ザ!世界仰天ニュース【なべやかん替え玉受験…闇ルートの真実SP】 2015.02.11


今夜は芸能人親子、ありえない替え玉受験。
その真実とは?
さあ、仰天ニュースの時間がやってまいりました。
いいですか?きょうはきのうですよ。
それ、なんのことやねん。
この前、びっくりする事件があったんやけどな、おとといや。
おととい。
渋谷から物投げとったやつおったやろ。
渋谷のマンションで、わーわーわーと。
番組で俺が司会やってたときのジーパン探偵や。
えー?
テレビ出てたってこと?
出てたんや。
松山でマッサージ受けてたんや。
例のマッサージですね。
違うよ。
例のマッサージじゃなくて?例のマッサージじゃなくて?敏感になり過ぎ。
例のマッサージ。
お前、この前な、この番組でお前がいろいろ言うてるとき、テレビついてて、嫁はんと見ててな、変な空気になったわ。
それはどうでもええけど。
マッサージしてた。
なんか渋谷でなんや、こんなやつ、まだおってんねんなって、探偵って出て。
ばーって調べたら、同じやつやし。
連絡ぱっとしたんですか?
お前、あほか!物放ってるときに、出てああ、どうもどうもって。
日本中を騒がせた芸能人親子。
なべおさみ、やかんによる明治大学不正入試受験。
受験をせず手に入れた合格通知。
その方法はとんでもないものだった。
しかも直後の記者会見に、日本中があきれた。
初めてですよね?
初めてです。
私の記憶では2回目なんですけど、でも初めてらしいです。
怖い、怖い、そういうの、怖いよ。
高良は出てたよな。
僕は実は2回。
実はっていうか。
誰も疑ってないから。
僕は3回目なのに、いまだに緊張しております。
大学は?
大学3年生です。
現役?
どこの大学?
明治学院大学です。
すごいやんか。
何やってんの?大学今行ってんの?
行ってます。
なんで?就職するってこと?
いやいやもう、就職先はジャニーズです。
保険?
いやいや、保険じゃないです。
じゃ、ジャニーズでだめだった場合、大学行ってましたって、ゆくゆく就職かなんか。
社会学を学びにいってます。
社会学を学んで、何?セクシーゾーンとしてなんか、何?セクシーな。
よりセクシーになんねや。
よりセクシーになんねん。
そうですね。
後ろのお2人は制服を着られております。
高校生?
今、ちょうど受験生なんです。
へえ。
もうつぎの2…、13日も受験。
試験です。
えっ?何やってんの?
いやもう、ずっと見てた番組なので。
知らない、知らない、そんなの。
すごくうれしくて。
僕も今、慶応目指して勉強してます。
君は受験生なの?
そうです。
もうあした、実は。
ちょうどオンエアされる日が、昼ごろにもう、ずっと受験してます。
あした?
はい、あしたです。
お前さ、ばかじゃないの?
それは言えるよ。
落ちたときさ、巻き込まないでくれない?
落ちた、落ちた言うな。
いや、ちょっとお前見てたか、さっき受けたやつ。
無事合格しました。
何?どこどこ?どこだったの?
上智大学です。
上智?
ニキは?
受けました。
どうやったの?
落ちました。
はよ勉強してこい。
落ちたんやろ?
やばいんですよ。
全然勉強しなくて。
あんま頭よくないのに、ただただ受験する人?
きょうはこちらの2人と一緒にVTRをご覧いただきます。
なべやかん、明大替え玉受験。
1991年。
バブル景気にかげりが見え始め、東京都庁が新宿に移転し。
かのSMAPが、キャント・ストップ・ラビンでCDデビューした年。
5月1日、当時、まだ麹町にあった日本テレビ局内で、緊急の会見が開かれた。
渦中の人物は。
皆さん、大変にお集まりいただきまして、申し訳ありません。
タレント、なべおさみ。
そういう自己紹介ってあったんですか?
ないんです。
お名前は?
