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松下幸之助さんのことば
『私は貧乏で、体が弱くて、学歴がない(中卒)。 だから成功できた』

パナソニックを一代で築きあげた松下さんの言葉にこんな言葉があります↑

・貧乏だから→ハングリー精神が養われる。前に進もうと思える。


・体が弱いから→体を大切にし、仕事を人に任せるようになる。
マネジメント力があがり、自分の役割に集中することにつながる。


・学歴がないから→謙虚、素直な気持ちで人に聞くことができる。

一般的に負の条件といわれることを、こんな風にうけとめてこられたんですね。

「なんで、自分はこんなに不運なんだろう?」とか「自分は~だったからできないんだ」と考えるよりも、つねに今ある状況をふまえ「じゃあ、どうするか?」を考えてこられた方なんでしょうね。


制約があるからこそ、可能性が広がる。
体がいくつもないから「やること」と「やらない」ことを選択できる。


私はどちらかというと体が強くないです。
それなのに、一つのことに没頭すると寝食忘れてしまうタイプ。


子供が生まれるまで、作品をつくっていると飲まず食わず徹夜でやってしまったりと「根性でやってしまう」ことも多かったんですが、反動で熱を出したり、体を壊してしまう・・・というパターンが多かったです。


一人暮らしのときはそれでも通用したけど、子供が生まれた今ではたちまち子供の世話をできなくなってしまうし、家庭も仕事も回らなくなりますよね。


最初は不自由を感じたんですけど、これって悪いことばかりでないなあと思うようになりました。
もし、子供がいない状況下で無理や根性を通すやり方でいっていたら、今ごろ短命に終わったり、大きく調子を崩してしまっていたかもしれない(*^・ェ・)ノ


完璧を追い求めて体も家庭も崩してしまうより、6~7割でもOKと思えること、そのために毎日地味にリズムよく続けて実力の底上げをする。それを大事にしようと思うようになりました。


また、自分が無理して頑張っていると、その基準を人にもあてはめてしまいがち。
「アノ人は頑張ってない」とレッテルを貼ったり、家事や仕事、色んなことを両立して頑張っている人の気持ちも状況も分からなかったかもしれない。
人に対する寛容さを教えてもらった気がします。


子供がいるからこそ、時間も肉体も限界が見えるようになった。
自分のペースでなにもかもできないから、工夫するようになった。



制約があるからこそ、
「だから考える。」
「だから人とコラボする。」
「だから、やることと、やめることを選択する」
「だから段取りよくうごくようになる」
「だから無理しすぎなくなる」
「だから余裕を持って取り組むようになる」
「生活リズムを持とうとする」

こう考える、工夫するクセがつきました。

制約と、自分の性質と、大切にしたいこと。



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この3つを掛け合わせていくことが大事。
省エネながら最大化を狙える気がします。

全部が全部、思ったことを自由にできるだけの時間や体の余裕がない。
だからこそ「何を大切にし・何をやめて、何をやるのか」見つめ、優先順位をつけてやっていくこと。
「一つやったことの最大限に効果を発揮するにはどうするのが一番いいのか?」考えて動くこと。


こうやって「何もかもできないからこそ、結果、自由が広がる」ことって沢山あるんだなあ~と、毎日教えてもらっている気がします(笑)
子育て中は思うようにならないこともいっぱいあるけれど、結果できるようになることもいっぱい。地味に楽しくいきましょう^^

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■私、ヒビノケイコの著書。高知の山奥で暮らしながら新しい時代のあり方を創造中。
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~
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