FNNスーパーニュース アンカー【復興住宅…奮闘の末に孤独な死が▽新実が回る】 2015.02.10


≫5時54分になりました。
まずは何が目的だったんでしょうか。
栃木県さくら市の中学校で教師が授業中に後藤健二さんとみられる人物が殺害された画像を生徒に見せていたことがわかりました。
≫先日、名古屋市の小学校でも同様の問題が起きたばかりです。
≫教育委員会によると社会科の教師は私物のスマートフォンを使って生徒らに画像を見せていたということです。
≫生徒に後藤健二さんの遺体とみられる画像を見せたのは栃木県さくら市の市立中学校に勤める50代の男性教師です。
≫日本時間今月1日の朝過激派組織イスラム国がインターネットを通じて公開した後藤さんを殺害したとされる動画。
さくら市の教育委員会によると男性教師は翌2日1時間目の授業で3年生の生徒30人に対し見なくてもいいよと話したうえで私物のスマートフォンを使って後藤さんが殺害されたとされるモザイクが施された動画を見つけテレビにつないで見せたといいます。
更に男性教師は2時間目の授業で生徒から映像を見たいとの希望があったため見ても大丈夫かと確認したうえで同意した2年生の生徒およそ20人に画像をスマートフォンから直接、見せましたがこのとき、画像のモザイクを外して見せたといいます。
男性教師は、5時間目の授業でも3年生の生徒26人に対して見なくてもいいよと伝えたうえで今度はモザイクを外した画像をテレビで見せたといいます。
さくら市の教育委員会は不適切な指導で生徒への配慮が足りなかったと謝罪しました。
≫保護者からの連絡で発覚した今回の事態。
50代の教師は社会科の授業中に画像を見せた理由について…。
≫こう話し反省しているということです。
教師が勤める中学校の校長は…。
≫午後3時前です。
校長先生が全校生徒に向け、今回の件で事情説明するということで生徒たちが続々と体育館に入っていきます。
≫事態を受けて、中学校側は今日、緊急の全校集会を開き生徒全員に今回の経緯を説明しました。
映像を見た3年生の女子生徒は…。
≫保護者は…。
≫イスラム国が撮影したとみられる映像をめぐっては今月3日、名古屋市内の小学校で20代の女性教師が5年生の社会科の授業中に湯川遥菜さんとみられる遺体が写った画像を見せたことが明らかに。
市の教育委員会が不適切だったと謝罪したばかりです。
≫この小学校の校長によると保護者会では熱心な先生なので、このまま現場に残ってほしいという要望があり、教師の処分を求める声はないといいます。
教育現場で相次ぐ不適切な指導について教育評論家の尾木直樹氏は…。
≫時間が経ってから影響が出ることもあると指摘しました。
さくら市の教育委員会は受験を控える時期であったことは問題で、生徒のケアや再発防止に努めるとし男性教師の処分も検討するということです。
≫同様のケースが更に発覚しています。
三重県の中学校でも50代の男性教師が湯川遥菜さんとみられる遺体の画像を修正せず、授業で生徒に見せていたことが発覚しました。
先月26日、三重県の大紀町の中学校で50代の男性教師が1年生と2年生の授業でイスラム国とみられるグループが公開した湯川遥菜さんとみられる遺体の画像を生徒に見せていたということです。
授業には合わせて70人の生徒が出席していました。
≫全くちょっと違ったことを言うようですけどこれまで私自身が戦争の取材とかをしてきたわけですよね。
そこで見たむごい光景というのは何年経っても大人の私ですら夢の中に出てくるんですよ。
そういう映像を子どもたちに見せるというのことの影響というのが大人が想像し得ないというのは本当に情けないことだなと思います。
≫私が考えるのはイスラム国、ISILの問題は授業で考えることは大変いいことだと思うんです。
世界史の問題があったり政治の問題だったりいろんな問題が含まれていますね。
先生がどういう素材を使うかきちっと教育委員会が≫明日からは少し春に近づくそうです。
