山形県米沢市です。
雪が降り続いています。
細かい雪です。
この雪、少し触ってみますと、こうしたさらさらの積もるタイプの雪となっています。
この雪なんですが、道路に積もったものは、道路脇に除雪されて固められています。
その上にさらに雪が降り積もって、こうして壁のようになっているんです。
あすにかけて、大雪に警戒が必要です。
各地で厳しい冷え込みになりました。
ぶどう畑では、木にまいた水がつららに。
鹿児島では、水たまりに氷が張り。
神奈川県の小田原城では、雪が舞いました。
東京の湯島天神です。
きょうは一段と寒さが増していて、マフラーやニット帽が欠かせない底冷えです。
境内にある名物の梅。
開花が遅れています。
境内には、13種類およそ300本の梅がありますが、花が咲いたのはおよそ1割。
例年に比べて、梅の見頃が1週間から10日ほど遅れているということです。
こうした理由には。
その寒気を表しているのが、こちらです。
日本海側だけではなくて、太平洋側にかけて、筋状の雲にびっしりと覆われています。
これ、寒気が強いということを示しているんです。
上空には今シーズン一番の寒気、西日本にかけて流れ込んできています。
南下する強い寒気。
昼過ぎの秋田県鹿角市です。
吹雪で見通しが利きません。
鹿角市の事故現場です。
見えるかぎりでも、およそ20台の車が止まっているのが分かります。
前方では、少なくとも5台以上のトラックが、折り重なるようにしてぶつかっているのが分かります。
東北自動車道の上り線では、22台の車が絡む事故が起き、4人が軽いけがをしました。
北海道や東北では日本海側を中心に、風が強い状態が続き、北海道の日本海側北部では、所によって猛吹雪になるおそれがあります。
また日本海側を中心に雪が強まっています。
新潟県では、この24時間に降った雪の量が多い所で70センチを超え、午後8時の積雪は、新潟県十日町市で2メートル88センチなどとなっています。
降り続く雪で、除雪にかかる費用が膨らむ自治体も。
山形県米沢市、積雪が例年の2倍に達しています。
こちら小学校、そして地域の公民館がある道路なんですけれども、この奥の所で今、雪を運び出す作業を行っています。
積雪は午後7時現在、1メートル42センチに達しています。
今年度、米沢市は当初予算で、除雪費として5億7300万円計上していましたが、去年末時点で、すでに8割を使いきってしまったということです。
このため米沢市は先月の臨時議会で、追加の除雪費4億5000万円を計上。
前の年度に比べて2億円以上増えています。
今後の雪の見通しです。
あすの夕方までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多い所で、北陸で80センチ、東北で70センチ、北海道と岐阜県で50センチ、長野県で40センチ、近畿で30センチなどと予想されています。
寒気の見通しです。
これからさらに強い寒気が流れ込んできます。
こちら、今夜23時、上空5000メートル付近の寒気の予想です。
マイナス36度でも大雪が降る、そんな強い寒気なんですけれども、さらに強いマイナス42度、さらに今シーズン一番強い寒気、マイナス45度が北日本の日本海側に流れ込んでくる予想です。
あしたの朝にかけて、寒気はやや北上しますけれども、非常に強い寒気が居座ります。
北日本、そして北陸地方を中心に、山沿いだけではなくて、平野部でも短い時間に多くの雪が積もるおそれがあります。
この2月の時期は、日本海側、1年で一番多くの雪が積もっている時期です。
大雪による雪崩、そして着雪など、十分な注意が必要です。
こんばんは。
これからが厳しくなります。
これからあすの朝にかけてが、最も寒気の厳しい時間帯となります。
それも1年に1度、あるかないかの寒気です。
北陸や東北の日本海側を中心に大雪、所によっては猛吹雪になる場合もあります。
十分に警戒してください。
さて、戦後60年余りにわたって、日本の農業の支柱ともいえる役割を担ってきたのが、JA全中です。
大きな節目を迎えました。
農協はおよそ700ある地域の農協と、都道府県の中央会を束ね、経営を指導するJA全中・全国農業協同組合中央会を頂上に据えた、組合員およそ1000万人の巨大組織です。
JA全中の萬歳会長は、JA全中が担ってきた会計監査の権限を撤廃するなどとした、政府・自民党の農協改革案を受け入れる考えを表明しました。
賛否入り乱れる中での決定でした。
こちら自民党本部、午後3時前です。
JA全中、萬歳章会長です。
このあと、自民党の作業チームの幹部との会談に臨みます。
農協改革を巡って、政府・自民党と調整を続けてきた、JA全中の萬歳会長。
