日本大相撲トーナメント 第39回大会 2015.02.08


≫あの若貴ブームから十数年。
今、史上空前の大相撲人気が再来。
相撲女子も急増中。
その大相撲人気復活の足がかりを作った男・遠藤。
狙うはもちろん、初タイトル。
≫去年、角界に大フィーバーを巻き起こした関脇・逸ノ城。
初参戦のトーナメントも快進撃となるか。
≫2週間前、白鵬の全勝優勝で幕を閉じた初場所の熱気の再演となりました。
満員御礼の垂れ幕が下がりました両国国技館。
今日の観衆発表は1万とんで954人まさに超満員の熱気。
その中、幕内のトーナメント戦の土俵が進んでいます。
玉鷲が押し出しました。
玉鷲の勝ちです。
幕内のトーナメント戦。
今、2回戦の取組が進んでいます。
それでは今年の生中継の放送席をご紹介いたします。
元大関・栃東の玉ノ井親方を解説にお迎えしました。
どうぞよろしくお願いします。
初場所は15日間満員御礼その熱気が続いているような感じですね。
≫そうですね、今日もいっぱいのお客さんがきていただいてありがたいです。
≫相撲人気復活というその手応えはいかがですか?≫徐々に来ていただいて土俵の充実が一番だと思っていますので楽しんでいってもらいたいですね。
≫そういう意味ではいい相撲をこのトーナメント期待したいところです。
横綱の鶴竜が2回戦今日の初戦の土俵に向かおうというところ対するは栃ノ心戦という土俵です。
今日の生中継、ゲストには漫画界きっての好角家やくみつるさんが向正面でマイクを持っていますがやくさん。
≫よろしくお願いします。
≫1日限りのトーナメント戦やくさんは誰に注目をされていますか?≫一番、優勝を狙っていそうだなというのは逸ノ城ですね。
彼はこの2場所勝ちに飢えておりますので一番でも勝ちたいという気持ちが一番強く出ているような気がしますね、逸ノ城関は。
≫初戦もそんな相撲でした。
≫今日はよろしくお願いします。
それから花道には物心ついたときには相撲を見ていたという19歳の相撲大好きアイドル山根千佳さんがリポーターとしてマイクを握っています。
山根さん、よろしくお願いします。
最近、相撲女子といわれる若い女性ファンが増えていますが山根さん、一番実感されているんじゃないですか。
≫私も国技館で出待ちしていますが若い女性が増えているので一緒に応援できるのですごくうれしいです。
≫本当にお相撲さんが引き上げる出待ちをされているアイドルなんですがだいぶサインも増えました?今日。
≫まだもらっていないです。
≫山根さんの今大会一番注目は?≫照ノ富士関に注目しています。
≫勝ち上がっていますよ。
花道から見える力士の情報それからインタビューもよろしくお願いいたします。
2回戦、これが最後の一番になりました。
栃ノ心対鶴竜。
この栃ノ心なんですが筆頭に上がった初場所は6勝9敗ですが怪我から復活して幕下2場所、十両2場所4場所連続出場やはり地力の違いがありますかね。
≫右四つの形になると力強い相撲をとりますからね。
≫横綱の鶴竜初場所は十番でした。
≫稽古不足が多少あったと聞いていますが最後まで自分らしくしてましたね。
≫場所前は体調を崩すなど十分な稽古はできませんでした。
寄り切りました。
栃ノ心の勝ち。
がっちりと左の上手を握って命綱、鶴竜を寄り切りに追いやりました。
今年のトーナメント戦2回戦初戦で白鵬に続いて、この鶴竜も敗れるという横綱2人が敗れ去るという大波乱です。
鶴竜を破って悠然と花道に引き揚げてくる栃ノ心です。
栃ノ心はこのあとは玉鷲との対戦が予定されています。
これから逸ノ城は水をつける相手いよいよ3回戦へと土俵は進んでいきます。
鶴竜が初戦敗退でした。
常幸龍対佐田の富士という取組3回戦最初の一番なんですがまず東の常幸龍が初戦、2回戦で白鵬を下しての3回戦進出。
その相撲をここで振り返ってみることにいたします。
白鵬にとってみますと去年に続いての初戦敗退という形になりました。
白鵬戦。
終始、常幸龍ペース。
これは玉ノ井さんどうご覧になっていました?≫物差しが入ったのが早かったですよね。
終始攻めていきましたし横綱の流れではなかったですよね。
≫常幸龍、大金星。
