(テーマ音がく)
(ナオコ)できた〜!
(父)おおナオコ。
しゅくだいがおわったのか?うん。
いまにっきをかきおわったからこれできょうのしゅくだいはぜんぶおわり〜!ほお〜!どんなにっきをかいたのかとうさんにきかせてくれないか?いいよ。
(父)ハハハハ。
う〜んナオコ。
にっきをかくときに「ちょう」はつかわないだろう。
えっなんで?「ちょう」ははなすときにつかう「はなしことば」だ。
かくときは「とても」という「かきことば」をつかうんだ。
「とても」?「ちょう」ってかいちゃダメなの?そうだ。
かきなおしてみなさい。
できた。
(父)うん。
「いまはとてもねむいです」かんせい!いやいやいやまだにっきをとじちゃいかん!え〜まだダメなの?めんどうだなぁ〜。
どこでおぼえたんだ?そんなポーズ。
いいか?「いろんな」も「あんまり」もはなしことばだ。
「いろんな」は「いろいろな」。
「あんまり」は「あまり」とかくんだ。
ふ〜ん。
うん。
はなしことばとかきことばってけっこうちがうんだね。
さあかきなおしてみなさい。
できた。
「きょうはいろいろなしゅくだいがでました」。
「あまりできませんでした」。
これでかんぺきでしょ?うん!かんぺきだ!・まだダメよ!えっおかあさん。
ちょっとおとうさん。
おお〜っ。
これのどこがかんぺきなのよ!どういうことだ?この「ちょっと」もはなしことばじゃない!かきことばでは「すこし」とかかなきゃダメよ。
「ちょっと」は「ちょっと」でいいんだ!子どもらしくて。
ダメよ!かきことばの「すこし」をつかわないと。
「ちょっと」でいいんだって!ダメよ「すこし」じゃないと。
(ふたり)う〜ん…。
(やぶれる音)あ〜っ!やぶれちゃったじゃない!もう「ちょっと」なの?「すこし」なの?どっちなの!?・ハーハッハッハッハッハッ!
(おじいちゃん)おや子げんかはやめるのじゃ!ナオコ。
かくときは「ちょっと」じゃなくて「すこし」とかくんじゃ。
じゃあ「すこしむずかしかったです」でいいのね。
そうじゃ。
おっそういえばこれはおとうさんとおかあさんが小学校のときにかいたさく文なんじゃが…。
(子どもの父)「めっちゃつかれました」。
(子どもの母)「すっごいたのしかったです」。
(ふたり)おおじいちゃんそれは…。
(おじいちゃん)「めっちゃ」も「すっごい」もはなしことばじゃからかくときは「とても」とかくんじゃ。
(ナオコ)なるほど!
(ふたり)うう〜っ…。
ハーハッハッハッハッハッ!
(ドリルくん)「ことばドリル」にちょうせん!ナオコのにっきはどこがはなしことばだったのかなぁ?
(はずれのブザー)「まちがいじゃ!」。
(あたりのチャイム)「そのとおりじゃ」。
みんなもホームページの「ことばドリル」で「かきことば」のつかいかたをおぼえよう!げきだんのけんしゅう生のみなさんはちゃんと「かきことば」をつかえるかなぁ?この文は「はなしことば」でかかれています。
「かきことば」になおしてください。
どこをなおしましたか?「ドリルタウン『という』」というふうにまずなおしました。
そのつぎは「おみせ『が』ある『ところ』へいきました」になおしました。
そして「ちょう」ということばを「すごく」ということばにかえました。
で「ゲームを3かいも『したので』おこづかいが『なくなってしまいました』」にかえました。
「いろんな」というのは?はい。
かきことば?はなしことば?あっ!
(わらいごえ)これはかきことばじゃないですね。
「いろいろな」ですね。
いやぁ…。
そう「いろんな」ははなしことばだから「いろいろな」がせいかい。
はなしことばとかきことばってこんなにちがうんだね。
(ホンダへんしゅうしゃ)ちょっと先生。
げんこうぜんぜんできてないじゃないですか。
しめきりはとっくにすぎてるんですよ!
