仮面の上戸＆キムタク、ドラマ初共演！テレ朝系「アイムホーム」

　ＳＭＡＰの木村拓哉（４２）が、４月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「アイムホーム」（木曜・後９時）に主演することになった。ドラマ初共演する女優・上戸彩（２９）と夫婦役で、事故で過去５年の記憶を失った夫を演じるミステリー要素のあるホームドラマ。テレ朝の連ドラ初主演で、子供のいる父親を演じるのも初めてだ。

　木村が演じるのは、事故で５年間の記憶があいまいになってしまった男・家路久（いえじ・ひさし）。なぜか妻の恵（上戸彩）も４歳の息子も仮面をかぶったように見え、表情も感情もうかがうことができず、愛情があるのかも分からずに苦悩する。

　証券会社のサラリーマンで心優しく料理上手な男だが、事故以前は上昇志向の強い冷酷な超エリート。記憶には５年前に離婚した前妻と娘への愛着が残っている。手元にある謎の１０本の鍵束をもとに、過去の自分を探す旅に出るというミステリアスな物語だ。

　原作は漫画誌「ビッグコミックオリジナル」で９７～９８年に連載され、文化庁の９９年度「メディア芸術祭」漫画部門の大賞を受賞した石坂啓氏の漫画「アイムホーム」（上下巻、小学館）。木村を主演に、衝撃的な設定の“ホームドラマ・ミステリー”を届ける。

　木村は、初共演の上戸について「顔も見えない、感情も読み取れないなんてホントに『なんて話だ！』という感じですよね。すこぶるかわいいじゃないですか。“仮面”という設定が腹立たしいくらいですよ」と笑わせ、以前、目で芝居する上戸が印象的だったとして「本当に楽しみです。彼女と息子のいる家が久の帰る場所なわけですからね。久には仮面しか見えないかもしれないけど、僕は毎回しっかり上戸さんの顔を見てお芝居しますよ」と意欲たっぷりだ。

　原作を読んで恵役を演じたいと強く思ったという上戸は「木村さんの奥さん役という貴重な体験ができる上に仮面をかぶっているなんて、なんておいしいんだろうって。一緒に１つの作品を作る機会がいただけて本当にうれしいです！」と喜んでいる。

　本当の家族はどちらなのか、本当に帰る家はどこなのか。フジ系「ＨＥＲＯ」の型破りな検事など、さまざまな役を演じてきた木村が上戸とともにどんな夫婦像を見せるのか話題になりそうだ。

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