ひるブラ「イケメン志士が愛した“幕末グルメ”〜山口・萩市〜」 2015.02.09


生字幕放送でお伝えします
歴史情緒たっぷりの白壁。
江戸時代の建物が残る山口県萩市に来ています。
萩市は、大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となっている町です。
この萩市で注目を集めているのがこちら。
幕末グルメです。
きょうは萩の歴史と深い関わりのある幕末グルメを食べ尽くします!
皆さん!ごはんですよ!現在放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」。
幕末の教育者吉田松陰の妹・文の物語です。
ドラマを彩るのが明治維新の原動力になった高杉晋作や、桂小五郎など後の世に、その名を残すイケメン志士たち。
実は、きょうご紹介する幕末グルメドラマに登場するイケメン志士にゆかりがあるんです。
大野さん!こんにちは。
大野さんもイケメン志士の一人ですよね。
いやいや…イケメンの皆さんに囲まれながら撮影楽しくさせていただいてます。
幕末グルメって知ってましたか?
井上真央さん演じる文さんがお料理が、すごく上手で僕らも、その文さんの作った幕末グルメをたくさん食べさせていただいてるんで。
きょうは、大野さんもびっくりするようなグルメもたくさん登場しますよ。
楽しみにしてます。
早速、150年ぶりに復刻されたスイーツをご紹介したいと思います。
幕末のスイーツですよ。
味や見た目も再現したんですがちょっとおもしろいやり取りも再現してるんですね。
きょうは特別にお店を開けていただきました。
早速ですがあれ、お願いします。
どうぞ、お待たせしました。
こちら、長州おはぎです。
でも、これ、このおはぎの位置と串の置かれ方に注目してほしいんです。
何かに見えてきませんか?
あ…分かりますよ。
家紋ですか、これ。
そうです!大正解!
毛利さんの。
殿の。
毛利家の家紋一文字三星になっているんです。
さすが大野さん、正解でしたね。
さすが大河ドラマ俳優。
おはぎ、大好きでうれしい…。
安心する味ですね。
ちょっと塩けもきいててとってもおいしいです。
この長州おはぎですね幕末の京都で大流行したものでして当時、京都では幕府に対する不満が高まっていてその幕府と戦っている長州藩・萩の志士たちを応援しようとこの毛利家の家紋の形にして売っていたんです。
しかも、名前も「お・はぎ」ですもんね。
本当だ!今、気付いた。
萩市の「はぎ」とかかってるんですね。
さらに、この味や見た目だけじゃなくて志士たちを応援しようとする思いがやり取りに込められてるんです。
当時のやり取りをこのお店では体験できるんです。
豊田さん、お願いします。
買いに来たお客さん…。
すいません長州おはぎください。
540円です。
えー、ちょっと高いな。
まけてよ!
一銭もまけられないんですよ。
ちょっと、まけてよ!
一銭もまけられないんです。
一銭も…。
ありがとうございます。
今のやり取りで気付かれましたか?大野さん。
はい、分かりました。
これが「一銭もまけん」というのが「一戦も負けん」。
幕府と戦う長州の人たちに戦いに負けてほしくないという激励の思いがこのやり取りに込められているんです。
これだったらまけてもらえなくても納得してしまいますね。
坂倉さんどうして、ここまで今再現されることにしたんですか?
これが、約150年前京都で暮らす町衆の方々が作って売っていたということを聞きまして幕末京都で暮らす方々の心意気を再現したいと思いましてこれ作ったわけなんです。
そういった心意気を感じるグルメですよね。
このやり取りっていうのは普通に、僕たちも遊びに行ってやってくれるんですか?
大丈夫ですよ。
だって、格好も格好いいですよね。
ぜひ、注文いただければそのときに、私がおりましたら必ずお相手しますので。
大野さん、次は幕末から愛されてきた萩の名物を使ったグルメがあるんです。
そちらの場所に向かいましょう。
ここからの移動も注目していただきたいんですね。
すごくうれしい。
見てください。
次の場所まで人力車で移動することになりました。
私は人力車に乗って萩の皆さんにずっと愛されてきたグルメを紹介します。
大野さん、私は一足先に幕末の志士たちを支えたモダンなグルメを再現したお店があるのでそこに行ってきます。
また後ほど。
いってきます!うわ、楽しみ!この町並みの中で人力車に乗るなんて…。
皆さん、こんにちは。
しかも今、ちょっと小雪が、ぱらついて…。
白壁が本当にタイムスリップしたような気分になってきます。
いい道!
