ひるブラ「幕末感じるアンティークショップ〜山口・下関市〜」 2015.02.10


生字幕放送でお伝えします≫金具がおしゃれな100年前の和だんす。
総ぎりですが、お値段は16万円ということでございます。
そしてこちらインテリアのランプシェード。
建具に使われていたダイヤガラスという模様があるガラス。
光がやわらかい略して、ひからかい。
こちら、古い家具や骨とう品をリメークした生活雑貨を売っているお店でございます。
≫今日は山口県下関市の長府地区というところに来ています。
ここは、骨とうの街骨とう品店が非常に多いんです。
女性から今注目を集めているところなんです。
≫今日は、すてきな骨とう品がたくさん出てくる長府ならではの骨とうの楽しみ方をご紹介します。
スタジオの筧さん!≫こんにちは。
≫筧さんはどうですか。
骨とう品、アンティーク興味ありますか?≫あります。
でも、まだ買ったことがないんですけどすごくすてきなものばっかりですね。
≫買ってあげる。
≫お願いします。
≫今日は魅力をたっぷりご紹介しますんで。
≫見て分かりません?僕、ちょっと今日分かります?≫お着物ですか?≫そうなんです。
ピンマイクがピンクなんです。
≫いつもですよ。
≫そうじゃないんです。
こちらの着物古いはかまなんです。
50年ほど前のいわゆる着物のアンティークなんですね。
≫長府の街になんでアンティークのお店が多いのかといいますと非常に歴史がある街でして大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台の1つにもなっているんです。
本州の最西端に位置する下関市。
その中心部から少し離れたところにある長府は江戸時代の城下町として栄えました。
そして、幕末にはあの高杉晋作が挙兵し明治維新へと時代を動かしたその決起の場所でもあるんです。
≫そんな歴史ある城下町に今、増えているのが骨とうのお店。
中を見てみるとなんとフランスのアンティークを扱った日用雑貨のお店になっています。
こちらは住宅街の一角にある喫茶店なんですが実は、ここにも江戸時代の骨とう品が置かれています。
コーヒーを飲みながら骨とうを楽しむ。
いや、これ、すてきですね。
≫和の骨とう西洋のアンティーク10軒ほどの店が軒を連ねどちらも楽しめるのが長府の魅力なんです。
長府の骨とう品のお店早速いい雰囲気のお店があるんですよ。
ここでは、長府ならではの掘り出し物が見つかるお店なんですね。
行きましょう。
≫失礼します。
お邪魔します、こんにちは。
いいですねこのアンティーク感あふれるかわいらしいお店でございまして。
入ってきますと、筧さんどうですか。
いろいろありますよね。
≫よく見えないけどなんか、すごいたくさんアンティークっぽいものがありますね。
≫陶器に置物とたくさんあるんですよ≫ずっと、いろいろ見てもらって時計もありまして。
こちらが江戸時代に使われていた髪飾りなんですね。
≫亀の甲羅、べっ甲でできているので高級品なんですよ。
端の部分、見てください。
漆とか金ぱくですごく細かい模様が使ってあるんですね。
当時はどんなふうに使っていたかというと取れるんです。
取れて、髪飾りにこうやって使ってたんです、当時女性は。
≫こちらの髪飾り今の女性たちはこんなふうに使っているんですね。
イヤリングなんですね。
この飾りの部分を切ってアレンジしているということでかわいくないですか?≫かわいい。
おしゃれですね。
大人っぽい。
≫洋服にも合うかもしれない。
≫こちらに店主の尾田さんに来ていただきました。
≫よろしくお願いします。
≫尾田さん、この髪飾りおいくらですか?≫これは6500円です。
≫べっ甲だよ、べっ甲。
≫普通に買うと何万円もするような品なんですけどお手ごろ価格で買えるんですよ。
≫安いですけどなんでそんなに安いんですか?≫これは、全部うちが直接古い家から買ってくるんですよ。
それで中間マージンが全然入っていない。
≫市場を通さずに買うことでいいものが安く手に入るんです。
ほかにも長府の街から出てきた品物たくさんあるんですよ。
この大皿、見てください。
