2015年2月16日13時41分
大リーグからプロ野球広島東洋カープに8年ぶりに復帰した大阪市出身の黒田博樹投手(40)が16日、広島市内のホテルで入団会見に臨んだ。18日から沖縄市で始まるキャンプに合流し、3月27日の開幕に備える。
黒田はドジャース、ヤンキースに在籍した大リーグ7年間で通算79勝を挙げた。これだけの実績を残した選手の日本復帰は異例だ。紺色のスーツ姿で現れた黒田は「日本に帰ることがあれば、今年しかない、ぜひカープに帰ってきたいと思っていた。広島に帰ってきて、ファンの熱気が強いなと最初に感じました。実際、自分の決断はこれで良かったのかなと考えることもあったけど、ファンの声を聞いて、これで良かったという気持ちです」と笑顔を見せた。
会見の前に松田元(はじめ)オーナーと会った。「優勝しようと声をかけていただき、握手をしました。胸が熱くなった」と語った。
黒田は大阪・上宮高、専修大を経て、1997年に広島入団。05年に最多勝、06年に最優秀防御率のタイトルを獲得。広島での通算成績は103勝89敗、防御率3・69。フリーエージェント宣言して、08年に大リーグに移籍した。昨年まで大リーグでは日本選手初の5年連続2桁勝利を挙げ、79勝79敗、防御率3・45。
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