作業チームの幹部との会談を終えて。
政府・自民党の改革案を受け入れる考えを表明しました。
これを受けて自民党の作業チームは、党所属議員を対象とする会合を開き、農協改革に関連する法案の骨格を提示。
出席者からは、農家の所得向上という本来の目的など、丁寧に説明していく必要があるとか、地方での農協の役割を十分検証していくべきだといった意見が出されましたが、最終的に了承されました。
農協が出来たのは、戦後間もない昭和22年。
農家が互いに助け合うための組織として、各地に設立されました。
その後、農産物価格の下落で、経営が悪化する農協が続出。
昭和29年、全国の農協の経営を指導する組織として、今のJA全中が発足しました。
JA全中は、農協の経営健全化に大きく貢献してきました。
しかし、地域の農協の経営が安定した今、役割を見いだしにくくなっているという意見が出始めました。
さらに、新しい取り組みをしようとする地域農協にとって、JA全中を頂点とした構造が、有言無言の圧力となり、自由な経営を妨げているという意見も出るようになったのです。
こうした中、政府・自民党が打ち出したのが、司令塔とも呼ぶべき存在のJA全中の改革でした。
今回の改革案、ポイントは3つあります。
こちらです。
1つ目はJA全中の一般社団法人への移行です。
これまでは農協法という法律に基づいて強力な権限が与えられてきたんですけれども、これを平成31年3月末までの間に移行させるとしています。
2つ目、会計監査権限の撤廃です。
JA全中は、こちら、地域の農協に対する会計監査と、農協に対して経営指導を行う業務監査、この2つの権限を持っていました。
この権限が地域の農協の自由な経営を妨げているという指摘があったんです。
また、全国の農協を束ねまして、政治的な力につながっていたとの指摘もありました。
今回の改革案では、会計監査の権限はJA全中から切り離して、新しい監査法人へ移行させるとしています。
また地域の農協が、一般の監査法人と新たな監査法人、どちらを受けてもよいことになっています。
3つ目、准組合員制度についてです。
農協はもちろん、農家のための組織なんですけれども、農家でない人が、融資ですとか、一般の保険に当たる共済などの金融サービスを受けるため、准組合員という制度があります。
その数は、見てください、正組合員の数よりも上回っているんですね。
こうした状況が農協のその金融事業の肥大化につながって、本業である農作物の集荷ですとか、あと販売といった事業がおろそかになるという指摘があったんです。
ということで、この准組合員制度の利用を制限する案が検討されました。
ただ、これについては大きな収益減となっているということもありまして、地域の農協からの反発も強くて、いったん、先送りになりました。
農協改革の進展を見て、改めて議論するとしています。
今回の改革案を巡っては、政府・自民党とJA全中の主張の溝、なかなか埋まりませんでした。
しかし、農協側はこの准組合制度を残すことなどで、監査権限の撤廃を了承して、最後はまとまる形となりました。
では、今回の改革案を地域の各地の農協はどう受け止めたのでしょうか。
JA福島中央会の大橋信夫会長。
きょう、福島県の内堀知事のもとを訪れ、農協改革について要請しました。
JAグループ福島では、県内に17あるJAを4つにまとめる改革を進めていて、合併後のサービス機能を保つため、准組合員制度の維持などが必要だとしています。
全国有数の長芋の産地、北海道十勝地方。
こちらの農協では、長芋の輸出に力を入れるなど、先進的な取り組みを行っています。
地元の農協は、今回の改革案では、大きな変化はないといいます。
全国一律のコメの流通ルートから離脱して、販売先を独自に開拓してきた、福井県越前市の地域農協、JA越前たけふです。
今回の改革案について、国やJAグループに守られてきたぬるま湯から脱し、自立を求めるものだと話しています。
前向きな反応も聞かれましたが、ここからは、農政の取材の経験が長い、豊永デスクに聞きます。
豊永さん、60年ぶりの改革ということですが、これ、かなり大きな改革といってよさそうですね。
ある農水省の高官は、今回の改革、パンドラの箱が開いたというふうに表現していました。
改革の内容を見ますと、いろんな折衷案、盛り込まれてますので、大改革だと手放しで表現できるものではないかもしれないんですけれども、それでも、これまで全く手付かずだった農協の組織を変えるというところに至ったということ、これは15年前から、農政を取材している身としては、隔世の感があると思いますね。
農協の役割も、時代と共に変わりつつあるということなんでしょうか?
