街路樹に雪が厚く積もっています。
雪が降り続いています。
現在の富山市内の様子です。
降り方から、風があるのも感じられます。
町は雪で見通しが悪くなっています。
路面もタイヤの跡が残るくらい、雪に覆われています。
午後2時の時点で、富山市内、気温は氷点下1度7分、積雪は28センチ、風は南の風1.8メートルとなっています。
車の運転など、外に出る際は気をつけてください。
発達した低気圧の影響で、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、沿岸部を中心に全国的に風が強まっています。
北海道釧路市では午前11時前に27.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
日本海側を中心に雪も降り続き、北陸や西日本の山沿いでは、この24時間に降った雪の量が40センチを超えている所があります。
事故も起きています。
秋田県鹿角市の東北自動車道では、きょう午前11時ごろ、十数台の車が絡む事故が起き、消防によりますと、3人がけがをしたということです。
東日本高速道路によりますと、事故当時、現場付近では吹雪になっていたということで、警察によりますと、今もその場で止まっている車があるということです。
相次ぐ大雪。
北海道や東北ではこの冬、除雪のための予算が不足する自治体が相次いでいます。
北海道釧路市では、すでに当初の予算を使い切り、さらに予算を追加する見通しです。
また福島県では、会津地方を中心に雪の量が平年の2倍近くに増え、県の除雪費用が過去最高を更新したということです。
秋田空港では、滑走路の除雪のスピードアップを図るため、除雪車両を新たに7台導入しました。
これまでは、飛行機の発着の合間に除雪を終えられず、遅れを引き起こすことがしばしばあったということですが、新たな態勢によって、作業の時間が15分短縮され、ダイヤの乱れを抑えられるということです。
今後の見通しです。
強い冬型の気圧配置はあすにかけて続く見込みで、北陸や東北の日本海側を中心に、まとまった雪が降る見込みです。
あすの朝までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多い所で、北陸で1メートル、東北で70センチ、近畿と岐阜県で50センチなどと予想され、北陸と東北では、その後も雪が降り続く見込みです。
また、風が強い状態も続き、あすにかけての最大風速は北海道と北陸の陸上で18メートル、最大瞬間風速は25メートルから30メートルに達する見込みです。
気象庁は、大雪や暴風雪による交通への影響、それに高波に警戒するとともに、積雪の多い地域では、雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。
こんにちは。
荒れた天気に警戒が必要です。
詳しくお伝えします。
気象予報士の奈良岡さんの解説です。
現在、警報が発表されています。
まずは警報から見ていきましょう。
暴風雪警報が北海道の日本海側の一部の地域に発表されています。
そして暴風警報は、北海道の太平洋側の一部の地域に発表中です。
そして大雪警報です。
大雪警報は、富山県、石川県、福井県、そして兵庫県に発表されています。
あすの朝にかけて、大雪に警戒が必要です。
ではきょうの天気図を見ていきます。
午前9時の天気図なんですが、日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置となっていて、日本海側の地域で大雪となっている所があります。
今回、上空に非常に強い寒気というのがポイントになります。
こちらは今夜の寒気の予想なんですけれども、今シーズン最強の寒気が北日本に今夜、流れ込んでくる予想なんです。
通常、上空5000メートル付近の氷点下36度以下という寒気を大雪の目安として、注目しますが、それ以上の氷点下45度以下という寒気が今夜、北日本に流れ込みそうです。
今シーズン最強の寒気がやって来そうです。
雲の様子を見ましても、寒気の強さが分かります。
日本海には筋状の雲がびっしりと現れていまして、太平洋側の地域にも、筋状の雲が現れていますので、このことからも、寒気がそれだけ強いということが分かります。
では雪の見通しを詳しく見ていきましょう。
今夜も西日本から北日本の日本海側を中心に雪が続きそうです。
紫色の表示の所ほど、雪が強く降る予想なんですけれども、未明には、北陸周辺で特に雪の降り方が強まりそうなんです。
