各種アメリカ・ヨーロッパの主要財閥の派閥分析


ロスチャイルド財閥内部の派閥について

Jacob Rothschild01[1]

 今現在、ロスチャイルド財閥には、大きく分けて、4つの派閥が
存在する。初代ロスチャイルド兄弟の3男でロスチャイルド財閥
イギリス家の始祖のネイサン・メイアー・ロスチャイルドの子孫から、
ジェイコブ・ロスチャイルド男爵が率いる派閥(以後、ロスチャイルド
財閥イギリス家ジェイコブ派)と、イヴェリン・R・ド・ロスチャイルドが
率いる派閥(以後、ロスチャイルド財閥イギリス家イヴェリン派)、
初代ロスチャイルド兄弟の5男でロスチャイルド財閥フランス家の
始祖であるジャコブ・マイエール・ド・ロチルド男爵の子孫の
グループで、ダヴィド・ルネ・ジェームス・ド・ロチルド男爵が
率いる派閥(以後、ロスチャイルド財閥フランス家)、そして、
ロスチャイルド財閥フランス家から分かれたグループで、
スイスを拠点とする派閥(以後、ロスチャイルド財閥スイス家)の
計4つの派閥が存在する。ロスチャイルド財閥イギリス家
イヴェリン派とロスチャイルド財閥フランス家は同盟関係に
あって仲は良好で、ロスチャイルド財閥イギリス家ジェイコブ派と
激しく対立している。対立の原因は、ジェイコブ・ロスチャイルド
男爵が、ロスチャイルド家の支配する銀行や企業の株主や
重役に、ロスチャイルド家以外の外部者を入れようとした
ことによる。外部者の人間が株主や経営陣に入れば、
いずれ、外部者によって、ロスチャイルド家の没落を
招くと考えたイヴェリン・R・ド・ロスチャイルドは、フランスの
ダヴィド・ルネ・ジェームス・ド・ロチルド男爵と組んで、
ロスチャイルド財閥イギリス家の本丸中の本丸である
N・M・ロスチャイルド&サンズから、ジェイコブ・ロスチャイルド
男爵を追い出し、追い出されたジェイコブ・ロスチャイルド男爵は、
RIT・キャピタル・パートナーズを創設して、ロックフェラー財閥の
ジェイ・ロックフェラーに接近して、2012年5月30日に、
ジェイコブ・ロスチャイルドのRITキャピタルパートナーズが、
ジェイ・ロックフェラーが運営するロックフェラー・グループの
資産運用事業の株式37%を取得している。つまり、
ジェイ・ロックフェラーは、2012年以後、完全に
ジェイコブ・ロスチャイルド男爵の子分ということです。
ジェイ・ロックフェラーは、メロン財閥のクリストファー・K・メロンと
マシュー・テイラー・メロンⅡ世と仲良しです。つまり、
現在のロスチャイルド財閥は下記のように大別される。

ロスチャイルド財閥イギリス家ジェイコブ派
  リーダー:ジェイコブ・ロスチャイルド男爵
  中枢企業:RITキャピタルパートナーズ

ロスチャイルド財閥イギリス家イヴェリン派
  リーダー:イヴェリン・R・ド・ロスチャイルド
  中枢企業:N・M・ロスチャイルド&サンズ

David René de Rothschild

ロスチャイルド財閥フランス家
  リーダー:ダヴィド・ルネ・ジェームス・ド・ロチルド男爵
  中枢企業:ロチルド会社銀行(パリ・オルレアン銀行)

ロスチャイルド財閥スイス家
  リーダー:バンジャマン・ロチルド
  中枢企業:LCFロチルド


ロックフェラー財閥内部の派閥について

ジョン・D・ロックフェラー[1]

 ロックフェラー財閥は、大別すると、初代ロックフェラー兄弟の
兄であるジョン・D・ロックフェラーの子孫から、デイヴィッド・ロックフェラーの
派閥(以後、ロックフェラー財閥兄デイヴィッド派)とジェイ・ロックフェラーの
派閥(以後、ロックフェラー財閥兄ジェイ派)が、初代ロックフェラー兄弟の
弟のウィリアム・ロックフェラーの子孫の派閥(以後、ロックフェラー財閥弟派)
といった3つの派閥が存在する。ロックフェラー財閥兄デイヴィッド派は
民主党ヒラリー派のパトロン、ロックフェラー財閥兄ジェイ派は民主党
オバマ派の支援者。ジェイ・ロックフェラーがジェイコブ・ロスチャイルド男爵の
子分で、デイヴィッド・ロックフェラーがイヴェリン・R・ド・ロスチャイルドの子分。

