で教師を辞め、11年前に、長野県上田市でフリースクールを立ち上げました。
長岡さんが平成16年に立ち上げたフリースクール、侍学園です。
自分の生き方は、自分で決めるをモットーに、これまでおよそ100人の子どもに向き合ってきました。
安心できる居場所で共同生活を送る中、少しずつ、自立への糸口を探ります。
これまでにおよそ半数が、仕事に就くなど、社会参加を果たしたといいます。
フリースクールを立ち上げるきっかけは、なんだったのでしょうか。
長岡さんは20歳のときに、あるフリースクールで出会った小学生から、強い衝撃を受けたといいます。
貧困や親の虐待など、現代の社会が抱える課題が不登校の要因や背景を複雑にしているという指摘もあります。
フリースクールを立ち上げて11年。
長岡さんは、不登校の子どもを取り巻く環境の変化を、どう見てきたのでしょうか。
映画の中で、印象に残ったシーンがありました。
死をも考えた子ども、そして、子どもと同じように苦しむ親に語りかけたことばです。
私、まだ大丈夫だよね?
本当にありがとう。
私、まだ大丈夫だよね?
大丈夫だよとか、ここからだよっていうことばをかけてらっしゃるのがすごく印象的だったんですけど。
学校に行けない子どもに、フリースクールという居場所を提供し続ける長岡さん。
不登校で苦しむ子どもや親に何ができるかを、問い続けているように感じました。
不登校の子どもの数なんですが、昨年度、全国で実に17万人を超えています。
これは病気などによる欠席を除いて、年間30日以上、学校を休んだ小学生から高校生の数なんですが、井上さん、長岡さんをインタビューしてどんなふうに感じました?
フリースクールなど、学校以外の場での学習をどう支援していくか、文部科学省も有識者会議を開いて議論を始めていますが、印象的だったのが、必要とされることで、変わっていくということばでした。
長岡さんは、その変化を見ているのが、とても楽しくて、いとおしいそうです。
今、つらい状況に身を置いている方、一人一人に見つめていてくれる人との出会いがあることを願っています。
韓国・ソウルできょう夕方、体育館の新築工事現場で、天井が崩れる事故がありました。
作業員11人が閉じ込められ、全員救出されたものの、2人が大けがをしました。
事故が起きたのは、韓国・ソウル市トンジャク句にある体育館の新築工事現場です。
きょう午後5時過ぎ、天井の工事でセメントを枠に流し込む作業をしていたところ、天井部分が崩れました。
地元の消防によりますと、この事故で作業員11人が閉じ込められ、全員救出されたものの、2人が骨を折るなどの大けがをしたほか、残る9人も軽いけがをしていて、消防で詳しい原因を調べています。
消防は当初、12人が閉じ込められたと発表しましたが、所在の確認を詳しく進めた結果、11人だったとしています。
和歌山県紀の川市で小学5年生の男の子が殺害された事件で、逮捕された男の自宅で押収された刃物から、男の子と同じ型のDNAが検出されたことが警察の調べで分かりました。
この事件で、殺人の疑いで逮捕された中村桜洲容疑者。
警察のその後の調べで、自宅で押収された3本の刃物のうちの1つに、血液反応があり、鑑定の結果、被害者の男の子と同じ型のDNAが検出されたことが新たに分かりました。
警察は、事件で使われた凶器だったことを示す証拠と見ています。
警察によりますと、中村容疑者は容疑を否認しているということです。
自民党の佐藤国会対策委員長は、安全保障法制の整備に関する法案の成立を図るため、6月までの今の国会の会期を延長することもありうるという考えを示しました。
長野県の八ヶ岳連峰で行方不明になっていた、学習院大学山岳部の2人の部員が、きょう午後、山の南側の斜面で遺体で見つかりました。
2人は学習院大学山岳部の吉田周平さんと、土山莉里香さんで、3人の仲間と共に、阿弥陀岳に登りましたが、道に迷い、山中で夜を明かしたあと、おととい、下山を始めました。
しかし途中で土山さんが動けなくなったため、吉田さんが付き添い、ほかの3人がキャンプに戻って、2人の救助を要請していました。
2人が見つかった付近には、雪崩が発生したような形跡があったということです。
東京・千代田区にある大手IT関連会社、ネットワンシステムズの元幹部社員、森浩幸容疑者。
岐阜市に本店がある十六銀行の元行員、兼松英作容疑者らと架空取り引きを繰り返し、ネットワンシステムズから3億円余りをだまし取ったとして、警視庁は森容疑者ら3人を、詐欺の疑いで逮捕しました。
3年前までの7年間に、架空取り引きを50回以上繰り返し、7億8000万円余りを引き出し、山分けしていたということです。
調べに対し、森容疑者は容疑を認めるかどうか、保留したいと供述し、兼松容疑者ら2人は、否認しているということです。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
きょうは、きのうよりも気温が上がって、関東から西の太平洋側では、晴れ間が広がりました。
こちらは茨城県ひたちなか市の酒列磯前神社。
山道は大木の枝で、まるでトンネルのように覆われています。
ここでヤブツバキが咲き始めました。
日ざしを浴びて一層鮮やかですね。
参道のヤブツバキは、これから4月にかけて、楽しめます。
きょうは東京も日ざしのぬくもりが感じられました。
気持ちよかったですね。
そうですね。
あすはどうでしょうか?
