学校のカイダン #5 2015.02.07


(雫井彗)言葉を武器に仲間を集め始めた生徒会長は前回ついに腐った教師達に一撃を加えました。
この汚れなき泥で。
そして今日彼女が上がる階段は?「ふ抜けどもがうごめくクラスをひっくり返せ!」。
(油森)よしじゃあ剥がそっか。
(甲羅)うん。
(油森)せ〜の。
(春菜ツバメ)よし。
生徒会室リニューアル完了!
(一同)イェ〜イ!
(玉子)おバカ過ぎない?
(油森)だって僕らが弾けないでどうすんの。
もうすぐ文化祭なんだよ痛って。
ヤッバ!もう文化祭か。
(御手洗)あっ会長初参戦だっけ?明蘭祭。
うん。
(轟)いや〜楽しみだな〜うちのクラス漫喫やるんだ。
(甲羅)うちのクラスは世界遺産展会長のクラスは?まだ何も。
でお前が2年1組の実行委員に立候補した。
はい。
随分と積極的になったもんだなぁ。
あ…いやここんとこクラスが盛り上がって来てるんです。
まぁ期待されてるっていうか何ていうか…。
学校が変わるんじゃないかって?あっそれですそれ!まぁ確かにお前の学校内での存在感は増して来ただろう。
学校に宣戦布告をし生徒会を変え部活を変え教師に一撃を食らわせたんだからな。
この俺のおかげで!それはそうですけど…。
まぁ誰のおかげにせよお前は認められ始めた。
だからも〜っともっとみんなに認められたいそう思う気持ちを否定はしない。
みんなも期待していることだろうだが出る杭は必ず打たれる。
その時クラスまでお前になびくと思うなよ。
お前のクラスはふ抜け集団だからな。
ふ抜け?お前のクラスにいるのはプラチナ枠のボス2人。
この2人が支配しやすいように奴らの言いなりになる連中が集められた。
学校によってなそれが2年1組だ。
ひと言で言うと…。
う〜ん。
この気の抜けたソーダみたいなふ抜け達が集められたふ抜け組だ。
そんな言い方しなくても…。
そのふ抜け組を率いて文化祭で何をしようっていうんだ?会長。
いいや文化祭実行委員長!そ…それは…。
マルシェです。
描いてみたんだけどどう?
(あかり)めっちゃかわいい。
(桜奈)かわいい〜。
(千草)これは赤と白にしようか。
うん。
(三好)新鮮な野菜探してるんですけど…。
ツバメちゃんメーンメニューの野菜シチューこんなんでどう?わぁ!おいしそう!
(油森)シチュー用のかまどどこに作る?あっごめんそれ外あの表に場所取っといたから。
(桜奈)ねぇねぇあれでシチュー作るの?
(千草)キャンプみたい!ワクワクして来た!
(こずえ)今年は楽しくなりそうだね。
(有紀)会長期待してるよ。
えっ?
(日比野)3年になったら受験一色だからな〜。
2年生の文化祭は高校生活最後の文化祭。
みんな楽しみにしてるんだ。
そっか最後か…。
うん。
(指笛)
(千崎)何?盛り上がってんじゃん。
(南)マルシェレストランねぇ。
(美森)いいじゃん!面白そう!私お料理大好きだし取材もあるしやりたいやりたい!取材?知らないの?うちの文化祭毎年雑誌の取材が来るの。
(美森)これこれファッション誌と新聞すごいでしょ。
(千崎)おかげで去年の文化祭大盛況だったよな。
(須堂)南はファンレターやらプレゼントやら大変そうだったけどな。
(美森)そう私も出たかった〜。
去年南とクラス違ったから私だけ雑誌出れてないじゃん。
もっとゴージャスなマルシェにして今年も取材受けようよ!去年はみんながお膳立てしてくれて出ただけだし。
大丈夫大丈夫こんなニンジンとかカボチャじゃなくて高級食材ともっとかわいいコック服そろえるからねっ?一緒に取材受けよ!ねっ?はいはいそんなにやりたいならどうぞ。
やった〜!
