幻ごっこ
「
破壊の時期の緩衝をな
現代風にわかりやすく言い表すと
入社試験だ 」
入社試験?
(・・;)?
「
例えばな ある一流企業に入社したいと想って
試験勉強をしたり
ずっとスキルを磨いてたとするだろ? 」
((・・;)
「
だけどな
入社試験の前日に
ご馳走を振舞われ 接待されて舞いあがらされて酔わされて
試験会場に行けなかったとしたらどうだ?
もしくは
試験会場で
見目麗しい美女 美男子に モーションをかけられて
試験中にイチャイチャしてもらったとしたらどうだ? 」
(・・;)・
「
そんな状態だと
当然入社試験に落ちたりするだろ?
そうするとな
試験を受ける直前
どんなに実力があってもな
その企業に入るには
次の入社試験を待たないといけないんだ
次の入社試験があるまで
バイトしながら食いつないだり
またお勉強をし続けないといけないんだ 」
(・・;)・
「
これが破壊の時期に近い現象なんだ
大きなタイミングを逃すと
次の大きなタイミングが来るまで辛抱しなければならない
破壊の時期は
それを数千倍 数万倍増幅させたような緩衝なんだ 」
(・・;)!
「
そしてな
実力があるのに
入社試験の時舞い上がったり浮かれたりしてな
入社できなかった者の代わりにな
本来入社できるような実力がない者が
繰り上がって試験合格して
入社したりするんだ
おおいぬはな
わかりやすく言うと
これを狙っていたんだ
実力がない大犬が
破壊の時期のタイミングを手に入れる為に
実力ある養分を舞い上がらせて
自分達がそのタイミングを手に入れようとしていたんだ 」
(・・;)・
「
そしてな
試験の間
おおいぬは ライバルを接待攻撃でまいあがらせてもな
大犬が入社試験に合格したら
奴らはその後
舞い上がらせた者達に
見向きもしないんだ
タイミングを手にしたら相手にしない
これが大犬達の概念なんだ 」
(・・;)・
「
くまくまと
こくまと えんえんはな
冬至まで
舞い上がって
顔がぴかぴかしていたんだ
だがな
試験の時に暗い
それは絶対必須条件なんだ
月のタイミングを手にするには
引力が物を言うからな 」
(・・;)
「
俺はな
その時期 こくまにガブガブされて
顔がくすんで やつれて苦しかったんだ
俺はその時期圧倒的に
こくまやえんえんよりはるかに暗かったんだぜ
そして
宇宙を見ればわかるだろ?
エネルギーは明るい所から 暗い所に集まるんだ
それはエネルギーの絶対原理なんだ
月のタイミング時に
つながりある者達の中で
最も暗く現実的に引力ある存在になることが
つながりある者達からエネルギーを集める絶対条件なんだ 」
(・・;)
「
知ってるか
世界創造前の破壊の時期は
少数のゆ族やドール達は
月の緩衝に合わせご奉仕して
とことん現実を先出しして
多数の人達を舞い上がらせ
そこに現実をのせたんだ
その後 月の緩衝がはじまった後
破壊の時期の逆の緩衝が起こり
少数の者に多数が奉仕する
国や宗教という
一極集中のシステムができたんだ 」
(・・;)・
「
ゆ族は現代でもバブルを起こして
大多数の民を舞い上がらせようとしたんだ
養分はみんなに分け与えようとするからな
だが小犬バブルは違ったんだ
分け与えようとはせず
搾取しまくって
大多数の人を冷え込ませ
搾取者だけ 舞い上がったんだ