(面倒田)ああもうきみはいつだってめんどうだなぁ。
げんこうができるまでぼくはここをうごきませんからね!・先生!面倒田先生!おおこのこえは…。
(ナオコ)こんにちは。
スワさんちのナオコちゃんじゃないか。
よくきたねぇ。
先生。
わたしにっきをかいたの。
ちゃ〜んとかけてるか見てほしいの!おやすいごようだよ。
ちょっと先生。
子どものにっき見てるばあいですか?いいじゃないか。
きみはこころがせまいねぇ。
いや…もうほんとにじかんがないんですからちょっとだけですよ!じゃあよんでごらん。
うん。
か〜っ!ナオコちゃんかんぺきだよ!いえちょちょっとまってください!えっこのにっきのこれどこがかんぺきなんですか?きみは水をさすなぁ。
いえいえ。
わたしもへんしゅうしゃとしてだまってられませんから!文しょうはのびのびかいたらいいんだよ!よくありません!この文しょうはかきことばになってません!ええっ!?どこが?まずは「とおまわり『だったけど』」ってところ。
「けど」ははなしことばだから「でしたが」ってかきことばでかくんだ。
じゃあ「とおまわりでしたが」ってかくんだ。
うん。
ほ〜ほ〜ほ〜。
ふ〜ん。
この「しちゃいました」っていうのもはなしことばだから「『してしまい』ました」ってかかないと。
ほ〜ほ〜ほ〜ほ〜。
なるほどねぇ。
いやだから先生プロでしょ!じゃあかきなおして…。
いやいやいやあのまだあるから。
ええっ!?まだあるの!?
(ふたり)あ〜あ…めんどうだめんどうだ。
ちょっとナオコちゃん。
先生にへんなえいきょううけちゃいけないよ。
どこがはなしことばなの?この「ポメラニアンって」の「って」のところ。
これかきことばでは「ポメラニアンという」ってかくんだ。
そうなんだ。
こまかいことだけどかきことばにはかきことばのきまりごとがあるからね。
うん。
じゃあかきなおすね。
うん。
できた!おお!いい文しょうになったじゃないか。
さあそれじゃあ先生のげんこうにとりかかりましょうか!あっ…。
あもしもし。
もうすぐげんこうができますんで…はい。
ナオコちゃん。
にっきもかけたことだしポメラニアンでも見にいこうか?うん!それはすいません。
ほんとにもうすこし…。
あっ!ああ…え〜ちょちょっと先生!あっあ〜なんでもないです。
またあとでれんらくいたします。
はあ〜…またにげたよぉ。
まったくめんどうな先生だ…。
「ことばドリル」にちょうせん!ナオコのにっきはどこがはなしことばだったのかなぁ?
(はずれのブザー)「それははなしことばでしょ!」。
(あたりのチャイム)「ご名とう!」。
みんなもホームページの「ことばドリル」で「かきことば」のつかいかたをおぼえよう!
(テーマ音楽)2015/02/09(月) 09:00〜09:10
NHKEテレ1大阪
ことばドリル「かくときのことば」[解][字]
文章を書くときは、話すとおりに書けばいいわけではない。「しちゃった」は、「してしまいました」。「超〜」は「とてもよく」など、話し言葉と書き言葉の使い分けを知る。
詳細情報
番組内容
コントと番組オリジナルのドリルで「ことばのルール」について楽しく学べる小学校低学年向けの国語番組「ことばドリル」。今回は、話し言葉と書き言葉の違いについて。文章を書くときは、話すとおりに書けばいいわけではない。「しちゃった」は、「してしまいました」。「超〜」は「とてもよく」など、話し言葉と書き言葉の使い分けを知る。
出演者
【出演】ヨーロッパ企画
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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