もちろん本場所では白鵬に勝ったことはなかったんですが初場所は横綱・日馬富士を破るという大金星がありました。
怪我がありましたがこのトーナメントの初戦あの大横綱・白鵬を寄り切りに破っての3回戦進出です。
対する西から上がりましたのが佐田の富士です。
この佐田の富士の初戦もご覧いただきましょう。
館内の期待を一身に集めた遠藤戦です。
遠藤が突っ張りたいところを逆に佐田の富士が突っ張って攻めていきました。
最後右のど輪での押し出し。
力強い相撲でしたね。
≫終始前に攻めて左のおっつけもしながら右の突き上げも鋭かったですよね。
≫ともに白鵬、遠藤という館内の期待の力士を破ってこの3回戦に駒を進めた常幸龍対佐田の富士。
幕内の対戦成績は3対1という成績が出ていました。
トーナメントの土俵では果たしてどうか。
常幸龍がつかまえれば常幸龍、有利とみていいですか。
≫左上手、右四つですからね。
佐田の富士からすれば突き上げて前に出たいでしょうね。
≫遠藤戦のような相撲を取りたいところですね。
これが3回戦最初の一番になります。
39回大会の幕内トーナメント戦。
寄り切りました常幸龍の勝ち。
白鵬戦に続いて常幸龍、スパッと入って最後は向正面佐田の富士を寄り切っています。
常幸龍が準々決勝進出。
最初は佐田の富士ペースと思われたんですが。
≫ちょっと受けるような感じに思いましたけどね。
2本入るのが早かったですよね。
横綱に勝って自信が出ているような相撲の感じがしますね。
≫佐田の富士が準々決勝進出となりまして逸ノ城登場となります国技館です。
≫史上初のモンゴル遊牧民出身力士、逸ノ城。
得意の形、右四つになれば大関をも力でねじ伏せる。
その姿はまさに未来の横綱。
≫観戦している両親に贈るため目指すは初優勝だ。
≫今日の初戦は千代鳳を寄り切りで破ってこの3回戦に駒を進めたんですが向正面のやくみつるさん。
勝ちに飢えているという話がありました。
≫そう思いますよ。
先場所、得意の右四つに組んでくれたのが2人しかいなかったんですね。
なかなか自分の四つに組ませてもらえませんのでやはり右四つに組んで逸ノ城スペシャルという投げ技を見せてほしいですね。
≫右の相四つですね。
≫佐田の海も入るのがうまいですからね。
立ち合いが鍵になると思います。
佐田の海は初場所西の前頭八枚目で9番勝ちました。
一方の逸ノ城は西の関脇で6勝9敗と負け越しています。
佐田の海対逸ノ城の対戦を迎えています。
初場所の千秋楽にもこの国技館にお見えになっていたモンゴルからのご家族逸ノ城のお父様、お母様。
カメラを構えているのがお父様のアルタンホヤグさん。
お隣がお母様のボロルトヤさん。
それから弟さん、妹さんの姿も見えます。
この国技館トーナメントの応援にもモンゴルからご家族がみえているというところでこの辺も、大きな発奮材料に逸ノ城としてはなるはずです。
幕内では1対0、逸ノ城が1回だけの対戦成績ですが勝っています。
玉ノ井さん、立ち合いが鍵になるというお話だったんですがどんな立ち合いの注目点があるんですか。
≫逸ノ城からすれば右を差しにいくでしょうね。
それをどういうふうに佐田の海が左から巻き返してはいるか。
立ち合いの当たる角度ですよね。
そこを1つ見てみたいですね。
≫そのあとがっぷりになると体格的に逸ノ城ですかね。
≫左の上手をとられた瞬間に重さが全然変わりますからね。
≫寄り切りました、逸ノ城の勝ち。
家族の目の前で左上手を引いて右四つ、最後は右を返して佐田の海を寄り切りに破りましての準々決勝進出です。
一瞬、玉ノ井さん佐田の海入ったんですけど上手をとっていますね、逸ノ城。
こうなると重みが全然違いますよね。
あとは形になってから攻めるのが早いですね。
向正面のやくみつるさん右の巻き替えも目の前で見られたでしょうがいかがでした?≫いつ巻き替えなんていう技を覚えたんですかね。
やはりこれは必要ですよね。
自分の有利に組むためには。
≫玉ノ井さん、逸ノ城がこれから伸びるために必要な技。
≫やくさんが言ったように巻き替えですか。
これは必要ですね。
≫確かにやくさん本場所ではなかなかこういう相撲を逸ノ城は取れなかったわけですね。
≫自分の形に入れませんでしたからね。
