「楽ラクワンポイント介護」の時間です。
この番組は日常生活でよく使う介護を楽しく楽ラクと行うためのポイントを紹介します。
教えて頂くのは理学療法士の…よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
福辺さん今日はどんなテーマの介助法でしょうか。
立ち上がって座るのに準備の姿勢が必要。
あまり意識しないんですけどもこれをするかしないかで立ち上がりやすさが大きく変わります。
しっかり覚えて下さい。
立ち上がる時の準備の姿勢というのは具体的にどういうものなんでしょうか。
小谷さんこれからモデルの方に2回立ち上がってもらいます。
1つ目と2つ目の違いを見てて下さい。
では1回目。
すっと自然に立ち上がりましたよね。
普通ですよね。
2回目ですねどうぞ。
あれ?何ででしょう。
おお〜。
ひざに手を着いてようやっと立ち上がったっていう感じで難しそうでしたけれども深く腰掛けてらしたからじゃないでしょうかね。
2つ目の方が立ち上がりにくそうでしたよね。
違いは準備の姿勢なんですね。
1つ目…少〜し…。
これが1つ目です。
2つ目は…ああ…介助で前の方に…。
体重移動を利用しながら前に来てもらいます。
お尻からひざ太ももの長さのちょうど半分ぐらいがイスにかかっているこのぐらいまで浅く腰掛けて下さい。
背もたれから離れて浅く腰掛ける。
3つ目は…今ひざよりもかかとが少し前あるいはちょうど直角ぐらいなんですけれどももう少し後ろまでちょうど右足の辺りまで引いて頂きます。
後ろに引きますね。
足を手前に引く。
この3つがとても重要になります。
これが立ち上がりやすい姿勢ですか。
じゃあ立ち上がって頂けますか?すっと楽に自然な動きで立ち上がられましたね。
なるほど。
私たちふだんなら立てる。
その私たちでもこれだけ違うので介助が必要な方であれば立ち上がりってとっても大事なポイントになります。
じゃあテヅカさんいきますね。
まず背もたれからちょっと背中を起こして頂いていいですか?
基本となる準備の姿勢は…
お尻を少し前に持ってきて頂く事はできますか?はいどうぞ。
もう少しだけ足後ろに引いて。
もう少し足後ろに。
では立ちますね。
はいどうぞ。
はい。
ありがとうございました。
イスなどから立ち上がるためにはまず立ち上がりやすい姿勢になるよう介助するという事ですね。
はいそうですね。
ベッドから車イスに移る時とかトイレ介助の時とかついつい介助者側も慌てて忘れてしまうんですけどもこれをやるだけで立ち上がりやすさがとっても変わります。
それともう一つ大事なのはこの介助を続けていくとお年寄りの方も習慣になるのでどんどんどんどん自分でやって頂いたりあるいは立ち上がりもどんどん上手になっていきます。
うまくいけば自立につながるかもしれないという事ですね。
ありがとうございました。
2015/02/07(土) 20:45〜20:50
NHKEテレ1大阪
楽ラクワンポイント介護「イスから立って座る介助法〜準備の姿勢を覚える〜」[字]
介護する人もされる人も「楽しく」「ラクに」介護する方法を学ぶ楽ラクワンポイント介護。第16回はイスから立って座る介助法で準備の姿勢について学びます。
詳細情報
番組内容
楽ラクワンポイント介護では、日常生活の介護の基本技術はもちろん、自立を促す介護術、これまで語りきれなかった「心のケア」の面にも目を向け、介護する人もされる人も「楽しく」「ラクに」介護する方法を学びます。そして介護法を毎回1テーマずつ分かりやすく紹介していきます。第16回は、イスから立って座る介助法で準備の姿勢について学びます。講師は理学療法士の福辺節子さん。
出演者
【講師】理学療法士…福辺節子,【リポーター】小谷あゆみ
ジャンル :
福祉 – 高齢者
情報/ワイドショー – 健康・医療
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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