そのあとを見ていきましても、あすの朝、そして、あすの日中にかけても、日本海側、雪が続きそうです。
雪の量が増えそうです。
予想される雪の量を見ていきましょう。
あすの朝まで、多い所で北陸で100センチ、東北地方も70センチなどとなっています。
これがそのまま積もる量になるとはかぎらないんですけれども、すでに2、3メートルという雪が積もっている所もありますので、そこにこれだけの雪がさらに降るということになりますから、雪崩など、くれぐれも注意をしてください。
そして風も強いです。
あすにかけて予想される最大瞬間風速は、北陸から北海道にかけて30メートルと予想されていて、さらに日本海側では雪も伴いますので、猛吹雪や吹雪に警戒、注意が必要です。
波も高いですから、高波にも警戒をしてください。
日本海側の地域では、あすにかけて、大雪、吹雪に注意が必要です。
厳しい寒さが続いています。
こうした中、注意したいのが、ヒートショックです。
温度差で、血圧が急激に変化し、ショック状態になる症状です。
このヒートショック。
風呂に入るときに発症する危険性が指摘されていますが、雪が多い地域では、除雪作業中にも発症するおそれがあることが分かりました。
NHKは、去年12月から先月までに、除雪作業を伴って気温差で血圧が急激に変化し、意識障害や心疾患などを起こす、いわゆるヒートショックを発症したと見られるケースがないか、新潟県内の各消防本部に聞き取りを行いました。
その結果、少なくとも60代から70代の男女合わせて5人が、救急搬送されていたことが分かりました。
5人は、いずれも除雪作業中に倒れて、意識障害やめまいなどを訴えたということです。
死亡した人はいませんが、中には心筋梗塞になった人もいたということです。
以前、ヒートショックが疑われる人を搬送した救急隊員は。
ヒートショックとは、どのような症状なのか。
そのメカニズムです。
気温の変化に伴って、血管は伸縮します。
暖かい所から急に寒い所に移動すると、血管は縮んでしまいます。
しかし、血液は変わらず流れ続けるため、血圧が上昇します。
逆に寒い所から暖かい所に行くと、血管が広がり、血圧は下がります。
こうした血圧の変化が急激であるほど、心臓などに負担がかかるのです。
場合によっては、心筋梗塞などを引き起こしてしまいます。
循環器内科が専門の医師は、除雪の際の気温の急変に加え、作業で負担がかかることから、ヒートショックの危険性が高まると指摘しています。
除雪作業で注意が必要なヒートショック。
国の報告書では、昨年度までの3年間で、全国で除雪作業中に心筋梗塞などを発症し、死亡した人は、全体のおよそ1割を占めていました。
ヒートショックを起こさない方法はないのか。
国の豪雪地帯対策に長年携わってきた諸橋和行さんです。
除雪作業の講習で、注意点や予防法を呼びかけています。
諸橋さんが勧めている予防法です。
健康雪かき体操というこの運動。
同じ豪雪地帯の青森県で始まりました。
室内にいるうちに体を動かし、血液の流れをよくして、外に出たときに、血管の収縮を抑えるのがねらいです。
手軽な運動を取り入れるだけで、ヒートショックの対策につながるといいます。
雪国だとね、除雪作業って、生活の一部ですからね、意識するの、準備運動するの、難しいかもしれませんけれども、大事だということで、ゲストにお越しいただきました。
心筋梗塞などの循環器系の病気に詳しい、国立循環器病研究センターの宮本惠宏さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
宮本さん、今のVTRにもありましたけれども、ヒートショック、除雪作業中のものを防ぐために、準備運動が大事だということで、この準備運動をすると、どんな効果が得られるってことなんですか?
急に運動したり、寒い所に行きますと、血圧が上がりやすいということがあります。
準備運動をいたしますと、血圧が上がりにくくなるという効果があるんですね。
それをしてから、寒い所に出る、あるいは強い運動、除雪作業をするということをしても、血圧が上がるのを抑えることができるということがあると思います。
変化の大きさを和らげるということですね?
そうですね。
では、改めてヒートショックの仕組みを、こちらで見ていきます。
まず原因は、このなぜ起きる?というところ、急な温度変化。
寒いと、血管が収縮して血圧が上昇する。
暖かいと、血管が拡張して、血圧が低下するといった変化があるということなんですが、この差がどうして起きるということなんでしょうか?
