恋愛相談

例え話から入りましょう。ここに二人の兄弟がいて、はしご登りの競争をこれからするとします。そしてはしごのてっぺんには100万円の札束が置いてあります。はしごは一つしかなく、相手を蹴落としてもいいという条件付ではしご上りバトルをします。勝者には100万円の札束が待っています。
　さて、はしご登りも、けんかの能力も二人とも全く同じ実力だったとします。しかし、兄の方には札束がニセモノであることを知らせていて、弟には知らせていなかったとします。さて、本気で競争をするとしたらどちらが勝つと思いますか？　答えは簡単です。札束が本物であると思っている弟の方が勝ちます。実力が同じであった場合、やる気、つまりモチベーションが高い方がそれを達成させるために必死になって努力します。100万円がニセモノと知っている兄は最初から戦う気力が低いので、バトルで勝てないのです。
　ではこれを人間に当てはめて見ましょう。男性は一人で何人もの女性を妊娠させることのできる潜在能力を持つので、女性の奪い合いの競争はとても激しいのは言うまでもありません。一人の男は、何人ものできるだけ多くの女性とセックスしたいという欲望を持っています。この理由も簡単です。例えば一人のあまり美しくない、モテない女性がここにいたとします。多くの女性とエッチしたいという欲求が強い男性は、この女性にもセックスをせがみ、口説きますが、そのような欲求があまりない男性なら、このモテない女性を口説く気が起こりません。どちらがより多くの子孫を繁栄できるかというと、多くの女性とセックスをしたいと思っている男性のほうです。というのも、そのような欲求のある男性はもたもたしている他の男を尻目に、さっさと女性を口説きにかかるからです。性欲の強い男性は、やる気、つまりモチベーションが違うのです。
　この原理は実は恋愛において非常に重要な役割をしめします。つまり男性の場合、「この女性と手軽にセックスができるかどうか」で口説くときのモチベーションが違うと言うことです。別に本当にセックスできる軽い女性か？ということとは関係ありません。たとえ口説きにくい高嶺の花的女性を口説くときも、「この女性は口説けばセックスにありつける」と思い込むのと「どうせお高い女だから口説いても無駄」と思い込むのとでは、女性にサービスするモチベーションが違ってきます。
　ですから、男性はいいなあと思う女性が目の前に現れたら「セックスしてみたいなあ」→「セックスさせてくれそうだなあ」とわざと勝手に勘違いします。そう思い込んだ男性の方が、実力が同じなら実際にその女性を獲得できる確率が高くなります。
　さて、処女の女性と、非処女の女性はどちらが口説きやすいか？　もうお分かりですね。セックス経験があるほうが、セックスを受け入れる準備ができているので、処女よりもそうでない女性のほうがセックスに持ち込みやすいのは当然です。逆に考えましょう。ここに自分が口説きたい女性がいたとしたら「この女性はセックスさせてくれるかもしれない」と思ったほうが口説くパワーが出ます。つまり、初対面の女性に対しては、処女ではなく、性に奔放で、淫らでエッチだと思い込んだほうが口説くモチベーションが上がります。ですから、男性はこの本脳のおかげで、女性が実際に処女か非処女かにかかわらず、非処女と思い込むほうが有利なのです。ですから素敵で魅力ある女性に対して、男性は「非処女でセクシー」と思い込むことが多く「処女じゃない」と言われることは逆に言うと口説きたいほどの価値がある女性と思われているわけで、誉め言葉と考えていいのです。
　ところが、実際に処女の女性を口説いてセックスに持ち込むためには、男性にとって非処女の女性を口説くよりも労力がかかります。なにせ女性は初めてなので、うまく挿入できるかどうかもわかりませんし、仮にセックスがスムーズにできたとしても、処女であるとセックスした後に女性につきまとわれる可能性が高くなります。ですから、あなたと遊びでセックスをしたいと考えている男性にとって、処女は歓迎することではありません。
　実際にアンケート調査では、遊びのセックスを楽しみたいだけの男性は、より尻軽な女性を口説く傾向があることが判明しています。その方があとくされなくていいからです。逆に結婚を考え、その女性を本命にしたいと考えている男性は、女性が処女であることを喜ぶ傾向があります。したがって、彼が処女の女性をうっとうしく思う傾向が少しでもあるのなら、あなたとは遊びのセックスしか考えていないという確かな証拠となります。
　処女であることを卑下してはいけません。なぜなら、処女であることは、このような遊び目的の男性を排除するための安全装置になっているのですから。わざわざ自分からその安全装置をはずして、危険なことをしなくてもいいと思いませんか？