吹雪に見舞われた今朝の富山市内。
路面電車の屋根には雪が高く積もっている。
日本列島を襲った今季最強の寒波。
北陸を中心に、多いところでは一日で60cmを超える大雪が降っている。
昨日から降り続いている雪で銅像は少し寒そうですが、こちらご覧ください、子どもたちは朝から元気に雪かきです。
今朝、積雪量が全国で最も多かった新潟県津南町では…電線すれすれまで積もった高い雪の壁。
積雪は、一時3m50cmを超え、平年の2倍以上に達している。
かいても、かいても一向に減らない雪に住民は…この大雪の原因は、日本上空に流れ込んだ北極並みというマイナス40度を超える寒気。
今朝の最低気温は全国927の観測地点のうちおよそ8割の地点で氷点下を記録した。
東京都心では…この寒さでお堀の水面には氷が張っています。
今朝の最低気温は、今シーズン最も低いマイナス2.4度。
日比谷公園の名物、ツルの噴水にはつららが下がっていた。
この最強寒波のため、各地で事故などが相次いでいる。
長野県の八ヶ岳連峰では、学習院大学山岳部の学生2人が遭難。
警察などが今朝から捜索しているが、まだ見つかっていない。
行方不明になっているのは22歳の男子学生と19歳の女子学生で、おととい、ほかのメンバー3人と阿弥陀岳に登った後下山中に道に迷い、はぐれてしまったとのこと。
福井県では未明に大雪で動けなくなった車が国道をふさぎ、大型トラックなどおよそ300台が一時、立ち往生した。
大雪のピークは過ぎたが、今後も心配なのは、路面の凍結によるスリップ事故。
岐阜県では昨夜、乗用車がセンターラインをはみ出して大型トラックと衝突し、乗用車の男性が死亡。
道路は雪でシャーベット状になっていた。
雪道でのスリップを防ぐスタッドレスタイヤ。
しかし、使い方を誤ると、事故は防げない。
こちらは4輪すべてにスタッドレスタイヤをつけた車と後輪だけにつけた車で比べた実験映像。
ブレーキをかけてから停まるまでの距離に大きな違いが出る。
次に、カーブを曲がるときを比べてみる。
後輪だけにスタッドレスタイヤをつけた車は曲がり切れず大きく外に飛び出してしまった。
このため国土交通省は、雪道を走行する際は4輪すべてにスタッドレスタイヤをつけるよう注意をよびかけている。
この強い冬型の気圧配置は西から次第に緩むと予想されているが、明日にかけても北日本の日本海側を中心に雪が降り続く見込みで、引き続き雪崩などに注意が必要。
今季最強ともいわれる寒波。
北陸や北日本を中心に大荒れとなっています。
今日は東京も寒い朝となりましたが、一方、雪まつりが開かれている札幌中心部で火事があり、現場は一時騒然としました。
今日午後0時40分頃雪まつり会場にも近い札幌市中心部のビルで地下1階の飲食店から火が出た。
煙はビルにつながる地下道にも充満し地下道は一時、閉鎖された。
火は20分ほどで消し止められたが、女性2人が煙を吸い病院で手当てを受けている。
こちらは過激派組織イスラム国が新たに公開した映像です。
人質のイギリス人ジャーナリストにレポートをさせています。
そして日本人はイスラム国にどう向き合うのか。
政府による人質事件の検証も始まりました。
2年以上にわたる人質生活。
イギリス人ジャーナリスト、キャントリー氏はこれまで9回にわたってイスラム国の宣伝ビデオに登場してきた。
最終回という今回のビデオ。
撮影地は、シリア北部の激戦地アレッポとしている。
キャントリー氏は、有志連合が空爆したのは市街地だと強調して非難している。
子どもたちの教育現場も紹介している。
ビデオでは、アレッポにある風光明媚な場所も紹介。
釣りを楽しみ、お茶を飲んでくつろぐ戦士の姿も披露。
きれいな町並みも紹介し、イスラム国の支配下でも市民生活が問題なく営まれていることをアピールしている。
そして、フランスの連続テロ事件に触れ、フランス出身だという外国人戦闘員にインタビューをしている。
過去のビデオで、脅されてやっていると話しているキャントリー氏。
シリーズの最終回、それが意味するものとは一体、何なのか。
石油の密売だけで一日当たり1〜2億円程度の収入があるとされるイスラム国。
この資金を断つための話し合いがトルコで行われた。
麻生財務大臣はこう話した上で、テロ資金に対する規制の強化を各国に呼びかけた。
こうした中、国内でも動きが…政府は今日、日本人人質事件に関する検証委員会の初会合を開いた。
検証委員会は、杉田官房副長官が委員長を務め、関係省庁の官僚で構成される。
政府の初動態勢や情報収集の態勢、総理がイスラム国対策としてエジプトで2億ドルの支援を表明したスピーチなどが検証される見通し。
報告書は4月をメドに公表される予定だが、菅官房長官が機密情報も多いとしていることからどの程度の内容が公表されるかは不透明。
続いては、こちらです。
ODA=政府開発援助という言葉をご存じでしょうか。
いわゆる先進国が途上国の経済を発展させるため支援することを指します。
このODAですが、従来ですと人道支援ですとかインフラ整備といった人々の生活に関わる分野に限定されてきました。
しかし、政府は今日、これまで原則として禁じられてきた他国軍、つまり他国の軍隊への支援をこれからは非軍事目的に限って可能にするようルールを変更しました。
ここで外務省担当の深井記者に聞きます。
非軍事目的に限ってということなんですけれども、支援の対象というのはあくまでもほかの国の軍隊なわけですよね。
これは本当に問題はないんでしょうか?今最も懸念されているのが支援物資が軍事分野への転用をされるのではないかという点です。
ODAをめぐっては、そもそもその相手国がどのような使い方をしているかはすべて把握することは難しいと言われてきました。