(美森)委員長何手伝えばいい?えっあ…じゃあみもりんは…。
(美森)あっこれね。
えっとパプリカとオマールエビでパエリアとか。
(渚)あっパエリアいいね。
何か地中海な感じが…。
(チャイム)
(教頭)いや今年もわが校の宣伝よろしくお願いいたします。
(記者)いや〜こちらこそ明蘭はティーンの憧れ。
明蘭の美少女を載せると部数がグンと上がるんですよ。
去年の南ちゃんでしたっけもう大評判で。
先生も美人だからぜひ。
(響)あ〜…いえいえ今年も南さん中心で。
流行りのマルシェで地中海料理を提供するようで。
分かってますよ「プラチナ枠中心に」ですよね?ああの…今年はクラスのみんなを…。
では星先生ご案内を。
(星)さぁさぁこちらへどうぞ。
(油森)会長!どうしようかまどが…。
えっ?
(南)どういうことよ!これじゃ撮影どころじゃないじゃない。
昨日チェックした時は問題なかったんだけど…。
(千崎)これじゃあ火付かねえじゃねぇかよ。
(須堂)作り方が悪かったんじゃないのか?申し訳ございませんが本日のところはお引き取りいただいてまた日を改めて。
えぇ!?それじゃ締め切り間に合わないんですよ!他の学校の取材も立て込んでいますし…。
じゃあ取りあえず他のプラチナ枠のクラスを。
ねっ?さぁさぁ…。
(記者)しゃあねえなぁもう…。
(美森)何?何なの?どうすんの?盛り上げといて最低。
待って!取材すっごい楽しみだったのに。
みんなだってそうだよね?
(美希)私友達に自慢しちゃったし。
(由衣)私も。
(菊間)気分なえた。
(須堂)みんなやってらんねえってよ。
やめたやめた文化祭はボイコットだボイコット。
(指笛)
(中森)何がマルシェだよ。
(越智)行こうぜ。
(露木)行こ行こ。
・ふざけんなよ・・あ〜あ・ちょっと待って!マルシェやろうよ!ボイコットなんて…。

(美森)ハハハ!見た?あのツバメの顔。
(千崎)ふ抜け連中も泣きそうだったしな。
マルシェなんてダサいこと最初っからやるわけないのに。
みんな何期待しちゃってたんだろう?使用人会長がまさかのジャンヌ・ダルク?…なわけないのにね。
(須堂)陸の策略通り今度こそ会長を追放できそうだな。
(大倉)でも会長誰が仕掛け人か分かってないんじゃない?
(玲奈)みもりん演技派だから。
最高だったよ。
(須堂)お前いい仕事してんじゃん。
ありがとうフフっ。
ねぇこれでいい?結び方。
(玲奈)どれ?どうしてボイコットよ…。
みんなあんなに文化祭楽しみにしてたのに…。
(ホイッスル)な〜にまた弱虫毛虫に戻ってるんだ。
この間の勢いはどうした!だってみんなにボイコットされたらどうしようも…。
バ〜カ!お前はボイコットなんてされてない。
ハブられてもいないお前がハブられたんじゃなくてお前がみんなをハブるんだ。
はぁ?ハブられるというのはハブられた側がそう認識した時だけだ。
世界というのはいつだって自分を中心に回っている!だからお前がハブられていると思わなければお前の世界はな〜んにも変わらない!それをみんなに教えてやれ。
教えてやれって…。
このボイコットを利用してお前が奴らをボイコットしてやれと言ってるんだ。
えっ?こっちが教室から奴らを追放してやるんだよ。
さぁ行け!お前は生徒会という村をつくりその砦を守った。
次は教室というお前の城をつくるんだ!それ…。
間接キス…。
バカ!お前ひとの話をちゃんと聞いてるのか?お前が食べれないと思ったから俺が食べてやったんだよ。
(誉田蜜子)2年1組が文化祭をボイコット?
