駅や公園のあちこちにある、路上に人をいさせないためのあの手この手。

設置物 写真 コメント
1

藤沢市(1999年10月)


駅前のデッキとその1つ下のデッキの間の空間。
かつてここに野宿していた人がいたことが伺われます。

2

藤沢市(1999年10月)


駅前にあるデパート前の公道。
このバリケードは面白い形です。


3

藤沢市(1999年10月)


このタイプは都市部のいろいろな場所でみかけます。
横断歩道や駅前などの階段下の空間にフェンスができています。


4

厚木市(2001年3月)


駅近くのバスターミナル上のデッキ。
周辺にダンボールハウスがたくさんありましたが、この年に撤去されました。

デッキ上の水道は、使えないよう蛇口が取り外されていました。
見えにくいですが、同じ場所のもうひとつの水道にも蛇口がありません。
5

厚木市(2001年3月)


ほとんど野宿者に対する注意だけ。

6

藤沢市(2001年6月)


駅の地下道。ハウスが撤去されて、その後には防止用のバリケード
(こういうのをA型バリケードというそう)が置かれるのが定番です。

7

藤沢市(2001年7月)


立派なフェンスが張られました。
ちなみに、下はこの1ヶ月ほど前の状態です。
ハウスが撤去されてすぐの段階。


8

藤沢市(2001年7月)


コインロッカーの上にダンボールなどの荷物が置けないように、
わざわざ金属を継ぎ足して斜めにしてあります。


9

藤沢市(2001年7月)


8と同じ目的ですが、ここではコインロッカー上の空間を
板で全部覆ってしまいました。

10

藤沢市(2001年7月)


駅の地下道です。
かつてはこの奥にもハウスが作られていました。
この扉にもかなりお金がかかっています。


11

場所不明(2001年8月)


当方=警告の主体(責任者)が書いてありません。
期限も切らず、責任者も書かずに私有財産を撤去すると宣言するなど、
今まで見た中で一番むちゃくちゃな貼り紙。


12

平塚市(2002年3月)


平塚駅の地下道。ここもかつては長い通路に
たくさんの野宿者がいました。
現在はバリケードの数も少なくなっています。


13

横浜市(2002年11月)


横浜市中区の石川町駅そば、高速道路の下。
ここも小屋がたくさんありましたが「美観のため」
大勢の人の生活の場が撤去されました。
撤去後は戻れないようにフェンスを張っています。


14

藤沢市(2003年2月)


6と同じ地下道。
いざというとき消防ホースが取り出せないのはいかがなものか。


15

藤沢市(2006年6月)


以前はこの広い空間にたくさんの人が寝ていました。
今では常時このようなカラーコーンが置かれています。

16

藤沢市(2006年7月)


駅の地下道。
以前は昼間からここにダンボールハウスがありました。

そこに住んでいた人が生活を保障されて出て行くことを見返りに、
小屋は片付けられました。これはその後置かれたものです。

17

藤沢市(2006年7月)

路上での禁止行為は野宿だけではありません。
ダンス・演奏も団体としての登録や予約が必要だとのこと。
管理社会も行きすぎのように思われますが。

17

東京都町田市(2006年11月)


以前ダンボールハウスが立ち並んでいた新宿西口通路に置かれたオブジェとほぼ同じような形態の設置物です。
デパートの入口両脇がこうなっています。おそらく純粋な意味での公共空間ではありませんが、それに順ずる場所として。

18

横浜市(2006年11月)


横浜市営地下鉄の構内。
JRや他の私鉄に比べて、公営のこの鉄道の構内が
一番露骨な排除を打ち出しています。


19

横浜市(2006年11月)


横浜駅西口。
かつてはここに10軒近くのダンボールハウスがありました。
2002年のワールドカップ開催前に横浜市内ではいくつか排除の
動きがありましたが、ここも一斉に住民が出て行かざるを得なくなりました。
その後にできたのがこの金属製の覆い。
"Welcome to Nishiguch" と、格好悪いメッセージが。
せめてYokohamaと書けばいいものを。


20

平塚市(2006年11月)


平塚駅北口。
この横には、今年の秋から施行されている
「平塚市さわやかで清潔なまちづくり条例」と書かれた
大きな掲示があります。


21

東京都千代田区(2006年12月)


「本日(06.12.02)、東京メトロ(地下鉄)丸の内線霞ヶ関駅から
千代田線の同駅に移動したおりに、イエローカードなものを
発見してしまいました。
ちょっとしたかべのくぼみ一面に置かれた観葉植物・・・・。
駅の他の箇所を見回しても植物等は飾られていないのに、
この箇所にだけ観葉植物が設置されていたのでした。
空間のコーディネートとしては投げやりな印象を受けます。
おまけに鉢の色も統一されてないし。しかも周囲の風景から
見事に浮いている観葉植物はシュールレアリズムすら感じます。
・・・写真ではわからないかもしれないですが、これがなければ
ちょっと横になれるかな、と思えるその場所に
絶妙に配置された観葉植物たち・・・。
これは、かなり排除系としてはグレーゾーンなのですが、
コーンやバリケードもさることながら「植物」に排除の役割を
担わせるとしたらエグさ倍増です。
それこそ駅員さんに観葉植物設置の意図を聞くのは重要な活動(!)
になるのかも。
ちなみに、他の東京メトロの駅構内で、ここまでぞんざいかつ
シュールな観葉植物の群れをみたことは寡聞にしてありません。」
(くりくり)


22

東京都新宿区(2006年12月)


悪名高い新宿西口地下通路のオブジェ。
夜通りかかったときには、このオブジェとオブジェの間に
座って寝ている人もいました。
もちろん寝心地は悪そうです。

23

京都市(2007年1月)

京都駅前のデパート脇にあるくぼみ。
もともと何を意図して作られた空間だったのか不明ですが、
ダンボールハウスを作るには適した空間です。
おそらく以前はハウスがあったのでしょう。
この手前にはわざとらしいオブジェや仕切り付きベンチが配置されています。


 手前の部分
24

横須賀市(2007年1月)

横須賀中央駅前のデッキ下広場。階段の下の部分が覆われて、
隙間がなくなっています。


25

京都市(2007年2月)



京都市内にある公衆トイレ。とてもきれいで気持ちがいいのですが、
頑丈な扉が付いていて夜間は閉められてしまいます。
野宿者が中で寝るのを防ぐために、夜間の利用時間外は鍵を閉めるトイレが
あちこちで増えています。


鍵の付いた外扉



戻る