こんばんは。
6時になりました。
ニュースをお伝えします。
福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を巡り、望月環境大臣が、福島県の内堀知事と会談し、地元が搬入の条件として求めている安全協定の締結などに向けた取り組みを説明したうえで、国が目指す、来月11日までの搬入開始に理解を求めました。
政府は、東京電力福島第一原子力発電所の周辺の福島県双葉町と大熊町に、中間貯蔵施設を建設する計画で、今月3日から工事を始めました。
県と2つの町は搬入にあたって、県外での最終処分の法制化や、地域振興などのための新たな交付金の予算化など、5つの項目を求めていて、望月環境大臣と竹下復興大臣が、内堀知事に対し、国の取り組みを説明しました。
望月大臣は、5つの項目のうち、まだ決着がついていない国との安全協定について、締結に向けた案がまとまったことを説明したうえで、国が目指す来月11日までの搬入開始に理解を求めました。
これに対し、内堀知事は、県として十分に精査し、地元の意向を踏まえたうえで回答したいと述べました。
また望月大臣は、処理の方針が明確になっていなかった学校やため池の除染で出た土などについて、地元の要望を受け、放射線量の状況などを踏まえて、中間貯蔵施設に搬入する方針を初めて示しました。
きょう午後、兵庫県明石市の海岸で、友人の結婚式で上映するビデオを撮影していた20代の男性2人が海に転落し、行方が分からなくなっていて、警察と海上保安部が捜索しています。
きょう午後3時過ぎ、兵庫県明石市二見町の明石海浜公園で、防波堤から男性2人が海に転落したと、通りかかった人が消防に通報しました。
警察と海上保安部が、巡視艇などを出して付近を捜索していますが、2人は見つかっていません。
警察によりますと、行方が分からなくなっているのは、いずれも明石市の隣の稲美町に住む24歳の男性2人で、きょう午後から、中学校の同級生合わせて9人で、友人の結婚式で上映するビデオをこの公園で撮影していたということです。
2人は自転車と遊技用のボードに乗って海に飛び込む様子を撮影していて、飛び込んだあと、そのまま沖に流されたということです。
神戸地方気象台は、明石市周辺の波の高さを1.5メートルと予想し、早朝から強風波浪注意報を出して、注意を呼びかけていました。
中国の先月の貿易収支は、輸出が10か月ぶりに前の年の同じ月を下回りましたが、輸入もそれ以上に大きく落ち込んだ結果、黒字額が600億ドルに達し、月ごとの貿易黒字としては過去最大となりました。
中国の税関当局が発表した貿易統計によりますと、中国の先月の輸出は2002億ドルで、前の年の同じ月より、3.3%減少し、10か月ぶりに減少に転じました。
これは景気の先行きに不透明感が強まっているEU・ヨーロッパ連合などに対して、衣料品や靴、それに自動車関連の輸出が振るわなかったことなどによるものです。
一方、輸入は1402億ドルで、原油価格の下落に加え、国内の不動産投資が伸び悩む中、鋼材やプラスチックの取り引き額が落ち込んだことなどから、前の年の同じ月より19.9%減り、3か月連続で減少しました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、600億ドルの黒字となり、月ごとで、最も黒字幅が大きかった去年11月を、50億ドル余り上回り、過去最大を更新しました。
中国政府は、輸出については世界経済の回復に力強さが見えないことなどから、ことしの前半は輸出の伸びを引き下げる圧力が強いとの見方を示しています。
富裕層に富が集中する格差の問題などについて提言していこうと、税金の専門家が集まって、民間税制調査会と名付けた団体を新たに設立し、都内で、記念のシンポジウムを開きました。
税金の制度について、政府や与党とは別の立場で提言していこうという民間税制調査会。
政府の税制調査会の委員を務めたこともある、青山学院大学の三木義一教授らが設立しました。
三木教授は、設立を記念するシンポジウムの基調講演で、社会全体が中流意識を持てる社会に少しでも近づけられるよう、選択肢を示したいと述べました。
続いて行われたパネルディスカッションでは、法人税率の引き下げにあたっての課題や、海外にある、いわゆるタックスヘイブンの問題などについて、意見が交わされました。
民間税制調査会は、今、議論されている税制のあり方では、富裕層に富が集中し、格差が広がりかねないとして、今後、新たな提言をまとめることにしています。
航空業界で深刻化しているパイロット不足の解消につなげようと、高校生を対象にしたパイロットセミナーが都内で開かれました。
これは全日空のグループ会社が、羽田空港近くの訓練施設で初めて開いたもので、全国から高校生や保護者80人が参加しました。
教室では、現役のパイロットが高校生たちに、訓練はつらいですが、数百人の乗客の命と大勢の関係者の思いを背負って飛ぶことには、大きなやりがいがありますと語りかけました。
続いて参加者は、訓練で使われている、フライトシミュレーターを見学し、操縦かんを握って、羽田空港を離着陸する際の操作を体験しました。
アジアでは、今後、20年間で今の4倍に当たる、20万人以上のパイロットが必要になるといわれていますが、航空会社や航空大学校以外のコースからパイロットを目指す場合、学費が高額になるなどの課題も多く、国土交通省の協議会で支援策が議論されるなど、パイロット不足を解消するための検討が進められています。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市で、顔にすすを塗って無病息災や、海の平穏を祈る伝統の行事が行われました。
石巻市長面地区の地元の神社には、アンバサンと呼ばれる300年以上前から伝わる伝統行事があります。
アンバサンは、波を安らかにするという意味の安波が語源だということです。
毎年この時期に行われていて、きょうは地元の人たちおよそ20人が参加し、玉串をささげたあと、宮司から輪切りの大根の表面につけたすすを、おでこやほおにたっぷりと塗られました。
このあと、参加者全員で1年間の無病息災や海の平穏などを祈りました。
2015/02/08(日) 18:00〜18:10
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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