≫今日も北日本を中心に今シーズン最も強い寒気が猛威を振るっています。
福井県では大雪で、およそ300台の車が一時立ち往生となるなど各地で被害が相次ぎました。
≫列島の朝を襲った今シーズン最強の寒気。
≫午前9時過ぎの青森市内です。
ふぶいていて視界が悪いうえに雪が積もってきていて非常に歩きにくい状態です。
≫青森市では霧のような細かい雪が降り続き細貝キャスターの姿もあっという間に見えなくなってしまいます。
この凍てつく寒さの中登校する子どもたちは…。
≫吹雪の中朝から行われる雪かき。
除雪した雪を流す水路はあまりの雪の多さに流れなくなってしまいました。
≫52cmと今シーズン一番の積雪となった富山市では、雪国ならではのこんな雪対策が…。
≫こちらから出ている水ちょっと触ってみたいと思います。
冷たくはないですね。
ちょっとぬるいといいますか。
≫毎年、大雪に見舞われる富山市ではくみ上げた地下水で駐車場の雪をとかす独自の雪対策を講じていました。
≫一方、この大雪で各地にさまざまな被害が。
道路にずらりと並んだ車の列。
≫福井県内の一部の国道や高速道路は大雪の影響で深夜から通行止めとなり一時、およそ300台の車が立ち往生しました。
そのほか、岐阜県では雪でスリップしたとみられる車が大型トラックと正面衝突し運転手の男性が死亡するなど各地で事故が相次ぎました。
大雪のピークは越えましたが交通機関への影響や雪崩などにも注意が必要です。
≫続いては危険ドラッグの死角が見えてきました。
≫東京・池袋で去年6月危険ドラッグを吸った男が運転する車が暴走し7人が死傷した事件。
今日の初公判で男は起訴事実を否認しました。
後を絶たない危険ドラッグの実態を追いました。
≫去年6月東京・池袋の繁華街で暴走した車が歩行者を次々とはね30歳の中国人女性1人が死亡。
6人が重軽傷を負った事件。
≫危険ドラッグを吸って運転したとして危険運転致死傷の罪に問われている名倉佳司被告の初公判が今日、東京地裁で開かれました。
白いワイシャツと黒のスラックス姿で髪をオールバックにして出廷した名倉被告。
被害者に対し本当に申し訳ありませんでしたと謝罪を述べましたが…。
≫と、危険ドラッグを吸引して運転しても危険だとは認識しておらず危険運転致死傷にはあたらないと起訴事実を否認しました。
弁護側は、名倉被告は2年前から危険ドラッグを吸引していてこれまで意識を失ったり意識がぼやけるようなこともなかったと主張。
一方、検察側は以前に名倉被告は危険ドラッグの使用により記憶を失ったという話をしており危険ドラッグを吸引後の運転の危険性を認識していたと主張しました。
事件をきっかけに厚生労働省は薬事法の改正など規制を強化。
呼び名も脱法ハーブから危険ドラッグに変わりました。
危険ドラッグの販売店への警視庁による立ち入り調査も行われるようになり都内の危険ドラッグ販売店は去年7月の68店舗から先月には3店舗に激減。
しかし、その一方で…。
≫いたちごっこが続く危険ドラッグ。
これは去年9月東京・世田谷区で起きた事故現場の映像。
複数の警察官が路上で暴れるドライバーを取り押さえています。
この男も危険ドラッグを所持していました。
去年10月には危険ドラッグを吸った男が車を暴走させ、男女12人が重軽傷を負った事件も。
去年12月には危険ドラッグを吸ったとみられる男が隣に住む女性の部屋に侵入しナイフで切りつける事件も起きています。
危険ドラッグの人体への影響を調査した京都大学大学院の教授は今、流通している危険ドラッグの中には大麻の10倍や数十倍以上の強さを持つものがあると指摘します。
≫法の規制をすり抜けるために新しい構造の危険ドラッグを製造したことで強い毒性を持つものも増えたとみています。
また、国立精神・神経医療研究センターの船田室長は、危険ドラッグの製造工程がずさんなため同じ危険ドラッグの中に毒性が高いものや低いものが混在すると話します。
≫こうした危険ドラッグの成分である指定薬物に昨日新たに11物質が加えられました。