僕はね、名刺くださいって言ったんですよ。
こんなものはね、君の名刺もらえばいいんだよって、こういう言うんです。
それは言い訳だらけの会見だった。
そのたぐいで考えてたんです。
なべさん自身、あんまり信用してなかったんですね。
ええ。
大学入れてあげるということ自体に。
だから信用とかなんとかってね、なんにも思わないです。
そんな。
かつては、朝の顔だった。
やって来ました、ドキュメント、女ののど自慢。
ルックルックこんにちはのドキュメント、女ののど自慢。
スコールが来るんです、なんでもありません、2時間ぐらいでやみますから、その間に番組終わってますから。
頑張っていきましょう。
温かみのあるしゃべりと人柄で、12年にわたって司会進行を務めてきたが、大スキャンダルで降板。
芸能界からもしばらく遠ざかることとなる。
それが、息子の大学不正入試。
父、なべおさみはやってはいけない方法で息子を大学に進ませようとした。
その息子というのが、なべやかんだった。
そして問題はなべ親子だけにとどまらず、複数の逮捕者を出す、伝統ある名門大学の信用を失墜させる大事件となった。
あれから24年。
あのとき、親子は一体何をしたのか?人生を大きく狂わせた過ち。
なべおさみ本人が語る真相。
そこまで生きてきて、自分で作り上げてるモラルみたいなものが、実にあいまいで、きちっとした生きざまではなかったんだろうと思いますね。
越えてはいけない一線みたいなものがあって、その一線を度を越してたってことですね。
さらに息子本人も。
裏口入学かというのはさすがに分かりますから、表立ったことではないというのは、それはすぐに分かったんですけど。
事件に至る経緯とは?1970年、東京・世田谷に生まれたなべやかんこと、本名・渡辺心。
父はなべおさみ、母は美人女優だった笹るみ子という芸能一家。
裕福な家庭に彼は育った。
ただいま。
自宅は高級住宅街にある豪邸。
自他共に認めるお坊ちゃんの環境。
ああ、心ちゃん、お帰りなさい。
生まれたときからお手伝いさんもいる。
高校では。
お前、これプロが使ってる釣り道具じゃん。
まじか。
いやいや、父さんの知り合いがくれてさ。
自慢が鼻につくことがあるほど、父親の力に頼りきっていた。
しかし、父に対しては。
お父様。
電話がかかってます。
そう呼ぶようにしつけられ。
おお、サンキュー。
ことばも敬語。
どうも、どうも。
はいはい。
例の件ですね。
テレビではいつも笑顔の陽気なキャラクターだったが。
おい、心。
お前ちゃんと勉強してるのか?
いや…。
そんなんじゃだめだろう。
息子には厳しかった。
反論などできない。
いつしかやかんは。
母や姉といるときはくつろぎ。
ただいま。
あら、旦那様、帰ってらしたんじゃない?
お帰りなさい。
父とは一緒にいたくない。
ごちそうさま、
そう思うようになっていた。
こうして高校生活を送り、卒業後の進路を決めようというころ。
申し訳ないんですけども、このままの成績じゃ、大学には。
いやいや、どういうことですか?
当時、やかんが通っていたのは成城学園高校。
幼稚園から大学まであり、一定の成績以上なら、エスカレーター式に進学できる。
ここに小学校からずっと通っていたやかん。
必ず成城大学に進めると思っていたが。
渡辺君は、あと1.5点足りないんですよね。
はぁ?
人気者で、小さいころから友達も多いやかんだったが。
この問題、渡辺、解いてみろ。
はい。
成績は非常に悪い。
本人いわく、その気になればものすごい集中力を発揮するらしいが。
勉強には全く生かされず。
ことしは無理ですね。
大学へのエスカレーターには乗せてもらえない。
かといってほかの大学の受験など全く無理。
結局、やかんはあえて高校を留年。
再度、1年後の内部進学を目指すことに。
そんなこんなで2度目の高校3年生をそれなりにエンジョイ。
そして1年後。
今度は、あと0.5点足りないんですよ。
お前は全く…。
またもエスカレーター式の内部進学に失敗。
ちょっと点数が足りなかった。
結局、エスカレーター式での進学を諦めたやかんは高校を卒業。
とりあえず次の年での受験を目指し、浪人生活に入るが。
当の本人はさほど落ち込んでいるわけではなかった。
別に大学に行きたくもねぇんだよな。
もともと嫌いな勉強を大学まで行ってしたくない。
ましてや改めて受験勉強する自信もない。
というか、したくなかった。
そんなときだった。
これならいけるかも。
見つけたのは、一芸入試。
一芸入試とは、クラシックバレエや書道などで秀でた特殊な技能を認められれば、その大学に入れる率が高まる試験。
これは勉強しなくても入れるんじゃないかと、迷わず玉川大学芸術学部の一芸入試一本に絞った。
よーし、これで俺も大学生に!あっ、そうだ。
そしてこの人のもとへ。
幼いころからかわいがってもらっていた大御所コメディアン、そう、由利徹。
名人芸を伝授してもらったのだ。
そして花街の母のあの振りを披露。
師匠からはお墨付きをもらっていた芸ではあったが。
そういう一芸ではなかったらしく、不合格。
ただただ両親をあきれさせた。
そして、年も変わり、すっかり大学を諦めていた1月。
はい。
おお、心か。
ああ、お父様。
それは、突然の提案だった。
お前、明治はどうだ?