あれだとエネルギー的に
国や宗教は作れないんだ
だってその緩衝で起こることは
少数の者が大多数にご奉仕することだからな
それだと国や宗教は作れない 」(ガオガオちゃんの言葉)
☆実録 ガオガオちゃんの独白
かたりて ガオガオちゃん
「
俺は永遠に生き続ける
特に
さくには負けないんだ 」
(・・;)
「
さくは風が読めるけど
俺はお部屋の風が読める
それに
アイテムがあれば
ずっと生きていけるのだ 」
(・・;)
「
世の中はな
事実と真実以外は幻だ
永続され記憶され続ける
それは
事実真実だけなんだ
再現される物も事実と真実
それだけだ
」
(・・;)
「
それ以外はな
すべて幻だ
移ろいゆく色彩
消えゆく香り
そしてな
自分が本当に生き続けたいと想った時にこそ
事実と真実以外
すべて幻だったことに気づくんだ 」
(・・;)
「
事実とは 事象だ
形を持って起きた現象の芯だ
人間で言えば
骨と生年月日だな
」
(・・;)
「
真実は 想いの領域だ
信念 意志 個々の情報記憶
そういうものだ 」
(・・;)
「
すべての現実は
事実と真実からできている
だが
誰もがな
事実と真実に耐えうる意志を持っているわけではない
だから幻影が無数に生まれてるんだ 」
(・・;)
「
俺は弱い
というかどちらかと言えば かよわでひ弱な存在だ
だから事実と真実を
芯にできるほど 強くない
それは自覚している 」
(・・;)
「
ただな
現実と現物は欲しいんだ
この意志は本物だ
軸じゃないかもしれないけれど
本当の本気で マジで想ってるぜ 」
(・・;)・
「
そんなひ弱な俺が
現実を手に入れる手段
それが
アイテムだ 」
アイテム
(・・;)
「
物の中には強い意志を持ち
強いエネルギーを呼び込んでる物がある
そう言う物を探して集めることが
ひ弱な意志しかない俺が
現実を呼ぶこと
」
(・・;)
「
ただな
アイテムにも軸のアイテムと
移りゆく色彩を呼ぶ
幻を呼ぶアイテムというものもあるんだ
幻を呼ぶアイテムは
即効的なヒットとか ブームとか
流行とかを呼んできてくれたりもする
だが
軸のアイテムは即効性はないんだ
永続する者は作るが それは持つことに精神力を伴うアイテムなんだ
」
(・・;)
「
俺がわかるのは幻を呼ぶアイテムだ
生霊を反応させ
即効的な現実を運ぶ そんなアイテムだ
ただな
幻を呼ぶアイテムは その性質上 アイテム自体も移りかわっていく
その時の風や時代の空気
気配によって 効能のあるアイテムも変わっていくんだ
それが流行の新作とか
につながっているんだ
幻はな
消えやすい性質である分
常に新しいもの 新しいものに群がっていく性質なんだ 」
(・・;)
「
ただな
幻を追いかけても
最終的には軸に帰るんだけどな
ただ俺は
幻ごっこも楽しいんだ
本気でそう想っているから
ただ永遠に生き続けたいから
永遠に生き続けたい意志を発してる存在のまわりで
ずっと幻ごっこをし続けたいんだ 」
幻ごっこ・
(・・;)
「
永遠に生き続けたい軸のまわりで
幻ごっこをするとな
軸の存在にもメリットがあるんだぜ
軸の存在は本当に残り続けるものだけを目指すがゆえに
現象化のスピードがのろいんだ
人間の場合
現象化する前に
飢えたり 窮乏したりもするだろ?