≫巻き替えて自分の形右四つになって見事に準々決勝進出を寄り切りで決めました、逸ノ城。
準々決勝では常幸龍と顔が合います。
大関登場です。
東、豪栄道。
西、豊響。
境川部屋同士同部屋対決になりました。
玉ノ井さん大相撲トーナメントならではという同じ部屋同士の対決がこれから続きます。
≫結構やりづらいものがありますよね。
いつも稽古場で、顔合わせて稽古をしていますからね。
相手のいやな部分も癖もわかってますからね。
≫この豊響平成の猛牛と呼ばれる突き押しなんですがなかなか大関・豪栄道相手にその突き押しが、この土俵で発揮できるかどうかというところです。
東の豪栄道についてはぜひ、玉ノ井さんその大関の地位を守るという難しさ。
まさか、3場所目で味わうとは思わなかったんですが…。
カド番場所は。
≫苦しい場所でしたけど…。
≫逸ノ城関にインタビューを伺いたいと思います。
どうでしたか、今の取組は。
≫よかったです。
≫今日はお父さんやお母さんもこられているということでやる気はどんな感じですか?≫頑張ります。
≫次の対戦が白鵬を下した常幸龍関なんですけど意気込みをお願いします。
≫右相四つなんで頑張りたいと思います。
≫わかりました。
ありがとうございました。
≫山根さんありがとうございました。
また豪栄道に話を戻しますが玉ノ井さん。
ひとつ大きな壁じゃないですけど今回勝ち越して乗り越えたので次の場所、面白いですよね。
≫地元・大阪ですしね。
この苦しい場所を乗り越えたということが自信にもなるでしょうしまた更に自分がとれる相撲内容をどんどんとってほしいですね。
≫前さばきのよさ≫第39回大会の幕内のトーナメント戦。
上位陣の中では白鵬、日馬富士、琴奨菊がすでに姿を消しています。
大関・豪栄道は同部屋対決を制しました。
果たして大関・稀勢の里はということで玉ノ井さん、また同部屋対決です。
玉ノ井部屋同士です。
≫いつも稽古をしていますからね。
簡単には自分の内容で取らせてもらえないと思います。
左の相四つですからね。
≫対戦相手は高安そして稀勢の里。
ともに茨城県出身。
稀勢の里が牛久そして高安が土浦。
≫今年の初場所の時点で開館30年を迎えた両国国技館。
その国技館を舞台に行われている日本大相撲トーナメントの1つの呼び物恒例の相撲普及講座が今日も行われております。
ちびっこ相撲や禁じ手を面白おかしく紹介する初っ切り。
館内、大いに盛り上がりましたね。
≫アメリカンスクールの子たちが一生懸命ぶつかってきましたね。
≫やくみつるさん、初っ切りはたくさんご覧になってますがニューバージョンという感じで楽しめたんじゃないですか?≫やっぱりなるべく新しいネタを入れようと初っ切りのお相撲さんも工夫してきましたね。
エレキテル連合のだめよ、だめだめを入れてみたりわかりやすく禁じ手を説明したり。
館内のお客様が大いに沸きましたところで幕内のトーナメント戦が始まりました。
横綱の中ではただ1人勝ち残っている日馬富士が3回戦の土俵に上がっています。
同部屋対決、照ノ富士戦です。
この照ノ富士は初場所、千秋楽、玉鷲を破って8番勝っての敢闘賞受賞。
玉ノ井さん大いに力をつけてきましたね。
≫懐が深いですし腰が重いですよね。
なかなか力士たちは押し切れないですね。
191cm、180kg23歳の照ノ富士。
同部屋の先輩横綱・日馬富士の胸を借ります。
山根さん制限時間いっぱいですけど。
どんなところに期待しますか。
≫同部屋対決ということでそれだけで本場所と違うのですごい注目してるんです。
≫横綱の技。
応援むなしくでしたね、山根さん。
≫負けちゃいました。
横綱強かったですね。
貫禄の違いですね。
≫左の上手とるのが早いですね。
すぐ出してますね。
≫とるなり左からの上手投げご覧いただきましょう。
日馬富士の左からの上手出し投げ鮮やかでした。
日馬富士が準々決勝進出を決めています。
同部屋対決が三番続いたこの3回戦。
勢対妙義龍という取組を今度は迎えています。
大変な人気力士の1人勢なんですが角界のカラオケ横綱本当に歌が上手です。
ご実家が大阪のお寿司屋さんということで小さいうちから店内の有線放送を聴きながら演歌がうまくなったと語る勢。