あすも暖かさ続きそうなんですけれども、春は天気、変わりやすいですね。
日本海側では不安定なお天気となってきそうです。
では、天気図を見ていきましょう。
あすは日本海と太平洋側に、低気圧と前線が進んでくる予想です。
詳しく見ていきましょう。
この日本海の低気圧の上空に、寒気が流れ込んできます。
このために日本海側では不安定な天気となりそうです。
気温が高いですから、日本海側でも日中は雪ではなくて、雨という所が多くなりそうです。
雪崩には注意が必要ですね。
落雷にも注意をしてください。
各地の天気を時間ごとに見ていきましょう。
朝の6時から9時です。
日本海側で雪や雨、西日本では太平洋側でも雨の所がありそうです。
そして午後です。
東北の太平洋側や四国の太平洋側でも雨の所がありそうです。
そして夜になると、東北や北陸の山沿いでは雪に変わってくる所がありそうです。
あすは日本海側で不安定な天気に十分注意が必要ですね。
そうですね、地上付近は春の空気、比較的気温が高い所に、上空に強い寒気が流れ込んでくるためです。
このために日本海側では、雨や雪、えそして、雷を伴う所もありそうですね。
気温が上がっていますし、日本海側、雪の多い所でも雨が降る所があります。
雪崩や落雪には一層、注意が必要です。
雪下ろしのときは、頭の上から降ってくる雪、それから足元にも、十分注意をして作業をなさってください。
気象情報、お伝えしました。
これからの可能性もあるということで、廣瀬さんはきょうも沖縄です。
こんばんは。
今夜、まずは日本ハムの大谷翔平投手です。
キャンプで阪神との練習試合に出場し、最初の打席でホームランを打ちました。
両チームとも、これが初めての対外試合。
大谷投手は、きょうは指名打者での出場です。
2回、阪神の3年目、金田投手のストレートを捉えます。
詰まったが、風に助けられたとことしの実戦初ヒットがホームランとなります。
続く第2打席。
変化球に手が出て、三振。
次の打席も凡退し、反省が口をつきました。
きょうのキャンプリポートは、ヤクルトの山田哲人選手です。
昨シーズン、日本選手の右バッターの最多安打記録を64年ぶりに更新した22歳。
ベストナインにも選ばれましたが、俺の自慢の答えは、なし。
その心は?
