SKE48、初映画の完成披露上映会で“SKEイズム”語る
WHAT’s IN?WEB 2月16日(月)16時48分配信
SKE48
SKE48初のドキュメンタリー映画「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」が2月27日に全国公開される。これに先がけて2月15日、本作品の完成を記念してTOHOシネマズ 有楽座にて完成披露上映会が開催され、舞台挨拶にSKE48メンバー(大矢真那、松井珠理奈、須田亜香里、江籠裕奈、古畑奈和、東李苑、北川綾巴、惣田紗莉渚)と石原真監督が登壇した。
舞台挨拶では、SKE48の6年半の歴史で蓄積された、メンバー自身も見たことのない貴重な記録映像や、卒業生を含む40名を超える撮り下ろしインタビューで綴られた本作品について、それぞれの見どころや感想を語り、松井珠理奈は「この映画を通して、もっともっとSKE48を好きになって」とPRした。
また、この完成披露上映で3月31日リリースの17thシングルのカップリング曲「僕は知っている」が主題歌に起用されることも発表された。
【完成披露上映会インタビュー】
Q:この作品で改めて6年を振り返っていかがでしたか?
松井珠理奈:
あの当時のつらかったこととか悔しかったことはたくさんあったんですが、(その後に)必ずみんながキラキラ輝いていたのが良かったです。楽しいことや大変なことはたくさんありますけど、それがいつか輝くんだって感じられたので、これから先も頑張っていきたいと思いました。メンバーにとっても勇気をもらえる映画ですし、アイドルだからということではなく、何かに一生懸命になっている方々が観たら、必ず勇気をもらえる映画だと思います。
須田亜香里:
この作品で、がむしゃらに追いかけてきた先輩方の初期の映像を見ることができたのは大きなことでした。最近になって、後輩がすごく頼もしくなってきたのを感じて、可能性を持っている後輩たちにポジションを譲らなくてはいけないかなと考えてた時期もあったんですが、ステージの後ろから先輩たちの背中をみつめて学ばせていただいた時代があったので、まだまだ後輩に教えてあげられることが自分にはあるのかな、と思ったんです。だから須田がここまでやるなら私たちもここまでやろう! って後輩に思ってもらえるペースメーカー的存在になれたらいいなって思っています。
Q:劇中の記録映像について
江籠裕奈:
まず、いろいろな映像が残っていたことにびっくりです!(セントレア空港でのPRイベントの)ライブ中に音が止まってしまうトラブルのシーンでは、5期生はまだ劇場デビュー前でファンのみなさんの前に立つもの全然慣れていない時期だったんですけど、音が止まってしまっても1列目で踊り続ける先輩の姿をみて、付いていかなきゃって必死だったことを覚えてます。
古畑奈和:
私がチームEに入ったあとも、たまに機材トラブルはあったんですが、やっぱりいちばん最初に思い浮かぶのは、研究生時代のセントレア空港のことで、先輩たちは音が止まっても歌いながら踊り続けていたなって思い出しながらやっていました。あれからは、音が止まってもステージを止めることのない自分たちがいたので、あの経験は良かったなって思います。私たちもあの映像は初めて見ました。がむしゃらに踊っていて、その気持ちは忘れたくないなって思いました。
Q:6期生やドラフト生の若い世代のメンバーには、どのように映ったのでしょうか?
惣田紗莉渚:
ドラフト生はアンナ先生にレッスンしていただいたので、アンナ先生のいろいろな教えが、いまに生きていると思いました。アンナ先生のレッスンを受けられたことは貴重な経験だったと思います。私はドラフトでSKE48に入ったので、そのときの映像が見れてうれしかったです。先輩たちが(テーブル上で)誰を選ぶか相談している会話を初めて聞いて、SKE48のチームのことだけじゃなく、候補生の未来もちゃんと考えてくださっていることを知り、本当にあたたかいグループに入れてよかったなって改めて思いました。
北川綾巴:
「12月のカンガルー」の選抜発表のシーンで自分の名前を呼ばれたとき、(その自分の驚いた表情をみて)人はびっくりしたときにあんな(放心状態な)表情になるんだなと映画を観て思いました(笑)。次の作品に向け、私も新しいSKE48の歴史を作っていけるような人になりたいと思いました。
東李苑:
率直に先輩方は本当に偉大だなって思いました。私は6期生として加入したので、この映画を通して初期のSKE48を知ることができて良かったと思います。それと同時に卒業された方も含めて、先輩たちがSKE48を作ってきてくださったということがわかったので、これからは一緒にSKE48をつくって盛り上げていかなきゃいけないなって思いました。アンナ先生のレッスンのシーンをみて、私たちもアンナ先生にレッスンしていただいて「喝」をいれてほしいです!
Q:1期の二人は今日の後輩たちのコメントを聞いていかがでしたか?
大矢真那:
(東李苑の)「喝をいれてほしい」っていう言葉はすごくうれしいです。先日、アンナ先生と話す機会があり、「最近は世間的にも“怒る”ってことをあまりしなくなったね」と話をしていたので、ここにいる6期生たちのように入って3年も経っているのに「厳しいレッスンを受けたい!」って思ってくれる後輩がいることがうれしいですね。機会があったらアンナ先生に来ていただいて、ぜひご指導お願いしたいです。
松井珠理奈:
後輩メンバーと一緒にステージに立っていて、パフォーマンスなどの成長は感じられるんですけど、なかなか普段はゆっくりまじめな会話をする機会は少ないので、今日舞台挨拶で後輩たちの言葉をひとつひとつ聞くことができて「ちゃんとSKE48のこと考えてるんだな」と成長を感じられたのが、いちばんうれしかったです。
Q:最後にご挨拶
石原真監督:
SKEイズムを描こうとするとオーディションからお披露目までの1ヵ月間と、デビュー公演前のハードなレッスン期間は外せないため、この期間を描くとき、やはり多くの一期生の証言は不可欠でした。そして、卒業生が今でも活躍していることも同時に描きたかったのです。だって、ここにいるみんなだっていつか卒業するかもしれないわけで、卒業した人たちが活躍してなかったらみんなも寂しいでしょう(笑)!? 限りある女性アイドルの世界でいろいろな女性の生き方があることを、観てほしかったのです。
最近は卒業の話題が多くてファンの皆さんもちょっとだけ落ち込んでいる部分もあると思うんですけど、この作品を観るとわかるとおりSKE48は全然大丈夫ですから!
この映画で1期生の姿を通して、もう一度原点を振り返り、SKE48がこれから発展していくためのきっかけになればという想いで作りました。細かなところにいろんな情報が隠れてたりするので、1回とはいわず、3回くらい観たほうがいいと思います(笑)!
松井珠理奈:
はじめてSKE48のドキュメンタリー映画を作っていただき、6年間をまとめていただきましたが、もっともっと知ってほしい部分がたくさんあるので、ぜひ第2弾もあったらいいなと思っています! 今回は「アイドルの涙」ですが、もし第2弾ができるとしたら「アイドルの笑顔」というタイトルになるくらい、これからのSKE48が笑顔の絶えないグループになれるようファンのみなさんと一緒に作り上げていければと思います。この映画を通して、もっともっとSKE48を好きになっていただけたらうれしく思います。
映画情報
「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」
2月27日(金)公開
企画:秋元 康
監督:石原 真
出演:SKE48
(C)2015「DOCUMENTARY of SKE48」製作委員会
最終更新:2月16日(月)16時48分
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