徹子の部屋 梶芽衣子 2015.02.09


娯楽施設や国際会議場をつくり、観光およびビジネスの拠点を目指したいとしています。
また、交通インフラの整備については、既存の鉄道を夢洲まで延伸することを具体的に検討したいとしています。
今後、民間事業者とも協議し、具体案をまとめていく方針です。
(黒柳)本当にお美しいすがすがしいお若い今日のお客様。
俳優生活50年です。
『女囚さそり』でブームを起こした方でいらっしゃいますが大酒豪のようにお見受けいたしますが1滴もお飲みにならないという梶芽衣子さん今日のお客様です。
どうも。
5年ぶり…。
こんにちは。
どうも。
甘いもの大好きお肉大好き。
梶芽衣子さん色々伺います。
どうも。
よろしく…。
5年ぶりのご出演でございます。
その前ちょっと何十年か…。
何十年っていうのもすごいですけど40年この番組やっておりますので。
23年ぐらいかな?なんか出ていただかない時期もありましたんですけど今出ていただいて大変お元気で。
それで面白いのはいつでも37歳じゃないといけないんですって?あなた。
36歳。
あっ36歳か。
27年…。
平成元年から始まってます時代劇のレギュラーをやってますので。
それが今27年ですよね。
すごい。
ですからそれが続いてますので。
それ吉右衛門さんと一緒のやつ?そうですそうです。
そのお役が36歳なんです。
なんかそれでしかも…何ていうんですかね?ぴょんぴょん跳びはねたり飛んで降りたりなんかそういう忍者みたいな。
時々ありますけどもう今は全然なくなりましたね。
あっそういうシーンが?やっぱり作家の方が無理と思ってるのかなんだかわかりませんけど。
あっそうなんですか。
ええ。
年とともに…例えば座って喋りっぱなしとかまあ報告するとかそういうことはございますけど。
でもまあ…吉右衛門さんがおやりになるのが続いてる限り「36歳です」ってやってらっしゃるっていうこと。
36歳だと思ってやらないと頑張れないっていうか色々大変なことがたくさんあるので。
生身はどんどん27年も年とってるわけですから。
やっぱりそこに…。
それをね保つのは大変ですけれども。
今でもなんか運動か何かはしてらっしゃるの?運動よりも食事ですね。
ほう。
食事とかそれから睡眠とか。
でも食事とかって言うけどさあなた甘いもの大好きお肉大好きってさ。
それを自重してます。
あっ自重?我慢してます。
おーすごいじゃない。
もうほっといたら大変ですから。
朝からステーキも平気ですからもう絶対駄目ですから。
まあねでもそういう自分で…何ていうんですか?箍っていうのかしら?そういうさ枷みたいなものがあるとやっぱり気をつけるもとになるからいいんじゃないですかね。
そうですね。
だから例えば髪の毛一つにしてもこれ以上絶対長くも短くもできないんですね。
ちょっといいですか?後ろ見せていただいて。
そんなふうな感じでええ。
つまりカツラの中にしまう髪が…の量が変わっちゃうとカツラが合わなくなってしまう…。
大変ですね。
ですからもうこの27年間かぶっているカツラが行ったらパッとかぶった時にスッとこう締まるあの感じが…。
なるほど。
でもあなたさすごく甘いものか何か大好きだっていうんで召し上がったらおなか痛くなって病院いらしたことがあったんですって?なんか。
腎臓結石やったんですよ。
えっ?腎臓結石。
あら大変。
石が?腎臓が大体弱い人だったんですけどやっぱり無防備に何でも食べて。
甘いものでも油ものでも食べて…。
やっぱり調子に乗ってやっちゃいけないなと思って。
ある日結石で。
ご存じですか?知ってますよ。
砕いた…私やったことありますよ。
もう痛いのなんのって。
夜中寝てて…。
引っ掛かったんですか?何か。
そうです。
夜中寝ててとにかく痛みで目が覚めちゃったんですよ。
あらら。
それでたまたま明日からクランクインするっていうロケ地だったんです。
あら。
それでとにかくマネジャーのお部屋に電話してちょっとこれ普通の痛みじゃないって。
夜中の2時ぐらいでしたね。
それで救急車を呼んでいただいてそれで行ったら腎臓結石だったんです。