は?
明治だよ、明大。
明治大学。
お前、明治大学に行きたいか?
えっ?明治?
どうだ?
そりゃ、もちろん。
すると。
そうか、分かった。
それだけ言って電話は切れてしまった。
え?どういうこと?
帰宅した父に、やかんが恐る恐る聞くと。
大丈夫なんだよ。
お前な、大学っていうのは、いろんな貸し借りがあるんだよ。
だから大丈夫。
そういうもんなんだよ。
よく分からなかったが、聞き返さず。
はい。
大人の世界の約束だと、それを感じ取った。
父、なべおさみは、このときどんな約束を誰としてきたのか。
後の会見で彼はこう明かした。
まずはじめになべおさみ本人から、お話をさせていただきます。
事の発端は、去年の12月でございます。
新宿コマ劇場に出演しておりました。
楽屋に一人の紳士が、紳士って、僕、単純に紳士って申し上げます。
紳士がやってまいりまして、そしたら、お子さんも大きくなっただろうねっていう話しになりまして、下は浪人を2年ほどやっておりましてね、言いましたら、明治入れりゃいいじゃない?こう言うんです。
この方が、なべちゃん、名刺1枚くれる?ってこう言うんです。
だから、はいと言ったらね、推薦がある、推薦が。
こういうお話をしてくれました。
ああ、そうですかと。
当時、彼が話したのは、見知らぬ紳士が善意で持ちかけてくれたとの説明。
だが、世間は納得せず。
3週間後、再び会見が開かれる。
私が皆様を前にして、本当にいいかげんなことを申し上げたことをおわびします。
本当に申し訳ありませんでした。
見知らぬ紳士というのも、その紳士が楽屋を訪問というのもうそ。
では、実際にはどんなことがあったのか。
年が明けてまもなく、なべおさみは、ある人を訪ねた。
相手は何年も前から仕事で世話になっている人物。
つまり顔見知り。
新年のあいさつから話は弾み。
話題は、なべ自身の家族のこと。
そして。
そういえば心くん、ことしはどうだい?
いやぁ、それが全くなんですよ。
そうか。
それは困ったな。
実は以前からこの人物に息子の話はしていた。
ことしも大学は無理。
そう話すなべに。
じゃあ、明大なんかどうだい?
はい?
ちょっと心君に聞いてみてよ。
いや、えっ?入れるんですか?
うん。
こうしてかけたのが、あの電話。
はい。
明治?
どうだ?
いや、そりゃもちろん。
そうか、分かった。
明大、行きたいって。
じゃあ、そこでいいよね。
なんてすごい人なんだ。
出来の悪い息子を明治大学に入れてくれるなんて。
もし大学がみずからの基準で入れてくれるというのであれば、問題はないはずだ。
そんな安易な考えで、なべは、この人物に甘えることにし。
じゃあ、ぜひ。
約束は成立。
あとは細かい指示に従うだけだった。
このとき、不正入学という思いもあったが、息子を大学に行かせてやりたい、その思いが強く、今こそ父親の力を見せてやりたい、そう考えてしまった。
一方、ちまたでは。
お前ら、これを完璧に頭に叩き込んでおけ!いいか、入試はお前たちの人生を左右します。
集中して今やりきれ!
日本中の受験生たちが、死に物狂いの追い込み。
その一方で、こちらは、着々と準備を進める。
お父様、入学願書届きました。
父の指示どおり、政治経済学部と商学部2通の願書。
さらに妙な指示が。
それに書き込んだら、顔写真は貼るな。
えっ?でも。
そう言われたんだから、写真は貼るな。
ああ、はい。
顔写真は貼らずに同封するだけ。
不備のある願書だと判断されるのでは?さすがに不安と疑問を感じるやかんではあったが、父に従うことに迷いはなかった。
それ、封はしなくていいからな。
え?でも…。
できたら郵送はしなくていいから、俺のとこへ持ってきてくれ。
なんか取りに来てくれるみたいなんで。
あ、はぁ。
そんなことがあるのか。
父、おさみは息子、やかんに明治大学の受験を進めた。
しかし、それはとんでもないものだった。
ああ、そうだ。
お前、入試の日、別に試験受けに行かなくていいからな。
えっ?
