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 プロ野球広島カープがキャンプをしている宮崎県日南市の油津商店街が、カープファンでにぎわっている。写真やお宝グッズを展示した「油津カープ館」がキャンプ期間限定でオープンしたからだ。球場を訪れた人が商店街で昼食をとったり、お茶を飲んだりして「シャッター通り」を活気づけている。

 13日の金曜日、普段は閑散とした平日の商店街にファンの姿が絶えなかった。午後4時過ぎ、東京から来た中島み萌さん(31)の後ろを選手が自転車で通り過ぎた。「えっ」。振り向くと、2013年のドラフト1位大瀬良大地投手だった。「こんなに近くで見られてうれしい」

 商店街は選手の宿舎と球場の間にあり、カープ館から球場までは徒歩で5分とかからない。若手選手のほか、外国人選手も姿を見せる。監督時代の山本浩二さんは球場に向かう途中、店の人と談笑していた。この距離感が魅力だが、これまでは球場から足を運ぶファンは少なかったという。「呼び水」として登場したのがカープ館だ。