血管は全身に血液を送るということと同時に、体温の調整という役割も持っています。
ですから寒い所に行きますと、熱が逃げないように血管が収縮をしますし、暖かい所に入りますと、熱を出すように、血管が広がるということなんですね。
血管が収縮いたしますと、血液が流れにくくなりますので、血圧が高くなるということがあります。
さらに、そこから急に暖かい所に行きますと、血圧が下がるということで、重要な脳であるとか心臓であるとか、そういった重要な臓器に行く血液の量が減って、狭心症や心筋梗塞。
これですね?
あるいは失神といったような症状を起こすと、病気を起こすということになります。
こうした変化がこういった症状につながってくると?
そうですね。
そして特に注意が必要な方々ということで、こちら、高齢者の方、高血圧の方、そしてメタボの方などなんですけれども。
これらの共通点というのは何なんでしょうか?
狭心症や心筋梗塞、あるいは脳卒中といったような病気の多くが、動脈硬化ということが背景にあって、起こってくるということが知られています。
この動脈硬化というのは、年齢とともに進むということが分かっていますので、高齢者の方は気をつける必要があります。
さらに高血圧やメタボリックシンドロームなどといった、動脈硬化を起こしやすい病気を持っている方は、高齢者じゃなくても起こす可能性が高いということで、気をつける必要があるということになります。
では、このヒートショックがどうして除雪作業中に起きるのかということで、伺っていきますが、まずこちら、風呂場ですとか、トイレで起きる、いわば一般的なヒートショック、ということなんですけれども、暖かい部屋の中、仮に25度としましょう。
そこからお風呂に入る前に、脱衣所行きますと、急に温度が下がって、大体10度ぐらい。
今度、そのあとお風呂につかります。
お湯の温度が42度ぐらいだとすると、これだけでずいぶん大きな変化があるということですよね。
これが体にどんな影響を及ぼすということなんでしょうか?
今、住居ではかなり温度というものは調整されていると思うんですが、でもお風呂場やトイレといったような所は、まだ十分な温度管理がされていなくて、温度が低い温度の場合が多いというふうに思います。
また、お風呂というものを、熱いお風呂が好きな方が多いというようなことで、室温から寒いお風呂場や、お風呂場の脱衣所に行って、そして、急に熱いお風呂に入るということで、急激な温度変化があるということで、先ほどお話したような現象が起こるということですね。
だから、脱いだとき、細い血管にさらに血流が流れて、これが心臓への負荷になると。
一方、これ、温かいお風呂に入ったら入ったで、今度、血液が全身を巡って、相対的に脳の血流量が減る、下がるってことなんですが、そうすると、ヒートショックの危険性っていうのは、この寒くなったときにも、温まったときにも、どちらでもありうるってことなんですか?
そうですね、ヒートショックといいますと、温度の変化が血管の収縮、あるいは拡張ということで、それが心臓病や脳卒中を起こすということが考えられる。
つまり、温度変化が大きいということが、大きな問題であるというふうに思います。
では、今度は、その除雪作業中のヒートショック、なぜ起きるのかということです。
ここまでは大体上と一緒ですね。
暖かい部屋から、急に寒い外に出ます。
これ、寒くなりますね。
細い血管にさらに血流があって、心臓に負荷がかかると。
このあとなんですが、別に暖かい所に行くわけではありません。
今度は重労働ということで、心臓にさらに負荷がかかるとありますが、先ほどのヒートショックの仕組みと、今度また除雪作業中のヒートショックの仕組み、どう違うんですか?
まず急に寒い所に出るということで、血管が収縮をする。
それから血圧が高くなるというところまでは、いわゆるヒートショックなんですけれども、その状態で重労働、雪かきのような重労働を行うということで、心臓に負荷が強くかかるということが、心筋梗塞などを起こしやすくなるというふうに考えられます。
また特に、雪かきなどを行う場合、重労働を行う場合、息を止めて運動することがあるんですね。
息を止める運動というのは、さらにそこで血圧を高くします。
ということで、こういった重労働をするときには、十分な、先ほど、お話がありましたように、準備体操をする、あるいは雪かきのしかたについて、十分注意をするということが大事だろうというふうに思います。
ではこれらのヒートショックの対策を見ていきます。
まずは風呂場やトイレで起きるヒートショックの対策、風呂場、脱衣所を暖かく。
そしてお湯の温度、低めにということですね。
これ、大体何度ぐらいがいいんでしょうか?
