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“ミニ肝臓”大量作製装置を開発
2月16日 15時49分

“ミニ肝臓”大量作製装置を開発
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iPS細胞から大きさが数ミリの“ミニ肝臓”を大量に作り出す装置を、横浜市立大学などの研究グループが開発しました。
重い肝臓病の子どもにこの“ミニ肝臓”を移植する臨床研究を平成31年度にも始めたいとしています。

“ミニ肝臓”を大量に作り出す装置を開発したのは、横浜市立大学の谷口英樹教授らの研究グループです。
アイソレーターと呼ばれる滅菌された作業台にベルトコンベアが設置され、iPS細胞から作った肝臓の細胞が入ったシャーレや培養液などが次々と手元に送られてきて、研究者が効率的に作業をできるようになっています。
1か月ほどで最大数ミリの“ミニ肝臓”を作り出すことができるということで、研究者の手作業を一部自動化し作製効率を100倍以上に高めることができたとしています。
研究グループは平成31年度にも、重い肝臓病の子どもにこのミニ肝臓を複数個移植して治療する臨床研究を始めたいとしています。
谷口教授は「自動車の工場のように、ロボットの手助けで大量にミニ肝臓を作り出すことができる。平成31年度からの臨床研究に向け大きな一歩になる」と話しています。

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