お肉か何か前の日食べました?いっぱい。
前の日ねもうお肉だけじゃないんですよ。
おいしいものがある場所だったものですからお肉食べて伊勢えび食べてアワビ食べてってそういう…乱暴でしょ?そういう食べ方しちゃったんですよ。
罰が当たったのかなって思って。
そしたら?それでその夜中です。
そしたら何ですって?腎臓が?腎臓結石。
石が…。
どこかに出ちゃったの?腎臓の中に石がたまっちゃってその石がですね丸みを帯びてれば動いても痛くないんですけどお星様みたいにとんがってる石だったんですね。
だからちょっと動いても痛いっていう感じ。
とにかくびっくりしましたね。
それで10日間入院してました。
砂利や砂の感じなんですよ。
それがだから10日間でとにかく出きるまでちょっとここを出てもらっちゃ困るってお医者様に言われて…。
どこか引っ掛かっちゃってたの?それがあなたの場合は。
っていうかたまりにたまってたらしいんですよ。
やっとそこでなんか爆発した…爆発っていうのかな?何ていうのかわからないんですけど。
で結局どうしたんですか?最終的には。
ですから10日間とにかく…。
それでもう申し訳ないんでその1年間休みました。
仕事を?ええ。
自重して。
その時にお医者様にこれからどういう食生活とどういうことをしたらいいですかっていうことを伺った時にまず野菜が嫌いは駄目って言われちゃって…。
なるほどね。
見てらっしゃる方で野菜お嫌いな方。
野菜召し上がらなきゃ駄目ですって。
何たって大部分野菜にしてくださいっていうぐらいでしたって?そうです。
その時に言われたのはとにかく好きならお肉も毎日はいいけれども1回のお食事の時に70パーセントを野菜にしなさいって言われたんですよ。
すごい。
それを実行しだしてからだいぶ変わりましたね食生活が。
ゆでても蒸しても何してもいいんですってね野菜はね。
生はいただけないじゃないですか量が。
やっぱりボイルしたり火をかけることによってちょっと…たくさん。
量も小さく…。
いただけるじゃないですか。
だからそうしなさいっていう。
野菜の…食事の金銀銅ってあなたお作りになったの?そうです。
どういうのですか?金は。
ですから夜…夜の食事を朝に持ってきました。
はい。
夜はあんまり食べない?夜食べない。
だから朝は金ということは朝は好きなだけ食べなさいって自分に言い聞かせ昼はちょっと抑えめ…。
朝はステーキでも食べちゃう?食べちゃいます。
朝でもステーキ食べちゃって…。
平気です。
食べたくなりますね不思議ですけど。
夜食べてないんだからね。
夜食べてないから。
次は昼が銀だから金よりちょっと少なめ?少なめ。
ですからまあお仕事してれば例えばパスタをいただくとかラーメンいただくとか麺類で終わるとかっていうことですよね。
夜はとにかく炭水化物一切食べない。
炭水化物っていうものはなんであんなおいしいのかわからないんですけど…。
もう大好きなんですよね。
私もそう。
だから困っちゃうんですよ。
甘いものに関してはお食事が終わったらすぐ食べるのはいいって言われてるんですよ。
あっそうなの?その間食…つまり朝食から昼食の間の例えば3時のおやつとか。
大好き。
「これやめなさい」…。
大好きでしょ?私も大好きなんですよ。
その時にチョコレート…もう大好きですから。
なければ機嫌が悪いぐらい好きですから。
プリンとか何でも好き。
そうですそう。
その間食をやめたらだいぶいいですね。
体重も減りました?減りましたっていうか維持してます。
ご自分のちょうどいい体重にね。
ええ。
だからダイエットっていうことはあんまり気にしてませんね。
維持することが大事だと思ってるので。
自炊?自炊?うん…。
ああそうです。
100パーセント。
ご自分なら何とでもなりますもんね。
そうなんですよ。
好きな量で好きなようにできるじゃないですか。
どなたかいらっしゃるとねやっぱりそうもいかないですものね。
できないですよね。
でもキッチングッズお好きですってね?大好きです。
フフフッ。