そうですね。
熱いお風呂が好きな方が比較的、多いんだろうと思うんですけれども、しかし体において、血管が、血圧が下がるまで長風呂をしないということと同時に、温度といたしましては大体39度から41度ぐらい、40度前後ぐらいのお風呂に入っていただくのがいいんではないかなと思います。
そして、飲酒直後は危険ってこと、これはやはり避けたほうが?
そうですね、お酒を飲むということで、血管が広がるということがあります。
ですから、お風呂に入ったときに、やはり血管が広がるのが、さらに増強されるということで、血圧の変化が大きくなる可能性が強いということですね。
では除雪作業中のヒートショック、どうやって対策をするのかということ、先ほどありました準備体操。
そして防寒着を着用ですから、体を温めて、さらにはその熱を逃がさないようにするということでいいんでしょうかね。
そして、最後、食事や飲酒直後は危険ということなんですけれども、今度これ、特に食事が加わったのは、どうしてですか?
運動ということでいいますと、食後に、それを消化をするために、血液が消化器官のほうに多く流れます。
その状態で運動をするということは心臓に大きな負担がかかるということと、さらに糖尿病や、あるいは特に食後の中性脂肪が高くなる、いわゆるメタボリックシンドロームのような方ですね、そういった方は食後、血糖値が高くなったり、中性脂肪が高くなったりしたときに、血液の流れが悪くなるということが知られています。
ですからやはり食後は約1時間ぐらい、食休めをして、それからいろんな作業をしていただくというのが、いいのではないかというふうに思います。
除雪作業にもヒートショックの危険が潜んでいるということです。
ぜひ気をつけてください。
ヒートショックについて、国立循環器病研究センターの宮本恵宏さんに伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
続いてはこちらです。
冬のスポーツでうれしい話題です。
スキージャンプ女子の高梨沙羅選手が、今シーズン3勝目を挙げました。
ルーマニアで開かれたスキージャンプ女子、ワールドカップ第11戦。
強風でたびたび中断する悪条件の中での競技となりました。
日本のエース、高梨沙羅選手。
1回目のジャンプは。
飛距離95メートル。
飛型点との合計でトップに立ちました。
競技は1回目が終わったところで強風で打ち切られ、高梨選手が今シーズン3勝目を挙げました。
今回の優勝で、高梨選手は、ワールドカップの総合ランキング3位から2位に浮上。
総合3連覇を目指す戦いが続きます。
一方、北海道北見市では、カーリングの日本一を決める日本選手権がきょう開幕しました。
優勝チームは、来月開かれる世界選手権に出場します。
女子の注目は、大会5連覇を狙う中部電力。
そしてソチオリンピック代表の北海道銀行です。
その北海道銀行の初戦。
着実に得点を重ね、4対2とリードして迎えた第7エンド。
2点を奪って、点差を大きく広げました。
続く第8エンドで対戦相手がギブアップ。
まず1勝を挙げました。
優勝チームが出場する世界選手権、女子は札幌市で、男子はカナダで来月開幕します。
先ほどもお伝えしましたが、きょうは強い冬型の気圧配置となっています。
東京も朝から底冷えする天気ですが、そんな中でも、少しずつ春が近づいている場所があります。
東京・文京区の湯島天神では、梅まつりが始まりました。
遠藤さんがお伝えします。
冬至という早咲きの梅です。
その名のとおり、例年ですと、当時のころ、12月の下旬に花を咲かせ始めますが、ことしは寒さの影響で開花が遅れていて、今が見頃となっています。
東京・文京区の湯島天神に来ています。
この時間、青空も見えてきたんですが、きょうは底冷えが厳しく、手元の温度計では今の気温6度となっています。
さあ、ここ湯島天神は、学問の神様として知られていまして、平日のこの時間にもかかわらず、多くの方がお参りに合格祈願に訪れています。
受験生の代わりにいらっしゃったご家族の方も多くいました。
そんな皆さん、ほとんどの方が書いていくのが絵馬なんですが、それがこちら!この数ですよ。
膨れ上がっていますね。
ここにあるものは、今シーズン、1月に入ってから掛けられたそうなんですが、全部でこうした場所、境内には6か所ありまして、およそ5万枚の絵馬が奉納されています。
すごい量ですね。