よかったな。
そんな入試があるのか?さすがに、そんな怪しい受験、やかんも断るかと思いきや。
そっか、ラッキー。
受かるならなんでもよかった。
ねえ、お父さん、あの子、試験も受けないで、本当に大丈夫なんですか?
ああ、たぶん、大学のトップと話がついてるんだろう。
その後、家庭でもこの話題に触れることはなかったという。
1991年2月、明治大学政治経済学部入試当日。
それでは開始してください。
張り詰めた空気。
受験生たちの運命をかけたしれつな戦い。
そのころ、やかんは。
自宅で、こんな感じ。
3月にはもう一つ願書を出した商学部二部の入試。
はい、終了。
そのころ、やかんは。
ジムで筋トレ。
そんな試験を受けない受験生のもとに、それは届いた。
心!心、心、心!心、ちょっと!
何?
来たのよ。
えっ?
ほら、受かったのよ!
明治大学商学部二部に合格とある。
受けていないのに合格。
しかし、やかんは。
まじで?
まじで?
やったー!
ただただ、うれしかったという。
明大、明大。
心、おめでとう。
かんぱーい!
そして合格祝い。
ありがとう!
留年、浪人を経て、ようやく春から大学生。
しかし、やかんも家族もその後、あまりに大きな代償を払うことになる。
大学への手続きを済ませ、入学式を2日後に控えた日のことだった。
渡辺さん?渡辺心さん?
はい?
ご自宅からお電話です。
ジムまでかけてくる急な用件。
電話の相手は、母親だった。
なんか書類の写真がおかしいとかって、今から学校に確認しにきてほしいって言ってるんだけど。
何事かと思ったが、入学手続きも不備なく済んでいる。
やかんは、さして心配も抱かず、神田駿河台の明治大学に出向いた。
こちらのお部屋になります。
ありがとうございます。
そこは会議室。
事務的な確認なのか。
えっ?
妙に重苦しいムードをやかんは感じた。
スーツ姿8人もの職員が自分を見ている。
そちらへお座りください。
あっ、はぁ。
歓迎も笑顔もなく、やかんが8人と対じすると。
ちょっと、確認してほしいことがあってね。
と、手渡されたのは、2つの書類。
それは君の受験票と入学手続書なんだけど、こちらの勘違いだったら申し訳ないが、写真が別人のように見えるんだけどね。
えっ?
先日出したばかりの入学手続きには自分の写真。
一方、受験票には。
え?
別人の写真。
入試の日、行かなくてもよかったのは、この人が受験していたからか?つまり。
試験なしで特別に入れてもらえたということではなく、自分の名前で別人が受験していた。
あっ!
ようやく気付いた。
この人は自分の。
替え玉だった…。
試験を受けるべき本人に成り済まして受ける替え玉受験。
やかんの知らなかった所で着々と行われており、入試当日、渡辺心として受験していたのは、全く別の人物。
そして、大学側がその不正行為に気付いたのだ。
まさかそんな方法だったとは。
やっべぇ。
渡辺君、聞いてる?
それ、別人だよね?
写真うつりなどというごまかしは無理そうだったが。
有名人である父親のことも頭にちらつく。
ばれてはいけない。
大事になってはいけない。
考えた末、やかんは。
いや、これも僕です。
ええ!
全員、あきれた顔だったという。
だって君、顔全然違うじゃないか。
いや、あの、当時は痩せてまして、あっ、受験勉強で頑張ったからですかね。
これは僕です。
はあ?
あくまで言い張るやかん側に大学側も黙っちゃいない。
じゃあ、君はテストの日、自分で試験を受けたんだね。
はい、受けました。
じゃあ、どこの会場で受けたんだね?
テストですよ、受けたんでしょ?
えーと、えー、確か、あの…、明大前。
世田谷の校舎の。
そうか、明大前ね。
そうです。
ばれてはいけない。
すると。
確か明大前はその日、入試行ってませんでしたね?