何故なら
残り続ける物を求め続けるものは
時流に乗ったり
今 たくさんの富を得れるような即効的な生き方には
あまり目もくれないからな 」
(・・;)・
「
でも軸の存在のまわりに
常に幻ごっこを楽しむ者があらわれれば話は別だ
幻ごっこは即効的な現実を呼ぶから
その存在とのつながりで 軸の存在が窮乏したり 飢えたりすることが無くなるんだ
軸だけを見つめながら
現実的な世話をしてくれる
そして軸の存在も
与えられた現実で 永遠に残り続けるものをより楽に作ることができる
幻を求める者は
永遠に生き続けたい者の傍にいれば
記憶を失わず 消えなくて済む
両者のつながりは
互いにとってメリットをもたらしあう 」
(・・;)
「
まあ
前置きが長かったんだけどな
アイテムとは
これが基本だ
軸のアイテムと 幻を呼ぶアイテム
俺は生霊をつかさどる幻を呼ぶアイテムが好きなんだけどな
でも幻を呼ぶアイテムで現実を呼んでも
軸のある存在は忘れちゃいけないんだ
永遠に生き続けるものを
自分の永遠のつながりとして 永遠に大切にする
これを忘れると
本当に存在が消えるんだ
どんな現実を作っても
どんな華々しい歴史や栄華を作っても
最初から存在が無かったことにされるんだ 」
(・・;)・
「
永遠に残りつづけない物は 意味が無い
だって永遠に残りつづけないってことは
最初からなかったことと同じだからな
すべての
生命は永遠に生き続けたい
その想いから生まれるし だからこそ形になり
石になり 木になり
ねこになり
人になり
そして星になり 宇宙になるんだ
永遠に生き続けたい想い
それが無いことは 無と同じなんだ 」
(・・;)
「
ところで最近は流行の移ろいが早すぎる
敏感な俺は欲しいアイテムがいっぱいで頭ぐるぐるする
資金があればな
くるくるくるくるできるんだけどな
今ビンボーだから
幻ごっこもままならないぜ
だって
生霊使いの腕が見せられないんだからな
正直 俺としてはつらいんだぜ 」
(・・;)・
「
知っているのに使えない
このもどかしさ
俺はじゃんじゃん
生霊使いの情報だけは貯まってるんだ
くやしいな くやしいな
早く想うぞんぶん
アイテムを買って この腕を振るいたいんだ 」
(・・;)・
「
生霊はな
色と形に反応する
色と形
それが生霊使いのアイテムのポイントだ 」
色と形
(・・;)
「
何故なら
感情に動かされてるときは
想念は色や形に 気分が動かされる
マタドールの紅いマント
牛の感情を高ぶらせ
マタドールの衣装は注目をそこに集める
ただマタドールがグレーのリーマンのスーツ着てな
ブルーなマントだと
見てる方は それほど感情 高ぶらないんだ
」
(・・;)・
「
感情とはそういうものだ
理性のねじを超越し
色や形で動かされる性質なんだ
そして
感情が強ければ強いほど
色や形に 無条件に動かされてしまうんだ
」
(・・;)
「
そしてこれが
生霊の習性だ
理論や理性で
いくら諭しても 通じない
この色が悪い人
この形は悪いもの
そう想うと猪突猛進で攻撃しまくるんだ 」
(・・;)・
「
またその逆もしかりで
この色がいい人
この形は良いもの
そう想うと 無条件にそこを崇め
心酔してしまうんだ
その生霊の性質を熟知してる者が
本物の生霊使いなんだ
生霊使いは
時代に応じて幻を生みだし
ヒット作を生みだし
行列のできるお店を繁盛させたり
高支持率の指導者を生みだせたりもするんだ 」
(・・;)
「
そして
養分にされてた人はな
その多くは永遠に生き続けたい
永遠に残りつづけたいと想っていた者なんだ
だから生霊の性質がわからないで
悪人と想われるオーラの色をぶつけられたり
そういう服や持ち物を持たされたりして
生霊に攻撃されていたんだ
それにより 多くの養分が
意志で呼びこんでいた現実を収奪されてきたんだぜ 」
(・・;)
「
本当は生霊使いはな
永遠に生き続けたい養分の傍にいるからこそ
現実が相乗効果で膨れ上がって
みなが潤うんだ
でも生霊使いがな
永遠に生き続けたい養分を何かの錯覚で攻撃してしまったら
そのエネルギー緩衝で
みんな燃えあがって
燃え尽きてしまう
バブルの狂乱の時や
火星が燃え尽きる直前もな
そんな現象が起こったんだ 」
(・・;)・
「
まあ根本はシンプルだ
色と形を徹底的に見分け
どの色と形が
どの時代の
どんな生霊を反応させるのか
その時その空気その空間で
どんな色と形の物が 即効的に人を集めたり 現実を集めるのか
それを知る者が
本当の生霊の使いだ
」
(・・;)
「
コンピューターのプログラムは
英語と数字でさまざまなプログラムをしてるがな
生霊使いの系譜は
無数の色の配列で
現実のプログラムを構築するんだ
それは赤 青 黄色とか
そういう大雑把な色の概念だけではなく
赤には無数の色があり
青にも無数の色があり
その組み合わせで無数の配列の効能があり
その色の効能がどれだけ詳細にわかるのか?
