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日本とモンゴル EPAに署名2月10日 22時15分
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安倍総理大臣は、日本を訪れているモンゴルのサイハンビレグ首相と会談し、貿易や投資の自由化を進めるEPA=経済連携協定に署名したうえで、両国の経済分野での関係強化に向けた共同声明を発表しました。
安倍総理大臣は10日夕方、総理大臣官邸で、モンゴルのサイハンビレグ首相と会談し、両首脳は、両国間で交渉を進めてきたEPA=経済連携協定に署名しました。
協定には、モンゴルが日本からの輸入車にかけている5%の関税を原則として撤廃することや、モンゴルが石炭やレアメタルなどの鉱物資源を安定的に日本に供給するための取り決めなどが盛り込まれています。そのうえで、両首脳は「経済分野での協力を通じて両国間の戦略的パートナーシップを強化していく」などとした共同声明を発表しました。
このあとの共同記者発表で、安倍総理大臣は「経済連携協定の締結で、両国関係のさらなる深化とモンゴル経済の発展という2つの目標を推進することができる」と述べました。また、サイハンビレグ首相は「モンゴルにとって初めてのEPAであり、両国間の投資やサービスなどの流れが拡大し、経済発展に大きく貢献する」と述べました。
一方、会談では、サイハンビレグ首相が、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件に関連して、日本政府のテロへの取り組みや、中東諸国への人道支援を支持する意向を表明したほか、モンゴルの伝統的な友好国である北朝鮮の情勢を巡っても意見が交わされました。