はい、そうですね。
いや、僕、東京のことはあまり詳しくなくて。
君、世田谷出身だよね?
しどろもどろで、とにかく入試は受けたと言い張り、逃げるように退席。
なんですって!
替え玉って何よ?俺知らないよ。
なべおさみは替え玉のことは知らなかったと言う。
大学側の調べはかなり進んでいるはず。
となれば。
お父様、これってニュースに出ちゃうかな。
そうよ、あなた、お仕事どうするの?
イメージが大事なタレント業、これが明るみに出れば大きなダメージ。
とにかく騒ぎにならないことだけを願おう。
この時点で世間にばれてはいなかった。
なべ一家も、このまま静かに事は収まると思っていた。
そして晴れの入学式。
当然、やかんはそこにはいなかった。
父、なべおさみもこれまでどおり仕事をこなす。
雑誌や新聞に追われることはなく、うちの中でも、誰も口に出そうとしない。
で、どうするんだ、お前は?働くのか?
これから考えます。
あれは忘れよう。
静かに無理せず暮らしていこう。
そう考えていた4月の末、やかんは友人と静岡の熱海に遊びに来ていた。
ところが、事態は急変する。
俺、ちょっとジュース買ってくるわ。
そのとき、何気なく見たテレビに。
ついにおそれていたことが。
もしもし。
そうなのよ、心、私もびっくりして。
もしものことがあるといけないから、あなたはしばらく、そっちにいなさい。
分かった。
翌日、新聞には。
えっ?
報道合戦は始まっていた。
すみません、お姉さん、弟さんの不正入試について聞きたいんですけど。
お姉さまのときも替え玉だったんですかね?
ちょっと、やめてください。
替え玉は事実ですか?
なんだよこれ。
弟さんのことについて、ちょっとお話伺いたいんですけど。
ちょっとやめてください。
元はといえば、出来の悪い自分のせい。
熱海が家族の避難場所となり。
東京に残った父は、事件の張本人としてあの緊急会見。
楽屋に一人の紳士が、紳士がやってまいりまして。
が、この見知らぬ紳士発言が火種となり。
初対面だったんですか?
そうなんです。
何か自分の身分だとか職業を明かすような、そういう自己紹介とかってあったんですか?
ないんです。
お名前は?
僕はね、あのね、名刺くださいって言ったんですよ。
こんなものはね、君の名刺もらえばいいんだよと、こう言うんだよ。
必ず連絡しなきゃいけない問題だと思うんですよね。
そういうものは聞いてなかったんですか?
だからね、そんなふうなことを持ち込んでくるっていう雰囲気がね、一つもないんですよ。
例えばですね、僕たち、こうやって生きてますとね、なべさん、じゃがいも送ってやろうか?とかね、メイクイーンと男爵、どっちがいい?どっちも好きですけどね、名刺一枚ちょうだい、送るわ。
そのたぐいでね、考えてたんです。
なべさん自身、あんまり信用してなかったんですね?
ええ、信用。
最初にね…。
だから信用とかなんとかってね、なんにも思わないです、そんな、実にいい人なんですよ。
僕は瞬間的に思ったんですよ。
名前も連絡先も聞かないっていうのは逆にすごく不自然な気がするんですけど。
推薦で受けさせてやるっていうか、推薦で入れてやるっていうその謎の紳士の話があったわけですね。
でも、なべさんが奥さんを通じて用意されたのは、いわゆる受験の書類だったわけですね?
そうです。
そのへんでおかしいなっていうお気持ちはありませんでしたか?
全然持ちませんでしたね。
推薦と受験の願書とでは当然違うわけですよね。
そうですか?
推薦入学っていうのは、当然、高校からの内申書っていうのが付くわけですよね。
そうです、そうです。
そうすると、高校にその内申書、依頼しなければいけないわけですよね?
そうです。
それはされてるわけですよね?
そうですよ。
そうすると、その高校側からどういう推薦だとか、そういう問い合わせ、あると思うんですが、当然高校からの推薦ならともかく。
だって、推薦だなんて言って取りに行ってませんよ。
ただ内申書をくださいって?
そうですよ。
なべおさみに集中砲火が。
後日、再び会見を開くはめに。
私が皆様を前にして、本当にいいかげんなことを申し上げたことをおわびします。
コマ劇場に謎の紳士が訪ねてきたっておっしゃいましたでしょ?あれはすべてうそだったわけですか?