今一番好きなのは100円ショップに売っている包丁研ぎ。
あっそう。
あれいいですか?あれいいです。
へえー。
うん。
それに気づいて最初に買ったものをいまだに何年もまだ…。
こういうふうになってるやつ?中通すやつ?通す…。
うん見たことある。
10回通してって書いてあったんです。
10回やればいいんですねって。
こんな楽なのないなと思って。
こんなことやんなくていいんですよね?いいんです。
石でなんかやるのって大変じゃないですか。
それであれをね10回通せばいいんですよ。
いいですよとってもね。
うん。
その通すのもザザッとやっちゃいけないんですよ。
ゆっくり10回。
あっそうなの?10回これやるんです。
うううううう…ってこんな?駄目です。
ゆっくり10回やってみてください。
それからあなた歯をよくお磨きになる?すごいんですってね?でも私は歯のおかげで元気だと思いますよ。
へえー。
…っていうのは今1年間の…1年のうちに2回定期健診で歯医者さんいまだに行ってるんですね。
それはチェックしてもらう…虫歯がないか何がないかチェック。
それとお掃除をしていただくわけですよ。
定期的に歯石をきっちりお掃除していただいてやってるんですけど。
でもなんか歯ブラシ…歯ブラシ11種類持ってて毎晩掃除してる?歯ブラシは2種類です。
でもその歯のやるやつ。
ええ。
歯間ブラシとかインタースペース…。
なんか色んなのがあるんですよ名前が。
11種類夜寝る前に全部やるの?ええ。
それはだから人によって違うと思いますけど私は11種類必要なんですよ。
私も…歯磨いてるだけでもやっとのことで。
そのあともの食べない?それじゃ。
絶対どんなことがあっても。
絶対食べません。
ですから家にいる時は食べ終わったらすぐもう5分以内に磨きに入って奇麗にして。
すごい。
でも11種類…。
歯医者さんに言われたんですけどやっぱり「何か食べたらすぐ磨け」って。
「食べ終わったらすぐ磨きなさい」って言われてたもんですから…。
まあ梶芽衣子さんはそんなわけで若い役やってらっしゃるのでとてもお体を大事にしてらっしゃるんですけど何だか…骨折なすったんですってね?フフフッ。
人の骨折っていうと私うれしそうに笑うってみんなに…。
うれしそうじゃないんだけど。
どうして骨折したのかな?と思って。
どういうとこで骨折したの?撮影中です。
『鬼平犯科帳』の撮影中に。
私はね初めてですね骨折っていうのは。
まあケガってちょこちょこありますけれども。
たまたまこう板の間があってそこからその向こうに畳があってその畳の向こうに行かなきゃなんない芝居だったんですよ。
バッと入ってきて板の間踏んで上に上がる時にこの敷居ってあるじゃないですか。
ええあります。
その板の間で滑っちゃったもんですからその敷居のところに…ガンッて当たっちゃったんですよ。
どこのとこが?左足の親指とその次の指が。
うん。
それで…突き指ってなさったことあります?ないですけどありますよね。
ボールなんかやったりなんかしてる時。
ものすごい痛みなんですよ。
あれがずっと持続してる感じなんですね。
じゃあ腫れちゃうの?足が。
もう腫れちゃう…。
もうその日は大変でした夜は。
あっそう。
ええ。
足の裏も上も全部腫れちゃって。
もう倍以上になってしまって。
わー!足袋なんかはけないわね。
それでその痛みが止まってないんですね。
わあ可哀想。
冷やしても駄目?ええ冷やして…。
ですぐに吉右衛門さんが氷のうを持ってきてくださって。
ああご親切。
本当に助かりましたけどその日はですね。
その日は夜もありましたので撮影が。
どうしたの?そしたらもう足袋なんかはけない?もう足袋どころじゃない。
サンダルじゃないと。
だから男性用のちょっと大きめのサンダルでしかも。
それを切っていただいてちょっと広げていただいて。
そうしないと入らないんです腫れちゃってて足が。
これは大変だなと思ったんですね。
それで…。
それで走ったりしたの?走るところもありましたしそれから何ていうんですか?膝を立てる?だから足を折らなきゃいけない。
立て膝みたいな。
