1月夜も明け切らぬ午前7時
ヘッドライトをともした何十台もの車が原子力発電所の構内へと吸い込まれて行きます
今全国の原発の至る所で見られるようになった光景です
(スタッフ)ゲートの中に入る車で渋滞を起こしていますね。
今年は原発再稼働元年
福島の事故を受け国が新たに定めた基準で原発が動きだします
再稼働に必要なのが地元の同意
これまでは原発のある町だけが地元とされていました
しかし福島の事故の後その線引きが不安を招いています
地元とされない地域でも原発事故に備え被ばくを抑える薬の配布が始まっています
(中村さん)こんなんもらわんでも済むようにしてほしいですよ。
ふるさとを失うのではないか
住民に不安が広がります
海を挟んだ隣町の市長は…
(工藤市長)なぜ我々が自治体として危険だけを負ってそして避難計画を作らされてそれなのに発言権もないと。
そこでも取り沙汰される地元の定義
それは前代未聞の…
再び原子力で電気を得ようとする日本の暮らし
今原発の地元をめぐって町が揺れています
再稼働第1号春にも運転が再開される九州電力…
運転開始から30年
2つの原子炉が生み出す大量の電力は九州全域の明かりをともして来ました
川内原発のある薩摩川内市
人口はおよそ10万人
原発の誘致を決めてから半世紀
発電所がこの町の経済を支えて来ました
しかし福島の事故後3年を超える運転の停止により町は疲弊の色を隠し切れません
町の人は再稼働に期待を寄せます
もともと原発の町ですからね。
止まってからホントに何かこう活気もなくてみんな困ってたんですよね。
稼働していただいて少しでも町が潤うほうに期待かけてるほうなんで動いてもらいたいですね早く。
しかし再稼働への思いはすぐ隣の町では全く違うものでした
川内原発のある薩摩川内市の南に位置するいちき串木野市
南シナ海に面する人口3万人の町です
川内原発から車で15分ほどの集落で夫と娘の3人で暮らしています
(坂口さん)ここが公民館になります。
集落は事故の際には直ちに避難しなければならない5km圏内のすぐそば
坂口さんはどうしても納得の行かないことがあるといいます
(坂口さん)えらい線引きが厳しいですよね。
不公平ですよね。
原発からわずか5km余り
隣町で感じる蚊帳の外とはどういう意味なのでしょうか
4年前のあの事故
放射性物質は広い範囲に降り注ぎ周辺住民は相次ぎ避難しました
原発のある町だけでなく原発から30km圏を超える人達までが避難生活を強いられています
これを受けて国は避難する区域を原発の10km圏から30km圏に広げました
そのため30km圏内の自治体は新たに避難計画を作る義務が法律で定められました
川内原発のある薩摩川内市は30km圏を外れる地域もありますが坂口さんの住むいちき串木野市は全域が30km圏内にすっぽり入るのです
こうした中浮上したのが原発の再稼働に必要な地元の同意です
川内原発の地元について鹿児島県の伊藤知事は…
(伊藤知事)私は…。
…と現在も思ってます。
鹿児島県知事は地元とは原発がある薩摩川内市だけ
最も近い所でわずか5km余りでも…
隣町のトップは納得できませんでした
(田畑市長)あの事故によって例えば浪江町とか飯舘村とか30kmとか40kmですね離れた所も放射能は拡散してるんですよね。
…ということははっきり証明されてるわけですね。
いただきます。
坂口さんの言う蚊帳の外とは原発事故の危険にさらされるというのに再稼働については地元ではないから口を出せないということ
なぜいちき串木野市は地元ではないのでしょうか
知事が根拠としたのは県と薩摩川内市が30年以上前に九州電力と結んだ安全協定です
そこには「原子炉の増設など大きな変更があった場合は事前に協議する」と書かれています
なのであらかじめ同意を得る必要がある地元は今も安全協定を結んでいる鹿児島県と薩摩川内市だけ…との判断なのです
しかしこの協定は法律に基づくものではありません
原発の立地自治体と県が自主的に電力会社と結んでいるにすぎないのです
去年10月坂口さんは国による再稼働に向けた住民説明会に夫婦で参加しました
ちゃんと納得の行く説明をしていただかないと困ります。
大勢の警備員が配備され説明会は異様な雰囲気
録音や録画も禁止され中に入れるのは事前に応募した人だけでした
(男性)県民に相談したの?