はい、そうです。
すると、今回、入試の話ですね、いつ、どういう形で、なべさんの所に伝わってきたわけですか?
それは警察に全部お話しまして、今ここで、お話しすることはできないんです。
本当に親ばかであったと。
自分の人生、頑張ってやっていくつもりですから。
どうかよろしくお願いします。
なべおさみは、12年間レギュラーだったルックルックこんにちはを降板。
ほかのテレビの仕事もCMなどもすべて自粛となり、各方面に頭を下げて回る日々。
全部おじゃんだよ。
申し訳ございません。
一方。
やかんも警察の事情聴取を受けた。
警部。
どうした?
これ見てください。
やがて、驚きの事態が明らかに。
え?うちだけじゃないってことですか?
なんと、やかん以外に18件の替え玉受験が発覚したのだ。
実は、明治大学における替え玉受験は8年にわたり、組織的に行われていた。
その中心となっていたのは、一部の大学職員やOBだった。
なべ親子はお金を渡した事実はないと語ったが、後に不正入試に関わった大学職員やOBらは、依頼者側から多額の報酬を受け取っていたことが明らかになった。
その手口とは、まず、窓口役が受験生の親から依頼を受け、金銭的条件などを提示。
よろしくお願いいたします。
そして試験を受ける替え玉を現役大学生などから調達。
大学側は受験票の写真で本人確認をするなど、不正入試の防止を徹底してはいたのだが。
犯行グループはその受験票の写真を、替え玉学生のものにして入試を迎え、替え玉自身が試験を頑張り、合格の点数に達していれば、依頼者のもとへ合格通知が届き。
よし!
その後、受験票自体を本人の写真が貼ってあるものにすり替える仕組み。
長年、ばれずにはいたが。
この年、やかんの受験票と入学手続きの写真の違いが発覚。
替え玉受験が明るみに出るきっかけとなった。
大学内部の職員やOBたちによる犯行。
入試の答案を別人が書いたとして、3人の大学職員とOBらが有印私文書偽造の罪で起訴され、有罪判決を言い渡された。
一方、替え玉として受験に臨んだ学生たちは、退学や停学処分などの制裁を受けた。
そして不正入試で合格した学生たちも全員不起訴となったが、明治大学にはもちろん、進めなかった。
明治大学不正入試について、なべおさみは語った。
裏からということを、そういうふうに私がその中にかかずらってしまった。
またそれによってね、せがれにもそういう宿命を負わせてしまったっていう親の責任。
同時に世間にもたくさん迷惑かけたわけですから、全部自分の責任ですよね。
それはやっぱり自分の生きざまがいかにだらしなかったかという証しのような気がしますよ。
それは一生、しょってかなきゃなんない、申し訳ないことだと思っています。
親子して間違った道に足を踏み入れてしまったっていうね。
甘えですよね。
もちろん、一生懸命勉強してる人たちに対しても、申し訳なかったなと。
特に母親とか姉貴が迷惑を被って、僕のせいで。
それが非常に本当に申し訳なかったと。
息子、心は、大学生になることを諦め、たけし軍団の一員に。
父、なべおさみのタレントとしてのダメージは24年たった今日に至るまで響くことになる。
それはいかんことはいかんことで、本当にあれやけど、今、24年たってなべさんのあのことばはやっぱりほんまに重いね。
そうですね、なべさんはだって、一生、やっぱりこの十字架背負っていかなきゃいけないからね。
背負ってはんねん、現にね。
背負ってはんねん。
どうだった?今のVTR。
そうですね、入試は人の人生を左右するって言ってましたけれども、やっぱり入試に向かって猪突猛進してる受験生の気持ちを考えると、やっぱり入試こそフェアであり、アンフェアはよくないのかなっていうふうには。
おい、やかん!
おっしゃるどおりでございます。
今いくつ?
俺今、20歳でございます。
やかんさん、いくつ?
44歳です。
怒られてるよ。
石田さん、いかがですか?
受験って何なんだろうって思いますね。
そうね。
本当だよね。
なんか、そのとき入って、一瞬うれしくても、そういうことをした傷はずっと残る。
そっちのほうが不幸ですよね。
そっち、大概、石田ゆり子はこんなこと言わんで。
そっちのほうが不幸です。
ちょうどね、僕の、うちのお兄ちゃん、70年なんですよ。
で、明大なんですよ。
え?兄ちゃん、明大なの?
