11時になりました。
ニュースをお伝えします。
政府は、きょうの閣議で、ODA・政府開発援助について、目的に国益への貢献を明記するとともに、災害救助など、軍事目的でなければ軍隊が関係した分野への支援も検討するなどとした、新たな大綱を決めました。
政府は途上国に対するODAを、日本の経済成長や安全保障により役立てるべきだという意見を踏まえて、その理念や指針を定めた大綱を、12年ぶりに見直し、きょう、閣議決定しました。
この開発協力大綱では、ODAの目的を、わが国の平和と安全や、国際秩序の維持といった国益の確保に貢献するとして、国益への貢献を明記しています。
また、経済成長で所得水準が上昇し、ODAの対象から外れた国でも、外交上の重要性などに応じて支援できるようにすることや、より効率的な支援に向けた、民間企業との連携強化などが盛り込まれています。
さらに、今回の大綱では、軍隊が関係する分野への支援について、軍事目的での利用は回避するという原則を維持したうえで、災害救助など、非軍事目的の開発協力に、相手国の軍などが関係する場合には、その実質的意義に着目し、個別具体的に検討するとしています。
厳しい財政状況が続く中、日本のODAは、新年度の当初予算案でも16年連続で減少しており、支援をより効果的にすることが課題となっています。
イスラム過激派組織イスラム国が、ヨルダン軍の空爆によって、拘束していたアメリカ人女性が死亡したと主張していることについて、アメリカ国防総省は、これまでのところ、空爆を実施した場所に人質がいたという証拠はないとして、慎重に確認を続けることにしています。
イスラム国は、ヨルダン軍がパイロット殺害の報復措置として空爆を実施したあとの今月6日、この空爆によって、拘束していたアメリカ人女性、ケイラ・ミューラーさんが死亡したとする声明を発表しました。
これについて、アメリカ国防総省の担当者は9日、NHKの取材に対し、ヨルダン軍が実施した空爆の標的は、シリア北部のラッカの近くにある、イスラム国の武器貯蔵施設だったことを明らかにしました。
その上で、これまでのところ、その場所に人質が拘束されていたという証拠はないとして、ミューラーさんの安否について、慎重に確認を続けるとしています。
ミューラーさんは、シリアとトルコの国境地帯で人道支援活動に当たっていましたが、おととし8月、シリア北部の都市アレッポで、イスラム国に拘束されたと見られています。
全国の天気、雲の様子です。
日本海には筋状の雲が広がり、日本海側の地方に雪を降らせています。
太平洋側では晴れている所が多くなっています。
2015/02/10(火) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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