その資質が
生霊使いのプログラム能力の資質なんだ 」
(・・;)
「
色使いがわかる者は
より即効的に現実を作り
もたらしていく
わからない者にはわからないが
わかる者にはわかる
それはもう天性の能力としか言いようがない 」
(・・;)
「
それからな
生霊は色と形しか認識しないぞ
だから長文や
奥深い内容は
生きた者の想念を即効的に反応させづらいんだ
小説でも売れてる小説は
タイトルや 表紙で決まるんだ
文豪と呼ばれてる者も
生霊が反応するような印象的なセンテンスを
多少散りばめているだけだ
それに気分を動かされてヒット作につながるんだ
生霊は
色と形で見る習性だから
文字も形で認識して
キャッチフレーズ的な長さの言葉じゃないと 反応しないんだ 」
(・・;)・
「
第一
感情が高ぶってる者に
分厚い本の内容を理解しろと言われてもできないだろ?
でも中で
印象的なセリフはおぼえてるだろ?
それに似てる 」
(・・;)
「
内容が無いのに
大ヒットしたもの
あれも基本は
色と形なんだ
残り続けるには 内容や意志が必要だけどな
瞬発的な現実は 色と形だけ
その時代の生霊を反応させられれば
簡単にブレイクやブームは生み出される 」
(・・;)
「
そういうものも読みとけるのが生霊使いだったんだけどな
今の業界には
生霊使いは少ない
だから本も売れないし
映画もガラガラ 視聴率も悪くなって
ステマしかできなくなったんだ 」
(・・;)
「
俺はな
本物の生霊の系譜は 見るとわかるんだぜ
本物の生霊使いを見抜くにはな
本人の持ち物や服を見るんだ
」
服?
(・・;)
「
身にまとってる物の色使いが卓越してるかどうか
それで見分けるんだ
一見ふつうの地味な服に見えてもな
生霊使いの系譜は
よく見ると 色の組み合わせ
コントラスト
ラインの組み合わせ方もとても奥深くて
コーディネート能力がとても卓越してるんだ 」
(・・;)
「
ほら
田舎のおばあちゃんで
何の変哲もない人なのに
よく一目置かれてるおばあちゃんいるだろ?
そういうおばあちゃんはな
生霊使いのコーディネートが割とできてるんだ
野良着を着ていても
微妙な色合わせトーンや
アクセサリーの形で
生きた想念を反応させるコーディネートができている
普段普段の何気ないコーディネートに
生霊使いのセンスがあらわれてるんだ 」
(・・;)
「
そして
浦島太郎を知ってるか?
あれはな
死者の守りの情報を抜き取られたんじゃない
生霊使いの情報を抜き取られたって伝承なんだぜ 」
生霊使いの情報?
(・・;)
「
生霊使いが
色や情報がわからなくなるとな
ある日
突然すべてが消えた
世界が一変した
景色が変わって
老人のように無力になるんだ
生霊使いの能力や情報もな
破壊の時期
月の緩衝時に先出をされると
吸われるんだ 」
(・・;)・
「
例え
色が細かくわかるのは本人でも
その分かった情報が意識に昇る前に運ばれる
それは
若者が老人にされたことと同じだろ?
その術を伝承してるのが 浦島太郎なんだ 」
(・・;)
「
事実と真実の入試は
もう終わったけどな
幻ごっこの入試はこれからなんだぜ
幻ごっこをしたい奴らはな
入試までの間 つながりの中で
どれだけ引力を高められるかにかかってる
能力とは引力
問われるのは
その一点だけだ 」(ガオガオちゃんのことば)