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カンボジアへの投資呼びかけるセミナー2月10日 15時59分
ことし12月に迫ったASEAN=東南アジア諸国連合の経済共同体の発足に向け、経済成長が続くカンボジアへの投資を呼びかけるセミナーが都内で開かれました。
このセミナーは、国際機関の「日本アセアンセンター」が、ここ数年7%以上の経済成長を続けているカンボジアから、外資の誘致を担当する政府高官を招いて開いたものです。
都内の会場には商社やメーカーの担当者など250人が集まり、初めにカンボジア政府の責任者が「カンボジアは外資への規制がほとんどなく、人件費が安いうえ、台風などの自然災害も少ない」と説明しました。
また、人口6億人の経済圏となるASEAN経済共同体の発足がことし12月に迫るなか、4月にはタイとベトナムが陸路で結ばれることから、中間に位置するカンボジアの優位性はさらに高まると強調していました。
一方、JETRO=日本貿易振興機構の担当者は、カンボジアの課題として、周辺国と比べて電気料金が高いことや人件費が上昇傾向にあることなどを指摘しました。
参加した食品メーカーの担当者は「カンボジアは40歳以下が6割を占める有望な市場で、進出を検討したい」と話していました。