緑がきれいなんですがこれ九谷焼というんですね。
どうですか、筧さん。
今の加賀藩石川県で作られてるんです。
≫すごくすてきですね。
≫長府藩の家老の家から出てきたんです。
その下、こちら、そばちょこ。
おそばのおつゆをつけて食べるときの焼き物でして、古伊万里伊万里焼の中で古い古伊万里といわれる佐賀県の焼き物ですね。
≫これで、おそば食べたい。
≫おそば食べたいでしょ。
おそばもいいんだけど今若い女性はコーヒーカップとしても使うらしいんですよ。
≫ギャップですね。
≫間違えてコーヒーにそばをつけるとまずいですよ。
コーヒー入れてそば入れるとまずいですけどそばはそばコーヒーはコーヒーでよろしくということでございますね。
筧さんこれ、今まで見てきたものの中何か気付きませんか?≫なんだろう…。
≫共通点があるんです。
≫情報をいろいろ言いましたよね。
≫共通点は…。
≫はい、残念タイムオーバー。
正解はなんとどれも長府で作られていないんです。
≫これは下関は日本海と瀬戸内海両方に面している街でして当時は交易の中継地だったんです。
だから日本各地のいろんな品物がここ長府に集まってきて今、掘り出し物として手に入るんです。
≫古伊万里とか九谷焼とかそういうのは長府じゃありませんから。
この骨とうの奥深さというのを感じてもらえたと思うんですけどどうでした、筧さん。
≫すごくすてきですね。
江戸時代とかのものもあったじゃないですか。
なんか、そのときのものってそんなに昔のもの見たことないんで。
≫確かにね。
≫尾田さんありがとうございました。
次は、今度は実際に身にまとって楽しめるアンティークのお店があるんでそこに行きましょう。
≫ありがとうございました。
お邪魔しました。
外に行くと、一気に寒いんですよ。
今日は冷え込んで。
スタジオは暖かいんでしょうね。
筧さん、タンクトップですからね。
いいですねすっげえ寒いですよ!ただ、こちらの道本当に趣がありまして。
≫長府の街はたくさん小さい路地がありましてその中に骨とう品の店がたくさんあるんですよね。
こうした骨とう品のお店も古い家をリフォーム、リニューアルしてお店にしているところが多いんです。
雰囲気のあるお店がたくさんあるんですよ。
≫だから、壁とか土壁だったりとか石垣があったりとかしてやっぱりこの雰囲気ここでアンティークなものを見るとすごい趣があるね。
≫次のお店があちらにあるのでちょっと行きましょう。
つたの壁のお店が身にまとって楽しめるアンティークのお店なんです。
≫こういう門。
いいでしょ?この門も。
古い旧家でございます。
幕末に活躍した志士が暮らした家なんです。
≫ここから先は古坂さんにお任せしまして私は西洋のアンティークのお店に一足先に行っています。
また後ほどお会いしましょう。
≫中、入りますね。
階段を上りましてこの、なかなか見ない昔からある門をくぐってこの志士の家でございまして玄関に入りますとひな飾りがあるんですけど。
この中に入りましてさあ、筧さんこちら、玄関にある彫り物。
こちらは鹿だったりとか。
これ、鹿でしょ。
そのままずっと向こうにいくと馬。
なんと、ここは幕末の志士がだじゃれが好きだったんですよ。
で、これ、だじゃれなんです。
この鹿と馬、だじゃれの意味分かりますか?だじゃれ好きの筧さん。
≫分かりました。
「馬
(ば)鹿
(か)」。
≫すごいね、それはすぐ分かるんだね。
そうなんです、馬鹿っていうのも謙遜の意味も込めまして馬鹿者の家でございます。
どうぞ、お入りくださいという意味もあるんですね。
おもしろいんですよ。
≫なんかおしゃれなだじゃれ。
≫おしゃれだよね。
そういう意味もあると。
中に身に着けて楽しむアンティークがあるというわけで。
こちらもお店なんですよ。
≫なんか、おうちみたい。
≫おうちなんですけど普通に商品が置いてあるんです。
陶器があったりとかいいでしょ。
この奥、身に着けて楽しむアンティーク一体なんでしょうか。
明治時代から昭和の古い着物アンティークの着物なんですね。
僕も、この中はアンティークの着物ここで借りたんですよこのはかまも。
見てください、これ。
このグリーンの生地のこれ。