ただ相撲のほうは怪我もありまして1勝14敗、この初場所の勢については玉ノ井さんどんなふうにご覧になりますか?≫右を差す技はあるんですが左からうまく使えないんですよね。
上手でもとればひきつけて前に出れるんですけどどうしても右手一本で相撲をとっているような形が多いですよね。
≫今日も左の肩にテーピングがあります。
一方、対する妙義龍持ち前の速攻がさえて初場所は13日目に勝ち越しました。
9勝6敗。
復帰した九州同様今場所も9番勝ちました。
四つ相撲の勢対押し相撲の妙義龍なんですが花道の山根さんはこの一番どんなところに注目していますか?≫妙義龍関が立ち合いが鋭いので立ち合いで決まるんじゃないかなと予想しています。
≫立ち合い一発でというところですかね。
なんとかまわしを引いてそれを防ぎたい勢。
勢対妙義龍の対戦。
幕内の本場所では5回対戦があります。
妙義龍の3勝2敗という成績です。
39回大会の幕内のトーナメント戦。
準々決勝進出日馬富士戦をかけての一番。
玉ノ井さん、妙義龍の出足さえてますからね。
≫徐々に自分の相撲を取り戻していますからね。
≫一時は技能賞の常連でした。
押し出しました妙義龍の勝ち。
まわしを引くことが勢はできませんでした。
妙義龍が勝って次は横綱・日馬富士との対戦になります。
≫今日解説にお迎えしました栃東の玉ノ井親方も本場所では優勝3回の大関・栃東大相撲トーナメントの成績を調べましたら初登場が平成9年の21回大会で3回戦、2回戦敗退が目立ってるんですが。
唯一平成12年、24回大会この当時は初日、2日目それぞれにトーナメントを行った時代なんですが2日目準優勝トーナメントの難しさってありますか?≫ありますね。
勝ち上がっていくんですけれどもだんだん相手の重みが伝わってくるような感じがあるんですよね。
徐々になんですけどね。
この豊ノ島は、平成25年おととし準優勝を飾っています。
栃煌山戦です。
豊ノ島の相撲です。
寄り切って豊ノ島の勝ち。
序盤攻勢は栃煌山でしたが2本入るや否やさっと出ていきました豊ノ島の勝ち。
向正面のやくみつるさん豊ノ島の相撲ですね。
≫豊ノ島なるべくテレビに映っていたいと思うたちですからね。
今日は勝ち進んでくれるんじゃないかとは思ってましたがそのとおりになっていますね。
≫ちょうど1週間前豊ノ島夫妻と私も会ったんですが奥様もなんとか関取に頑張ってほしいという話をしていました。
豊ノ島が準々決勝進出を決めました。
これが3回戦最後の一番になります。
玉鷲対栃ノ心です。
東の玉鷲は今日は1回戦から相撲をとっておりますのでこれが三番目となります。
初戦は大砂嵐を突き出し。
そして2戦目の土俵では宝富士を押し出しに破っての3回戦です。
一方の栃ノ心は生中継の中でもご覧いただきました横綱・鶴竜を初戦破って金星を挙げてのこの3回戦ということで今日の調子というところを考えても非常に楽しみな一番ですね。
≫栃ノ心からすれば自分の右四つの形になりたいでしょうし玉鷲からすれば突き放していきたいでしょうね。
≫この玉鷲は最近左のおっつけにも力が上がってきました。
初場所は東の九枚目で10勝5敗。
一方の栃ノ心は西の筆頭で6勝9敗。
幕内での本場所の対戦成績は5対3で栃ノ心と出ていますが。
やくみつるさんはどこに注目しますか?≫私、栃ノ心はある相撲雑誌のアンケートで次の横綱候補は誰かと。
皆さん稀勢の里、逸ノ城と挙げているところを私は大穴狙いで栃ノ心と答えたぐらいこの人の右四つはかなわないんじゃないかとにらんでるんですけどね。
≫確かに力士の皆さんに話を聞くと、玉ノ井さん怪我をする前より力強くんなってきたという声が多いんですね。
≫怪我をしてから攻めるスピードが早くなったんですよね。
ひざに怪我をしてひざに負担をかけないようにとにかく攻めが速くなりましたね。
下がる相撲が少なくなりましたね。
≫右ひざじん帯断裂という大怪我を乗り越えて幕内に復帰してきた栃ノ心。
寄り倒しました栃ノ心の勝ちです。
玉鷲対栃ノ心。
栃ノ心が鶴竜戦横綱を破った勢いそのままに準々決勝進出を決めています。
左の横みついいところ引いてたんですね。
≫早かったですね。
≫準々決勝、最初の一番。