きょうご紹介したいのは、この奥にある梅なんです。
さあ、もう皆さん、ご存じのとおり、ここ湯島天神は、江戸時代から梅の名所として親しまれてきました。
境内には13種類およそ300本の木が植えられていまして、きのうからは梅まつりも行われてます。
こうした催しも行われて、期間中、40万人の人出が見込まれています。
さあ、境内にある梅のうち、今、花を咲かせているのはおよそ1割程度なんですが、来てください、今、咲いているのはこうした早咲きの梅です。
こちらは、寒紅梅といいます。
八重の花びらをつけるのが特徴です。
神社の方によりますと、見頃は今月下旬ぐらいになりそうだということですが、ただ、この寒さも梅にとって悪いということはなく、寒い日が続くほど、よりきれいな花が長い期間、楽しめるのではないかと話していました。
東京・文京区の湯島天神からお伝えしました。
日に照らされて、一層きれいでしたね。
湯島天神の梅まつりは、来月8日までです。
期間中は演芸会や野だてのほか、夜のライトアップも行われます。
荒れた天気についてお伝えしていますが、きょうは寒さも厳しくなっています。
気象情報、奈良岡さんです。
今シーズン最強の寒気がやって来ています。
雪、そして寒さにも注意をしてください。
こちらは今の青森市内の様子です。
雪、そして風も強いようですね。
また寒さも厳しいです。
きょうの最低気温は氷点下6度7分まで下がり、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
そして午後2時現在の気温はというと、氷点下5度4分となっています。
きのうの日中は6度ぐらいありましたので、きょうは大幅に気温が下がっています。
きょうは全国的に厳しい寒さとなっています。
各地の気温の様子、見ていきましょう。
北日本を中心に氷点下という所が多くなっていまして、仙台でもこの時間、氷点下0度7分となっています。
東京も4度4分となっていて、さらに各地で風も強いですから、この数字以上の寒さとなっています。
今夜にかけても厳しい寒さが続きそうですから、かぜをひかないように、暖かくして過ごしてください。
そしてお伝えしていますように、日本海側では雪に対して警戒、注意が必要です。
あすにかけて日本海側、大雪や猛吹雪に注意、警戒をしてください。
ではあすの予想天気図を見ていきます。
あすも日本付近、西高東低の冬型の気圧配置が続きます。
そして上空、今シーズン最強の寒気、あすも北日本の上空に居座る見込みです。
このためにあすも日本海側を中心に、雪が続いて、大雪や吹雪となる所がありそうです。
ではこのあとの天気の見通しを詳しく見ていきましょう。
今夜です。
今夜も日本海側を中心に雪が降って、北日本の太平洋側や東海地方でも雪が降りそうです。
そして、あすの未明です。
あすの未明は、北陸周辺で特に雪の降り方が強まるおそれがあります。
そして、あすの朝、あすの昼前と見ていきましても、日本海側の地域、まだ雪が続きそうです。
雪の量が多くなりそうです。
ではあすの朝までに予想される雪の量です。
多い所で北陸で100センチ、東北地方で70センチなどとなっています。
北陸や東北地方の日本海側、あすの朝以降もまだ雪は続きそうで、この雪、さらに増えそうですから、雪に対して注意を続けてください。
さあ、そして、きょうは各地で厳しい寒さとなっているんですが、きょうが今週で一番寒い日となりそうなんです。
このあとの気温の予想を見ていきますと、あすもまだ東京や大阪でも10度に届かず、寒さが続きますが、そのあと東京や大阪、10度を超える日が多くなりそうなんです。
ということで、週の半ばからはきょうやあすに比べると、少し寒さは和らぎそうです。
では全国のあすの天気です。
次は、和歌山県紀の川市で、小学5年生の男の子が殺害された事件についてです。
大阪からお伝えします。
この事件では、22歳の男が逮捕されていますが、事件の直前、被害者の男の子が自宅の敷地から外をうかがう様子が目撃されていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は男の子が身の危険を感じていた可能性があると見て、詳しいいきさつを調べています。
逮捕された男は容疑を否認しているということです。
亡くなった森田都史さんが通っていた小学校では、けさも子どもたちが保護者に付き添われて登校し、通学路では、警察官や教育委員会の職員などが見守りに当たっていました。