ロックフェラー財閥兄デイヴィッド派
  リーダー:デイヴィッド・ロックフェラー

ロックフェラー財閥兄ジェイ派
  リーダー:ジェイ・ロックフェラー

ロックフェラー財閥弟派

☆シティグループはロックフェラー系ではない

 かつて、ロックフェラー財閥が支配していたシティバンクは、今現在、
シティグループの子会社。シティグループは、ロックフェラー財閥系と
呼ばれているシティバンクと、ロスチャイルド一族の親戚が経営した
金融機関や、モルガン財閥が経営した銀行が、大合併して生れた
トラベラーズ・グループという金融機関が統合して生れた金融機関です。
ですから、シティグループの内部にはロスチャイルド一族、モルガン財閥、
ロックフェラー財閥、世界3大財閥の全ての人脈とが内部に流れています。
しかも、ロックフェラー財閥系と呼ばれているシティバンクも、歴史的に
見てみると、ロックフェラー財閥系と呼ばれたナショナル・シティバンクと、
モルガン財閥系のファースト・ナショナル・バンクの合併企業だから、
その時代から、シティバンクの半分は、モルガン財閥の影響を強く
受けています。いや、もっと、歴史を遡ると、ロックフェラー財閥系と
呼ばれたナショナル・シティバンクも、実は、ロックフェラー一族
(ジェームス・スティルマン『4万7498株』、ウィリアム・ロックフェラー
『1万株』、ジョン・D・ロックフェラー『1750株』、ジェームス・S・ロックフェラー
『100株』、ウィリアム・A・ロックフェラー『10株』)の合計5万9358株、
アスター財閥の代理人(M・T・パイン『8267株』、パーシー・パイン
『8267株』)の合計1万6534株、モルガン財閥(J・P・モルガン商会
『1万4500株』、J・P・モルガン2世『1000株』)の合計1万5500株ですから、
決して、ロックフェラー財閥の独壇場支配じゃなかったわけです。重要
なのは次の2点。ナショナル・シティバンクの株主に、ロックフェラー家以外に
モルガン財閥がいて1万5500株握っていた事実から、ロックフェラー系と
呼ばれるナショナル・シティバンクと、モルガン財閥系と呼ばれる
ファースト・ナショナル・バンクの大合併の裏には、モルガン一族の
意志が有ったこと。もう1つは、このナショナル・シティバンクが、
デーヴィッド・ロックフェラーの支配下に有ったというデマが流れている
けど、ナショナル・シティバンクの株を握っていたロックフェラー一族の
うち、初代ロックフェラー兄弟(兄のジョン・D・ロックフェラーと弟の
ウィリアム・ロックフェラー)の兄のジョン・D・ロックフェラーの一族は
ジョン・D・ロックフェラー『1750株』本人だけであるから、つまり、兄の
ジョン・D・ロックフェラーの子孫の持ち株分は当然『1750株』だけで、
デーヴィッド・ロックフェラーは、この兄のジョン・D・ロックフェラーの
子孫の1人である。残りの、ジェームス・スティルマン『4万7498株』、
ウィリアム・ロックフェラー『1万株』、ジェームス・S・ロックフェラー『100株』、
ウィリアム・A・ロックフェラー『10株』は全員、弟のウィリアム・ロックフェラーの
一族なのです。そう、ロックフェラー一族も、ロスチャイルド一族と同様に、
初期の段階で、兄の派閥と弟の派閥に別れていたわけです。これは、
デーヴィッド・ロックフェラーとジェイ・ロックフェラーの確執よりも溝が深い
わけです。この辺りのことを、一水会のフォーラムに講師として出席している
SAGEのメンバーの副島隆彦は無視。これが、シティグループにおける
シティバンク側の歴史。また、最近までは、シティグループの大株主は、
シード・アンド・カンパニーという会社で、シード・アンド・カンパニーが、
シティグループの発行株の87.9%を保有していました。そして、この
シード・アンド・カンパニーの親会社は、NYSEユーロネクストで、その
NYSEユーロネクストの親会社が、ロンドン国際石油取引所(ICE)で、
ロンドン国際石油取引所(ICE)の設立出資メンバーが、ロスチャイルド財閥
フランス家のトタル、ロスチャイルド財閥イギリス家イヴェリン派の
ロイヤル・ダッチ・シェル、ロスチャイルド財閥ジェイコブ派&ロックフェラー財閥
ジェイ派連合傘下のゴールドマン・サックス、モルガン財閥&キャボット家
連合傘下のモルガン・スタンレーとソシエテ・ジェネラル、ベアリング財閥の
BP、そして、ジーメンス財閥のドイツ銀行でした。しかしながら、今現在、
シティグループの大株主は、ヴァンガード・グループ(The Vanguard Group)の
創始者であるジョン・C・ボーグル(John C. Bogle)とウォルター・L・モルガン
(Walter L. Morgan)が創設したウェリントン・マネジメント・カンパニー
(Wellington Management Company)の連合体です。


ベアリング財閥について

ベアリング財閥(Sir Francis Baring)[1]