常幸龍対逸ノ城です。
初場所では関脇2場所目だった逸ノ城。
入門以来初めての負け越しという形に終わりました。
今日は、モンゴルから初場所千秋楽同様、ご家族がこの国技館にお見えになっています。
もちろんトーナメントは初出場。
初土俵が1年前の一月場所。
幕下の十五枚目格つけだしでした。
そして十両昇進が去年5月。
入幕が去年の9月。
対するは常幸龍。
寄り切りです。
逸ノ城の勝ち。
完勝でした逸ノ城。
頼もしい相撲をとりますね。
玉ノ井さん。
≫立ち当たってすぐに上手をとって右を差して、あとは前に出ていく相撲内容ですからね。
だんだん、相撲に重みが一番一番出てきてる感じがしますね。
≫こういう相撲を見るとやくさん、一旦は負け越しましたが本場所、大阪以降楽しみですね。
逸ノ城。
≫気持ちよさそうに相撲をとってますね。
自分の形になるように。
≫その逸ノ城が次の準決勝では大関と顔が合うことになります。
準々決勝大関同士の一番を迎えました。
館内、拍手です。
東から豪栄道西から稀勢の里。
ともに同部屋対決豪栄道は豊響をそして稀勢の里は高安を破ってこのベスト8に駒を進めてきました。
本場所では、この両者28回顔が合っています。
稀勢の里の17勝豪栄道の11勝。
けんか四つの両大関の対戦。
玉ノ井さんどんなところをポイントにご覧になりますか?≫豪栄道からすると右を差したいでしょうね。
稀勢の里にすれば左を差したいんですが、左をおっつけながら差したいでしょうね。
≫この両大関の勝ったほうと逸ノ城が対戦するんですが山根さん、その逸ノ城がインタビュースペースに姿を現したようですね。
≫逸ノ城関にインタビュー伺いたいと思います。
さっきは右四つで万全の体勢で勝ったと思うんですが考えていたんですか?≫右四つなのでよかったです。
≫逸ノ城関放送席のやくみつるさんから気持ちよさそうに取っているという話があったんですがどうですか土俵の上では?≫頑張ります。
落ち着いて。
≫今度は大関戦になりますけれども。
≫頑張ります。
≫頑張ってください。
≫ありがとうございました。
≫土俵が大きな拍手に包まれていますがまだ、制限時間いっぱい前です。
豪栄道対稀勢の里。
≫いいところまでいくんですけどどこかしらで硬さが出て自分の内容が取れないというのが多いんですね。
白鵬に優勝を許した13日目の相撲。
千秋楽も日馬富士に敗れて横綱戦は鶴竜に対する1勝のみ1勝2敗でした。
稀勢の里、完勝でした。
左四つ。
右を差させませんでした。
稀勢の里が豪栄道を大関対決で下しています。
逸ノ城の準決勝での相手は稀勢の里です。
≫逸ノ城、稀勢の里、この2人が準決勝進出を決めています。
横綱・日馬富士が準々決勝の土俵に上がりました。
過去この横綱・日馬富士大相撲トーナメントの土俵ではベスト8準々決勝で敗退するのが3回ありまして、これ以降勝ち進んだ経験がありません。
向正面には、やくみつるさんがいらっしゃるんですが日馬富士としてはそんな中なんとしても上がっていきたいという思い。
横綱ただ1人ですからね。
≫今日、一番厳しい相撲をとっているのが日馬富士じゃないですかね。
やはり横綱の孤塁を守るのは自分だという気概がおおいつしておりますね。
≫初戦は隠岐の海を寄り切りそして同部屋対決、照ノ富士を上手出し投げで破っての準々決勝の日馬富士。
対戦相手は押しの妙義龍。
こちらも速攻がさえています。
ベスト4進出をかけてこの妙義龍が日馬富士への挑戦。
日馬富士、押し出しました。
玉ノ井さんやや慎重にいきましたかね。
≫妙義龍がもろ差しに入りにきたんですね。
よく見ながら突き上げてきましたよね。
≫いわゆるもろ差しの形ではなかったんですが。
よく見ていったのもあると思います。
≫ということは落ち着きがあると。
≫普段見えない落ち着きがありますよね。
日馬富士自身初のベスト4進出を決定しています。
今年の大相撲トーナメント39回目を迎えました。
それではここで賞金・賞品をご紹介します。
賞金総額は1132万円です。
このトロフィーを手にする優勝力士にはフジテレビ賞としてデジタルハイビジョン液晶テレビ55型。
文化放送賞としてブルーレイディスクレコーダー。