市の教育委員会では、学校にスクールカウンセラーなど2人に来てもらい、子どもたちの不安の解消に当たるとともに、あすまでは、登下校の付き添いを続けるよう、保護者に依頼したということです。
この事件で警察は、現場近くに住む無職の中村桜洲容疑者を殺人の疑いで逮捕しました。
中村容疑者は、男の子を殺していない、見たこともないと供述し、容疑を否認しているということです。
警察のこれまでの調べで、事件の直前、現場付近で刃物を持った男が近所の人に目撃され、何かあっても気にしないでくださいなどと話していたことが分かっています。
さらに、その後の調べで、同じころ、被害者の男の子が、自宅の敷地から外をうかがう様子が目撃されていたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
男の子はこのあと外に出て、事件現場の空き地に向かい、男に襲われたと見られています。
警察は、目撃された男が中村容疑者と見て捜査するとともに、男の子が身の危険を感じていた可能性があると見て、詳しいいきさつを調べています。
戦後70年になりますが、沖縄では当時の戦闘の爪痕が、今も残っています。
福岡からです。
70年前の沖縄戦の犠牲者の遺骨を見つけ出そうと、沖縄県糸満市で、遺族たちが遺骨収集を行いました。
沖縄戦では犠牲者のうち、今も遺骨が見つかっていない人の数が3200人に上るといわれていて、沖縄県遺族連合会は毎年、この時期に遺骨収集を行っています。
きのうは遺族やボランティアなどおよそ200人が、沖縄戦の終盤に多くの住民たちが犠牲になった糸満市南部の海岸沿いの地域に集まりました。
この地域は今は木や草が生い茂っていますが、当時はアメリカ軍の艦砲射撃などによって、大半の木が焼き払われ、住民たちは、残された岩場に隠れて身を守っていたということです。
参加者たちは岩場の近くの土を掘り返すなどして、遺骨を捜し、涙を浮かべながら作業を行う遺族の姿も見られました。
遺族連合会によりますと、5時間にわたる作業の結果、およそ10人の遺骨が見つかり、糸満市摩文仁の平和祈念公園に納骨して、慰霊したということです。
次はこちらです。
色鮮やかなボタン。
うつ病と診断された釧路市の女性が作りました。
病気と向き合いながら、このボタン作りを通して、少しずつ自信を取り戻してきたといいます。
鮮やかな模様や小さなハート。
色とりどりのボタンが、手芸を楽しむ女性の間で話題になっています。
このボタンを作っているのは、釧路市の斉藤薫さんです。
専用の粘土を混ぜたり組み合わせたりして、一つ一つ手作りしています。
斉藤さんは20代のとき、営業のノルマがこなせず、眠れない日が続きました。
人混みが怖くなり、仕事にも行けなくなりました。
そんな自分をふがいなく思い、自分を責め続けていた27歳のとき、うつ病と診断されました。
仕事が続かず、転職を繰り返す日々。
今月行こうと思ったけど行けなかったので。
5年前、障害のある人を働けるように支援する、釧路市のNPO法人の存在を知りました。
自分のペースで頑張ってほしいというスタッフの心遣いで、かたくなだった心が、ほぐれていったといいます。
自己表現の方法を探していた2年前、ボタン作りに出会いました。
独学で気軽に始めましたが、色や形の違いで広がるボタンの世界に夢中になり、自分で複雑な模様をデザインするまでになりました。
既製品にはない個性的なボタンが受け、おしゃれな雑貨屋の人気商品になっています。
作品の幅を広げるため、より身近なものをモチーフにしたブローチ作りも始めました。
中でもキノコには、創作意欲がかきたてられるといいます。
手帳には、オリジナルのデザインがいくつも描かれていました。
独自の作風が口コミで広がり、個人からの注文も入るようになりました。
去年6月、釧路市内で音楽活動をしている男性から、ギターのブローチを作ってほしいとオーダーを受けました。
デザインの構想から完成まで、およそ2か月。
ライブでは必ず付けて歌っています。
うつ病と向き合いながら、時間をかけ、少しずつ自信を取り戻してきた斉藤さん。
ものづくりに打ち込む姿を通して、同じ悩みを抱える人たちの励みになればと感じています。
斉藤さんの作るオリジナリティーが受け入れられているんですね。