そうですね。
JA全中というのは、戦後の長い歴史の中で、農家のために政府との交渉の窓口を引き受けて、それで所得向上に貢献してきたと、この点は評価しないといけないと思います。
しかし、ピラミッド構造で全国の農協を束ねてきたこと、それから農協が金融や、保険に当たる共済、それからガソリンスタンドやスーパーに至るまで、いろんな事業を展開しているということ、これが地域では役所みたいな大きな存在になって、それが結果として、有形無形の力となり、それが農家の自由な発想で農業経営をするということをそいでしまったという指摘があるんです。
また、全国を束ねてきたということが、政治的な力になって、結果的に補助金頼みの農業へと傾斜していってしまったと、これがまた、農業の経営の自由度を奪っていったという指摘もあるかと思います。
全国には、経営感覚に優れて、意欲的に農業に取り組んでいる農家ってたくさんいるんですね。
この農協のシステムが、こうした農家のニーズとかけ離れてしまっている部分があるとするんであれば、今回の改革、小さな一歩かもしれませんけれども、変わる大きなチャンスになるかもしれません。
その改革のねらいというのは、農協を成長産業にすることですよね。
そうしますと、今度の改革がそのきっかけとなって、その願いが成就するためには、何がポイントになると思いますか?
農家が適正に競争し、ビジネスとして成り立つ、そういう農業を目指すことが大事だと思います。
消費者が本当に欲しいものはなんなのかということを読んでいけば、その農産物は高く売れ、そしてそれが所得向上につながると、こういう仕組みだと思うんですよね。
海外では日本の例えば果物などは、すごく高値で取り引きされていますし、和牛など世界ブランド、それから野菜の品質の高さというのも、海外の人からはすごく高く評価されていますよね。
もちろん、農業はビジネスと全く同じというわけにはいかないので、例えば、耕作条件の厳しい山あいの地域で、そう言うところに、政府が支援をするということも、これは大事かと思います。
これはヨーロッパやアメリカもやっていることなんですね。
今、折しもTPP・環太平洋パートナーシップ協定の交渉が進展していますけれども、農業の競争力強化と、それから日本の農業の将来像を、いち早く示すことが大事だと思います。
豊永デスクでした。
ありがとうございました。
政治の世界での農協の影響力というのは、この分厚い組織票を持つという点も含めて、非常に大きいものがあります。
この農協改革を巡る議論、今の国会でも重要な焦点となりそうです。
さて、次は幸せの測り方を考えます。
それは人それぞれであって、測り方なんてね、言われても困ります、あってないようなもんでしょと感じる方も多いと思いますが、そのつかみづらい幸福感を、数値化するという技術が登場しました。
大手電機メーカーが開発しました。
データを集めるために使われるのが、こちら、身につける情報機器、いわゆるウエアラブル端末です。
体の動きのデータをもとに、幸福感を0から100まで、数値で表すことができるとしています。
0から100の間の数字で表せるという幸福感。
街の皆さんの幸福感は。
なかなか数値化しにくい幸福感。
その幸福感を、大手電機メーカー、日立製作所は、職場などの組織でどのくらい感じられているのかを、0から100までの数値で表す技術を開発しました。
今回のサービス、こうしたウエアラブル端末を使って、個人がどれぐらい活動したかをまず計測します。
ウエアラブル端末を使って、歩く、立つ、話すといった、日々の活動のデータを集めて分析することで、幸福感の度合いを知ることができるというものです。
日々の活動の計測とは、どのようなものなのでしょうか。
こちらは、このウエアラブル端末を取り入れたコールセンターです。
こちらの名札の中には、互いの名札を識別するセンサーが組み込まれ、いつ、誰と、どれだけの時間、交流を持ったかが記録されます。
さらに、この名札は体の動きを感知するセンサーが組み込まれ、その揺れ具合から、会話が弾んでいるかも測定できます。
これは、グループ全員のコミュニケーションを1週間記録したものです。
コミュニケーションを取った相手が多い人ほど、多くの線で結ばれ、中心近くに表示されます。
分析の結果、コールセンターでは、営業成績がよいグループほど会話が弾み、コミュニケーションが円滑にできていることが分かったといいます。
この電機メーカーでは、体の動きについて集めた膨大なデータに加え、各人に幸福を感じるか、憂うつな気持ちを感じるかといったアンケートも実施。