 現在のベアリング財閥は、クローマー伯爵家、ノースブルック男爵家、
アシュバートン男爵家、ハウィック・オブ・グレンデール男爵家、
レヴァルストーク男爵家、ベアリング准男爵家の6つの派閥が存在する。
しかし、ベアリング財閥の金融部門であったクローマー伯爵家の
ベアリング銀行の倒産以後、ベアリング財閥の石油部門であるBPを
支配するアシュバートン男爵家のジョン・フランシス・ハーコート・ベアリングしか
巨大権力を有していないのが現状。ちなみに、かつて存在した東インド会社は
ベアリング家のもの。


モルガン財閥について

ジョン・ピアポント・モルガン[1]

 モルガン財閥の説明であるが、モルガン財閥は、現在の当主は、
モルガン・スタンレーを創設したヘンリー・スタージス・モーガンと
アダムズ大統領家の令嬢であるキャサリーン・アダムズの息子の
ジョン・アダムズ・モルガンである。ジョン・アダムズ・モルガンは現在、
モルガン・ジョセフ・トリアーティサンの創設会長である。ちなみに、
現在のモルガン・スタンレーの筆頭株主は、キャボット家の支配する
ステート・ストリートで、モルガン・スタンレーの株の10.75%を
キャボット家のステート・ストリートが支配している。モルガン家と
キャボット家は、外交官一族のグリュー家と黒船のペリー家を挟んで
親戚でもある。

Morgan [モルガン財閥の当主]


メロン財閥について

 メロン財閥は、大別すると、ジェームス・ロス・メロンの子孫である
兄のクリストファー・K・メロンとファッション業界で活躍する伊達男の
弟のマシュー・テイラー・メロンⅡ世による派閥(弟のマシューの方が
有名なので、以後、メロン財閥マシュー派)と、コンソール・エナジーの
大株主だったリチャード・ビーティ・メロンの子孫から、メロン財閥宗家で
当主のシュワード・プロッサー・メロンの派閥(以後、メロン財閥シュワード派)、
分家でヘリテージ財団の支配者であるリチャード・メロン・スケイフの過激な
派閥(以後、メロン財閥スケイフ派)がある。メロン財閥マシュー派の原動力は
ガルフ石油であったが、ガルフ石油が没落したので、他のメロン財閥の
派閥よりも影響力は弱い。メロン財閥マシュー派はロックフェラー財閥兄
ジェイ派と仲が良い。メロン財閥はどの派閥も共和党を支持している。また、
リチャード・メロン・スケイフが、デヴィッド・ロックフェラーの傀儡である民主党
ヒラリー派を嫌悪していることは有名。デヴィッド・ロックフェラーと仲の良い
ハリマン財閥も民主党ヒラリー派を支持している。ハリマン財閥の子飼いが
ブッシュ大統領家。

アンドリュー・W・メロン[1]

メロン財閥シュワード派
  リーダー:シュワード・プロッサー・メロン
  中枢企業:バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、リチャード・キング・メロン財団

Mellon(シュワード・P・メロン) [1]

メロン財閥マシュー派
  リーダー:マシュー・テイラー・メロンⅡ世

MellonII(マシュー・テイラー・メロン) [1]

メロン財閥スケイフ派
  リーダー:リチャード・メロン・スケイフ
  中枢企業:ピッツバーグ・トリビューン=レヴュー、ヘリテージ財団

Scaife(リチャード・メロン・スケイフ)  [1]


デュポン財閥について

デュポン財閥の現当主は、ピエール・サミュエル・デュポン5世。
ピエール・サミュエル・デュポン5世は共和党の支持者として有名。

ピエール・サミュエル・デュポン5世[1]


キャボット家について

 日本企業の大半を支配するステート・ストリートを支配する
キャボット家。キャボット家のポール・コッドマン・キャボットが
ステート・ストリートの会長を務めたことは有名であるが、現在、
キャボット家の会社であるキャボット社の社長を務める
ケネット・F・バーンズが、ステート・ストリートの取締役の1人
となっている。キャボット家は、アメリカのボストン貴族
(ボストン・バラモン)の名家の1つ。ボストン貴族とは、アメリカの
奴隷貿易時代から阿片貿易時代に富を築いたボストンの
支配階級のことを指し、キャボット家のトーマス・D・キャボットが
グアテマラのクーデターを操った悪名高いユナイテッド・フルーツの
社長を務め、同じくキャボット家のヘンリー・キャボット・ロッジと
ジョン・ムーアズ・キャボットがユナイテッド・フルーツの大株主でした。

キャボット家(Godfrey Cabot)[1]


その他のアメリカの巨大財閥の現在

ジョン・ジェイコブ・アスター[1]

 アスター財閥は、現在は、アメリカ家とイギリス家に
分かれている。ウォーバーグ財閥は、今は、表に出て
こなくなったが、ドイツ家とアメリカ家が存在して、日露戦争で、
高橋是清に資金を提供したジェイコブ・シフはウォーバーグ
財閥の一員。ヴァンダービルト財閥も表に出なくなったが、
最近、ヴァンダービルト一族から、ジェームズ・ヴァンダービルトが
映画監督として「アメイジング・スパイダーマン」の脚本を担当している。

コーネリアス・ヴァンダービルト[1]