(教頭)ええ明蘭祭50年の歴史上これは由々しきことです。
しかしながらこのまま見て見ぬふりをして2年1組が文化祭に参加しなければ実行委員長である春菜ツバメを特サ枠から外して退学にするチャンスです。
私はそんなこと望んでないけど?お言葉ですが私はそもそも特別採用プロジェクトには反対でした。
金持ち連中と彼らはうまく行くわけがない。
その化学反応に期待しているの。
そんなもの起こるわけがない。
これだけトラブルが多ければ理事会やPTAの耳にも入るでしょう。
そもそも特サ枠はあなたが強引に押し通しただけ。
みんな不満を抱いてるんです。
なら賭けましょうか?2年1組が文化祭をやるかどうか。
はぁ?取材は私が各編集長に電話をして文化祭当日に再度来ていただけるようにしました。
プラチナが春菜ツバメを追放するために仕掛けただけですよ。
このままボイコットが続いて取材陣に知れでもしたら…。
私が責任取っても構わなくてよ。
・よいしょ・・よいしょ・よいしょ〜。
(笠原)よし。
よし。
(美森)は〜いこっちこっち。
娯楽室にようこそ!自由に使っていいよ。
・マジで?・
(亜実)私初めてここ入った。
(渚)私も私も。
(大曽根)ボイコットって楽しいかも。
(菊間)楽しいな。
ここに閉じ込めとくってこと?あっちの様子見に行こう。

(須堂)何だ?これ。
・でしょ?・・フフっ…・あっねぇ食品衛生の講習ってさ誰行く?あっ僕と玉子ちゃんが行くよ。
あっ…。
ちょっと!何これ!どういうこと!?文化祭やらないなら…もういらないと思って…。
はぁ?私達は…私達だけでもやりたいから。
それとも…みもりん達も一緒に…文化祭やりたいとか?そんなわけないでしょ!はぁ〜はぁ…。
う〜んよし!やるぞマルシェ!
(日比野)よっしゃ!・よし!・
(一同)お〜!
(美森)何なの?あいつ鈍感ってかおかしいんじゃないの?お前の仕事がぬるかったってだけだろ。
(美森)えっ?
(エミリー)こここんなんでどうすんの?私達クラスも違うのにいい迷惑。
大丈夫大丈夫だって文化祭って6人でできるわけないじゃん?痩せ我慢でしょ。
(大倉)6人いるからダメなんでしょ。
仲間排除しないと。
排除ってどうやって?
(大倉)簡単なのは…物理的なやつかな。
大丈夫だって私に任せてホント大丈夫だから。
ならよろしく。
うっ…痛った〜!もう針仕事苦手なんだよオードリー。
(着信音)もしもし?ツバメちゃん…。
油森君が…油森君が…!玉子ちゃん!どうぞ。
油森君!おいおい!どうしたの?食品衛生の講習受けに行った帰りに知らない人達が…。
しっかりやらないとねうん
(男)ボク…お金持ってる?お金なんて持ってませんその制服着てるってことは金持ってるってことでしょ?
(油森)玉子ちゃん!キャっ痛い!うわっうわっ…
(男)この野郎!
(油森)あぁ…!油森君!
(油森)あっ!ケガしたくなきゃ会長さんとつるまないほうがいいんじゃね?
(男)おら!
(油森)あっ…
(男)あぁ!この野郎!
(油森)あぁ…私見た。
香田さんがいたの。
みもりんが?あいつら本気だ。
本気で僕らのことつぶそうとしてる。
違う…。
私だ…。
私を追放したいんだなのにみんなを…!
(玉子)ツバメちゃんのせいじゃ…。
やめよう?