その結果、体の動きと組織の幸福感・充実感の度合いには、一定の関係があることが分かったということです。
メーカーでは再来月から、職場環境や業務の改善につなげるビジネスとして提供し、将来的には、職場全体の幸福感を、経営目標の指数の一つとして普及させたいとしています。
職場の幸福感を上げて、業績向上につなげようというビジネスについて、街の人は。
専門家は、幸福感のデータについて、その活用方法にも課題が出てくるだろうと指摘しています。
こちら、街で聞いた幸福感です。
答えてくださった皆さんの点数は意外に高い印象があります。
80点ぐらいの方が多いですね。
この数値、こういう質問に答えてくれること自体が、ひょっとしたらもともと幸せな方が多いのかもしれませんけれども、実際にこの方たちに、仮に先ほどのウエアラブル端末を使ってもらって、数値化したときに、同じ数字になるかどうかは神のみぞ知るというところでしょうか。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業で、高いハードルとなっているのが、1号機から3号機で溶け落ちた核燃料をどうするかという問題です。
それを取り出そうにも、強い放射線や大量のがれきに阻まれて、核燃料がどこにあるのかすら、今も分かっていないのが実情です。
そこに、切り札と期待される調査が始まります。
レントゲンのように内部を透視して、核燃料の在りかを探ろうという試みです。
きょう午前、福島第一原発1号機の脇に設置された装置。
ミューオンと呼ばれる素粒子を観測します。
この装置で、溶け落ちた核燃料が原子炉建屋のどこにあるのか、レントゲンのように外から透視できるといいます。
その仕組みです。
ミューオンは、宇宙から飛んできた粒子が、地球の大気にぶつかって発生します。
地上には、1平方メートル当たり、1分間におよそ1万個のミューオンが降り注いでいるとされています。
このミューオン、物質を通り抜ける性質があり、さまざまな物体の内部を探ることに使われています。
その一つが、火山のマグマです。
ミューオンは密度の高い物質にぶつかると、吸収されたり、弱められたりします。
マグマは密度が高く、通過する数が減るため、その変化を捉えることで、いわばレントゲン写真のように、その影が映し出されるのです。
きょう設置された装置で、1号機の建屋を通り抜けたミューオンを観測することで、マグマと同様に密度が高い核燃料の在りかの手がかりをつかめるかが注目されます。
廃炉に向けて、最大の課題とされている核燃料の取り出し。
事故当時、運転を止めていた4号機では、すでにすべての核燃料が取り出されました。
しかし、1号機から3号機までは、強い放射線や大量のがれきに阻まれて作業は遅れ、具体的な取り出し作業のメドは立っていません。
長ければ40年はかかるとされる廃炉作業。
そのために極めて重要なのが、溶け落ちた核燃料がどこにあるのかを把握することです。
現在の計画では、核燃料から出る極めて強い放射線を遮るため、格納容器を水で満たしたうえで取り出す方針です。
核燃料の場所によって、どこまで水で満たすかや、どのような設備が必要になるかが、大きく変わってしまうのです。
その一方で、事故から4年近くたった今も、格納容器の中の放射線量は、1時間当たり数十シーベルトもあると見られています。
人間が近づけないだけでなく、ロボットでさえ誤作動してしまうおそれがあり、核燃料の場所は推定するしかありませんでした。
そこで、ミューオンを観測することで、溶けた核燃料がどうなっているのか、調べることになりました。
調査を行う研究機関は福島第一原発に先立ち、茨城県にある東海第二原発で、試験的な調査を行いました。
画面左側の黒い影が僅かに濃くなっている部分。
燃料プールに納められた核燃料が映し出されています。
ほかの方向から撮影した画像も重ね合わせ、コンピューターで映像化すると、核燃料の姿が立体的に見えてきました。
きょう午前9時ごろから行われた、装置の設置。
高い放射線量の中での作業となりました。
装置の奥に見えるのが、1号機の原子炉建屋です。
現場周辺の放射線量は、今も高い所で、1時間当たり500マイクロシーベルト。
防護服を着た20人余りの作業員が、被ばく量を測りながら作業に当たったということです。
観測には数か月かかるというこの調査。
1号機はあす、もう1台の装置を設置したうえで、ことし3月まで行われます。
