降雪:羽田発着便に影響 東京私鉄でダイヤの乱れ

毎日新聞 2015年01月30日 11時29分(最終更新 01月30日 17時37分)

羽田空港で欠航を伝える電光掲示板=2015年1月30日午前10時5分、長谷川直亮撮影
羽田空港で欠航を伝える電光掲示板=2015年1月30日午前10時5分、長谷川直亮撮影

 前線を伴う低気圧が本州の南岸を東に進み、30日午前は西日本や東日本の広い範囲で雪が降った。東京都心では今冬初めての積雪を観測した。東北地方の太平洋側では同日夕から31日朝にかけて大雪となる見込みで、気象庁が交通障害や暴風、高波に警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、午前11時現在で観測された積雪は、東京都心3センチ、多摩地方5センチ、宇都宮市4センチ、甲府市5センチ。31日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで北海道、東北、東海地方で30センチ、関東甲信地方などで20センチ。低気圧は31日に北日本の太平洋側で急速に発達し、2月1日にかけて冬型の気圧配置が強まる見込み。

 降雪の影響で、日本航空と全日空は羽田発着便など一部国内線計65便を前日からの予定通り欠航、約7000人に影響が出た。

 東京都内の私鉄と地下鉄は一部でダイヤが乱れた。30日午前10時現在、東急田園都市線▽同東横線▽同目黒線▽京王線▽京王井の頭線▽小田急小田原線▽西武池袋線−−などで最大20分の遅延が出ている。【和田浩幸】

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