(玉子)えっ?みんなはもう来ないで。
私1人で準備するから。
でも…。
こんなのヤダ!絶対ヤダよ…。
春菜さんの言う通りだ。
これ以上玉子ちゃんやみんなに危害が及ばないよう参加するのはやめたほうがいいと思う。
えっ何?あれ独りになってもやるわけ?おっかしいねぇ!ハハハ…。
(美森)ウケる。
変だよね?あれ独りぼっちだよ。
ぼっち。
ぼっち!ぼっち!ぼっち!ぼっち!ぼっち!ぼっち!ぼっち!ぼっち!
(壺井)おい!ぼっち…!お前らいいかげんにしろ。
春菜このまま文化祭ができなきゃ特サ枠から外されちまうぞ。
自分のやりたい通りにやりなさい。
それがどういう結果を招くのか知ることも勉強だ。
(着信音)もしもし。
随分落ち込んでるなぁ独りが辛いか?独りになるのはもう平気。
覚悟もできてる。
じゃあ何が悲しいんだ?油森が傷つけられたことか?結局私は…みんなの願いなんて叶えられないんだなぁって。
学校どころかクラスひとつ変えらんない。
みんなの願いって何だ?ボスの顔色うかがってばかりのふ抜けどもが何を願ってるっていうんだ?多分高校生活最後の文化祭…。
でも…もう分かんない。
みんなでボイコットして私を独りにしてそっちのほうが楽しいのかも。
みんなとっても楽しそうに笑ってるから。
一番笑っている奴は誰だ?一番楽しそうに笑っている奴は誰だと聞いてるんだ。
それは…。
そいつをたたけ。
えっ?一番笑っている奴が一番泣いている人間だ。
ボスのおそばについてそこらじゅうに無駄な笑顔を振りまいてる人間こそ実は最も弱い最弱の人間だ!そんなわけ…。
だってみもりんはいっつも楽しそうだし何でも率先してやるし…。
われ先に手を挙げるのはボス連中の期待に応えたいからだ。
誰かを心の底から楽しませたいわけでもなく助けたいわけでもなくもっと褒めて!もっと認めて!そうやってひとの承認で自分の存在意義を感じる承認欲求。
まぁ要はただの認められたがり屋さんってことだ。
どうしてそいつは笑ってるんだ?どうしてそんなにも認められたいんだ?分かんないよ。
ホントにお前はバカだな!たまにはお前も人が賑わう場所に行ってみたらどうだ?そしたらそういう認められたい気持ちが少しは分かって来るんじゃないのか?賑わう場所って…。
(ホイッスル)楽しいぞ〜!文化祭みたいなお子ちゃま遊びは卒業してお前も大人の祭りへ行ってみるんだな。
胸もお尻も成長してないお前だけど大人の社交場で大人への裏階段を1歩だけ上がってみるんだな!アハハハハ!アハハハ…!ワハハハ…!
(メールの受信音)はっ?何がパーティーよ。
(徳次郎)おっ?
(徳次郎)お前もパーティーか?ハハハ。
おじいちゃん酔ってるでしょ。
(徳次郎)祭りだからなぁ!あぁ…。
弱いのにそんなに飲まされて何が楽しいの?バカいってんじゃねえよお前俺はなぁ自分が飲みてぇから飲んでんだよ。
祭りっつうのはな自分が楽しむもんだ〜。
ひとに言われて楽しむもんじゃねえよ。
持ち上げられて騒ぐような奴はなそいつはふ抜けか寂しがり屋だね。
俺は寝ちゃうねヘッよいしょ。
♪〜・ちょっと元気〜?・♪〜
(男)おっ!明蘭ネーゼじゃん。
こんなとこで夜遊び?
(男)あれ?会長じゃん!何?何?仕返しにでも来たの?ハハハ…。
みもりんとお知り合いなんですか?みもりん?あ〜!お友達ってことですよね?