新年度以降は、2号機の調査もミューオンを使った別の方法で行われることになっています。
ロボットですら、容易に近寄れないという厳しい条件の中で、このミューオンを使った調査は、今の時点では核燃料を捉えることができる最も効果的な手段となっています。
廃炉作業は、すべて完了させるまでに40年はかかるといわれています。
その今後を左右する、極めて重要な調査です。
過激派組織イスラム国の壊滅を目指し、アメリカ軍主導の有志連合による空爆が続いています。
アメリカ政府の高官は、イスラム国が支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦などの大規模な地上作戦に近く、イラク軍が乗り出すとの見通しを示しました。
連日、空爆を続けるアメリカ主導の有志連合。
その調整役を担う、アメリカのアレン大統領特使が、テレビ局のインタビューで。
アメリカ軍などがイスラム国への空爆を開始して半年。
アメリカ軍によりますと、この間、イスラム国の戦闘員およそ7000人を殺害したほか、主要な資金源である石油精製施設など、およそ200か所を破壊したとしています。
そして、新たな展開が。
アレン特使は8日、ヨルダン国営通信のインタビューで、有志連合の支援を受けたイラク軍が、近い将来、大規模な地上作戦を行うと述べたのです。
地上作戦で奪還を目指すのは、イスラム国の聖域の一つとされる、イラク第2の都市モスルです。
アメリカ軍などの訓練を受けたイラク軍やクルド人部隊が、作戦の準備を進めています。
半年にわたる空爆の支援を受け、攻勢を強めるイラク軍やクルド人部隊。
先月には、シリア北部の要衝、アイン・アルアラブを奪還したほか、イラク北部でも拠点となる地区を取り戻しています。
一方、イスラム国と見られる組織は、ヨルダン軍の空爆によって、人質のアメリカ人女性が死亡したとする声明を発表。
この女性について、アメリカのメディアは、人道支援活動を続けていたケイラ・ミューラーさんで、おととし、シリアでイスラム国に拘束されたと伝えています。
アメリカ政府は。
イスラム国としては、軍事作戦で連携を強めるアメリカとヨルダンをけん制するねらいがあると見られます。
国際社会は、イスラム国に対し、結束して対抗する姿勢を強めています。
ドイツで開かれた会議では、イスラム国をはじめとする過激派組織への対応が話し合われました。
さらにドイツは、イスラム国と戦闘を続けるクルド人部隊などに、軍事支援を拡大させる方針を表明しました。
9日にはトルコで、G20・主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が開幕。
テロ資金対策の強化に向けて、議論が交わされる見通しです。
シリア北部のラッカなど、本拠地とされる地域で、強固な支配を維持しているイスラム国。
住民を戦闘員に勧誘するなど、反撃の準備を進めていると見られ、地上作戦は大きな困難を伴うものと見られています。
NHKの世論調査によりますと、イスラム国による日本人殺害事件を受けて、安倍総理大臣が中東地域への人道支援をさらに拡充していく方針を表明したことについて、評価すると答えた人は65%でした。
和歌山県紀の川市で、小学5年生の男の子が殺害された事件。
現場付近で目撃された男が、先端がとがった2本の刃物を持っていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察のこれまでの調べで、事件直後に、刃物を持った男が現場から走り去る姿が目撃されていたことが分かっています。
さらに、目撃証言から、男が持っていたのは、先端がとがった2本の刃物で、黒いカバーがついた状態だったことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
逮捕された中村桜洲容疑者の自宅からは、同じような大きさで、先端がとがったなたのような刃物とカバーが押収されていて、警察は、事件で使われた凶器の可能性が高いと見て、調べています。
中村容疑者は、容疑を否認しているということです。
与党税制協議会は、消費税の軽減税率の詳細な制度の在り方を協議する、検討委員会の初会合を開きました。
会合では、ことし秋をメドに制度の概要を固めることを目指して、対象品目のほか、適用する税率や安定財源などの検討を進めることを確認しました。