国と県が説明したのは原発の新しい基準での審査について
しかし住民が知りたかったのは地元はどこなのかということ
何で5kmしかない20kmしかないいちき串木野市が地元でないのかなと。
知事としては…。
(司会)まだ手を挙げている方がいらっしゃることは重々承知しておりますけれども本日の皆様からの質問は…。
時間切れとなり説明会は終わってしまいました
(司会)申し訳ございません。
お付き合い最後までありがとうございました。
結局司会の方も多分上のほうが見えにくかったんでしょうね。
全然こちらのほう向いてくださる気配がなくて。
結局言えなかったの。
(博文さん)説明はもう不十分じゃ。
(スタッフ)ありがとうございました。
(坂口さん)いいえ。
原発の地元について納得の行く答えはありませんでした
後日鹿児島県は県内で5回開いた住民説明会について「住民からはおおむね理解を頂けた」と総括
地元の範囲が変わることはありませんでした
再稼働反対!再稼働反対!再稼働反対!再稼働反対!
11月鹿児島県議会は川内原発の再稼働について…
賛成の諸君の起立を求めます。
(議長)起立多数であります。
よってこの陳情は…。
いちき串木野市の声は届かず鹿児島県知事は再稼働に同意することを決めました
(速報音)
(坂口さん)あ〜。
同意だって。
即決ですね。
聞き入れてもらえなくてもこういう意見があるんだよこういう人達がいるんだよということを知ってほしかったんですよね。
やっぱり私達はもう論外っていうか地域外蚊帳の外ということだったんだな〜って。
だからもうこれは残念な…ホント残念です。
川内原発の半径30km圏内には坂口さんの住むいちき串木野市も含め九つの市や町が含まれています
知事は原発の地元を広げなかった理由をこう説明しました
ですからそれを…。
原発の隣町は知識が少ないとも受け取れる知事の発言
(伊藤知事)経済産業大臣にお伝えしたいと思います。
再稼働の同意を受け国は…
再稼働に向けた取り組みというのは大きく前進した。
このように認識をいたしてます。
川内原発の再稼働に向けたハードルは取り払われたのです
地元薩摩川内市
仕事始めの日市長は200人の職員に向けこう語りました
再稼働がスタートするというふうに思っています。
いろんな意味を含めて大きなまた節目でもあると思っています。
一致団結して頑張ろう!
(職員達)頑張ろう!頑張ろう!
(職員達)頑張ろう!
(岩切市長)頑張ろう!頑張ろう!
今年こそ再稼働をと待ちわびる原発のある町
そして最後の仕上げを急ぐ電力会社
川内原発は県と薩摩川内市の同意で一気に再稼働に向かっています
一方再稼働第2号とされる別の原発では県境を挟んでどこまでが地元か今議論のさなか
万が一の事故に備えた薬の配布が始まっていました
怖いですこれ飲まなくてもいいようにしたいです。
福井県と京都府の境に位置する…
その正三角形の姿から若狭富士とも呼ばれています
その麓に小さな集落がありました
京都府舞鶴市杉山集落
(中村さん)あそこに見えるんが舞鶴湾ですよ。
あれ海ですあれが。
いい眺めですよここはうん。
(スタッフ)原発は?
(中村さん)原発はこっちのほう。
ちょうどねこっちのほうになるんですよ。
ここは福井県にある高浜原発からわずか4km
夫の定年を機に大阪から戻って27年
その夫は3年前に亡くなり今は1人で暮らしています
(中村さん)そしてね水の湧くんがねあそこになるんです。
神社の祠から湧き出す水がこの集落の宝
環境省の「平成の名水百選」にも選ばれ集落の水道としても使われています
大事なものです生きて行く以上は。
だからこれがもう原発でここがアカンなったらもう皆全滅ですよ。
怖い怖いばっかり。
不安やね。
事故が起こればふるさとが失われる不安
しかし原発があるのは中村さんの住む京都府舞鶴市ではなく県境をまたいだ隣の福井県高浜町
高浜原発は福井県の一番西京都府と接する若狭湾の急峻な半島に張り付くように建てられています
(スタッフ)急斜面を削って造られたような状況です。
崖が建屋の近くまで迫っていますね。
4基ある原子炉のうち3号機と4号機は1985年に運転を開始
主に関西地方に大量の電力を供給して来ました
去年12月
高浜原発は原子力規制委員会が行った新しい基準の審査に事実上合格
川内原発に続き再稼働第2号となることが確実となりました
舞鶴市は京都府北部の経済行政の中心都市
人口は8万5000人です
市の9割以上が住民の避難計画が必要な高浜原発から30kmの圏内に入ります
再稼働の是非を判断する地元の同意
しかし舞鶴市は今のところ…