(男)友達?あいつ友達なんかいたっけ?中学ん時いっつも一人飯だったもんな。
ロッカー閉じ込められたりしてな。
みもりん?えっ?みもりん!ちょっと待って!みもりん待って!それ油森君に…。
(美森)関係ない!でも…。
(美森)違うって言ってんでしょ!みもりんの中学の時の友達に会ったよ!何であんなこと…。
あそこまでやるなんて思ってなかった。
ちょっと驚かしてって言っただけなのに。
何でよ。
何であんな…。
あんたのせいだよ!そうだよあんたが独りで頑張っちゃってるから。
何独りで頑張ってんの?ぼっちになってもやり続けて。
おかしいよ!ホントは独りで怖いんでしょ。
うん。
怖いよ。
だったらさっさと諦めて…。
でも私!決めたから。
嫌われても覚悟を持ってやりたいこと続けるって。
おっかしい。
何?覚悟って。
そんな無理して何が楽しいの?じゃあ…みもりんは今が楽しいの?あの学校が楽しいの?楽しいに決まってんじゃん!みんなと一緒にしゃべってお茶してパーティーやって。
とんでもなく楽しいよ。
こんな最高な毎日ないじゃん。
ひとをバカにしてる時やハブったりしてる時も?そうだよ!だってそいつが笑えるから。
そっか。
そうだよね。
少しだけ分かる気がする。
私も中学の時そうだったから。
会長に選ばれた時みんなの前で言ったよね。
自分がハブられるのが怖くていじめる側に回ったって。
(ツバメの声)「1人弁当ウケる!」って笑って。
ひとに嫌なことしてる時って何か…笑っちゃってるんだよね。
おかしいことなんて何もないのに。
笑うことで…安心してたのかな。
「大丈夫私は正しい。
だってみんなが笑い掛けてくれるし」って。
あんたと一緒にしないでよ。
私はおかしいから笑ってるの楽しいから笑ってるの。
勘違いしないで!マルシェの準備は明日が最後。
もう絶対間に合わないしあんたは「特サ」から外れて学校にいられなくなる。
そしたらもっと笑ってあげる。
せいぜい頑張ってね。
(玲奈)聞いた?油虫襲撃させたって。
まさかあそこまでやるとはね。
僕のせいじゃないよ。
何でそんな連中と知り合いなのよ。
(日向)あいつ中学うちじゃねえじゃん。
(須堂)そういやあいつ入学当初いつも独りだったよな。
南がひと声掛けたら大喜びでくっついて来たんだよね。
よくやってはくれるけどねぇ。
それさ召し使いじゃんフフっ。
あれ?いたの?今来た今。
何?何?何の話?何それ。
あ…差し入れ。
差し入れ持って来たから食べよう。
(千崎)うまそう!いっただきま〜。
いただきま〜す。
ボイコット本番までよろしくね。
任せてって言ったでしょ。
もうできないかも文化祭。
残念だなこのままではマルシェはオープンできない。
お前は特サ枠から外され自分の城もつくれないままあの学校を去るそれでいいのか?やっぱりおかしいよ。
みもりんもあのクラスも。
何がおかしい?最初はみんな文化祭やりたがってたのにあの人達がどうしたいか分かった途端みんな一瞬でそっち向いて。
ひとの意見でコロコロ風向き変えるんだ。
ズルい連中だな〜。
ズルいんじゃない。
声の大きい人間に合わせてずるずる流されちゃう。
(ホイッスル)右向け右!左向け左!…ってやつか。
まぁみんな小っちゃい時から笛吹かれて育って来てるからな。
流されるということは本心は別にあるということだ。
でも…。
委ねてみろよそいつらに。
明日文化祭前夜そのふ抜けどもに最後の審判を委ねてみろ。
最後の審判?ボス2人の傘の下そのスマイルみもりんとふ抜けどもが腹の底では何に笑っているのか何がしたいのか何を求めているのか!それをお前の力で確かめてみろ。
そんなのどうやって…?お前の仲間は闇討ちされ力に屈した。
ならば暴力には何で返せばいい?それは…。
目には目を歯には歯を暴力には…。
これだ!これで敵を討ってふ抜けどもの腹をむき出しにするんだ。