その上で、軽減税率の対象品目は、すべての食料品と飲料や、米・みそ・しょうゆに絞った場合など、8つのケースで税収がどの程度減るかを示した試算をもとに、さらに詳細な対象品目の選定などを急ぐ方針を確認し、政府側にも検討を進めるよう求めました。
オーストラリア東部の海岸できょう午前、サーフィンをしていた日本人の男性が、サメに襲われて死亡しました。
関係者によりますと、男性は、現地に住む中原忠さんで、記者会見した地元の警察は、友人数人と一緒にサーフィンをしている最中に、サメに襲われたと説明しました。
海岸では、サーファーが訪れ、中原さんの死を悼んでいました。
オーストラリアは、今が夏で、サーファーがサメに襲われる被害が相次いでいます。
さあ、寒いです。
井田さん。
本当に寒いですね。
厳しい冷え込みとなっています。
こちら、滋賀県のびわ湖では、木の枝についた水しぶきが、つららのように凍った現象が見られました。
今シーズン最も強い寒気の影響で、日本海側で雪が強まってきています。
午前11時過ぎの富山市です。
強い冬型の気圧配置と、上空マイナス40度以下の強い寒気の影響で、あすにかけて、北陸と東北の日本海側を中心に、大雪となるおそれがあります。
大雪や暴風雪、高波に警戒し、電線などの着雪や雪崩にも十分注意をしてください。
では、上空の寒気の予想から見ていきましょう。
このあと、夜23時です。
大雪の目安となるようなマイナス36度が北陸付近まで、そして今シーズン最も強い寒気、マイナス45度が、北日本の日本海側に流れ込んでくる予想です。
あしたの朝にかけて、マイナス45度の寒気はやや北上していきますけれども、あすの朝にかけても、大雪の目安となるような寒気は居座る見通しです。
このあとの雪の予想を見ていきましょう。
紫は雪が強まるということを示しています。
このあと見ていくと、日付が変わって、午前2時、北陸周辺で雪が強まってきそうです。
そしてそのあと、朝の6時にかけて特に大雪に警戒してください。
太平洋側でも、東北や東海から西日本の各地、流れ込んできそうです。
そしてそのあと、お昼の12時、そして午後、夜にかけては、雪の峠は越えますが、雪の続く所もあるでしょう。
予想される雪の量です。
夕方にかけて多い所です。
北陸では80センチ、東北では70センチ、長野県や岐阜県では40センチから50センチ、山沿いで予想されています。
近畿地方の北部でも、30センチ、多い所で予想されています。
雪崩や着雪に十分注意をしてください。
では天気図です。
あすにかけても北海道の北の低気圧は動きが遅いです。
詳しく見ていきましょう。
上空には非常に強い寒気が流れ込んできていますので、北日本から近畿地方の日本海側で大雪となる所がありそうです。
寒さも続く見通しです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
あすにかけて、今シーズン最も強い寒気が流れ込んでくる予想です。
北海道から西日本の日本海側では、大雪に注意・警戒をしてください。
そして太平洋側でも、東北や、東海から四国の太平洋側、雪の積もる所がありそうです。
この厳しい寒さですけれども、あすにかけて続きます。
暖かくしてかぜをひかないようにお過ごしください。
気象情報でした。
青い海、沖縄に来ました。
今夜はこちら。
沖縄料理食べに行ったりとか、海ぶどう、おいしいと思いますよ。
逆回ししてたんですかね。
きれいでしたもんね、二刀流。
廣瀬さんは沖縄です。
廣瀬さん。
こんばんは。
大越さん、正解です。
逆回しです。
さあ、7チームがキャンプを行うこの沖縄。
きょうは沖縄でも、ダウンジャケットを着てちょうどいいくらいの寒さでした。
まずは日本ハムの大谷翔平投手。
初めて紅白戦に登板しました。
大谷投手は、3回から2人目でマウンドに上がりました。
コントロールが定まらず、フォアボールでランナーを出します。
このあと、味方のエラーもあって、失点しました。
それでも、150キロを超えるストレート。
さらに試したかったというカーブで三振を奪います。
課題と収穫が見えたマウンドでした。
今夜のキャンプリポートは、その大谷投手です。
3年目となる二刀流に、どのように取り組むのか、その思いを聞きました。
楽しみにしてました。
よろしくお願いします。
いい色に日焼けしましたね。
はい、ありがとうございます。
この二刀流において、どんな年になるっていうふうに大谷さんは考えてますか?
早速、キャンプリポートのテーマ、オレの自慢を聞いてみましたが、大谷投手、迷います。
助けを求めたのは?
