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成田空港が運営ノウハウの輸出目指す2月10日 21時39分
成田空港会社は、ネパールの国際空港の改修や運営の改善に向けて、JICA=国際協力機構がことし春から行う現地調査に加わることになりました。将来的に、日本の空港運営ノウハウの輸出を目指すとしています。
成田空港会社が参加するのは、ネパール唯一の国際空港、首都カトマンズのトリブバン空港でJICAが大手商社などに委託して行う現地調査です。
トリブバン空港は年間およそ480万人が利用し、ヒマラヤへの外国人登山者の増加を背景に今後も利用の伸びが見込まれる一方で、施設の老朽化が進んでいるうえ、空港内の免税店が少ないなど運営上の課題が指摘されています。
成田空港会社などは、施設の改修や運営の改善に向けてどのような方法が考えられるか、ことし春からおよそ1年かけて調査を行うことにしています。
成田空港会社は、結果によっては改修や運営などの事業に本格的に関わることを検討するとしていて、将来的に日本の空港運営ノウハウの輸出を目指すとしています。