これは福井県と高浜町が関西電力と原発が出来る際に結んだ安全協定に由来しています
川内原発と同じです
舞鶴市は関西電力に対し高浜町に準じた安全協定の締結を求めていますが実現には至っていません
原発から4km京都側の集落では万が一の事故に備えた動きだけが着々と進んでいました
これが安定ヨウ素剤なんですけども。
こちらのほうをですね専用の容器に入れてお渡しをいたします。
事故が起きた時甲状腺の内部被ばくを抑える飲み薬です
福島の事故後国は原発から5km圏内の住民に事前に配布することを新たに決めました
(中村さん)今飲んでる薬が血圧と骨粗しょう症。
多分大丈夫だと思うんですけど。
80年生きて来て初めてもらうヨウ素剤
日頃薬を服用する中村さんは不安を隠せません
こんなんもらわんでも済むようにしてほしいですよ。
(スタッフ)ヨウ素剤が配られるってことはそれだけ原発からここが近いっていう…?近いいうことですね。
だから何かあったらすぐ松尾杉山はね避難せなダメだっていうことですよね。
5km圏内であれば地元でなくても薬が配布されるのです
ヨウ素剤は隣の集落でも配られました
(男性)どうもご苦労さまでした。
ヨウ素剤を配ったからこれで安全だというようなそういう認識でやっていただくのでは困るんで…。
そこでは薬を拒む人もいました
(女性)ちょっと待ってください。
・いらんってどんな…・2つ入ってますほら。
(スタッフ)実感ってどういうものがあります?
(中村さん)怖いな思いますよホント。
あってはならんことやてねホントねぇ。
大事に一応しまっときますけどね。
原発が近くにある限りこの薬を身近に置いておかなければならない
(スタッフ)冷蔵庫だったら毎日開けるから?開けますもん。
(スタッフ)そうですよね。
(中村さん)どうしてもこうやってもね。
このほうが一番いいと思いますよ。
すぐそこにある不安
1枚は1800円で61番。
京都府舞鶴市内にある魚市場
若狭湾周辺の漁港で水揚げされた魚が集まります
高浜原発から18km離れた市の中心部で家族で魚屋を営んでいます
仕入れるのは京都の魚もあれば福井の魚も
(水嶋さん)県境の…もう船で5分も走りゃ福井県。
産地証明とか産地の関係があるんでそのへんは区別しなくちゃならないことだと思うんですけど。
認識は同じ若狭湾内という認識で…。
それだけですね。
(知子さん)はいすいませんありがとうございます。
店を開いて47年
老舗の魚屋には町の人達が訪れます
ありがとう。
(店員)おおきに!高浜町と同じ高浜原発と同じ地元やねん。
それが県が違うことによって二分されてるわけ。
再稼働イコール事故って考えないとあれだけの事故があったのに再開するとなるとそれだけの覚悟を持たないと…。
それぐらいやっぱり私達は身近に思ってますね。
原発のことは。
九州から嫁いだ妻知子さん
普段原発のことはあまり気にしないといいます
しかし…
同じ舞鶴市に住んでる人でヨウ素剤をもらってる人がいるのに…。
ちょっと違和感感じますね。
原発の地元とは見なされていない舞鶴市
ヨウ素剤の配布や避難計画の策定など負担ばかりが増えています
1月6日関西電力のトップが新年の挨拶に福井県知事を訪ねました
電力会社は高浜原発の地元をどこと考えているのでしょうか
原発が立地する自治体
つまり福井県側だけという考えです
その2日後東京で全国の知事が一堂に集まる会議が開かれました
司会は…
その向かいには福井県の西川知事が座ります
福井と京都そのトップはどう考えているのでしょうか
再稼働第2号とされる福井県の高浜原発
県境を挟んだ隣の京都府舞鶴市は原発の地元ではないのでしょうか
東京で全国の知事が一堂に集まる会議が開かれました
途中で退席した福井県知事にどこまでが地元か話を聞きましたが…
・すいません高浜原発の再稼働についてちょっとお伺いさせていただきたいんですけれども・・知事!・
会議の後地元と見なされていない京都府の山田知事に話を聞きました
・福井の西川知事にもお話を聞こうと思ったんですけどサ〜っと帰られてしまいまして・・やっぱり複雑な部分あるんですかね西川さんも・
(山田知事)うんあの〜…。
まぁ私も時たま話すんですけど「俺達に任せろ!」とよくおっしゃいますわ。
「いやそういうわけにはいかないんです。
私達は被害を受けた時にはやっぱりその中で説明をしなきゃいけないんです」ということで粘って粘って協定の改善を言って来た。
しかし福井には福井の強い思いがあるというのをねこの間またホントに西川さんの思いってのも随分聞いて来た中での話なので。