いいでしょう。
ここは中心部の城下町なんですが高杉晋作だったり桂小五郎のおうちがまだ残っているような場所なんです。
そういったスポットを巡りながら人力車に乗るのも粋な時間ですよね。
観光客にも大人気で皆さんも乗れるんですよ人力車に、ここに来れば。
僕もここら辺歩き回りましたよ。
本当、歴史が深い町はそういった楽しみがありますよね。
着きました!次のお店、紹介するのなんでしょう。
お楽しみに。
ご紹介するのは幕末の教育者吉田松陰にもゆかりのあるある食材を使ったスイーツです。
こちら入っていきます。
それはこのカフェの中…ではなくてこちらのお庭にあるものなんです。
分かります?夏みかんです。
こちら、5月ごろに収穫を迎えますがこうして寒い冬を越すことによって甘みが増すといわれているんですね。
萩の名物なので町のあちこちに植えられているんです。
いい香りするんですよね。
夏みかんの。
爽やかな香り!そして、こちら見てください。
吉田松陰の旧宅の古地図なんですがお庭の部分を見るとうっすらと夏みかんって書いてあるんですよ。
「夏」っていうの読めますよね。
なので、吉田松陰のお庭にも植えてあったんじゃないかといわれているんです。
そのように萩の皆さんに昔から愛されてきた果物で作られているのが、こちら。
丸ごと!夏みかんの丸漬け。
その名も丸漬けといいます。
砂糖をまぶした和菓子なんですがこれ、大野さんご存じなかったですか?
初めて見ました。
へたまで、ついてるんですが私、早速、いただきますね。
なんと、中、こうなってるんです。
中は、みかんじゃないんですよ。
なんと、白ようかん。
ようかんが入ってるんです。
おいしい!ちょっとびっくり!私も初めて食べて…。
おいしい!皮がほんのり苦みがあるんですけどすごく甘くてなんか、品のいい甘みでそのほんのりとした苦みとマッチしてあと、まぶされてる砂糖のさくさくの食感もおいしくて。
食べたい!
これ、本当お土産におすすめの味。
買って帰ります、じゃあ。
この丸漬けなんですけど作るのにとっても手間がかかるんですよ。
こちら、ご覧ください。
こちらは、萩にある幕末創業の和菓子の加工場。
丸漬けは、まず夏みかんの底に穴を開け実を取り除いていきます。
一つ一つ手作業で行うんです。
そして、次に使うのがなんと大工さんの道具、かんな。
これで、凸凹した夏みかんの皮を削っていきます。
こうすることで、形が整い皮の食感がよくなるんです。
全然、違いますよね。
そして、味の決め手が、こちら。
砂糖を溶かした伝統の蜜です。
なんと、明治のころから少しずつ継ぎ足して使っているんです。
湯がいて皮をやわらかくした夏みかんをこの蜜に入れじっくりと煮込んでいきます。
完成までに実に5日間。
手間をかけ当時の味を今も守り続けているんですね。
夏みかんの皮を使ったスイーツおいしそうでしょう。
萩では最近もどんどん新作が開発されているそうなのでお願いします。
夏みかんスイーツいっぱいきました。
こちらが夏みかんの皮を練り込んだパウンドケーキ。
夏みかんのアイスまでついてます。
そして、皮をココアでコーティングしたオランジェット。
そのほかにも、夏みかんのゼリー。
そして、スカッシュまであります。
これから、暑い季節にもぴったりのスイーツいっぱいなんですがこちらのスイーツを考案した櫻木さんです。
こちらこそ、こんにちは。
櫻木さん、おすすめはどのスイーツですか?
こちらの夏みかんのピールの入った夏みかんパウンドケーキがおすすめです。
よかったら、夏みかんソフトとご一緒にどうぞ。
うーん!おいしい!夏みかんのジューシーさがまだ残ってるようなすごいおいしいスイーツです。
しっとりしててパウンドケーキも。
大野さん!私は城下町の端のカフェまでやってきました。
ここではですね奇兵隊を作った高杉晋作ゆかりのちょっとモダンな幕末グルメが味わえるんです。
このカウンターにあるこのグルメが、それです。
この幕末グルメ、ちょっとヒント差し上げましょう。
幕末当時のグルメの作り方。
ここに、何を使って作ったか書いてあるんですが麦に卵、そして砂糖。
これで作るグルメなんだと思います?
うーん…カステラ。
惜しい。
正解はパンだったんですね。
幕末パンです。
パンは軽くて持ち運びが便利なので奇兵隊や萩の志士たちに戦のときに非常に重宝されたといわれてるんです。
触ってみると、ちぎろうとするとこれ、非常にかたいんですね。
すごくかたいんです。
生地に秘密があるんです。
生地、見てください。
弾力がすごいでしょう。
これね、今のパンよりも水分を3割ほど減らして作ることで日もちがして長い戦いになっても腐らない工夫がされていたんです。
こちらのカフェのマスターの吉松さんです。
吉松さん、このパン、練るの大変じゃないですか?
普通のパンより生地がかたいんで非常に手が、けんしょう炎になるぐらいになっております。
一日に何個ぐらい作れるんですか?