そう話す山田選手が、重点的に取り組んでいるのが守備。
連日の居残り練習です。
これまで守備の大切さをあまり意識しなかったということですが、ことしのキャンプは違います。
その訳は。
昨シーズン、山田選手は、バッティングで大きな飛躍を遂げ、レギュラーに定着しました。
ところが、守りではミスを連発。
セカンドの守備でリーグで2番目に多い、13個のエラーを記録しました。
連日、指導しているのは、三木肇コーチ。
守備の意識改革から取り組んでいます。
その練習は基礎から。
まずは、ボールの握り替え。
苦手なダブルプレーの送球も反復練習。
いかに早いタッチができるか。
その方法を突き詰めます。
送球がそれた状況も想定。
練習は続きます。
セ・リーグではやはり、セカンドといいますと、守備の名手で広島の菊池選手という人がいますが、その菊池選手と競り合うようになると、これはおもしろいですよね。
実際に、そういう気持ちも今、湧いているそうなんです。
山田選手、厳しい練習でも、表情が楽しそうで、生き生きとしてるんですね。
昨シーズン、バッティングの飛躍した大きな理由、新しい練習方法を取り入れたことでした。
このキャンプでの守備練習も、前向きな気持ちと姿勢が、爆発的な成長につながると期待したいと思います。
そのヤクルトでは、キャッチャー陣もキャンプ初日から、守備の特訓を続けています。
ベテランの相川選手が移籍したヤクルト。
居残り練習で基本を確認します。
ミスした選手には、罰ゲームが待っています。
きょうの罰ゲームはこれ。
罰ゲームでも、キャッチャーの基本の動きを鍛えます。
DeNAは、紅白戦で東野投手が先発。
生き残りを懸ける28歳が、キャンプで初めてバッターと対戦しました。
去年、オリックスを戦力外となり、DeNAが3球団目。
得意のスライダーで三振を取ります。
縦の変化が必要と、磨いているフォークボールも低めに決まりました。
2回を投げて、1人のランナーも出さず、開幕1軍に向けて、好スタートを切りました。
続いて宮崎から。
ソフトバンク、広島、巨人。
3球団続けてどうぞ。
3年目の東浜投手。
初の紅白戦で先発です。
ノーヒットで2回、4番柳田選手。
2球目のストレート。
大きな当たりはファウル。
それでも冷静でした。
追い込んでの勝負球はシンカー。
三振でこの対決を制し、2回をパーフェクト。
最初のチャンスは、結果を出しました。
一日一善。
広島の菊池選手。
そのことばを、紅白戦の守りで実践します。
素早い反応と、抜群のグラブさばき。
2年連続ゴールデングラブの守備はことしも健在です。
去年、初の3割をマークしたバッティング。
ファーストストライクを逃しませんでした。
一日一善ならぬ、一日二善で順調さを示しました。
巨人の2年目、小林選手。
阿部選手が抜けた正捕手の座が目標です。
高いキャッチング技術。
先輩の評判は上々です。
課題はバッティング。
きょうは原監督から直接、指導を受けました。
15分かけて、肩が突っ込む癖を修正。
体に覚え込ませて開幕レギュラーを狙います。
次は大相撲。
収益を福祉事業に役立てるNHK福祉大相撲が、東京・両国の国技館で開かれました。
ことしのNHK福祉大相撲には、4300人余りが訪れました。
子どもたちが力士に挑戦するイベントでは、遠藤が登場。
思わぬ攻めに。
歌のコーナーでは、宝富士がアイドルグループと熱唱。
勢も角界きってののどを披露しました。
この催しの収益は、福祉事業に役立てられ、6台の車両が全国の福祉施設に贈られます。
スポーツでした。
きょうは、ドイツのワイツゼッカー元大統領の国葬についてお伝えしました。
歴史を直視しなければならないという、その発言は、世界に大きく訴える力を持ちました。
ドイツと同様、敗戦という歴史を持つ日本にも、影響を与えました。
戦後50年の節目に日本を訪れた、ワイツゼッカー元大統領。
われわれはみずからの経験から、過去と向かい合うことがどんなに困難であるかを知っています。
しかし、それが結局は、未来のために不可欠であることを知っています。
歴史は重荷になってはなりません。
われわれの精神を啓発するものなのです。
心に刻んで、記憶する行為は、大きな努力が必要です。
広島市の原爆資料館も訪れました。
このとき、案内役を務めたのが、当時の館長だった原田浩さんです。
原爆や被爆者の現実を積極的に学ぼうとする姿が、強く印象に残ったといいます。
そして、元大統領からかけられたひと言に、勇気づけられたといいます。
見学を終えて、次のようなことばを残しました。
2015/02/11(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽独元大統領葬儀 彼が残した言葉▽不登校と向き合う元教師[二][字]
▽ドイツのワイツゼッカー元大統領の葬儀・世界に影響を与えた言葉とは▽深まる震災ボランティアと地元の住民との絆▽元教師が作った不登校と向き合う学校・彼の思いに迫る
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:34320(0x8610)