そこらへんをどこまでやって行くのか…というところでその一つ一つの積み重ねを今やってる最中ですね。
まさに駆け引きの最中
帰り際知事はふとこう漏らしました
その中においてそういうむなしい話にならないように少しでも中身のあるものを勝ち取って行かなきゃいけない。
一方国は地元の範囲について地方が決めることだという態度を崩していません
なぜ地元をめぐり混乱が続くのか
福島の事故後国は法律を改正し住民の避難すべき範囲を大幅に拡大しました
その一方で再稼働に同意する地元の範囲は事故前から何も変わっていないからなのです
足痛いんだけど親指の。
北海道函館市で開かれた成人式
工藤寿樹市長が未来を担う若者に訴えたのはふるさとの魅力でした
函館は「日本の魅力ある都市選」の中で日本一に去年なりました。
一番魅力ある日本の都市が函館なんです。
年間およそ500万人が訪れる北海道を代表する観光都市函館
原発がない函館市も地元をめぐる問題に直面しています
工藤市長が市役所を訪れた私達を案内してくれた先には…
(工藤市長)何となくちょっと影みたいなの見えるな。
だって向こうから函館の花火大会とか見てるんだからね。
夜景もね横夜景っていうらしいんだけど。
青森県の本州最北端の町で建設が進む大間原発
事業者は原発を初めて手掛ける東京の電源開発です
津軽海峡を挟んで最短で23km
函館市は大間原発から30km圏内に入るため避難計画を作ることが義務付けられました
その函館市は去年4月国と電源開発を相手取り裁判を起こしました
避難計画は作らされるのに原発建設について意見を言う場は与えられない
その理不尽さからでした
自治体が原発建設の差し止めを求めた前代未聞の裁判
付近の周辺住民が避難できるのかどうか。
そういう地に…立地条件にかなう所に建設をしているのかどうかっていうのを当然これ確認しなければですねそんなことは後回しみたいなことで電源開発は完成したらそれ作ってくださいねって我々に言ってるんですね冗談じゃないですよ。
2011年3月11日
東日本大震災では函館市も津波の被害を受けました
震災の傷痕が残る中就任した工藤市長は福島の原発事故は人ごとではないと大間原発の視察に向かいました
大きいクレーン見えてこっちシートか何か分からんけど緑色の何か…。
・三角の白い屋根が見えると思うんですけどあれが原子炉建屋です・
(工藤市長)ホントに近いね人家の…町の集落。
(工藤市長)意外とそんな高い所ではないんだね。
初めて見る大間原発を前に市長は矢継ぎ早に質問をぶつけます
地震の…。
(作業員)そこに貯蔵するという計画です。
それもやっぱり…。
はぁ〜。
大間原発はプルトニウムを利用したMOX燃料を100%使う世界初の原発です
MOX燃料は制御が難しいとされ安全性を懸念する声もあります
総工費はおよそ6000億円
「これだけの大事業はそう簡単には止まらない」
市長は確信したといいます
(警笛)
函館市には来年の3月念願の北海道新幹線が開業します
観光都市としてさらなる発展が期待される一方大間原発で事故が起きれば壊滅的な打撃を受けると懸念が高まっています
爆発したら心配でしょ。
(男性)もう商売にならないうん。
ちょっとした小さい事故でも風評被害っていうのがありますからね。
そっちがやっぱり心配ですよね。
津軽海峡を往復するフェリーです
大間町から函館市までは船で1時間半
車で青森市に向かう時間の半分で済みます
函館市は大間町の住民にとって青森市より身近な町なのです
(スタッフ)よく利用される船ですか?そうですね病院にかかるので子供が。
通院で結構使う人多いみたいなので助かってるとは思います。
大間町は一昨年26億円を掛けて新しくフェリーを造りました
そのうち5億円は青森県が国から交付された原発マネーです
函館市も3年間で5500万円の補助金を出しフェリー会社を支援していますが原発マネーは交付されていません
原発の地元大間町の人も複雑な思いです
ここで暮らす人にとってはやっぱり原発って危険なのは分かってますけども。
でも大間の町にとってはやっぱりもうなくてはならないっていう感じですよね。
函館と大間のホントに関係が悪くなってもう函館の人達が大間の人と付き合いたくない…っていうような感じになるのが私は一番危機感はありますよね。
福島原発の事故から1年半余り
止まっていた大間原発の建設は再開されました
その日電源開発が函館市に報告に来ました
場合によってはその必要性というのがですね…。
…というふうに思っております。
というふうに思っておりますので私ども…。
30km圏内の函館市を地元と認めようとはしませんでした
