報告を迷う誤字脱字。
2013年 06月25日 (火) 01:00
相変わらず活動報告ではありませんが、読んでいて良く目につくけど意味的には通るために報告を迷う誤字脱字(?)を紹介してみましょう。
<「話」と「話し」>
これが非常に多いです。
単なる変換ミスなのかもしれませんけどねー。
同じ漢字ですし、意味的にも似ているんですが、「話」は【名詞】、「話し」は【動詞】です。
例文:
すでに死んだ祖母のハナシ(1)を聞いていた末の孫がハナシ(2)たことによって、その事件は大きく動いた。生前の祖母に「ハナシ(3)がある」と呼ばれたのは末の孫だけではなかったが、祖母を馬鹿にしていた他の親戚はおハナシ(4)にならない、と相手にしなかったというのだ。
上手い例文考えられなくてすみません。
すべてのハナシを漢字に直すと以下となります。
例文回答:
すでに死んだ祖母の話(1)を聞いていた末の孫が話し(2)たことによって、その事件は大きく動いた。生前の祖母に「話(3)がある」と呼ばれたのは末の孫だけではなかったが、祖母を馬鹿にしていた他の親戚はお話にならない、と相手にしなかったというのだ。
見てわかる通り、(2)が動詞、それ以外は名詞です。
これが上手く変換できないと、読んだ時に違和感を感じます。
私が気にし過ぎるだけかもしれません。
すみません。
<文末混在>
簡単にいうと「です・ます調」と「だ・である調」が同じ視点で混在している、ということです。
とはいえ、これもよくあること……というか、発売されている本にもそのまま載ってたりするので、今では文法間違いにもならないのかもしれません。
プロでもそういった書き方をされる方もいらっしゃいますしね。
ただ、違和感を覚える、読みにくい、引っかかる、という場合、ここは揃えた方が良いんじゃないかなーとか思って悶々とします。
意図して書いている場合があるのでなんとも指摘しにくいですよね。
似たものとして、視点の混在も挙げられます。
1行開けや区切りを挟んでの視点変換は問題ないのですが、ただの改行で視点が変わると混乱しますよね。
「ん?あれ?」と、入りこんでいた思考が切り離されて、楽しんでいた文章が味気なく感じられたりして、ちょっと残念な気分になります。
これも作者さんの意図や作風によりますので、一概に間違いだとは言えない辺りが悩むところです。
作品は作者さんのものですので、読者は読ませてもらっている、と考えるくらいでちょうど良いと思いますが、作者さんの方でも読みやすさを考えて書いていただくと、読者が増えるかもしれません。
いやまぁ、言える立場じゃないんですけどね!