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 そもそもは2014年。東京にも遅い冬が訪れ、そろそろ華やかなクリスマスの準備でも始めようかと街が楽しげに化粧をし始めたころ。

 日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスの優勝セールが盛んに行われ、プロ野球もストーブリーグが始まろうとしていた折。前年2013年の日本一の栄光から一転最下位へ転落した東北楽天ゴールデンイーグルスは思い切った手を打ちます。すでに辞任を発表していた星野仙一前監督から、大規模な体制転換を断行することになったのです。

新監督はデータ!もとい、デーブ!

 何をするのかと思ったら、大久保博元監督就任。うおー。マジですか。いやー、どうなんでしょうね。ネットでは賛否両論のこの監督人事に始まり、いろんな人がイーグルスを去り、新しい人がイーグルスにやってきました。また、橋上秀樹さんが読売ジャイアンツから楽天へ7年ぶりに復帰、ヘッドコーチに就任。最下位だったし、できることは思い切ってやっていこうと、そういう決断を楽天はしたのでありましょうか。

 苦しい時期にこそ、チャンスがあります。

 己の弱い部分を見極め、力強い組織へと変革をしていくために、何ができるのかを、じっくり考え思い切った決断を下すのにもっとも良いタイミングでもあるのです。

 中学時代からファミスタではレイルウェイズを楽しみ、こよなく南海ホークスと初芝清を愛していた、一人のパリーグファンである私としては、球界に新規参入してからかなりの勢いで日本一に駆け上がった楽天の凄さと、一個ボタンが掛け違うだけで最下位に落ちてってしまう脆さとが魅力に思えていたわけなんですね。やー、楽天イーグルス頑張って欲しい。いいファンいっぱいいて良いよねイーグルス。どう立て直すんですかね。

 というわけで私、今シーズンより編成・育成データ担当として、2015年楽天の久米島キャンプに帯同しています。楽天イーグルスには、元々データ野球の下地があります。2006年から09年まで楽天の指揮を執った野村克也監督の時代から、球団はデータ野球への取り組みを進めており、選手の成績管理や配球のデータを取り揃えて現場に活かす仕組みが、すでにイーグルスには備わっていたわけです。ありがとうノムさん。

バックネット裏から各種データ収集に勤しんでおります。

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  • 2015年2月16日
    球春到来!今年の楽天はデータで勝ちます

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