手を替え品を替え次々と増えていく危険ドラッグなんですが厚生労働省は名称、形状、包装から見て危険ドラッグと類似のものに関しても厳しく取り締まっています。
またVTRにもありましたように東京都は先月、条例を改正しまして警察官単独での立ち入り調査も可能となっています。
≫聞いていますと、容疑事実を否認しているというのはいつも吸っているから大丈夫だと。
実際に事故を起こしていてそんな言い分が通用するはずがないですよね。
≫とにかく、使う人。
それから作って商売にして売る人。
これは徹底的に取り締まってもらいたい。
鳥取県では県の条例で成分を特定せずに取り締まることができるという条例を決めたそうですからそういうこともあるので徹底してやってもらいたいですね。
≫懲戒解雇相当の決定です。
STAP細胞をめぐる問題で理化学研究所は小保方晴子元研究員について懲戒解雇相当とする決定を行いました。
では関西テレビのスタジオからアンカーを続けます。
まず、和歌山県紀の川市で、小学5年の男の子が殺害された事件の最新情報からお伝えします。
逮捕された男の自宅から押収された刃物は、刃の部分がくの字型をした、狩猟用と見られる特殊なナイフであることが分かりました。
小学5年生の森田都史君を、刃物で刺して殺害した疑いで逮捕された中村桜洲容疑者。
中村容疑者の自宅からは、刃渡りおよそ40センチのなたのような刃物が3本見つかっています。
そのうちの2本は、刃の部分が、くの字型をした、狩猟や軍隊でも使われるククリナイフのような、殺傷能力の高い刃物だったことが新たに分かりました。
ホームセンターなどでは入手が難しいことから、警察は中村容疑者がインターネットを使って刃物を購入した疑いもあると見て、押収したパソコンを解析し、入手先の特定を進めています。
森田君の頭や胸には、およそ10か所の傷があり、頭の骨は骨折していました。
なたのような分厚い刃物で襲われたものと見られています。
中村容疑者の自宅の靴箱からは、森田君のDNA型と一致する血の跡が見つかっていますが、押収された刃物からは、目立った血痕は見つかっていません。
警察は、中村容疑者が証拠隠滅を図った疑いも含めて、刃物の詳しい鑑定を急いでいます。
小中学生のころは、明るく元気な少年だったという中村容疑者。
ほおを膨らませてポーズを取る中村容疑者の姿が写っています。
口をよく膨らませて?
あれ、ずっとです。
小学校のときから、ずっとあんな。
たぶん癖。
どういうときに口膨らませてました?
写真撮るときとか、おちょけてるんかなとか思ってたけど。
いや、まさかですよね。
たぶん、訳もなくそんなことする子でもないと思うし。
中村容疑者は取り調べに対して、落ち着いた態度で応じ、アリバイを主張していることが、新たに分かりました。
事件があった時間帯には、自宅でテレビを見ていた。
家に居たと主張し、森田君については見たこともないと容疑を否認する中村容疑者ですが、事件直前に現場近くで、刃物を持った中村容疑者に似た男が、近所の住人に目撃されています。
警察は中村容疑者の供述に矛盾がないか、捜査を進めています。
次に、奈良市の住宅で、6歳の男の子に虐待を加えたとして、母親が逮捕された事件で、同居する男も、男の子にけがをさせた疑いが強まり、逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕された、無職の羽入聡史容疑者は去年5月、奈良市あやめ池南の自宅で、同居している女の6歳の息子の両腕を縛り、けがをさせた疑いが持たれています。
羽入容疑者は、暴行はしていないと、容疑を否認しています。
去年11月には、羽入容疑者と同居する女も、6歳の息子に暴行を加え、脳に障害が残る重傷を負わせた疑いで逮捕されましたが、容疑を否認したまま、処分保留で釈放されています。
羽入容疑者は、この女への家庭内暴力の疑いでも、3回逮捕・起訴されています。
警察は、虐待などの実態について、全容解明を進める方針です。