兄ちゃん、同い年で明大で、一浪してるんですよ。
兄ちゃんはもうちゃんと受けたと。
で、一浪したの、塾かなんか行って。
僕はだからもう、SMAPでしたから、ちょうど同じような事件だから、俺なんかもよく、うちなんかはお金がないから。
俺にも脈なんか全くないから。
おれはまだ17とか18だから。
すごく僕は鮮明に覚えている。
とにかく本当にいけないことをしたんですけれども、まあ、どっかでちょっと救われるかなっていうのが、こいつが捕まったことで、あの事件が公になったっていうかね、捕まったというか。
僕自身もたぶんくず野郎になってたと思いますよ。
なんでもOKだみたいな感じになってたし、あそこで入ってても、そこで仲良くなった友達とかにもうそをついて生きていかなきゃいけないじゃないですか。
どんだけ胸張れるかっていうね。
そうなんですよ。
最近あった事件、ご紹介します。
なべやかんさんの衝撃の明治大学替え玉受験から18年後、さらに巧妙になった替え玉事件がありました。
その事件がこちらです。
中央大学替え玉受験事件。
これは2009年の2月。
最近じゃん。
最近なんです。
浪人生Aが、頭のいい私立大学生Bに、代わりに試験を受けてほしいと依頼しました。
そして、受験の当日、写真付きの受験票を持って頭のいい私立大学生Bが受験しました。
しかし、2人は全く似ていないのに、ばれなかったんです。
全く似ていない2人が替え玉受験。
ばれなかった理由は。
こちら。
2人の顔をパソコンで合成させて、どちらにも似ている写真を作ったんですね。
これがあったらー。
あってもだめなんです。
あったら思ったやろ?
しかしですね、その後、後日、大学に匿名の投書があり、ばれてしまったんです。
ちくりだったってことだ。
そうなんですね。
さあ、お2人が出られている映画、悼む人。
これは何?ゆり子さん、原作読んで出たいって、直訴したっていうふうに伺いました。
そうなんです、私、この天童荒太さんの書かれた原作が大好きで、なんとかこれ、絶対映像化すると思うから、その時が来たらぜひやりたいって、自分から手を挙げたんです。
えー?ちょっとほかの作品とは変わりますよね。
変わります。
なかなか重くて難しかったんじゃないのかな。
でも僕も、本当、作品が大好きになったので、自分がやってた役のことも、やりながら大好きになっていったので。
公開は、2月の14日。
もう今週じゃん。
今週の14日だ。
だから、ニキの受験の次の日やな。
大丈夫?2人。
あしたはどこの受験?
あしたは明治大学。
明治大学!
後輩になるんですか?
なってへんがな。
お前、行ってへんやん!
そうでしたね。
まあね、本人が出てくるの珍しいな、これ。
当事者ですからね。
さあ、次は。
短いやつね。
ああ、これいいですね。
次回の仰天ニュースは、涙があふれるスペシャルパート2。
小さな小さなわが子。
奇跡を願った父の歌に涙が止まらない。
2015/02/11(水) 21:00〜21:54
読売テレビ1
ザ!世界仰天ニュース【なべやかん替え玉受験…闇ルートの真実SP】[字]

超有名大学に不正合格…!24年前、日本中を騒がせたなべおさみ親子の替え玉入試事件…その背後には組織的犯行グループがいた…!なべおさみ・やかんが自ら事件を語る!

詳細情報
番組内容
24年前、日本中を騒がせたなべおさみ・やかんの不正入試事件。願書に写真も貼らず受験会場にも行かない…。それでもなべやかんのもとには合格通知が届いた…。入学式の2日前、大学に呼び出されたやかん…そこで衝撃の真実を知る!何年にも渡り名門大学で行われてきた組織的な犯行とは…?複数の逮捕者まで出した史上最大規模の替え玉入試事件…その事件の裏側をなべおさみ・やかんが自ら語った…!
出演者
【MC】
笑福亭鶴瓶
中居正広
【アシスタント】
久野静香(日本テレビアナウンサー)
【ゲスト】
石田ゆり子
高良健吾
中島健人(Sexy Zone)
Niki
西尾宇宙
なべやかん
ガダルカナル・タカ
音楽
【エンディング曲】
「ラップド・アップ feat.トラヴィー・マッコイ」オリー・マーズ

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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