白や金色で幾重にも幾重にも染めてあって細かいところのデザインを見てもらいたいんですけど見えるかな。
こちら。
金の糸で縁取ってあるんですね。
すごいでしょ。
洗練されたデザインもあったということでアンティークの着物でございますけど。
筧さん、着てみたくないですか?≫着てみたいです。
私、アンティークの着物大好きなんです。
≫俺、アンティークの着物を着た筧さん好きですよ。
≫ありがとうございます。
≫さらにこのアンティークな着物を実際に着れるというところに行きましょうか。
こちらのほうで見てもらいましょう。
アンティークの着物を着て楽しむ私、古坂プレゼンツアンティーク着物ショーミュージック、プレイオン!まずは、オーナーの孫波田理緒さん。
明治期の花嫁衣装。
今は花嫁衣装は白が定番ですが明治から昭和初期は黒が定番という地域が多かったんです。
着物の柄が裏まで続いているのもすてき。
明るい髪もすてき、中もちらりと赤い感じ、かわいらしい!続いて、地元・長府で来月カフェをオープンする予定の岡村実奈さん。
大正時代の着物。
大正は西洋文化を受けてモダンガールが登場。
斬新な柄がどんどん登場しました。
アンティーク着物の中でも人気!ショートカットです。
そして、店のオーナーの妹野村美智子さん。
昭和のつむぎの着物。
ナイスポーズ。
細かく模様が施されている落ち着いた色合いが昭和っぽい。
もう1回いきますナイスポーズ!すばらしい!野村さん、いいですね。
筧さん、いかがですか?≫すてきですね。
私も着たい。
≫どの辺がお気に入りです?≫真ん中の方の着物すごく好きですね、珍しい。
≫ちょっとヒョウ柄っぽく見えますね。
≫珍しいデザインですね。
≫珍しいし、かわいらしいし今も昔も楽しめる。
オーナーの波田久代さんです。
どうも、こんにちは。
よろしくお願いします。
波田さんのお着物もきれいですね。
着物を着て街歩きも楽しめるという。
≫そうなんです。
若い方からお年寄りの方までどうぞ、お任せくださいませ。
≫今日はたまたま全員若いですけどね。
街を歩くとやっぱり楽しいですか。
違いますか?≫違いますね。
皆さん、着物を着て長府の街を歩いてくだされば大変、よろしいと思います。
一緒に歩きたいですもん。
こういう着物を着ていると。
かわいらしい。
こういうの、いいですよね。
≫筧さん、私はいい雰囲気の川沿いのお店にやってきましたよ。
西洋のアンティークのお店をご紹介しますよ。
モダンなたたずまいなんですよ。
先ほどとは打って変わって今日はお休みなんですけど特別に開けていただきました。
失礼します。
お邪魔します。
見てください、このエレガントでゴージャスな雰囲気。
≫すてきですね。
一気に西洋っぽい感じになりましたね。
≫まず注目していただきたいのがこのティーカップ。
120年近く前のドイツで作られたものなんです。
王室御用達の窯で作られたんですがこの金縁、これ、本物の金を使っているんだそうです。
さらに、この下に目を移すとこの絵付けもきれいでしょ?≫すてきですね、きれいな絵柄。
≫このきれいなのがこの窯の特徴なんだそうです。
そして、もう1つおもしろいのがこちらの銀食器カトラリーです。
100年以上前のイギリス製。
これ、純銀のところ模様が細かいんですよ。
全部手作業で付けてるんですって。
さらにその下にいくと柄が真珠の貝アコヤ貝の貝殻の内側の部分を削って柄を作っているんです。
超高級品。
貴族や王族でないと持てないんですがお値段、こちらセットで15万円。
いかがですか?≫私には手が届かない。
でも、すごいすてきですね。
≫すてきなのは上も見てください。
ランプシェードの数々。
中でも一番注目してもらいたいのがあちらのランプシェード。
これ、フランスのアール・ヌーヴォー様式といいまして世界に1つしかないんだそうです。
お値段、なんと750万円。
≫そんなに…。
≫植物の模様とかこの微妙な色合いは今の技術では作れないんだそうです。
≫家にあったら落ち着きそうなホッとしそうな色をしていますね。
≫こんな品物がこちらのお店にはたくさんあるんですよ。
こちらのアクセサリー見てください。