生徒に対する体罰事件で有罪が確定した、大阪市立桜宮高校バスケットボール部の元顧問を、クラブ活動のコーチとして招いたとして、大阪市教育委員会は、中学校の教諭らを処分しました。
大阪市教育委員会によりますと、去年11月からことし1月、市立てんま中学校でバスケットボール部の顧問を務める29歳の男性教諭が、桜宮高校の元バスケ部顧問を3回にわたり、コーチとして招きました。
元顧問は、部員の生徒に体罰を繰り返し、生徒が自殺していて、傷害などの罪で有罪が確定し、執行猶予中でした。
中学校の教諭は、元顧問と指導方法について相談をする関係で、校長に報告せず、無断で元顧問をコーチに招いたとして、教育委員会はこの教諭と教頭を戒告処分としました。
教諭は元顧問を招いたことについて、深い理由はなかった。
管理職に報告しないといけないという認識がなかったと話しているということです。
ものすごい重大な問題だよというところの認識が、そもそもこの天満中学校の教諭になかったっていうのが、非常に残念だし、何よりも教頭や校長に相談なく、こういう話を簡単に進めてしまうという、この感覚は、相当ずれてるなというふうに思いますね。
自殺した桜宮高校の生徒の遺族は、今回の件について、指導に招く行為自体、事件を全く重く受け止めていない証拠だと、大阪市に強く抗議しています。
このあとはきょうの特集です。
緊急事態発生。
緊急事態発生。
もしもし。
震災で家を失った人たちが暮らす復興住宅。
住民の高齢化が進んでいます。
介護でいうたら、老々介護ですわ。
自治会解散で揺れる復興住宅に訪れた大きな転機とは。
震災から20年。
問われ続けている課題です。
特集です。
阪神・淡路大震災で家を失った人たちのために建てられた復興住宅ですが、震災から20年がたって、浮かび上がってきた問題が、今、住民たちを悩ませています。
その問題の一つが、自治会の活動です。
住民の高齢化が進み、自治会の存続を巡って揺れた復興住宅を取材しました。
神戸市長田区の兵庫県営西尻池高層住宅。
阪神・淡路大震災で住む家を失った人たちのために建てられた、復興住宅です。
住居数は116戸で、その9割が高齢者専用。
住民の平均年齢は77歳です。
シルバーハウジングと呼ばれる高齢者専用住宅には、緊急警報装置がつけられ、LSA・生活援助員も常駐しています。
LSAは日々、巡回を続けていますが、主な任務は高齢者の安否確認で、ヘルパーのような細かい生活支援はできません。
ヘルパーさんが作ってはるんやな?食事とかね。
食事はヘルパーさんが。
どうした?
すんません。
うごかへんねん。
鍵かけてもかからへんねん。
ドアの調子が悪い、ごみの捨て方が分からないといった、ちょっとしたことに困るのが、高齢者の日常です。
隣近所の助け合いを頼りにする人は少なくありません。
この住宅の自治会で、副会長を務める寺田孝さん。
住民のさまざまな相談に乗っています。
聞こえる。
3階行ったほうがええ。
ここや、ここや。
緊急事態発生。
もしもし。
あんたのとこ、警報機なっとう、警報機。
ほら、警報機なっとう。
この鳴ってた、ここ、触ったらあかんよ。
ようやく分かった。
現在、兵庫県内各地の復興住宅には、およそ3万5000人が暮らしていて、その半数以上が高齢者です。
住民の活力が衰える中で、コミュニティの維持が課題になっています。
西尻池高層住宅では、自治会の会長が昼間働きに出ているため、副会長の寺田さんが、多くの自治会業務を引き受けてきました。
本来は、県がもうちょっと、考えてくれないと。
若い人が、一般の人が入っているなら別だが、年寄りばっかりはいっとるんやから。
それ、できへん、介護でいうたら老々介護です。
最近、持病の動脈硬化で足が痛みます。
引退を考え、後継者となる若い人に入居してもらいたいと思うようになりました。
自治会の今後について、兵庫県に相談しました。
自治会のお手伝いをいただく方を募集しておりましたけど、6年間、私がおる間に、誰一人として参加してくれないんですね。