一番やりたくないポーズなんですよ。
そうですよね。
それ残ってる。
でも見てる方はあの人足折ってるってわからないじゃないですか。
そりゃそうです。
でもそれはもうやりました。
頑張って。
オンエアを見た時にこれならわからないでしょうと思いましたけど。
それで次の日も走ったりする…ちょっと小走りとかってあったんですね。
そこは休めないんですよ。
他の方のスケジュールがあるので。
もうスケジュールで決まってるじゃないですか。
だから私のわがままで休むことできないのでその2日目までこなして次の日お休みだったのでお医者様行ってそれでレントゲンをかけていただいて。
もうちょっとしつこくかけていただいて。
そしたら簡単に「折れてますね」って言われたんですよ。
どこのとこが?だから親指と…。
今のところ?左足の親指と2番目の足…指。
こういうところ?こういうとこ?親指と2番目の指です。
それがこうあるでしょ?これがこういうふうに。
あら。
大変。
折れたの。
これがこれです。
わかりますでしょ?痛い?痛い痛い痛い。
裂けた状態ね。
ずっと痛い痛い痛いでした。
大変ねそれ。
初めての経験です。
そんなんじゃなければこうバンドでね。
何ていうの?そう。
テーピングをして…いいじゃないですか。
でも裂けてるんじゃそういうわけにいかない。
駄目なんですよ。
だから足を映さなければ固定したね…お医者様は固定してくださるじゃないですか。
あれをはめて何とか動くことはっていうことはできるけれどもやっぱりその座ることに関してだけはちょっと…。
時代物の時は本当に困りますよね。
困ります。
で一回座っちゃうと立つのに1人じゃ駄目なんですよ。
だからスタッフが抱えてくれて。
立たせていただいて。
大変でしたね。
だから芝居の中で座って立つなんていうことはもうちょっとできなくて。
でもスタッフがもう27年一緒なのでもうみんな慣れてるので。
優しいから。
あなた…そういうふうになさったことないからね。
初めてのことかもしれないから。
そうかもしれません。
みんな優しかったのでありがたかったです。
なんと驚くまいことかNHKの『若い季節』に出てらしたって。
何の役で?あのねその時まだもちろん学生だったんですよね。
ああそうでしょお若かった。
プランタン化粧品。
そうです。
プランタン化粧品にチャームガールって必ず毎週…。
いましたねチャームガール。
無言で。
ただパーンアップするカメラが。
パーンアップするのにその立っている…。
モデルみたいな?モデルの。
それです。
私なんかいました?その時。
いましたでしょそりゃ。
生放送。
お会いしました生ですから。
ねえ。
お会いしましたよね。
全員…だって淡路恵子さんが女社長ですよ。
渥美さんとかそれから…。
水谷八重子さんそうそう。
中尾ミエさんとか。
坂本九ちゃんとか。
もう45人スターが出てる…。
そうです。
そうそうそう。
そうだ。
いました?私も。
はい。
失礼なことしなかった?いえいえいえ。
ただ打ち上げの時にね打ち上げの時に私たちも呼んでくださったんですよ。
覚えてらっしゃいます?六本木の中華料理のお店でやったんです。
ええええええ。
そしたらそこがあまり広くなかったんですけど寄付で私たちもお金を出してそれでみんなで食べましょうっていう…。
NHKってねものすごく出演者のためにお金使うみたいですけど。
実はねみんな自分たちお金出したりしてるんですよねちゃんとね。
余計なこと言っちゃったかな。
いいですいいですいいです。
それでそういうことがあって。
それで私たちはそんなにたくさん出てるわけじゃない。
ただ立ってるだけでねこういうとこに呼んでいただいただけでもう光栄ですって。
ちょっと離れたところで座ってたんですよ。
そしたら黒柳さんが「あなたたちだってね出してるんだから食べなさいよ!」。
私が?「遠慮することないのよ」って。
あっ本当に?私食べることに関しては…。
もうあれはねすごく印象に残ってます。
あっ本当に?ええ。
だからそのお優しさが声をかけてくださった…。