その斎藤さんのひたむきな姿を見て、NPO法人で支援を受ける、ほかの人たちも、ボタンやブローチを制作するようになり、斉藤さんは指導役を任されているということです。
オーストラリア東部の海岸で、サーフィンをしていた日本人の男性が、サメに襲われて死亡し、地元の警察が当時の状況について詳しく調べています。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州北部のバリナの海岸で、日本時間のきょう午前8時前、サーフィンをしていた男性がサメに襲われ、大けがをしました。
事故後、記者会見をした地元の警察は、男性は41歳の日本人で、友人数人と一緒にサーフィンをしている最中にサメに襲われ、その場で救急措置を受けたものの、死亡が確認されたと述べました。
男性がサメに襲われたのは、オーストラリア東海岸のゴールドコーストから、南におよそ100キロ離れたバリナにあるシェリービーチです。
地元の警察などは、事故が起きた詳しい状況を調べるとともに、シェリービーチを含む東海岸のおよそ15キロの地域を遊泳禁止にしました。
南半球にあるオーストラリアは、今が夏で、サーファーがサメに襲われる被害が相次いでいます。
地元のメディアによりますと、バリナから25キロ離れた別の海岸でも、きのう、サーファーがサメに襲われる被害があったということです。
トクする日本語です。
杉原満アナウンサーです。
雪のニュース、きょうもお伝えしていますけれども、ことしはなんか多いような気もしますね。
多いですね。
きょうは、雪やあられといったことばの由来を見ていこうと思います。
初めに、雪はなぜ、雪というのか。
あんまり考えたことある人は少ないと思いますが、由来があるんですね。
ゆときよが合わさった言葉と考えられているんです。
ゆと、きよ?
ゆとは何か。
古い日本語で、神聖なもののことを、ゆといった。
例えばですね、古事記や日本書紀で神聖な庭のことをゆ庭といったり、神聖な場所や神聖な木にゆ、を付けたんだそうです。
きよはきよし、清いということですので、神聖で清いというのが、ゆきということばのもとなんですね。
確かに一面雪景色になると、もうどんどん汚れたものを隠してしまいますし、世界を清めたように見えるということから、出来たことばのようです。
実は、漢字の雪も、同じような由来があるんです。
この下の部分は、古くは、彗星の彗という字を、ここに書きました。
彗星ってほうき星ともいいますよね。
この字は、ほうきで掃き清めることを意味する字なんです。
そこからこの雪という字も清めるという意味を持つようになったんですね。
したがってすすぐと、訓読みしますけれども、それも、ここから来ているわけなんです。
続いて、みぞれの語源なんですが、これは、みづあられからきているそうです。
水とあられが合わさったもの。
したがって、雨交じりの雪ということになるわけですね。
もともと交じってますから、よくみぞれ交じりの雨とか雪とかいう表現も聞きますけれども、これちょっとおかしい日本語であるということなわけです。
さあ、次に、あられと、ひょう、どちらも氷の粒が降ってくるものなんですが、古くは区別をしないで、みんな、あられと言っていたようです。
この語源は、あらということばから、来ていると考えられています。
漢字ではこのように書くので意味が分かりますけど、降り方や音が荒々しいということからきていることばのようです。
ひょうは、後に室町時代ごろから使われ始めた、比較的新しい言い方で、漢字の氷を音読みすると、ひょうですね。
そこからどうも来ているようですね。
次第に大きな粒のものをひょうというようになりました。
これ今の気象用語としても決まっていて、直径5ミリ未満のものをあられという。
それより大きなものを、ひょうというふうに、決められています。
それから季節にも関係していて、積乱雲が発達すると、氷の粒が大きくなりやすいということから、ひょうが夏に降りやすいわけですけれども、そこで、俳句の季語でも、ひょうというのは夏の季語、あられは冬の季語。
季節で呼び分ける場合もあるということですね。
さてひさめということばもあります。
氷の雨と書きますので、実は、昔は、あられやひょうのことを、氷雨と呼んだようです。
明治になってからこの冷たい雨という意味が強まってきて、今はひさめという歌もありましたけれども、冬の冷たい雨のことを氷雨というようになってきた、少し変わってきているようですね。