だから自分らでできないんだったら人に頼む、だからそれ、できるだけ安くあげるために、要は本当に、例えば電気代やったら、もういらない、電灯も消していくとかいうことですよね。
清掃だって、本当に必要な所だけやってもらうってことですよね。
寺田さんのやり方は、悪くいうならおせっかい焼きです。
相談を受ければ、本来は行政や専門業者がやるべきことにまで手を出します。
しかし、余計なことをして負担を感じるぐらいならやめてほしい。
自治会は行政との連絡、共益費の管理など、最低限のことをしてくれればいいというのが、兵庫県の考えです。
一つの案としては、もう、自治会を解散するか。
兵庫県の対応が冷たいと感じた寺田さんは、自治会の解散を主張するようになりました。
自治会会長の早稲田輝男さん。
共益費の管理などを担当しています。
共益費の大半は、住宅全体の光熱費に充てられています。
自治会が解散すれば、エレベーターの電気代も払えなくなるのではと心配しています。
たとえ1日でも2日でもこれが止まったらもう、どんな大変なのかなと。
歩ける人間はね、階段があるからって思いますけど、ぱしっと切ったほうがいいのかなと、ずっとまあ、それは考えてますけどね。
だけど、なかなかね。
自治会と兵庫県との交渉が始まって3か月が過ぎた去年10月末。
住宅の管理者から自治会に、回答書が届きました。
できるだけサポートするから、自治会は解散しないでほしいと、懇願するような内容でした。
悩んだ末、早稲田さんは会長として、自治会存続を決断しました。
できることはサポートしていきますので、頑張ってくださいっておっしゃってました。
例えば、何号室の扉が壊れて、こうやとか、留め金がどうとか、ノブがどうとかいうて、それを住民サイドでするんじゃなくて、県に連絡をする。
それだけが仕事です言うて。
個人の家に入って、いろいろ依頼、回ってするようなことは、一切せんとってくださいっておっしゃってました。
それが基本です言うて。
自治会は共益費の使い方を見直して、費用を捻出し、掃除などを外注化しました。
住民自身の活動に期待をしてトラブルになるより、業者や専門職に任せるほうがいいという、兵庫県の考え方に沿う形となりました。
先月30日早朝、寺田さんが自宅の風呂場付近で倒れて、亡くなっているのが見つかりました。
12時間水を使用しないと作動する警報が鳴り、駆けつけた警備会社の係員が見つけました。
死因は心筋梗塞でした。
寺田さんは去年の暮れに、体を壊していました。
重たいごみを、こう、反動をつけてぽっと放った瞬間に、背中がちょっと、ぎくっというたみたいでね。
それからもう、とてもやない、いとうていとうて、歩けなかったから、圧迫骨折いう診断受けてね、それで家で安静に寝といてください。
起き上がることがつらく、鍵をかけずに暮らすようになっていた寺田さん。
姉が世話のために、よく部屋を訪れていましたが、夜は1人でした。
寿命や思うたらね、そうおもわなんだ、諦めがつきませんわ。
あの人もまさかこんなはよう死ぬとは思ってませんし
震災のあと、地域コミュニティの大切さが言われ続けてきましたが、住民どうしをつなぐのは簡単ではありません。
寺田さんの孤独な死は、復興住宅の課題の重さを、改めて私たちに突きつけているようです。
どこの自治会もそうだと思うんですが、亡くなった寺田さんのように、面倒見のいい方が、役員を引き受けてくださるとはかぎらないわけですよね。
それどころか、もう役員の引き受け手さえ探すの、これから苦労するんじゃないかと思うんですね。
ご存じのように、日本全体今、高齢化進んでいます。
きょうご紹介したのは、何も復興住宅に限ったことじゃないんですよね。
いろんなコミュニティで今後、直面するであろう問題、それが復興住宅で一足先に表れたにすぎません。
特集でお伝えしました。
このあともニュースです。
木造住宅が密集する京都市内では、軒先に消火器を置いている地域がよく見られますが、この消火器が、道路などにまき散らされる被害が相次いでいます。
