大科学実験「雲をつかむような話」 2015.02.07


何にさわってるの?もくもくと白いね。
今日は部屋の中に雲を作ることに挑戦します。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
空にうかぶ雲。
手は届かない。
雲を作れないかな?このもやもや雲に似ている?どういう時にできるんだろう?外で息をはくとできる。
部屋の中だと…。
できないね。
体温は36℃。
外の温度は3℃。
部屋の温度は26℃。
もやもやができるには周りの温度のほうがずっと低い必要があるみたいだね。
ガラスに息をはくと…。
水?息はしめってるからね。
もしかしてもやもやの正体って水?雲はどうだろう?水だ!空にういた小さい水滴や氷のつぶ。
それが白く見えるのが雲なんだ。
息のもやもやも正体は小さな水滴。
でもすぐに消えちゃう。
どうやったら長もちするかな?箱?空気を閉じこめて実験するのか。
中を上下に仕切り下をあたためる。
上は冷やす。
息はしめっていた。
水をまいてしめらす。
温度は大きな差があったほうがよかったね。
40℃差を目指そう。
10分後。
温度差ができた。
仕切りをぬいてみよう。
箱の中全体が真っ白。
あたたかい空気と冷たい空気が一気に混ざったんだ。
でも雲がういているようには見えないね。
上下を変えてみる。
上をあたため下を冷やす。
そして中をしめらせる。
しっけがたまってきたみたいだね。
温度が40℃差になったところで仕切りをぬく。
雲のようなものはできていない?あたたかい空気と冷たい空気を混ぜてみよう。
おっ!宙にういているね。
さっきのは一気に混ざった。
こっちのほうが雲みたいだね。
これを大きくしたら手が届く所にぽっかり雲をうかべられるんじゃない?大きな部屋ができたね。
高さ3mの所に仕切りを入れる。
温度差が40℃以上になるまで上の部屋をあたためよう。
あたためるのはこの3台の強力ヒーター。
上の部屋に300℃近い熱風を送る。
さらにお湯をわかしてしめった空気も送りこむ。
下の部屋もしめった空気にする。
窓ガラスに水滴がついて白くなってきた。
しっけがたまってきた。
あたため開始から1時間。
上の部屋をもっともっとホットにしよう!あたため開始から1時間半。
ようやく温度差が40℃以上になった。
準備OK。
あたためるのをやめ空気がにげないようふさぐ。
さあ仕切りをぬくぞ。
仕切りが開いた。
あれ?何もない?雲はできてない?探すこと1分。
おっ!もやもやしている。
うろこ雲のような模様だ。
雲ができる様子を天じょうのほうから見ると…。
2つの部屋の境目辺りにできている。
部屋の中にうかんでるんだ。
あたたかい空気が冷たい空気と混ざり合った部分に雲ができてるんだね。
雲に手が届くかな?おっさわれた!大成功だ!今回の実験でしめったあたたかい空気が冷たい空気と混ざると雲ができることがわかった。
また空気を閉じこめた大きな部屋の中なら30分以上うかばせることができた。
だからやってみなくちゃわからない。
「大科学実験」で。
2015/02/07(土) 19:45〜19:55
NHKEテレ1大阪
大科学実験「雲をつかむような話」[字]

大スケールの実験をスタイリッシュな映像で描く科学教育番組“大科学実験”。今回は湿った暖かい空気と冷たい空気を部屋に閉じ込め、それを混ぜて雲を浮かべることに挑戦。

詳細情報
番組内容
寒いときに息を吐くと、息が白くなる。息と外気に温度差があり、さらに息が湿っているためだ。では、湿った暖かい空気と冷たい空気を箱に閉じ込めて混ぜれば、雲のような白いモヤモヤができるだろうか。幅6m、高さ5mの部屋を上下二つに区切り、上に湿った暖かい空気、下に冷たい空気を閉じ込める。仕切り板をはずせば、手が届くところに雲ができる? やってみなくちゃわからない! 【ナレーション】細野晴臣
出演者
【語り】細野晴臣

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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