きょうお伝えしたように、あられは、例えば荒々しい、雪は神聖である。
こういうことを見ると、やはり、昔の人の自然に対するおそれの気持ちみたいなものがこういうことばに含まれてるのかなぁというような気もいたしました。
トクする日本語、杉原アナウンサーとお伝えしました。
にじまると一緒に各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の奈良岡さんと一緒にお伝えします。
日本海側の地域は雪に対して警戒・注意をしてください。
それでは空の散歩に出かけましょう。
こちらは北海道函館市です。
函館港に設置されたカメラからの映像なんですが、見通しが悪いですね。
そうですね、もう雪でふぶいているようですね。
このあともふぶきそうです。
そして波も高いんですね、きょう。
高波にも警戒するようにしてください。
そしてあすもふぶきそうです。
かわって、仙台市中心部の現在の様子です。
仙台は今は多少、晴れ間が出ていることもあっても、夜になりますと、こちらでも雪が降りそうなんですね。
そうなんですね、今はお天気、よさそうに見えますけどね。
これから夜、そしてあすの明け方にかけては、仙台、雪となりそうです。
そしてあすの朝、氷点下4度まで気温、下がりそうですから、けさよりも冷えそうで、あすの朝は路面の凍結、注意するようにしてください。
続いて富山県の黒部ダムです。
年間およそ100万人が訪れる観光地なんですが、今はオフシーズンです。
こちらもやはり雪が降っていて、かなり積もってますね。
そうですね、もう真っ白ですね。
雪がこのあとも降り方が強まるということもありそうですから、警戒が必要です。
あすの朝まで大雪に対して警戒してください。
そして、雪崩などにもくれぐれも注意が必要です。
変わって岡山県の後楽園です。
先週、芝生を焼いて春に備える恒例の芝焼きが行われました。
4月ごろから新芽が生えそろって美しい芝生が見られるということです。
こちらは日ざしが届いているようですね。
そうですね。
水面がきらきらしていますね。
ちょっと、ほっとできるお天気かと思います。
ただ風は冷たくて強いです。
そして、あすも晴れ間が出ても、風は冷たくて強いですから、寒さ対策はあすもしっかりとしておいてください。
こちらは全国有数の温泉地、大分県の別府市です。
別府もお天気よさそうですね。
そうですね、今夜にかけても晴れの天気が続きそうです。
あすの朝、少し雲が多くなりそうですけど、こちらは、あすの日中も晴れ間が出そうです。
では改めて、あすのお天気はどうでしょう?
あすも日本海側を中心に、雪でしょう。
あすの朝にかけてが、雪のピークとはなりそうなんですけれども、北陸や東北の日本海側を中心に、あすの日中も雪は降り続きそうです。
雪の量、増えるおそれがありますので、大雪に対して警戒・注意してください。
気温の予想です。
あすも寒さが厳しいでしょう。
札幌の朝の最低気温、氷点下9度まで下がります。
そして、そのほかの各地も、日中の気温はきょうよりも少し高くなりそうですけれども、それでも寒いですから、引き続き万全の寒さ対策、あすもしてください。
以上、あすのお天気お伝えしました。
2015/02/09(月) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
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▽ヒートショックで搬送 雪かき作業中に なぜ 【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子
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【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子
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ニュース/報道 – ローカル・地域
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ニュース/報道 – 天気
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