消火器の被害は83本にも上ります。
繊維のようにも見える、このピンク色の粉末。
消火器に入っている消火剤です。
京都市伏見区です。
あちらの路上で消火器がまかれました。
そしておよそ20メートル離れたこちらの路上でも、消火器がまかれています。
いや、怖いです。
なんでこんないたずらしはんのかね。
いろいろとあちこちで、あるみたいやから。
被害は京都市内のあちこちで起きていました。
あちらに見えます消火器の箱、中身を誰かが持ち去ったのか、空っぽです。
さらにそこから30メートルほど離れたこちらの消火器、こちらも中身がありません。
この消火剤がまき散らされる被害が、ことしに入り、京都市内の住宅街などで頻繁に起きています。
被害は、山科区や伏見区に集中しています。
ほかにも東山区と南区。
確認されているだけでも、市内で83本もの消火器が何者かにまかれました。
まかれたのは、いずれも住宅の軒先に置かれている消火器で、後片づけに追われた住民たちの間には、不安や怒りが広がっています。
粉おしろいみたいになってるね。
掃除するのも大変。
いやー、悪いやつがようけおるからな、ほんまに。
たまにね、持ってく者がおりましたね。
京都市内には、伝統的な建築や木造の住宅が密集している地域が多く、消防車が入れない細い路地に沿って、住民たちは軒先に消火器を置いてきました。
こうした消火器が京都市内には、およそ5万本あるといわれています。
昭和30年代ですね、今から50年以上前になるんですけど、実は京都市は、非常に火災が多くてですね、それをなんとかしようということで、置きだしたんです。
火事が万が一起こっても、一番近い消火器を取りに行ったら、でも取りに行ったときに、それがなかったということになりますと、またその先まで行かないといけないということになりますので、やはり初期消火にかかる時間がどうしても遅くなってしまう。
消火器はほとんどが、夜から明け方にかけてまかれたと見られています。
警察には、中学生が消火剤をまいているという複数の目撃情報が寄せられていて、連続器物損壊事件として捜査が始まっています。
このあとはスポらばです。
スポらば、新実キャスターです。
こんばんは。
きょうはお勧めのスポーツ、ラートをご紹介します。
ご覧のように、巨大なリングに乗って、ぐるぐると回る競技なんですね。
実は過去に、私の先輩も挑戦していました。
先輩を超えるべく、頑張ってきました。
さて今回は、僕が前からずっとやりたかったスポーツなんです。
めちゃくちゃ楽しみなんですが、まずは世界レベルの演技、ご覧ください、お願いします。
おー、回ってる。
おう、おう、おう。
うわうわ、すごい。
お見事。
本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回、教えていただくのは、日本の女性では唯一のラートパフォーマー、吉田望さん。
ラート競技で4度の日本代表になり、世界選手権でメダルを獲得したこともある、トッププレーヤーです。
2年前に競技を引退し、現在は舞台などで、ラートのパフォーマンスを行っています。
ラートはその名のとおり、ラートというリング状の器具を使って、技の難度や美しさを競う採点競技です。
90年前にドイツで考案され、日本には1930年代前半に伝わりました。
戦時中には、なんとパイロットの訓練の一環として利用されていたというほど、バランスが必要なスポーツです。
どういうニュアンスですかね?分からない人からしたら。
体操競技とフィギュアスケートを合わせたようなスポーツであり、うーん、サーカス寄りなスポーツでもある。
昔からテレビで見ていて、やりたかったんですけど、なぜやりたいかというと、たぶんできるんちゃうかって、どっかにあるからなんです、それは。
念入りにウォーミングアップを行い、いよいよ技にチャレンジです。
いい、いい。
上手。
気持ちいい!
あまり私、ごちゃごちゃ言わず、回ってみますか?
