原知恵子
2015年2月16日17時45分
小学校の校内によくある像といえば「二宮金次郎像」。でも岐阜県では、「歯」の形をした塔がいくつも立っている。だれが、いったい何のために……。正体に迫った。
岐阜市北部の方県小学校(児童数95人)。校庭の隅に「歯の塔」としるされた高さ約2メートルの像が立つ。1971年の建立で、台座部分には穴がある。毎年6月になると、この1年間で抜けた児童の歯をフィルムケースに入れ、像の中に一人ひとりが「納歯」する儀式をするという。
同校6年の部田(とりた)えまさんは過去に納歯した。「目を閉じながら、小さい頃からの感謝の気持ちを込めて乳歯をいれました」と話す。
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