/うどん/竹林/らーめん愉悦処鏡花@立川にて台湾まぜそば鏡花風/ラーメンスクエア/立川らーめんたま館(やかた)/創麺業磯部水産@東小金井にて原点の中華そば/
そのまま賞味期限を過ぎてしまって破棄するのはもったいないうどん、休みの度に食べるといっても中々進まない。
乾燥ネギでは味気ない、予め刻んだネギでなんとか格好が付くかな。
特に時間を急ぐわけではないので、駅まで歩いて行きます。
天気が良ければ歩くのも苦じゃないですよね、悪天候だと考えてしまいますけど。
今日は夜に一大イベントを控えているので、その時間に合わせての立川、2004年9月に訪問して以来ですので、スマフォのナビで道を間違えないようにお店に向かいました。
らーめん愉悦処鏡花@立川、店内外は全くと言っていいほど10年前と同じ印象です。
その時は「こんなコンセプトでやって行けるのか?」と思いましたが、大切なのは今目の前にある「見える部分」ではなく「私はこれがいいと思っている」と言う「(見えない)強い意志」なんだな。
とかく目に見える部分を意識しすぎると、目に見えない部分を感じることが出来なくなる。
一気に照度を下げると店内の様子が見えないので、廊下に設置した券売機と待合室で目に暗さを慣らします。
店内BGMは無いので、ラーメンを作っている音と、ラーメンを食べている音だけがしんめりと伝わります。
空いている席に案内され、座って食券を渡すと、暗いからかその場では復唱されませんが、オーダーを間違えられるとは思っていません。
厨房と手元だけに照明が当たるのですが、手元はLEDライト、以前は天井からの白熱灯だったような、記憶はうろ覚え。
少し時間が掛かって台湾まぜそば鏡花風900円。
「鏡花風」と付くだけあって、本来の台湾まぜそばを鏡花風にアレンジ、まあ、アレンジしないで再現しただけでは面白くないし。
醤油ダレと平打ち麺、トッピングは長めのニラ、長めの白髪ネギ、刻み海苔、おろしニンニク、魚粉、挽肉、卵黄、味付けは恐らく山椒。
平打ち麺が美味しければタレも抜群、山椒もかなり痺れを強く感じ、挽肉の美味しさも相まって、とても美味しいまぜそば。
ここまで長いニラ、タレが少ない台湾まぜそばは初めてでので、相当気をつけないと、追い飯様のタレが残りません。
食べている途中で追い飯が提供されますので、残ったタレを掻き取るようにして混ぜて一粒も残さずに頂きます。
食べ終わったタイミングで黒蜜きな粉ラーメン刺し、麺帯に黒蜜、甘いものは苦手なのですが、何とかぎりぎり食べてご馳走さまでした。
せっかく立川まで来たので、休業中と聞いている立川二郎へ。
再会すれば私にも報が聞こえてくるだろうけど、予定どおりお休みされていました。
その後、アレアレア3階にあるラーメンスクエア(ホームページ)、 現時点の出店は、恵比寿、鳴声、いちや、萬燈行、麺志朗、極ジョー、絆の七店舗。
入り口に立っている店舗案内、私の撮影技術ではどの方向から撮っても全ての店舗の紹介が一度に写せない。
施設自体は閑散としていて、各店舗を覗いてみましたがお昼時を外れていることもあって半分は入っていない感じです。
続けて立川らーめんたま館(やかた)(ホームページ)、現時点の出店は横浜家系らーめんいとし家、南木商店、麺処井の庄立川店、立川マシマシ。
店舗の様子を伺いにくい館の構造ですので入らず、どうなんだろうか。
駅近くの喫茶店でコーヒーを頂きながら休憩してから、磯部さんがくじら食堂@東小金井の定休日間借り営業される、創麺業磯部水産@東小金井へ。
今日は18時から21時まで、日曜は11時半から14時、18時から売り切れ終了まで。
開店まで一時間ありますが、今日この日を2013年9月に楽々@吉祥寺を閉店して以来、一日千秋の思いで待った月日を考えたら、一時間なんて一秒にも満たない時間。
今日この情報が氾濫している時代では、今夜みたいな営業を一ヶ月以上も前から知ることができます。
ラーメン食べ歩きの駆け出しの頃なら「なんで今夜は違う人が違うメニューで営業されているんだろう」と、到底理解できなかったことでしょう。
良い事か悪い事か分からないけど、こうなってしまった以上、そうやっていくしかありません。
定刻にシャッターを開けた磯部さんに「おっ、そんな早くじゃなくても大丈夫ですよ」と驚かれましたが、「売り切れちゃうかも知れないじゃないですか」と格好を崩して答えました。
程なくして入店、今夜は中華そばのみのメニューで大盛りもトッピングもありませんが、今日のこの時間に通りすがりの一般客が紛れ込むはずもなく。
黙々と並び、黙々と食券を買い、店内にはBGM代わりのテレビ音、ラーメンを調理する音、そしてカメラのシャッター音だけが響きます。
オペレーションの遅れを危惧され、手待ちの時間に食べてもらおうとおでんが用意されています。
大根、こんにゃく、ゆで玉子、餅巾着、メンマ、ちくわなどから三つで200円、今日のこの時間に調理のオペレーションをとやかく言うような一般客が紛れ込んでいるとは思えず。
私は大根、こんにゃく、ゆで玉子を頂きました。
磯部さんはお客さんの組みを意識しつつ、2玉か3玉づつ茹で上げていて、調理器具の扱いが手慣れた感じで、相当リハーサルされたか、ここの厨房に入るのは初めてじゃないのか。
少し待って原点の中華そば750円、シンプルにシンプルを重ねた麺相、シンプルとは「食材が少ない」ことではありません。
ドンブリの底まで透き通ったうっすらと醤油色が付いたスープ、先ずはベースが鶏ガラ出汁、合わせる魚介出汁は煮干しは煮干しでも鰯ではなく鯛の煮干し。
醤油ダレは白醤油、三河しろたまりを使っているとの説明があります。
優しい中にも力強さを感じる味わい、ああ、言葉なんか要らない、気持ちには気持ちでしか応えられない。
てっきり自家製麺かと思いましたが、門出の今日は三河屋製麺、形状は手揉み風平打ち中細麺。
スープとのマリアージュにややもの足り無さを感じますが、足りない分はお客さんそれぞれの磯部さんとの思い出で埋めるために空けてあるのでしょう。
そう、その思い出で埋めてこのラーメンは完成します、思い出がない人は今日から思い出を作ったらいいと思います。
ああ美味しかった、ご馳走様と声を掛け、簡単にご挨拶させていただき、店外に出ると外待ち10人、何気なく顔を見ると、知り合い発見。
ラヲタは「今日は何杯目?」が基本の挨拶、私は二杯目、彼は三杯目、彼が店内に入るまで立ち話。
ラーメンの中の人と必要以上に仲良くなることを好まない私ですが、磯部さんとは知り合えて本当に良かった。
ラーメン万歳、ラーメン好きで良かった。
2015年02月14日
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