説明、特になく。
いっちゃいますか?いきなりやなー、これ。
どうすんの、どうすんの、どうすんの?どうー!訳が分かんないまま1周回った。
ちょっと、ちょっと。
いきなりすぎましたね。
できない。
いきなりできるはずもなく、先生にお手本を見せてもらいます。
見てたらできそうな気するんですけどね。
やったらわからへんねんな。
つま先が浮いてしまっていったので。
側転はラートの基本のき。
こんなところでつまづくわけにはいきません。
ぐっと押して、くくーっ、くくくくく、いー、よいしょ、できた?できました?
できました!
よかった。
これ、もう最低限できないとね。
そうですね。
次に私を待ち受けていたのは、斜転。
吉田さんも1回目に自力でできた人は見たことがないという、難しい技です。
新実さんは、ちょっとパワーがありそうなので、小さく回る小斜転、あそこからの立ち上げ。
立ち上がるんですか?最後。
そう。
立ち上がらないとかっこよくないですよね。
押して、押して、引く、引く、押して、押して、引く。
目線上。
引く、引く。
押して、押して、引く、引く。
もっと引いて、左に引いて。
引いて引いて。
ぐあー。
落ちた小銭や、これが。
地面に落ちた一円玉ですわ。
もう、無力。
地面に落ちた一円玉といえば。
12年前、大先輩の林キャスターも、このラートに挑戦していたんです。
いってぇ。
なんとかやり遂げることができましたけれども。
いやいや、先輩、何もやり遂げてませんやーん!はい、お願いします。
引く、引く、押して、押して、引く。
あーっ!遅い。
いい感じ、いい感じ。
たちあがんの無理やわ。
どうしたらええねん!あー。
立ち上がれない、もう、もうぷるぷるしてます。
小斜転、一番疲れるんですよ、実は。
すごいパワー系なんで。
そうなんですね。
そう、筋トレ代わりに小斜転やろうみたいな。
やらな帰れないんで、毎度ですけど。
いきましょう。
お願いします。
1、2。
いいよ。
スタート!
ただいま。
OK出ました?ディレクター、OK?小OK頂きました。
今後、どうですか?広げていきたいという思いはいかがですか?
もちろんです。
日本でラートを習える場所というのが、すごく今、限られています。
たくさんの人がやっていただけるような環境を作る、もちろん指導者も選手も含めて作るっていうことが、自分の使命だなと思ってます。
私のきょうの出来というのはいかがでしたでしょうか?
1回目にしたら、合格です!
努力を認めてのぎりぎり合格で?
そうです。
バランス取って、一体になれているときは、ふーっと気持ちいいんですけど、まあ、ぎりぎり、林さん超えはできたかな?というね、そこで。
林さん超えてたね。
思いますよ。
いっちゃうんですね。
その林キャスター本人からコメントが届いています。
コメント?
このシステムね。
ぱっと見は、ちゃんとできているように見えますが、中途半端という点では、ほぼ互角です。
次はぜひ、別のスポーツでけりをつけましょう。
今はあのころの僕とは違います。
勝ったつもりになっている後輩に格の違いを見せつけます。
林さん、ダイエットも兼ねてジムに通い詰めてるんで、今、体幹すごいきたえてるんですよ、林さん。
じゃあ設定しましょう、われわれで。
直接対決ですか?