一日20個限定でございますね。
ちょっと、そのパンの形づくりのところを見せていただいてもいいですか。
これも、普通のパンと違うんです。
作り方が。
非常にかたいんで丸めるとひび割れてしまうんですね。
一つ一つ丁寧に丸めるように皮を包むようにして指に力を込めて、やるという。
小龍包みたいな感じに。
点心みたいな感じがします。
生地との格闘の作業大変なんですが、高杉晋作は1万個も奇兵隊のために作らせたそうなんですね。
じゃあ、文さんも作ったんですかね。
どうなんですかね。
ひょっとしたらそうかもしれませんね。
食べてみたいな!劇中で作ってくれないかな。
幕末ならではの工夫がもう一点ありまして吉松さん、あれをお願いします。
冷蔵庫から出てくるのがこの液体がパンには欠かせないものなんですが…。
におい、かいでみますね。
アルコールのにおい。
日本酒なんですよ、これ。
日本酒の酵母を使ってるんですね。
当時、イースト菌なんてものはなかったので幕末当時は、この日本酒の酵母でパンを膨らませていたんです。
日本酒を使ったパン私、一口、いただきます。
力、いるんですが…ちぎっていただきます。
すごい歯応えがあります。
歯応えがあるんですけどかめば、かむほど甘酒のような甘い香りがしてきます。
おいしいです。
われわれのようなちょっと男子向けのがっつり系の甘さのあるパンかもしれないです。
それに山口の日本酒っておいしいじゃないですか。
だからよけいパンもおいしくなりそうですね。
パンに合うもの持ってきましたよ。
夏みかんのマーマレード持ってきました。
マーマレード、食べた!お土産で段ボール2箱買って帰りました。
マーマレードとパンときたらやること一つしかないですからね。
つけて食べちゃおうかな。
幕末パンです。
晋作のパンですね。
高杉晋作ゆかりのパンと吉田松陰ゆかりのマーマレード。
そのコラボレーションで。
いただきます。
合わないわけがない。
もうぴったり!おいしい。
パンもさくさくした食感おいしいですね。
かみ終わりましたか?
若干、残しつつ…。
まだ、次もあるんですもんね。
次は、グルメと一緒にちょっと変わった雰囲気を味わえる場所が近くにあるんですよ。
城下町とは思えない驚きの場所がすぐ隣にあるんです。
大野さんもきっとびっくりすると思いますよ。
もしかしたら来てたりするんじゃないですか。
どうですかね…。
この、白い建物見覚えなかったりとか…。
初めて見ました。
これ、蔵なんですよ。
白壁の土蔵なんです。
この中がすごいことになってるんです。
意外なものが中にあるんですよね。
和風のお庭に立派な土蔵が建っているんですが。
こちら、明治に造られた100年以上前の蔵だそうです。
この中ですよ。
どうですか。
こちら、アイリッシュパブになっています。
洋風な感じですね。
アイリッシュパブでいただくといったらあれしかないですよね。
マスター、お願いします。
昼間っから、お酒ですか?
黒ビールです。
アイルランド名物の黒ビール。
どうですか?大野さん。
飲みたい!おいしそう!
実は、ビールも萩の志士にゆかりがあるといわれていましてこちら、ご覧ください。
萩出身の志士初代内閣総理大臣伊藤博文と、そして、その奥に桂小五郎、後の木戸孝允この2人は、明治時代にヨーロッパに留学していたことがあったんです。
西洋文明を学ぶために。
ヨーロッパでビール工場を見学したという記録も残ってるんですよね。
伊藤さんはお酒大好きだから。
帰国後も社交場で西洋のお酒をたしなんだそうなんですよ。
そして、マスターの吉井さん。
城下町でパブをやろうと思ったんですか?
実は以前、アイルランドに駐在していたことがあるんですよ。
それで、萩に帰ってきましてこの土蔵を見ましてね、この中にアイリッシュパブを造ったらギャップがあっておもしろいんじゃないかなと思ったんです。
それで、この中で和の文化と洋の文化が入り混じって楽しい雰囲気が出せるんじゃないかなと思って作りました。
こちらのカウンターにはそのお酒に合う、おつまみも用意していただきました。
チョコレートにナッツにオリーブそして、ピクルスとあるんですが大野さん、この中で伊藤博文と桂小五郎が日本人で初めて食べたといわれるものがあるんですがなんでしょう?
ピクルス!
違います。
正解はチョコレートなんです。
当時、ひょっとしたらチョコレートとピール、もしくはウイスキーとパブで1杯というおしゃれな時間を過ごしていたのかもしれないですよね。
またお皿が和な感じなのがいいですね。
城下町で楽しめる。
皆さん、乾杯します?アイルランドで乾杯ってなんていうんですか?2015/02/09(月) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「イケメン志士が愛した“幕末グルメ”〜山口・萩市〜」[字]

大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台、山口県萩市で人気急上昇中の“幕末グルメ”をご紹介。明治維新の時代に活躍したイケメン志士たちゆかりのスイーツが現代に復活!その味は?

詳細情報
番組内容
【ゲスト】豊田エリー,【コメンテーター】大野拓朗,【司会】松苗竜太郎 〜山口県・萩市から中継〜
出演者
【ゲスト】豊田エリー,【コメンテーター】大野拓朗,【司会】松苗竜太郎

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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