富士通ゼネラル賞として加湿空気清浄機が贈られます。
トーナメントもここまで進んできますと優勝賞金それからこの商品というのがちらついてくるころじゃないですか。
≫でもやってる本人たちはそれよりも一番一番を必死にとってると思うので頑張ってほしいですね。
≫いい相撲が続いていますよね。
≫相撲をずっと見ていると個性が出ていますね。
≫個性という点ではまずは豊ノ島。
170cm、幕内で最も背の低い力士です。
現在の平均身長が184.7cmですから小さい体で本当によく頑張っています。
≫さすのがうまいですから。
なかなか相手が出ていけないんですよね。
≫今年のトーナメントも得意の二本差しが光っています。
一方、栃ノ心は力強い相撲。
192cm、167kg。
四つで言いますと栃ノ心としては右四つ左の上手がほしいところですので豊ノ島としてはある意味けんか四つとなりますが。
≫右を差しにくるのを左から差していくような形になると思いますよね。
あまり栃ノ心も突っ込んでいかないと思います。
さすまでは。
≫その辺り相手の出方を見ながらというところですかね。
豊ノ島対栃ノ心。
本場所では栃ノ心の4勝そして豊ノ島の7勝という成績が残っています。
山根千佳さんはこの一番どんなところを楽しみに見ていますか?≫どちらが中に先に入るのかで勝負がつくと予想してます。
≫制限時間いっぱいになりました。
立とうとした栃ノ心ですが呼吸が合いませんでした。
幕内のトーナメントに入って最初の待ったです。
豊ノ島が勝ち。
軍配、豊ノ島です。
左の前まわしを栃ノ心、引いて出ていったところですが体を開きながらの逆転。
お見事でしたね。
≫肩透かしにいったんですよね。
そこを出てくるんですがうまく体のやわらかさを生かして残りましたね。
≫決まり手は突き落とし。
豊ノ島がベスト4進出です。
39回目の幕内トーナメント戦。
準決勝進出は右から逸ノ城対稀勢の里。
≫39回大会の幕内トーナメント戦。
準決勝、最初の一番。
逸ノ城対稀勢の里。
向正面、やくみつるさん楽しみな取組ですね。
≫稀勢の里が土俵下に控えているときから非常に集中しているんですね。
この気合は何事ぞというぐらいに集中してるのでこれは大相撲を展開してくれそうな気がしますよ。
≫大相撲トーナメントでの稀勢の里といいますと36回大会平成24年のベスト4準決勝敗退。
このときは白鵬に敗れているんですがそれが最高。
それ以来のベスト4です。
今日は旭天鵬、同部屋の高安そして大関対決、豪栄道を下してこの準決勝進出を決めています。
怪物・逸ノ城が相手です。
逸ノ城は千代鳳、佐田の海常幸龍を下して上位、大関・稀勢の里に挑戦をします。
本場所では2対1実は逸ノ城リードという対戦成績です。
ただこの稀勢の里相手に右四つ、左の上手を抜いて右の体を返してという相撲はなかなか逸ノ城取れないと思いますが。
≫左四つに組みたいでしょうね。
大関からすれば。
それをどういうふうに自分の形に持っていけるかですね逸ノ城がですね。
≫相当ほかの力士に研究されているというのは今場所を通じて感じていた逸ノ城です。
制限時間いっぱい。
準決勝最初の一番。
寄り倒し、大関に軍配。
すばらしい相撲を展開しました。
稀勢の里、大関の貫禄。
最後は逸ノ城を破っています。
決勝進出を決めたのは稀勢の里。
見応えありましたね。
≫当たったところ左四つで出ましたね。
上手とったので出て行ったんですけどちょっと下手投げでこられたんですけどね。
最後は自分の形で出ましたね。
よかったですね。
やくみつるさんいかがでした?間近でご覧になって。
≫四つは大関の四つでしたけど土俵際の逸ノ城が右の首ひねりにきましたね。
これは逸ノ城の得意とするところだったんでこれはと思いましたが。
≫その首ひねりをくわないという大関ですかね。
玉ノ井さん。
≫下手投げで危なかったんですが前に出てきましたね。
≫決勝進出を稀勢の里が決めました。
その相手はこの横綱の日馬富士かそれとも、トーナメントが大好き。
相撲巧者、豊ノ島か。
決勝をかけての準決勝2番目の取組も大変興味深い一番を迎えています。
本場所ではこの両者40回対戦しています。
日馬富士の33勝7敗。