ぜひやってください。
条件そろえてね、対等に戦える競技で、皆さん、お楽しみになさっててください。
以上、スポらばでした。
次は片平さんのお天気です。
あすのポイントはこちら。
寒波一段落。
あすは寒さが少し緩みそう。
昼間は日ざしのぬくもりが感じられそうです。
ではお天気ナビの時間です。
片平さん、お願いします。
きょうは珍しい映像です。
厳しい寒さの影響で、和歌山県那智勝浦町にある那智の滝の一部が凍りつきました。
流れ落ちる水のしぶきが、岩に凍りついて、まるで氷の花のようですよね。
滝つぼもシャーベット状の氷に覆われました。
この現象は、強い冷え込みと、風が穏やかな状態が2日、3日続くと見られるというわけなんですが、こんなふうに凍りつくのは3年ぶりということで、神秘的な光景ですよね。
けさはこんなふうに、滝が凍りつく部分が出るぐらい、本当に冷え込む所が多くなりました。
寒かったですね。
本当に寒かったです。
けさの最低気温は、日本海側の舞鶴では氷点下2.4度で、今シーズン一番の冷え込みの朝になったんですね。
ただ、あしたなんですけれども、昼間は少し寒さも緩んで、日ざしが少し暖かく感じられるかなと思います。
ちょっとほっとできるかなと思います。
そのあたり、きのうの夕方からの雲の様子を見ると、きのうの夕方の時点では、日本海に雪雲がびっしりと出ていて、日本海を埋め尽くしているような格好ですよね。
この日本海の雪雲の量に注目しながら、時間を動かしていくと、だんだんこの雪雲の量が少なくなって、この辺り、日本海が、海の様子が見えるようになってきましたよね。
このように、海の様子が見えてくると、冷たい空気の流れ込みが弱まっている一つの目安ということで、あしたの天気図を見ていただくと、もう西高東低という格好ではないんですね。
南のほうに高気圧がやって来て、むしろ、こういうときは風向きは、北風というよりは、南寄りの風が吹きやすくなってくる形なんです。
北風をブロックしてくれる形になりますから、あした、本当に一日中、あったかいということはさすがにないんですけれども、日ざしにはぬくもりが感じられるかなと思います。
冬の嵐は、とりあえず一段落という所が多いと思います。
よかったです。
詳しくお願いします。
ただ、このあと、この暖かさといいますか、寒さの緩んだ状態がしばらく続くというわけではないんですね。
上空の寒気の様子を見ていただくと、けさは寒気が1つ、東へ離れていくところだったんですが、北のほうに注目していただきたいんですが、このあと、北から寒気がまた、時計の針と反対回りでぐるっと回るようにして、次の寒気がやって来る見通しなんです。
それが大体今度の金曜日ぐらいと見ています。
近畿地方では、今週の後半に、もう1回寒波がありそうですので、油断をしないように心がけていただきたいところです。
では全国のあすのお天気です。
あすは北日本の日本海側は、引き続き雪や雨という所が多くなりそうです。
近畿地方は、あすは晴れたり曇ったりの所が多くなりそう。
久しぶりに日本海側でも、昼間は晴れ間が出そうなんですが、夜9時を過ぎてくると、にわか雨の可能性があります。
降水確率は夜の確率、2、30%と、若干高めになってくる見通しです。
そしてあしたは、気温が少し高めで、朝の気温は2度前後、昼間の気温は10度を上回ってきますから、日ざしの下ではその日ざしにぬくもりも感じられそうです。
ただ、2月も半ばということで、気温が上がってくると、いよいよスギの花粉の飛散は本格化してきそうなんですね。
近畿の南部ではやや多いという状況になっています。
しっかり対策をしてください。
そして今週は木曜日、雨が降るかどうかは今のところ、五分五分です。
2015/02/10(火) 17:54〜19:00
関西テレビ1
FNNスーパーニュース アンカー[字]【復興住宅…奮闘の末に孤独な死が▽新実が回る】

復興住宅の超高齢化、奮闘の末に孤独な死が▽京で消火器噴射被害▽グルグル回る新実!

詳細情報
番組内容
新アンカーマン岡安譲が全国と関西のニュースを「わかりやすく」「現場からの視点」にこだわって伝える大型ニュース番組です。5時台では、個性豊かなコメンテーターが独自取材に基づきニュースをじっくり解説。6時台では、全国ニュースと関西の地元に密着したニュース、徹底取材した特集を伝えます。スポーツコーナーでは、プロだけでなくアマチュアも取材。天気予報は、ユーモアたっぷりの気象予報士片平敦さんの解説です。
出演者
【キャスター】
(関西テレビアナウンサー) 
岡安譲 
村西利恵 
林弘典 
坂元龍斗 
新実彰平
スタッフ
【音楽】
PRECIOUS TIME
【演奏】
柏木広樹
【作曲】
葉加瀬太郎
ご案内
【ホームページ】
http://www.ktv.co.jp/anchor/

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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