岸田外務大臣はこれまでも非軍事目的の活動であれば軍や軍人に対する協力も行ってきた、基本的な原則は全く変わっていないと説明している。
しかし、軍への支援が可能とする方針をあえて明文化したことによって他国の軍隊への支援も可能というメッセージだけが世界に対して一人歩きすることにならないか、そういった懸念が指摘されています。
そういった懸念が指摘されることがわかりながらなぜ今回、政府はルールの変更に至ったのか、その狙いというのは何なんでしょう?実はもう1つ、今回の大綱に新たに加わった言葉にカギがあります。
それがこちらです。
これはODAを途上国への単純な支援だけではなく日本の安全保障や経済成長などにも役立つようにしたい、つまりODAを活用しながら日本としても国益という果実を得たいという思惑が背景にあります。
たとえこうした外交戦略があったとしても日本が他国の軍事分野への協力をするようになったのではないかとデパートや家電量販店にとって爆買いと呼ばれる大量購入をしてくれる外国人の観光客は重要なお客さんです。
サービスの充実は大事ですよね。
そういったサービスの充実の一環として、こちら、ご覧のペンダントのようなもの、何だか、わかりますでしょうか。
これ、実は超小型の翻訳機なんです東京オリンピックに向けて企業の取り組みが既に始まっています。
買い物客で賑わう東京都内の家電量販店。
聞こえてくるのは…中国語。
今やおなじみの光景となった爆買いとも言われるまとめ買い。
外国人観光客向けの免税対象の拡大を追い風に外国人客による売り上げは急増。
商品の説明を中国語でも表記するなど外国人客向けのサービスを強化している。
外国人観光客に対してよりきめ細やかなサービスをと技術の開発が急ピッチで進められている。
こちらは英語や中国語などをわずか2秒程度で翻訳するシステム。
音声だけでなく、画面にも表示されホテルのカウンターなどでの利用を見込んでいる。
さらに…首からぶら下げたペンダントも翻訳機。
パナソニックが今日公開したのは東京オリンピックのときに実用化を目指す最新技術。
日本語が表示されている看板にこうしてスマートフォンをかざすと英語で変換されて、スマートフォンに表示されるんです。
看板にスマートフォンをかざすと表示されている内容がスマートフォン上に英語などで表示される。
また都心での行列や混雑を避けようと開発中なのが…例えば、成田空港で和紙でできた個人情報を登録したリストバンドを入手。
競技場などに入場する際の個人の認証もコンビニでのクレジット決済もリストバンドで済ませようというもの。
消費の拡大は外国人頼みという現状で外国人観光客の戸惑いや疑問にスピーディーに答えようという新たなサービスはさらに進化していきそう。
自宅でテレビを見ていたとアリバイを主張しています。
和歌山県紀の川市で小学5年生の森田都史君を殺害したとして逮捕された中村桜洲容疑者が取り調べに対し、当時、自宅でテレビを見ていたと供述していることがわかった。
これまでの捜査では、犯行直前に現場付近でゴーグルをつけ、複数の刃物を持った中村容疑者と似た男が目撃されていて、住民が声をかけたところ、迷惑はかけていません、何かあっても気にしないでくださいと話していたことがわかっている。
また、中村容疑者の部屋からは3本の刃物が押収されていてそのうち1本はククリナイフと呼ばれ、狩猟などに使われる先端がとがった特殊な刃物であることもわかった。
殺傷能力も高いとされ、警察が血液反応の有無について鑑定を進めている。
フランスの新聞社、シャルリ・エブドの襲撃事件を受け東京の出版社が新聞に掲載されていたイスラム教の預言者、ムハンマドの風刺画などを転載した書籍を出版した。
この書籍は、新宿区の出版社、第三書館が編集したもので、「シャルリ・エブド」の風刺画など48点を掲載し、ヘイト表現そのものでしかないとた上で画の解説や識者による分析を行っている。
この書籍をめぐっては、先週、イスラム教徒らの団体が風刺画を載せること自体が私たちへの侮辱だと抗議の声明を出していた。
一方、出版社側は初版は3000部で、全国およそ500の書店で販売される予定だとした上で風刺画がどんな意味を持っているのか庶民の味方、アジフライ、おいしいですよね。
原料のマアジの高騰からメニューから外す店も出るなど今、ピンチになっています。
苦悩する商店街を取材しました。
カラッとした衣に…フワッとした身が絶妙のアジフライ。
庶民のアジとして、不動の人気を誇る総菜だが経営者は頭を痛めていた。
東京・下高井戸に店を構えて35年になる、こちらの総菜店は今年に入ってから、アジフライの値段を1枚当たり数十円値上げした。
仕入れ値が上がったため。
高いときで、アジフライの値段がトンカツ1枚の値段を上回ったと言う。
農林水産省の漁業・養殖業生産統計によると2004年に25万4000tあったマアジの漁獲量は2013年にはおよそ6割の15万1000tにまで落ち込み減少傾向にある。
専門家は…漁獲量が減少している理由に気象の変化が考えられるというがどのような影響を受け減少しているのか明確な原因はよくわかっておらず研究を進めていると言う。
漁獲量の減少は鮮魚店にも影響を与えている。
こちらの鮮魚店では、去年、1尾200円だったアジを今年に入り、100円値上げした。
当然、アジの干物も値上がりしている。
しかし、刺身の値段は据え置いていると言う。
水産庁が去年12月に発表した今年1〜6月の漁況予報によると相模湾より西の太平洋側に来遊するマアジの量は前年並みか下回ると予想されている。
2015/02/10(火) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
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