(畠)ねぇ3組の漫喫どう?順調?もう漫画1万冊集めたからね。
みんな読み始めちゃって準備進んでないじゃん。
確かに。
・すみませんビニールテープください・・すみません・何見てんの?行こう。
うん。
あ〜!冷てぇ冷てぇ…!フ〜!行くぞ!・お〜い!・・ウィ〜!・あれ?何してんの?あっ!南達のショーのリハ見に行く?あ〜うんうん。
うん。
(着信音)もしもし。
えっ誰?聞こえない。
(指笛)
(須堂)教室に…集合。

(美森)ツバメ?夏樹は?夏樹が教室に集合…。
(ホイッスル)集合!このふ抜けども!城の門は開けた!入場を許可する。
はっ?バカなの?だからさ…ハブられて…。
明日!高校生活最後の文化祭。
みんな参加したいのか?したくないのか?クラスみんなでマルシェを開きたくないのか?しつこい!やりたくないって言ってんじゃん。
そうですね。
みんなそう言っています。
でも腹の中ではどう思っているでしょうか?あ〜もう…。
みんな相手にするのやめようはいカラオケでも行こう。
うん…。
だるまさんが…。
転んだ!やっぱりみんなひとの号令で動くことに慣れちゃってるんだね。
でも…誰かの号令じゃなくて自分中心で動いてもいいんじゃないかな?うっせぇな何訳分かんねえこと言ってんだよ!俺達は自分の意志で動いてんだよ。
ボイコット大正解!
(あかり)サボれて最高!
(一同)そうだそうだ!ウソ!自分にウソをつき続けているといつの間にか…そのウソを真実だと思い込むようになる。
ウソをついてる自分を守るために。
人の期待を満たすために毎日少しずつ自分を消して行って何をしたいのか何をすべきか何一つ自分で選ばないで…。
強い人間が喜ぶことを進んでして。
自分で考えるのをやめて。
ただ周りに喜んでもらうために。
仲間だって思ってもらうために笑い合って。
私は…中学の時…。
みんなに合わせて1人弁当をしている子を笑いながら…お弁当を食べていました。
笑いたくもないのに。
そんなふうに食べるお弁当は…全然おいしくなくて…。
でもあの時…1人弁当をしていた子のお弁当は…。
どんな味だったんだろう。
そうだよね…。
おいしくないよね。
(ツバメの声)独りで食べるごはんなんて全然おいしくない。
でも…遠足とかキャンプとか安い食材なのにすんごくおいしく感じちゃうのはどうしてなんだろう?それってきっと誰かの顔色をうかがうんじゃなくて心から安心して自分をさらけ出しているから。
お腹の中に…疑いも恐れもないから…。
だから空っぽのお腹の中に…「おいしい」が染み込んで自然と出て来るんじゃないかな笑顔が。
そういう笑顔を集めたっていいんじゃないかな。
ひとのために笑うんじゃなくて自分のために笑ってもいいんじゃないかな。
誰かの笑顔をつくるためだけに私達は生まれて来たんじゃない!今だお前の武器を出せ暴力へのリベンジは暴力じゃない。
言葉でふ抜けどもの胃袋を打ちのめせ!この間油森君が何者かに棒で殴られました。
この棒でそのコを殴ったりするのは簡単です。
でももし…相手が棒を持ち私も棒を持っていても…。
私は絶対にやり返さない!私は私の意志でそれが間違ってるって思うから。
そんなことするより私はこの棒で…何かできることがないか考えたい。
この棒でみんなが楽しいと思うことを探したい。
そしてしたいことをしてみんなでお腹の底から笑いたい!だから私達のマルシェレストランを大釜囲んでやろう!この棒で野菜シチューを煮込んで「おいしい!」って笑おう。
指せ!その棒でみんなの足元を指せ!ふ抜けどもに一歩を進ませろ!そうだ!どんなふ抜けも上がれない階段はない!そこに引かれた境界線はボイコットしたとかされたとかの線じゃない。
自分の意志を示すことができるかどうかの境界線です。
明日の朝。
来るか来ないかはみんなの自由です。
でもそれを…誰の号令でもなく…自分で決めてほしい。