優しいっていうかさ食べることに関しては食べないで誰かがいるなんていうこと許せないと思ったんですよ私。
一緒に食べなきゃと思って。
「みんなね出し合ってる場なんですからあなたたちも遠慮することないのよ」「召し上がって!召し上がって!」ってすごく言ってくださって。
あっよかった。
あんまり言ってくださったので「じゃあいいのかな食べて」って思って行って食べたのが…。
召し上がった?とてもすごく印象に残ってます。
もう50年以上前ですよね。
50年以上ですね。
55年ぐらい。
映画にお出になってから50年ですから。
その前にお出になった55年ぐらい前のお話ですかね。
そうですね。
その時山岡久乃さんはあれ出てなかったんだけど山岡久乃さんをあなたはとても尊敬してらしたんですって?もう山岡の母さん…お母さんって言ってた。
っていうのは私が日活に入って新人の時に最初にヒロインをやらせていただいた『青い果実』っていう作品があったんですね。
その時のお母さんの役が山岡の母さんだったんですよ。
それでもう…右も左もどころかとにかくマイナス状態。
何にも芝居のしの字も何にもわからない時代でしたから。
もう毎日毎日怒られてるだけっていうイメージがすごくあって。
もう毎日毎日辞めよう辞めようと思ってやってた時期だったんですね。
あっそう。
その時に山岡さんが叱ってくださるんですよ。
叱ってくださるんだけどその叱り方になんかね温かいものを感じたんですよ。
そうね。
ちょっと先輩が優しいっていう感じありますね。
わかりますでしょ?ですからさっきの黒柳さんが「あなたたちも召し上がりなさいよ」って仰ってくださるそういうつまりなんか思いやりっていうのも変だけれども。
わかりますでも。
それがねなんかグサッとくるものがあったんですね。
もう困り果てていてその…山岡さんのそういう言葉がきてもう押しかけ弟子ですよ。
いきなり山岡さんのとこへいらしたんですってね。
行っちゃいましたね。
どうしました?アパートへ行ったの?アパート。
すごくシャイな方じゃないですか。
普段はね。
普段は。
荒っぽいのもそのシャイの裏返しっていうかそういうのをごまかすためにそういう感じなんだなっていうのはわかってて。
でもあなたいきなり行ったら何と仰ったの?「駄目よ駄目よ」「家に帰りなさい帰りなさい」って言われて。
「何言ってるの?あなた。
冗談じゃないわよ」って。
「私だってね自分で探りながらやってるんだから人にどうのこうのなんてとんでもないわよ」って。
「いやでも…とんでもなくてもここしかありませんからいさせていただきます」って言って。
でも…「しょうがないわね」…。
食事の時間になったりするじゃないですか。
そうするとちゃんと私の分も作ってくれて。
「いるからしょうがないからねちょっと多めに作ったわよ」ってそういう仰り方するんだけどそういうことがすごく温かくて。
優しい。
お料理がおいしくて。
上手。
それから芝居について…。
例えば「芝居ってどういうふうにやったらいいんでしょうか?」ってそういう聞き方しちゃうんですよ無知だから。
わかんないからね。
わかんないから。
自分がわかんないことがわからないから聞くことができないわけじゃないですか。
だからそういうふうに言うんですよ。
「でもあんたね芝居っていうのは教えるもんでも教わるもんでもないんだよ」って。
「それだけは私はできないからそんなこと言うんだったら帰りなさい」って言われちゃうんですよ。
「じゃあわかりました」って。
「所作から何からそういうことはいいでしょ?」っていう感じで教わって。
でもその時にちょこちょこっと間に言ってくださるその言葉がもう今たくさんの自分の引き出しの中にあって。
本当に山岡さん亡くなった時悲しかったですよね。
もう悲しかったですね。
ねえ。
施設に入られている時にちょっとあそこが痛いここが痛いと仰ったから私が知ってる漢方のお風呂があったんですよ。
それをお送りしたりして。
「余計なことしなくていいのよ」なんて言われたり「もう知らないあんたなんか」って言われて。
私には「病院に来るんじゃないよ。