初場所は小またすくいで日馬富士に軍配が上がっています。
日馬富士、今場所を振り返りますと玉ノ井さん豊ノ島を破った6連勝。
そのあと常幸龍に負けましたがこの辺りまでは優勝した白鵬よりも自分の相撲をとってるなという感じがしたんですけどね。
≫立ち合いの圧力もありましたし右の腕の突きが伸びていたんですね。
あの突きが伸びているときは好調の証拠なんですね。
ましてやトーナメントでも自分の相撲の内容をとってますからね。
≫向坂さん、稀勢の里関にインタビューを伺いたいと思います。
≫大関の意地を見せたと思うんですが今の取組、どうでしたか。
≫よかったと思います。
≫次は決勝戦です。
意気込みをお願いします。
≫思い切っていきたいですね。
≫ありがとうございました。
≫決勝を前にした稀勢の里関へのインタビュー山根千佳さんでした。
その決勝の相手は日馬富士となるのか。
それとも、豊ノ島となるのか。
こちら豊ノ島は前頭の四枚目で7勝8敗という成績に終わった初場所です。
軍配は西!豊ノ島が残っていたか。
≫これは物言いじゃないですか。
≫かなり微妙な一番ですね。
物言いがつきました。
伊之助の軍配は西、豊ノ島が残っているというところで西にあがっていましたが土俵際もつれたところ。
一番近くで見ていたやくみつるさんはどう感じました?≫VTRで見ると…。
同体じゃないですか?玉ノ井さんの裁きは。
≫同体のように見えるんですが豊ノ島右足が最後まで残ってるのが1つの鍵になると思うんですけど見方的には同体ですよね。
≫お互い離れて見合った場面が2度ありましてそのあと、日馬富士が攻めていったんですが西土俵、豊ノ島が粘り腰。
残っていたのか日馬富士が攻めきったのか。
軍配は豊ノ島に上がっています。
≫両者、体が落ちるのが同時とみなして取り直しとなります。
≫取り直しとなりました。
準決勝の日馬富士対豊ノ島。
やはり近くで見ていたやくさんこれが妥当な裁きですね。
≫ほぼ同時に飛び出しましたからね。
≫この一番が両者にどんな影響を与えるかというところで玉ノ井さんに伺いたいんですが。
≫横綱からすれば全然スタミナもありますし動じてないですよね。
むしろ豊ノ島のほうが息が上がってますし。
自分の形に早くなりたいですね。
トーナメントでは日馬富士は初めての準決勝の土俵。
一方の豊ノ島は準優勝まで勝ち上がったことがあります。
物言い、取り直しとなりました。
準決勝、この一番。
同体取り直し。
横綱・日馬富士対豊ノ島。
決勝の相手は稀勢の里です。
これが日馬富士の相撲です。
≫横綱、大関の決勝戦になりました。
東、稀勢の里。
西、日馬富士。
ファンファーレが鳴り渡った館内。
この一戦に期待する拍手、声援。
大一番がまもなく始まります。
まずは向正面のやくみつるさんから伺いましょう。
今日の2人の相撲を見たうえでどう占いますか。
≫日馬富士、今見せたような突っ張りである程度距離を保ってという展開になると有利でしょうけれども四つになるとわかりませんよね。
≫まさに今、日馬富士の突き刺さるような立ち合いが見られましたものね。
そんな立ち合いが見られるのか。
それとも組んだら稀勢の里なのか。
花道の山根千佳さん。
≫こちら東の花道ですが今、稀勢の里関がずっと花道にいたんですけどいつもプレッシャーを感じているときにはまたたきが、多いんですが今回少なかったのであまりプレッシャーも感じずにいるんじゃないかなと思ってます。
≫結構まばたきしてますよ?≫本当ですね。
≫ちょっとここへきて多くなってきましたね。
≫緊張してるんですかね。
≫その緊張感も含めて玉ノ井親方どんなふうな展開を予想されますでしょうか。
≫突き刺さる立ち合いで日馬富士がいくかそれとも稀勢の里左を差しておっつけも出てますしね。
それで自分の形になって前に出れるかでしょうね。
≫本場所では51回対戦があります。
日馬富士の30勝稀勢の里の21勝。
2週間前、ちょうど千秋楽顔が合いましてこのときは日馬富士が押し倒して破っています。
トーナメントの勝ち上がり方をご覧いただきました。
同部屋対決の高安戦もありました、稀勢の里。
大関対決もありました。
一方の日馬富士は豊ノ島を下して豊ノ島とは同体取り直し。