自分の一歩を自分で選んでほしい!でも…!私はみんなでシチューが食べたい!2年1組みんなで同じ釜の飯を食べよう!それがきっと…私達2年1組の…第一歩だから。
よし。
(玲奈)6人で何する気?それじゃ材料だって足りないんじゃない?これ使って。
みんな…。
・これもどうぞ!・何?これ。
トリュフだよトリュフ。
そんなのも知らないの?ちょっと何してんのよ?私ね…ずっと自分にウソついてたの。
ホントは笑うの下手なんだ。
昔は「暗い」ってよく言われて…。
頑張って笑い上手になったの。
だから…。
みんなの笑顔が振り掛かってるシチューをみんなと一緒に食べたい。
いいかな?これ…。
切ってくれないかな?ありがとう。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
フフフ…。
フフフ…。
(油森)みんな始めよう!・よっしゃ!・・イェ〜イ!・
(油森)よ〜し煮込むよ!どんどん入れて!・イェ〜イ!・・イェ〜イ!・
(日比野)ほらみもりん来たよみもりん来たよ開けて開けて!みもりんほらほらほら…。
せ〜の!
(一同)お〜!・うまそう!・・うまそう!・あんた達も行きたいなら行けば?ん!うまっ!
(油森)うまっ!
(玉子)おいし〜い!はい。
(美森)マズっ。
へっ?でもお代わり。
ハハハ…!・何だよ〜!・はい!2年1組マルシェレストランへようこそ!・いらっしゃいませ〜!・どれもおいしいですよ。
・おいしそうだね・お待たせしました。
いや〜盛況ですねぇ。
ありがとうございます。
記者の皆様にもご提供して。
はい。
行くぞ。
おっうめぇなこれうん!うんまぁまぁだな。
どうしてそんなひねくれた…。
てか素直に文化祭来てくれればよかったじゃないですか。
そんな子供の祭り興味ない俺はこう見えて忙しいんだよ。
じゃあ食べないでください!あ〜お前の嫌いな間接!
(せき込み)ち…違いますよ!はい。
はっ?あっ…それも違うか。
お前の城を築けたな。
奴らの絆にもヒビが入った。
さぁ村をつくり城を築いた次は敵の領地を奪いに行くぞ!押せ。
えっ?持っててやるから押せ。
食べてるじゃないですか。
うん。
まぁまぁだなホントにまぁまぁ。
ウソつき。
2015/02/07(土) 21:00〜21:54
読売テレビ1
学校のカイダン #5[字][デ]

「腑抜け共が蠢くクラスをヒックリ返せ!」文化祭シーズン。ツバメ(広瀬すず)のクラスはマルシェを企画するが突如全員がボイコット。その理由はまたもプラチナ8で…。

詳細情報
番組内容
「腑抜け共が蠢くクラスをヒックリ返せ!」
文化祭のシーズン。ツバメ(広瀬すず)は着実に生徒の支持を集めていた…かのように見えたが、文化祭の準備中に、突如全員からボイコットを食らってしまう。最初は協力的に見えたみもりん(杉咲花)らプラチナ8がまたも何かおかしな動きをしたようで…。慌てるツバメだが、彗(神木隆之介)が「ハブられたんじゃない。おまえがやつらをハブってるんだ!」と言われ、動き始める…。
出演者
広瀬すず
神木隆之介
石橋杏奈
杉咲花
須賀健太
間宮祥太朗
白洲迅
清水くるみ
吉倉あおい
飯豊まりえ
金子ノブアキ
野波麻帆
金山一彦
泉谷しげる
生瀬勝久
浅野温子ほか
原作・脚本
【脚本】
吉田智子
監督・演出
【演出】
南雲聖一
音楽
松本晃彦
制作
【チーフプロデューサー】
伊藤響
【プロデューサー】
福井雄太
難波利昭
八木欣也
【制作協力】
日テレアックスオン

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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ステレオ
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