その2週間後工藤市長は函館市が蚊帳の外に置かれる現状に限界を感じ東京に向かいました
総理官邸では函館市を地元と認め原発の建設を中止するよう政府に直談判しました
経済産業省では地元の範囲を見直すよう求めました
もう一度ですね手続き手順を含めて見直すべきだしそれから法改正もきちんとしてですね…。
今のままの形でなし崩し的にやられる…というところについてはですねとてもとても納得できるものではない…。
しかしその思いは届かず大間原発の建設は粛々と進んで行きます
もはや裁判しかない
建設再開から1年半後
国や事業者である電源開発に対してですね大間原発の凍結を求めて再三にわたって地域としてこの要請をして来たところでありますが全く聞き入れてもらえずに何も対応をしていただけませんでした。
函館市はついに同意が必要な地元かどうか司法に判断を求めました
50km圏内だとほとんど入っちゃうんですね。
地元の大間町は…
国は…
原発を擁する電気事業者は各地域の状況に応じて地域住民の安全安心の観点からですね地域自治体との間で安全協定というものを締結をしております。
ご指摘の…。
…というふうに承知をいたしております。
国は同意が必要な地元の範囲について踏み込もうとはしませんでした
・頑張ってください!・
去年7月初めて臨む裁判
工藤市長の意見陳述は35分間にもわたり…
一方…
…と門前払いを求めたのです
そして5か月後
よろしくお願いいたします。
裁判が進む中電源開発は原子力規制委員会に新規制基準による審査を申請しました
手続きをさらに一歩進めたのです
地元という言葉でどこまでをひっくるめるかについてはさまざまな考え方ありますので私どもはあくまでも「関係する周辺の自治体の皆さん方」「周辺の皆様方」というふうに今考えております。
同意したんなら分かりますよ。
「我々いいですよ建てるのやむを得ないでしょ」…って住民も含めて市として納得の上ならそれならいいけども。
誰が考えたっておかしい。
裁判に向けた4枚の直筆原稿
書いたのは工藤市長
裁判の前日悩んだ末に一度削った文章を加えました
「私は反原発脱原発の立場で原発を論じたことはありません」
「世界をシンカンさせた福島原発事故を起こした我々世代の責任として最低限立ち止まって考えるべきだということを申し上げたいのです」
函館市には裁判費用への寄付が全国から続々と届いています
これまでの総額は市の想定を超える4800万円に上っています
裁判は今年から実質審理に入ることになりました
対岸で原発の建設が進む中函館市の地元をめぐる闘いが続いています
どうも皆さんあけましておめでとうございます。
年明け早々電源開発の北村社長は大間町に新年の挨拶に訪れました
(金沢町長)よろしくお願いしたいなと思っております。
ご支援続けてくださっております…。
申し上げますとともに皆様方の期待に応えるべくこの審査をクリアするための仕事をまず今年全力を尽くしてやりたいと…。
福島第一原発の事故から間もなく4年
事故の影響で避難生活を送っている人は今もおよそ12万人に上ります
その大半は福島第一原発のある地元ではなく周辺の町や村で暮らしていた人達です
再稼働元年
原発の地元はどこまでなのか
明確な答えが見いだせないまま原発は再び動きだそうとしています
女性がパパになる
子供は第三者の精子提供で授かりました
血のつながりを超えて僕は家族になって行きたいなって…。
変わりゆく家族の形を見つめます
2015/02/09(月) 00:50〜01:45
読売テレビ1
NNNドキュメント「再稼働元年…ここは原発の地元ですか?」[字]
県や町が違えば原発の地元とはみなされず、再稼働の“同意の権限”は与えられない。日本列島“原発の隣町”が置かれた現状を掘り下げます。
詳細情報
番組内容
平成27年は国の新基準のもと、停止していた原発に灯がともる“再稼働元年”の年。その中で取りざたされているのが“地元同意”の判断です。京都府舞鶴市のある集落は、福井県の高浜原発までわずか4キロの距離。しかし原発が立地していないため“原発の地元”とはみなされず“地元同意の権限”は与えられていません。どこまでが原発の地元で地元同意をどのようにとりつけるのか。日本列島“原発の隣町”の現状を掘り下げます。
出演者
【ナレーター】
山崎岳彦
制作
札幌テレビ・日本テレビ 共同制作
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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