そんな一番を制していよいよ決勝戦。
決勝の舞台に駒を進めた両力士。
東の大関・稀勢の里が勝っても西の横綱・日馬富士が勝っても39回目を迎えたこの幕内のトーナメント戦自身初優勝ということになります。
豊ノ島との同体取り直しの一番であの突き刺さるような立ち合いが見られました。
そして稀勢の里も危ない相撲はないですもんね。
≫ないですよね。
下がる相撲内容がないですね。
≫すべて攻めていますね。
≫それでも左を取って攻めてますからその流れが横綱に通用するかでしょうね。
≫一番稀勢の里が苦しんだのが準決勝の逸ノ城戦でした。
あの敢闘精神が認められまして相撲記者クラブが選ぶ今年の敢闘賞には逸ノ城が選ばれています。
その逸ノ城を下して決勝戦進出を決めました。
少し時間が空きました稀勢の里。
一方、同体取り直しで二番準決勝でとった日馬富士。
その辺りのコンディションというのはどうでしょうか。
≫あまり関係ないと思いますね。
ここ一番集中できるかできないかというところでしょうね。
その集中力では日馬富士。
その集中力で横綱に上がってきました。
一方、大関の稀勢の里。
39回大会の幕内のトーナメント戦。
決勝の土俵です。
東、稀勢の里西、日馬富士。
横綱対大関。
押し倒し!横綱・日馬富士、初優勝!これが横綱の相撲。
まだまだ大関のお前とは力の差があるんだ。
そんな力の差を見せ付けるような日馬富士らしい相撲で優勝は横綱・日馬富士初優勝です。
この出し投げそれから左の、のど輪。
≫立ち合いに左を差しにいった右の上手ですか。
ちょっと見ていってたんですね、横綱は。
そのあと左から出してそのあとは終始攻めていましたね。
≫やくみつるさん、横綱すばらしい攻めでした。
≫最後ののど輪からの押し倒しはすばらしい気合でしたね。
≫それでは優勝インタビュー山根さん、お願いします。
≫優勝おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫なんで笑ってるんですか?≫めっちゃきれいですね。
≫ありがとうございます。
今の取組どうでしたか?≫お客さんが喜んでくれてよかったです。
≫万全の相撲だったので私も見てて面白かったです。
優勝賞金がちなみにあるんですが使い道なんかどうですか?≫また次の場所で体と心を作っていくようにいっぱい食事して頑張ります。
≫最後なんですがテレビを見ている皆さんにメッセージをお願いします。
≫しばらく、横綱として成績を残してないので今日はトーナメントですが少しでも皆さんが楽しんでいただけたらうれしいです。
≫横綱、春場所もぜひ出し投げを連発してくださいよ。
≫頑張ります。
≫ありがとうございました。
≫初優勝を飾りました横綱・日馬富士に山根千佳さんがインタビューしました。
やはり、体と心を作って大阪に臨みたい。
そしてお客さんが喜んでくれる相撲がとれてうれしい。
日馬富士らしいコメントでしたね。
玉ノ井さん。
≫やっぱり横綱の責任というものがありますからね。
それを重々踏まえていったと思いますけれども。
≫それにしても厳しい攻めが準決勝、決勝と見られました。
≫この小さい体で前に出る圧力がよかったですよね。
≫白鵬の後塵を拝するようなところが続いている日馬富士なんですが大阪・春場所2015/02/08(日) 16:05〜17:20
関西テレビ1
日本大相撲トーナメント 第39回大会[字]

V33最強横綱・白鵬に遠藤&逸ノ城も登場!一戦必勝のトーナメント優勝者は?相撲アイドル山根千佳が花道リポート&やくみつるの解説これであなたも相撲好きに!!

詳細情報
番組内容
大相撲人気が復活!!一回戦から決勝までを、一月場所の番付による幕内力士が優勝力士の栄誉をかけて対戦します。意外な番狂わせ、同部屋対決など、本場所とは違う展開が館内を沸かせます。
出演者
【解説】
玉ノ井親方 

【ゲスト】
やくみつる 

【東西リポーター】
山根千佳

ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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