2015年2月16日18時30分
今春卒業予定の高校生の就職内定率(昨年12月末時点)は88・8%で前年同期を3・5ポイント上回った。文部科学省が16日発表した。上昇は5年連続で、バブル景気時の1988年(89・8%)とほぼ同水準まで回復した。
卒業を予定しているのは約107万2千人。就職希望者19万1千人のうち約17万人が就職を決めた。男子は90・7%(前年同期比2・7ポイント増)、女子は85・9%(同4・4ポイント増)だった。
学科別では「その他」を除き、「工業」が最も高く96・0%。看護(92・6%)、福祉(92・1%)が続いた。普通科は81・7%で、最も低かった。
都道府県別では高い順に富山県(96・9%)、石川県(95・5%)、岩手県(95・3%)など。愛知県は92・8%(前年同期比4・1ポイント増)、福岡県は83・5%(前年同期比3・2ポイント増)だった。最も低いのは沖縄県(63・2%)。ほかには大阪府(81・3%)、神奈川県(82・5%)、東京都(83・3%)など、大都市圏も低かった。
PR比べてお得!