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首相訪米を日米同盟の重要性発信の機会に2月10日 12時54分
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アメリカホワイトハウスの高官は、ことし春の大型連休中にも予定されている安倍総理大臣の訪米で、オバマ政権のアジア重視政策を確認するとともに、戦後70年に合わせて、戦争の歴史を乗り越えてきた日米同盟の重要性について発信する機会にしたいという考えを強調しました。
安倍総理大臣はアメリカ政府の招請を踏まえ、ことし春の大型連休中に訪米し、オバマ大統領と会談する方向で日米両政府が調整しています。
これについて、ワシントン市内で9日、記者会見したローズ大統領副補佐官は、「オバマ大統領は、アジア太平洋地域を重視する政策に個人的に力を注いでいるという明確なシグナルを送ることを心に留めている」と述べ、安倍総理大臣の訪米をアメリカのアジア重視政策を確認する機会にしたいという考えを示しました。
そのうえで、「訪問は、日米両国が『歴史の悪夢』をどのように克服してきたのかをよく考える好機になる」と述べ、民主主義の価値観と経済的な繁栄を共有することで第2次世界大戦の歴史を乗り越えてきた日米同盟の重要性について発信する機会にしたいという考えを強調しました。
同時に、ローズ副補佐官は、アメリカ政府がことし中国の習近平国家主席にも公式訪問を招請したことに触れ、温暖化など地球規模の問題の解決を目指すには米中両国の首脳が直接会談することが重要だという認識を示しました。