女性にぴったりなファッションのアクセサリーもたくさん並んでいるんですよ。
≫本当だ。
すてき。
≫真珠とかダイヤとか。
結構お手軽な価格のものもありましてこんなふうに実際に近くで見て、手にとって楽しむこともできます。
なんか気になるものあったりしました?筧さん。
≫今のアクセサリーのところにかけてあった人の形をしたネックレスかな。
≫カメオですかね。
一番奥にあるカメオ。
イギリス製のもので。
≫一番左側の黒いのにかかってる。
これ、すてきですよね。
≫こういうのもきれいですよね。
お待ちしてました。
≫いいね、このお店も。
750万円だもんね、あれ。
家にあったら落ち着くって落ち着かないと思うんですね、俺。
≫色がすごくすてき…。
≫色みは落ち着きますけどね。
≫幕末志士ゆかりのアンティークもこちらあるんですよ。
≫これ見てください、筧さん。
時計。
でもね、これただの時計じゃないんですよ。
見てください、こちら懐中時計なんです。
なんと、しかも100年以上前の逸品なんですね。
おしゃれでしょ。
≫懐中時計と幕末の志士の関係が分かる写真がこちらなんですが100年以上前の高杉晋作が作った奇兵隊という組織のメンバーの写真なんですがこれ、見てください。
この部分。
時計を使っていたんですよ懐中時計を。
≫100年以上前だから、奇兵隊の志士の中では当時、最先端だった西洋のものが好きだった人もいるわけでそういう人が身に着けていたということで。
≫この奥にはアンティークを使ってくつろげる、とっておきのスペースがあるんですよ。
≫アンティークを使ってくつろげる。
どうですか、これ、筧さん。
≫全然、想像がつかない。
インテリアとかですかね。
≫それが、このお店の奥にあるのでいってみましょう。
≫入り口からファンシーですごくいいんですよ。
お邪魔します、こんにちは。
≫いらっしゃいませ。
美男美女夫婦がいましたね。
いいですね。
テレビ生中継でございます。
よろしくお願いします。
こういう空気の中昔ながらのものがある中ゆっくりと、景色もよくて。
いいと思います。
≫ここでお茶を楽しめるんですが。
≫じゃあ、よろしくお願いします。
筧さん、オーナーの春日さんでございます。
≫よろしくお願いします。
≫トゥース!紅茶、いいですよね。
カフェでアンティークに囲まれて。
ともに過ごす一服というわけで。
≫これもアンティークの器なんですよ。
≫これは、春日さん器はどういった?≫フランスのリモージュという地方で約100年ぐらい前に作られたカップ&ソーサーですね。
≫リモージュ!やっぱリモなんだね。
≫古坂さん、知ってるんですか…。
とっておきのメニューがこちらにあるんですよ。
お願いします。
≫これ、驚きますよ。
これ、見てください。
≫晋作ラテです。
≫すごい!≫幕末の志士高杉晋作の顔をラテアートで表現してるんですよ。
≫本当に、まんま晋作ですよね。
じゃあ、この晋作ラテ僕、いただきますね。
晋作さん、すいません。
スイーツみたいで甘い!抹茶とミルクとココアの味が混ざって、本当にデザートっぽいんだけどそんなに濃くないですね。
(政春)上杉さん…。
(上杉)しがない物書きです。
2015/02/10(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「幕末感じるアンティークショップ〜山口・下関市〜」[字]

山口県下関市の一角に建ち並ぶアンティークショップ。地元に残されたレトロな着物から、西洋の貴重な品々まで。交易港として栄えた下関ならではの“お宝”の数々をご紹介!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】古坂大魔王,【コメンテーター】筧美和子,【司会】松苗竜太郎 〜山口県・下関市から中継〜
出演者
【ゲスト】古坂大魔王,【コメンテーター】筧美和子,【司会】松苗竜太郎

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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