すみません。
通りがかった先輩の木佐貫投手。
考えた末に書いてくれたのは。
肩ですね。
柔らかいと思います。
たぶん、これが一番いいと思います。
あー、皆さん、えっ?ここ、くっついてますよ、ずっと。
こうやってやって、挟んで、こう、こうやっていつもストレッチするんです。
すごい、この柔らかさ。
肩だけでなく、大谷投手は練習への取り組み方も柔軟です。
去年はセットポジションから、プロ野球最速に並ぶ162キロをマークしました。
このキャンプでは、振りかぶって投げるワインドアップから、より強く投げようと試しています。
バッティングも、よりよいフォームを求めて改造中。
ポイントは体重移動です。
よりスムーズにボールを捉えられるようになり、フェンスを越える打球を連発しています。
あの柔らかさは、廣瀬さん、マエケン投手も、広島の、前田選手もやっぱり柔らかかったですよね。
井上さんは全くできませんでした。
すごさを理解するのに時間がかかりました。
すごいんですよ、井上さん。
すごいんですね。
大谷投手、練習しなければいけないこと、たくさんあるんですね。
それなのに、一つのところに決してとどまりません。
その思いを、変化することは間違っている場合もあるけれども、しないよりはする価値がある。
可能性が少しでもあれば、試したいというふうに話してくれました。
それこそが、二刀流を貫く大谷投手の神髄だと感じました。
沖縄からのキャンプ情報。
きょうはピッチャー。
DeNA、ヤクルト、ロッテです。
DeNAの久保投手。
移籍1年目の去年、12勝を挙げ、ことしは開幕投手の最有力候補です。
ここまでほぼ毎日、ブルペンに入り、ストレートの威力を増そうと、下半身を柔らかく使う新しいフォームに挑戦しています。
フォークボールも試しながら122球。
34歳のベテランが、調整をまた一歩進めました。
ヤクルトの中継ぎ、秋吉投手は、シュート回転しながら沈むシンカーに挑戦中。
教える高津コーチは、現役時代、シンカーを得意にしていました。
2年目の今シーズン、投球の幅を広げようと、2人で連日の居残り練習です。
台湾出身のロッテ、チェン投手。
テストを経て入団した新戦力です。
実戦形式の練習で、コントロールのよさを見せました。
7人を完璧に抑え、左の先発候補としてアピール。
登板後のチェン投手に疲れていないか聞くと。
笑顔がいいですね。
人気が出そうです。
続いて、宮崎から。
広島と西武、エースとキャッチャーのキャンプ情報です。
広島はエースの前田投手が、2回目のブルペン入り。
初めてキャッチャーを座らせました。
ストレートの再生が、シーズンへ向けたテーマ。
まだ肩を作る段階と、きょうは49球でした。
マイペースでの調整を任される中、開幕に向け、一段一段、階段を上がっています。
西武のキャッチャー、炭谷選手。
去年の打率は2割2厘。
確実性を上げようと、構えを改造しています。
バットを前に倒し、引き上げてスイング。
力を抜き、ボールをコンパクトに捉えられるためです。
売り出し中の森選手に、レギュラーは譲りません。
スキージャンプ女子、ワールドカップ総合3連覇を目指す高梨沙羅選手が、今シーズン、3勝目を挙げました。
強い風が吹く中、行われた今回の大会。
高梨の1回目のジャンプ。
95メートルを飛んで、着地も決めます。
飛型点との合計でトップに立った高梨。
このあと強風で、競技が打ち切られたため、そのまま優勝。
調子がよくない中、光が見えてきたと高梨。
総合ランキングも3位から2位に浮上です。
2020年の東京オリンピック。
開催都市が提案できるようになった追加種目を何にするか。
有識者などによる検討会議の初めての会合が開かれました。
組織委員会によると、これまでに直接要望が出されている競技は、野球・ソフトボール、空手、スカッシュなど、合わせて8つです。
取りまとめの期限はことし9月。
今後は競技団体への聞き取り調査などを行い、絞り込みを進めていくことを確認しました。
新たな追加種目は来年8月、IOCの総会で決まる見通しです。
スポーツ、今夜は沖縄からお伝えしました。
ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが、インターネット上にメッセージを発表しました。
300日は長すぎると題したメッセージ。
西アフリカのナイジェリアで、去年、過激派組織ボコ・ハラムが大勢の女子生徒を誘拐してから300日になります。
2015/02/09(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽今季最強の寒気・各地で厳しい冷え込み▽農協改革案受け入れ[二][字]
▽今季最強の寒気で列島各地が厳しい冷え込み・猛吹雪に警戒▽JAが農協改革案を受け入れ・どうなる今後の農協▽“幸福感”を数値で表示・ウエアラブル端末でデータの収集
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
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