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パナソニック 五輪に向けた最新技術公開2月10日 21時39分
大手電機メーカーの「パナソニック」は、外国人との会話を翻訳する小型のウエアラブル端末など、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて開発している最新の技術を公開しました。
これはパナソニックが自社の技術力をアピールしようと都内で開いたものです。このうち、翻訳機能がついた首からぶら下げるタイプのウエアラブル端末は、日本語、英語、中国語と韓国語を自動的に音声で翻訳するということです。
また、日本語と外国語の会話を翻訳してディスプレーに表示する技術も展示され、ホテルの受付カウンターなどでの利用を見込んでいるとしています。
一方、7つのカメラが競技場のさまざまな方向を撮影した映像を1つにつなぎ合わせる技術では、専用のゴーグル型の端末をつけた人が首を左右に振ると、その方向の競技場の様子を見ることができるということです。
パナソニックでこうした事業を担当している井戸正弘さんは「2020年に向けて大勢の外国人旅行者が訪れると見込まれるので、こうした技術をビジネスとして育てていきたい」と話していました。