あんたが来るとね派手だから目立つから私が入ってることわかっちゃうから来るんじゃないよ」。
本当はね来てほしくてもそういうふうに仰る方でした。
その相手の方の気持ちをよく思ってわかって理解して傷つけることがなかったです。
出たら一緒に外国の芝居やる予定だったんですよ一緒にね。
昔やったものをもう一回再演でやる予定だったの。
あっそうなんですか。
すっかり決めてたのにね。
残念でした。
本当に残念だった。
梶芽衣子さんは元々神田神保町のお寿司屋さんのお嬢さん?お寿司屋さんじゃなかったんですけどお寿司屋さんっていうことは日活に入った時に新人の時に宣伝部に呼ばれて色々これから新聞社や色んなところに配るのに略歴みたいのを言わなきゃいけないって。
うちの父は調理師だったんですけど。
「調理師なんです」って言ったら「調理師じゃ面白くないよ。
でも神田で生まれたんだから…あっ語呂合わせにいいから寿司屋の娘になっちゃいな」って。
いいかげんでしょ?だからあなたの略歴に寿司屋って…。
だからどこ行ってもそれから言われるのでそれを違いますって言えなくなっちゃって。
あっそうなの?そうなんですよ。
でもまあねそういう…。
で何?渥美清さんがあなたに何か言ってくだすったことがあったって?『若い季節』の時に…。
なんかねプランタン化粧品関係ないんですけど…。
あなたモデルだったからね。
渥美さんとはよくお会いしたんですよ局で。
それでなんか待ってたり…。
私たち隅のほうにいるんですけど。
渥美さんがお帰りに…例えばもう終わって帰る時「お疲れさまでした」なんて言うと「雅ちゃん」「こういうところはね君には向かないからとっとと早くいい人見つけて嫁に行っちまいな」って。
あっそう。
なんであんなことを仰るのかちょっとよくわからないけれども。
でもあの人ね割とお嬢さん好きだったからね。
あなたのことを見てお嬢さんに見えたんじゃないの?きっと。
こういうとこに合わない人って思ったんじゃないの?でもよくねお話しする機会はあったんです渥美さんと。
スタジオで。
生放送なんですけど。
よくありましたね。
そうなんです。
だからそういう時に色んな話をしてなんかそういうふうに…。
「あんたみたいな真っすぐはねこの世界向かないからねとっとといい人見つけて結婚しちまいな」って。
あれはね意外でした。
でもあれでしょ?いい人見つけて一緒に結婚しようと思って住んだりなんかしたことまではあったんだけどその時にあなたにあの大きい役が来ちゃったんですって?大きい役が当たっちゃったんですね。
『女さそり』の。
そうです。
ああ…。
ええ。
ちょうど当たっちゃったんです。
それがシリーズになっちゃって。
そうです。
結局その方とは結婚できないの?そうですね残念なことに。
なるほど。
夢だったんですけど。
でも独身もいいもんですよね。
まあね。
今になってみると。
でもお元気で何よりです。
どうもどうも。
ありがとうございます。
どうぞお楽しみに。
2015/02/09(月) 12:00〜12:30
ABCテレビ1
徹子の部屋 梶芽衣子[字]

〜祝デビュー50年…こだわりすぎ?11種類の道具で歯磨き!〜梶芽衣子さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
映画会社・日活の専属女優としてデビューしてから今年で50年!梶芽衣子さんがゲスト。
◇番組内容
女優デビュー前は少女モデルをしていた梶さん。黒柳さんが出演していたドラマ『若い季節』にモデル役で出演した事があり、番組の食事会のとき、高校生だった梶さんは遠慮して食事に手をつけなかったという。それを見た黒柳さんが「あなたも遠慮しないで食べなさい!」と声をかけてくれたと明かす。
また、“金銀銅”と名付けた食事方法や、11種類の道具を使うこだわりの歯磨きなど、健康オタクぶりを披露する。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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